フラッシュのデビュー戦も終わり,ここからクラシック・GⅠ勝利へと向けて2人の新たなトレーニングが始まった。
「アイネス,もっとスピードの出しに気をつけ。フラッシュは曲がる際に体制を内になりすぎない様に」
アイネス「はい」
フラッシュ「はい」
フラッシュは【京成杯】GⅢ,アイネスは【朝日杯FS】GⅠを目標に調整をしている。そして,そのレースで勝てば,2人はクラシック三冠レースに挑戦する。そして,2人が真剣勝負で戦う【日本ダービー】でダービーウマ娘を目指す。
ートレーニング後ー
「お疲れ,2人とも」
アイネス「お疲れ,トレーナー」
フラッシュ「どうでしたか⁇私たちの走り」
「すごくよくなってる!この調子やったら次のレースに間に合う。そのために更にトレーニングー」
2人に新たなトレーニングメニューについて相談しようとすると,何故か先輩が俺らに近づいていた。
先輩「おーーーい!」
「あれっ?先輩,どうしたのですか⁇先輩のチームは今日おやすみって…」
先輩「どうしたじゃないって,お前さては忘れてるやろ⁉︎」
「うぇ⁈、…………⁇なんかありましたっけ⁇」
先輩「お前な…,今日チーフトレーナーが久しぶりに会いに来る事忘れてるやろ…」
「チー…フ……,…………………あぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
完全に忘れてた!!今日は先輩のチーフトレーナーが,毎年この時期に俺らに会いにくるのは決まっていた。先輩も元々はそのチーフのサブトレーナーとしてついていた。そして,先輩がトレーナーになって俺がサブトレーナーになったって言う事だ。
「完全に忘れてました…………。」
先輩「だろーな」
「はい…。」
それから俺は,アイネス達に先輩のチーフトレーナーについて話して今日の午後に会いに行く事を伝え今日のトレーニングを終了した。
そして,俺と先輩はチーフに会うため部室に足を運んだ。
ー放課後ー
チーフトレーナー「お久しぶり,トレーナー。ジュピターの調子もいいみたいね」
先輩「はい!チーフも,お元気そうで良かったです!!」
「お久しぶりです。チーフ」
チーフトレーナー「まぁ!、もしかしてあの時のサブトレーナー!!まぁまぁ,こんなに立派になられてもうすっかりトレーナーね。」
「いぇいぇ、まだまだですよ」
チーフ「私ね,貴方がトレーナーのサブになってくれて嬉しかったのよ」
先輩「ちょっ,チーフ…」
何気ない会話を3人でしてたら,チーフが最近担当に着いたウマ娘に会いに行くことになった。
先輩のチーフは学園のトレーナーとしたは,ベテランクラスで数々トレーナーを生み出しており、先輩もその1人にすぎなかった。そんな大ベテランのチーフについた新たな担当ウマ娘はー
???「はっ、はっ……メニュー終わりました,トレーナー。次のご指示をお願いします!」
チーフトレーナー「お疲れ様ベルちゃん。次は併走だけど…始める前にいい?
彼らが,先日話した私のサブトレーナーとそのトレーナーのサブトレーナーよ」
???「…どうも。」
チーフ「2人共,彼女はベルちゃん……メジロドーベルよ」
「(メジロって…先輩のアルダンと同じの…)」
チーフ「多分最後の担当になるかもね。ずいぶんおばあちゃんになってしまったものね」
ドーベル「トレーナー…」
寂しそうな表情をしているドーベルに対してチーフが慰めていると,エアグルーヴが併走相手にきた。あのエアグルーヴと併走ってまじかよって思った。
チーフ「ベルちゃん,準備はいいかしら⁇」
ドーベル「はい…!先輩,よろしくお願いします!」
ドーベルとエアグルーヴ,2人の併走を3人で見ていた。女帝と呼び声が高いエアグルーヴは【オークス】の母娘二代制覇をしてあり,実力は本物…そんな相手にあの子はついて行くのはやっとだと思ったらー
ドーベル「はっ、はっ、はっ…はぁぁぁぉ!!」
先輩「えぇ…、やるやん…!!」
「………!!(今の加速に,素晴らしいスピード。)…強い子だな…」
天性の才能を感じさせる走りだと思いきや,最後迄決して諦めない勝負根性。
そんな意志の輝きに強く印象に残るものだった。
グルーヴ「実力をつけたな,ドーベル。素晴らしいスピードだった」
ドーベル「いえ,そんな…位置取りとか仕掛けのタイミングとかまだまだです。先輩の前に一度も出られていませんし…。」
グルーヴ「だが,背後に迫られているのを感じた。…いいトレーナーがついたのだな。」
ドーベル「はい!!」
チーフ「うんうん!ベルちゃん,とってもいい走りだったわね」
「ですね……!」
チーフ「あらま!!ふふ,貴方お目目がキラッキラ。…,うん,やっぱトレーナーが選んだサブトレーナーな事があるわね。……凄いでしょう,ベルちゃんは。心も体も,可能性に満ち溢れているの」
先輩「さすがです,チーフ。」
チーフ「あの子の素晴らしい未来を,私もずっと見守っていたいけどー」
先輩「……………、(チーフ…。先日お聞きしたあの件、本当に…)」
浮かない顔をいる先輩によそに,グルーヴと外を一周走って行くドーベルを見送った後俺たちはチーフと一緒部室に戻った行く。
先輩「お前,あのドーベルって子…ちょっとは好みやろ⁈」
「なっ!何言うてるのですか⁉︎」
先輩「顔赤いぞ〜,やっぱ好みなのか!?あんな同期子がいるのにか⁇」
「辞めてください!ですから、あいつとはそんなではないですって!!」
でも実際にはメジロドーベルの素晴らしい走りを何度も反すうしている自分がいた。
ーそのドーベルだが…
グルーヴ「む…………、待て,ドーベル。」
ドーベル「はい……?、あー」
校門の前で1人のウマ娘に多くの記者が取材していた。
ドーベル「…………っ。」
グルーヴ「裏に回ろう。来い,ドーベル。」
ドーベル「はい…先輩。」
そんな俺は,彼女の苦労した過去の事やチーフからある事を託される出来事を知ることとは思ってもいなかった…