【デビュー戦当日】
遂にアイネスのデビュー戦が決まり、レース当日。控室の椅子には、ウマ娘の双子がちょこんとと座っていた。
アイネス「2人とも!お姉ちゃんがいなくてもトレーナーさんやフラッシュちゃんの言う事は必ずきくこと!」
双子の妹達「はぁ〜い!」
フラッシュ「いいお返事ですね」
双子の妹達「わ〜っい!」
「ああ,元気が良いこと」
デビュー戦前、レースを観に来る妹達を代わりにお世話して欲しいとデビュー戦前にアイネスから頼まれていた。
アイネス「ありがとね、トレーナー。2人をここに連れてきてくれて。」
「いいって」
アイネス「お母さんの通院の予定と重なっちゃって…、でも2人共レースを観に行きたいって,ずっと言ってたから。」
フラッシュ「大丈夫ですよアイネスさん、貴方はレースに集中してください。」
「そうだぞ,二人の事はフラッシュと見るから」
「……!あはっ、じゃぁ任せちゃうよ?そろそろパドックの時間だし。あたし,行ってくるの。」
そうして、アイネスはパドックに向かおうとすると、アイネスの妹が慌てていた。
双子の妹A「わわ、まって〜!ルーとスー、お姉ちゃんに大事なことするの!…せーのっ。くるっと回って、ぽんぽんっ!」
双子の妹B「ぽんっ!せーのっ!」
双子の妹達「『お姉ちゃん、がんばれー!』のダンス〜!!えへへ…。」
アイネス「…!わぁ…!スーちゃんもルーちゃんもありがとう!!お姉ちゃん、すっごく元気出ちゃった!お礼に2人にはお姉ちゃんの1着、プレゼントしちゃうだからっ!」
アタネスと別れ、双子の小さな手を引き、フラッシュと観客へと案内する。
先輩「おぉ!来たか」
「先輩、わざわさすみません」
先輩「いいって…、お前の担当ウマ娘として初のデビュー戦やからな」
先輩もアイネスのデビュー戦の勇姿を観に来てくれていた。ま
双子の妹A「おおん〜…これが中山レースじょう…。テレビで見るのとちがうねー」
双子の妹B「人も少ないねー」
フラッシュ「これからあのはデビュー戦ですから」
双子の妹A「ふーん。そーなんだー。」
「楽しみにしていたのと違った?」
双子の妹A「う〜うん。私たち、楽しみだよ!だってお姉ちゃんのレースはあるんでしょっ?」
アルダン「アイネスさんの妹さん、かわいいですね」
エース「サブも大変だなぁ、お守りをしなからだし!」
「まぁ、フラッシュと一緒やから、大丈夫やし」
【パドック】
アイネス「…すぅ〜…ふぅ〜…。」
ウマA「緊張するな、緊張するな…!」
ウマ娘B「お客さん少ないけど,最初だもんね。成績を残せば、アタシだって人気者に…」
アイネス「(ー色んな声が、聞こえる。同じレースに挑むウマ娘さんの声も、パドックの先で待っているお客さんの声も)すぅ〜…はぁ〜…。」
実況「ー」
アイネス「(これは…アナウンスかな?きっといいスピーカー使っているもんね。パドックの音がここからでも聞こえるや。もう、向こうの電光掲示板には私の番号も載ってるのかな?)すう〜…。これが本番。これがー」
実況「本日メイクデビューを迎えるウマ娘の勇姿をどうぞ皆さま、ご覧ください!」
アイネス「トゥインクル・シリーズ…!」
そして、アイネスのデビュー戦が始まった。
ーガコンッ!
実況「スタートしました,各ウマ娘揃って綺麗なスタートしました。アイネスフウジン早くも先頭を切ります」
序盤のスタートダシュはいい感じに切れ、このまま足をまま消耗戦に叩き込み最後で,一気全力を尽くす。
「(流れは良い…そのまま、最後の直線まで足を待て…)」
そして、先頭がアイネスの前最終コーナーに入る。
実況「間もなく最終コーナー、先頭はアイネスフウジンもままー」
「(そこだ….かましたら!)」
アイネス「(行ける…ここで…)だぁぁぁ〜!」
双子の妹「お姉ちゃん〜〜〜〜、がんばれ〜〜〜〜〜!!」
実況「アイネスフウジンが先頭、逃げる!逃げる!更に差を広げて…今1着でゴーーーーーーール!メイクデビューを1着で飾ったのは、アイネスフウジンだーーー」
アイネス「はぁ…はぁ…っ!、…っ。(…まだ感触が残ってる、ゴール板を駆け抜けた時の景色も)あ,は…あははつ…!これがレース、場の…芝…!」
【観客席】
双子の妹「おねーーちゃん!すごかったよー!!」
フラッシュ「素晴らしい走りでした、アイネスさん!」
エース「えぇ〜、結構やるやん。アイツ」
テン「ポンコツのウマ娘にしたら…いい方ですね…(なんか偉そう…)」
先輩「見事だったな,良い走りだった…見直しだぞ」
「いえ、アイネスが頑張って成果ですよ」
アルダン「そりゃ、強力なウマ娘なりそうですね」
デビュー戦後、アイネスの妹達を送り届けて、学園へ戻る。
アイネス「トレーナー!あたし、ダービー!」
「ダービー?」
アイネス「うん、ダービーを取りたいの!ダービーに行って、ドキドキしたい!ウマ娘にとって憧れの舞台を、あたしだって夢見たいの。あたしもダービーに出走してー勝ちたいっ!!」
…彼女のその勢いには、意表を突かれてしまった。でもその為は経験と勝負勘が、まだ足りてない。それらをもっと手早く身につけさせるなら、ジュニア級王者を目指すウマ娘が集うGⅠに挑むのも手だ!
次の『朝日杯フューチュリティスタークス』に目標にしないと。
「(…でもいきなりGⅠが目標だなんて)」
アイネス「…トレーナー。次のあたし、何をすれば良い?」
「『朝日杯FS』に出てみないか?」
アイネス「!わかった、朝日杯FSね!早速準備を始めるのっ‼︎」
「でも、まずは…次のフラッシュのデビュー戦だ!!」
アイネス「遂に、フラッシュちゃんもデビュー戦か〜、頑張ってね!!」
フラッシュ「はい…、必ず勝って…トレーナーさんに相応しいウマ娘になります。」
「よしっ、早速明日からフラッシュはデビュー戦、アイネスは朝日杯に向けて行くぞ!」
フラッシュ「はいっ!」
アイネス「はいっなの!」