アイネスの初G Iが終わり、次はフラッシュが【京成杯】に向けてのトレーニングをしていた。
フラッシュ「はあ、はあ、はあ...
はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。」
「フラッシュの奴、大分気合い入っているな。」
アイネス「次はフラッシュちゃんの番だからね、相当入っているの」
「あんまり無理はしにといいけど...」
ドーベル「気にし過ぎでしょ。普段通りにやっていれば大丈夫だって」
「まぁな」
フラッシュ「はぁ...はぁ...。予定通り、トレーナーさん次のトレーニングは?」
「おぁ、次は〜」
その後も普段通りにトレーニングをこなし、フォームの改善や仕掛けるタイミングをフラッシュと話し合い今日のトレーニングは終了して、フラッシュ達を先に部室に戻らして一人で今日のトレーニングを振り返ってから部室に戻っていると...
???「私で良ければ、喜んで!」
後輩ウマ娘「ありがとうございます、トプロ先輩。私、先輩のまっすぐな走りが本当に好きで憧れで...無理言ってすみません!」
トップロード「大丈夫です!私の走りが勉強になるかわかりませんが.....いくらでも見ていてくださいっ。
質問があれば、後で答えますね。遠慮はなしです。それじゃ、早速いきますよ」
後輩ウマ娘にアドバイスを教えている一人のウマ娘に目を止めていた。
(フラッシュやドーベルのような綺麗なフォームだな)
俺はそう思いながら、少しその子のことを見ていると、
アルダン「あの子の事が気になっているのですか?」
「.....!ア、アルダン?!」
アルダン「ふふ、どうしたのですか?」
「いや、別に。てかあんたこそなんだよ」
アルダン「校内を散歩していましたら、サブトレーナーさんがボーとしているのを見かけましたので。それよりも、あの方の事が気になるのですか?」
「いゃ、ただ見てただけやし…(なんかアルダンと話すの久々だなぁ)」
アルダン「スカウトしないのですか⁇」
「………。いゃ、いいかなぁ。」
アルダン「そうですか…でも貴方の事ですからね」
そう言って、アルダンは去って行った。
確かに気にはなっていたけど、今はあいつらに集中しないとな。
先輩「アルダン。あいつと何話してたんだ⁇」
アルダン「んん〜、新たな出会いのアドバイス?的な。」
【数日後】
ファンタの部室に向かっていると、図書室の隅の席でドーベルが頭を悩ませていた。真剣な表情。一心に何かを描いているようだった。
ドーベル「....いやこれ、輪郭から直さないとダメかも。
一旦消して......あ!」
「あ!」
消しゴムを往復していた彼女の手が大きく滑り、そのまま払いのけるように、机の上の文房具を落としてしまう。
ドーベル「ああもう、やっちゃった...」
「仕方ないな」
手伝おうと、ドーベルに近づきお落とした手帳をこっそり拾う。
開いていたページには、アニメキャラのイラストが描られていた。
「ほらよ。ドーベル」
ドーベル「あ....トレーナー....どうも。」
「アニキャラのイラスト、よう似てるな」
ドーベル「ちょ...勝手に見ないで!!」
「ああ!悪い...」
ドーベル「....どうせ下手だって思ってるでしょ!
「そんなことないって。そのキャラの瞳にたくさんの光を宿していて、未来への希望を感じるし。
それにまつ毛もオシャレやし」
ドーベル「それ...褒めてる?バカにしてない?
あたしの絵..癖があるっていうか、少女漫画っぽいし。似てない自覚があるの。」
「でも...その分可愛いく描けているから....」
ドーベル「...ツそれはもういいから!!「ちょ....近いって///)
あまりにも大き声を出し過ぎたせいか、この後図書委員のウマ娘に注意されて俺たちは図書室を後にして、部室へと向かう。
アイネス「ああ、トレーナー」
「アイネス。フラッシュ。お前らも今からか?」
フラッシュ「ええ。ですが、少し先生に呼ばれて予定していた時間より30分も遅れて」
アイネス「丁度さっきフラッシュちゃんとあって向かってたの。
トレーナーもベルちゃんもこれからなの?」
ドーベル「まあ、たまたま出会したから...」
「図書室でイラスト描いていたどーべるを見かけて...」
ドーベル「ちょ!トレーナー!!!」
アイネス「イラスト!!何何?何のイラストなの?見せて見せて!」
フラッシュ「アイネスさん。ドーベルさんが困るでしょ。それにとれーにんぐの時間だってありますし」
アイネス「まだ時間あるから大丈夫でしょ!
ねぇねぇ、ベルちゃんいいでしょ?」
アイネスの押しに照れるドーベルだったが、観念したのか描いていた手帳を二人に見せると凄く絶賛していており、それに更に熟した林檎の様に赤くなるドーベル。
フラッシュ「アニメお好きなのですか?」
ドーベル「別に...小さい頃は見てたけど。」
「イラストの練習してたやろ?」
ドーベル「たまたま目についたから描いていただけ。
...絵を描くの、好きなの。そのアニメだったのも、単なる偶然!」
「......。偶然か....」
あがり症ゆえ、特別親しい相手以外には身構えてしまう彼女だけど。
個人的な事情や悩みを打ち明けるのは、まだ難しいかもしれないが....
「困っていることがあれば俺らに言えよ。」
ドーベル「え....?....あ...うん。一応、覚えておく....」
アイネス「ベルちゃん、照れちゃって可愛いの」
ドーベル「可愛くないから!!」
フラッシュ「はいはい。二人とも早く部室にいきますよ。これ以上時間押すのも良くないので」
そのでも、多くの言葉を重ねねくても、何となく
このチームで生き生きできそうと、お互いの考えを察せるくらいには、慣れているようにだなと俺はそう感じながら、3人の後ろ姿を見ていた
ドーベル「トレーナー。早く行くよ」
「おぉ」