皆んなと…前人未到の勝利へ   作:N.Y.にっしーいちご

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第十五R:誇りをまとうに相応しく

フラッシュのデビュー戦に向けて、更なるレベルアップの為に【特別なトレーニング』を行いたい、と言うフラッシュからの申し出を受け、グラウンドへ向かうとー

 

「……,フラッシュ!?…」

フラッシュ「……お待ちしておりました。貴方の到着を期し、身心とも準備一切抜かりなし。では、共に歩を進めましょう。『完璧なる勝利への道』へと。」

 

フラッシュはさながら騎士の様に畏まった雰囲気だ。勝負服姿である事といい、果たして何故なのか…。

「……ど、どうしたんだ⁉︎フラッシュ」

フラッシュ「……おかしい、でしょうか?」

「いゃ…,やけに気合い入りすぎるって言うか…」

フラッシュ「……!、やはり,まだ私では…!ー失礼します!」

 

そうして、フラッシュは走り去って逃げていった。

それを見てたアイネスは、フラッシュへと駆けつけていた。

アイネス「あれ?、フラッシュちゃん⁈」

 

 

【校舎裏】

フラッシュ「……申し訳ありません。突然、逃げ出した所を見せてしまい……。」

アイネス「どうしたの?フラッシュちゃん、らしくないの」

フラッシュ「それは…トレーナーさんから見て、まだまだ私は至らないのかと思うと、恥ずかしくなりまして…。」

アイネス「一体何があったの?」

 

とアイネスはフラッシュの俺から見て何が至らないかと理由を聴くと、どうやら、今まとったる勝負服についての事らしい。

 

フラッシュ「この服を作る時、私は故国を思い出せる意匠に入れてくれるよう、オーダーしました。そして完成します勝負服は、まさにマイスターの魂を込められた物。出来栄えには感服するばかりでした。だからこそ、潰されそうになるんです。この勝負服の重さー」

「重さ?」

フラッシュ「……!、トレーナーさん」

アイネス「いつからいたの⁈」

「先輩から二人が校舎裏に駆け出した事聞いて….それよりフラッシュ、その勝負服対しての重さって?」

 

フラッシュが逃げ出した後、俺はフラッシュを探しに行き、偶々通りかかった先輩と鉢合わせになりフラッシュの事について話すと、丁度さっきアイネスと一緒にいたって事を聞き何かあったのか聞かれ、話すと…

先輩が『あいつの悩みを聞いてあげるのも、トレーナーとしての役割でもあるから。ちゃんと聞きたれよ。お前にしか話せれないから…』と言いわれ、今に至る。

 

フラッシュ「この服を着て背負うことになる故国の”伝統“と"誇り“ーその重さです。故国のレースで走っていた母も、きっと、今の私と同じ重みを感じていたのだと思います。果たして、私にこの服に相応しい振る舞いができているんでしょうか?」

アイネス「それで今日、トレーナーに見て貰おうと思って、その勝負服を着てたのね」

フラッシュ「はい…」

 

ようやく、事情を呑み込む事が出来た俺は、そんな彼女に必要な事はー

「フラッシュ…、とにかくたくさん走ってならる、かな」

フラッシュ「…そうですね。私も,それが正道だと思います。」

アイネス「ねぇ!、それなら私に考えがあるの!」

 

それは、勝負服姿をしたフラッシュとあえて併走するとの事を提案した。そんな気になる彼女の走りはー

 

フラッシュ「……っ、はぁっ!」

アイネス「だぁぁぁぁっ!」

 

……多少、掛かり気味になる場面はあったものの、アイネスといい走りをして最終的には見事、鼻先で1着をものにした!

 

アイネス「はぁっ…、はぁっ…」

フラッシュ「はぁっ…、はぁっ…」

「お疲れ…、フラッシュ、どうだ?」

フラッシュ「ー途中から、意識できていませんでした。自分が今、"誇り“を背負うに相応しい振る舞いができているかどうかー。これでは、この服に着るに相応しくないばかりか、戦った方々にも失礼です。」

 

そんな事をフラッシュが言うと…

 

アイネス「はああ、フラッシュちゃん!いい勝負だったの!一緒に併走して楽しかったの!」

フラッシュ「えっ?は,はいー」

アイネス「くぅ〜、ほんの僅かの差で負けたのは悔しいけど。相手がフラッシュちゃんだと、『もっと私も頑張ろ!』って気持ちになるの。一緒に走ってて気持ちいいの」

フラッシュ「……!」

アイネス「とにかく!次はもっとフラッシュより速くなるから!負けないの」

フラッシュ「ーはい!こちらこそ…全身全霊で貴方に挑ませていただきます。」

「フラッシュはその服に相応しいって事だったな

フラッシュ「……そう思って頂けますか?トレーナー。この服を着るに相応しく、振る舞えているとー」

「あぁ!」

アイネス「あたしもそう思うの」

フラッシュ「……ふふ。ありがとうございます。胸のつかえが取れた気がします。」

「それより…」

フラッシュ「…?」

「その服…、似合ってるし…可愛い//」

フラッシュ「……え//」

アイネス「トレーナー……」

 

と,とにかく何のことはない。既に、彼女は国の誇りを背負うに値するウマ娘になっていた、との事だ。

 

「とにかく、フラッシュ!間も無くデビュー戦だ!絶対に更に誇れる様に頑張るぞ!」

フラッシュ「…はい!」

「そして、アイネス….朝日杯に挑むぞ」

アイネス「ぷくぅ〜」

「……?、アイネス?」

アイネス「別に…(拗)」

フラッシュ「ふっ、ふふっ」

 

フラッシュのデビュー戦のその次はアイネスの『朝日杯FS」初G Iへと向ける。そして…皆んなと一緒…勝利を掴む!!

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