そして,帰り際にて店にスマホを置きっぱにしていたのをその子がわざわざ届けにきた事により,少しずつ運命が変わって行くことになるとは誰も思えず!
ここがトレーナーと最初の担当ウマ娘との出会いだった…
選抜レース前に先輩に責めて模擬レースでも見てこいと言われ,やむおえなくレース所を足を運ぶと既に模擬レースが始まっており,いつも俺がレース所で観ている場所の柵によじ登って腰を掛けていると,以前のラーメン屋のバイトの子を見かけた。
アイネスフウジン「はぁ、はぁ,はぁっ…」
周りの歓声から聞くに,あの子の名前は【アイネスフウジン】らしく,彼女を先頭にした数人の模擬レースがしていて,既に最終コーナーに差し掛かっており後方からウマ娘たちが一気にギアを上げていく!この中でメジロ家の一人【メジロライアン】が人一倍のスピードとギアをあげていた。
メジロライアン「はぁあああっ!」
追い抜かれたアイネスフウジンは,あの時また爽やかな彼女とは一変,丸い瞳をぎらつかせ,獣のような笑みを見せ…
アイネスフウジン「だぁあああーっ!」
その姿は{絶対,前だけは,譲らない}とそんな声を聞こえる程の背でターフをがむしゃらに駆けており,気づいたらくぎつけになっている自分がいて、あの子と一緒に同じ彼方【ミライ】へ走り出したい,そんな思いからスカウトしようと、足を踏み出そうとしたが…
(俺が,スカウトしてもいいのか…)
ふと,昔の自分の悪い癖が出てしまう。あの日のウマ娘のあの言葉と表情が再び蘇り。
包帯を巻いたウマ娘『貴方のなんか,出会わなきゃ良かった…!』
足を踏み出したまま止まってしまい…あれこれ考えている際に,アイネスフウジンはグランドから去ってしまった。
スカウトにまた二の足を踏んでしまい,先輩チームの【ジュピター】の部室に戻り仕事をしてると。
先輩「模擬レース,見に行ってどうだった⁇」
「はい…気になるウマ娘がいたのですが…」
模擬レースにて,ラーメン屋にいたアイネスフウジンの事を話すと。
アルダン「あら,それってライアンと同じ部屋の方ですよね」
先輩の担当ウマ娘の【メジロアルダン】が入ってくる
先輩「アルダン知っているのか⁇」
アルダン「はい!!ライアンからお話伺っています。とても走るのを楽しんでいらっしゃって,[頼れるお姉ちゃん]って言うてるって仰っていました。きっと今のサブトレーナーさんに合っていると思いますよ!!」
「そうなのかなぁ」
アルダン「えぇ,今も不安と葛藤を繰り返している貴方のいい支えになってくれると思いますよ」
先輩「そうかもしれないな。またこの子にあって話してみたらいいやん!お前の気持ちもわかるが,昔みたいに[がむしゃらにやって当たって砕ける]自信で行ったらいいよ!!」
「……はい…」
先輩やアルダンに後押しさるかのように,アイネスフウジンに会いに向かう決意も持ち出した。
そして翌日も模擬レースがある事なので,再度足を運ぶ事にした。アイネスフウジンがいる事を信じて…