ジャンクヤードの友人へ   作:生姜

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13話 獣の王

 

 セレクト本社ビルの開けっ放しとなった頂上に星が灯る。

 無数の明光が、ケーブルを束ねて作られた脚を駆け上がったかと思うと。

 

 

「ハカイッ……GWぉぉぉぉぉっ!!」

 

 

 ビーストマスターの口から重力砲(プレス)となって放出された。

 狙いはめヒカルのメタビーだ。メタビーへ向けて一直線、帯状に空間が歪み。

 

 

「お守りしますあるじっ……じじじじ」

 

「ナイト!?」

 

「ヒカルチーム、ナイト、戦闘不能! とわっ!?」

 

 

 メタビーを庇ったナイト、その左腕のシールドを貫通して頭までを打ち抜いた。

 ついでに飛び散った破片がミスターうるちの居る中央に散らばり、うるち氏はそれを一心に回避。

 凄まじいまでの破壊力だ、とヒカルは目の前で抉られた地面を見ながらつばを飲み込む。が、これまで世界的なメダロッターとの連戦を重ねたヒカルからしてみれば、ケーブルの役目を果たしている脚部があるために機動力がないこの相手は、どうにかしようはあると感じていた。

 作戦は成功している。

 ロボトル開始とともに攻撃を集中させ機能停止にした1機を経て、既に、残る獣の王は2体(・・)

 こちらの先陣はゴーストだ。メタビーのミサイルを利用して手前左側に貼り付けたビーストマスターめがけて、飛行脚部を付けたゴーストの左腕パーツ「ビームセイバー」の我武者羅な攻撃が襲う。

 

 

「それそれ斬るよー」

 

「!? あさきゆめみしっ」

 

 

 「ビームセイバー」は格闘ながらに光学属性を持つという特殊な左腕だ。サムライという現存個体数の少ないメダロットのパーツであり、夏休み明けに校長先生から(ロボトルによって)いただいたものである。

 光学属性の武器は充填と放熱に時間がかかるのが難点だが威力が高く、一撃に比重を置くゴーストはそれを見事に使いこなしてくれていた。

 

 

「よひもせ ―― ずっ?」

 

「あらあら斬れたー」

 

 

 防御しようとするが、ねらいをつけた射撃の直後で動きが鈍かった。

 両腕の合間を抜け、光の刀が頭部装甲を一刀に両断する。

 と。

 

 

「gるるrぅ、ハカイ……スルゥゥゥ!!」

 

「アブねぇ、ゴースト!!」

 

「? あっ」

 

 

 しかし今度は、無防備になったゴーストの頭を中央のビーストマスターが放ったミサイルが打ち抜いた。

 メタビーがモニターの表情をわずかに強張らせ、焦りの色を浮かべる。

 

 

「これで、オレとコイツとの一騎打ちかよ……!」

 

「メタビー、回避に集中するぞ! 相手のパーツはどれも放熱に時間がかかる。放熱の間を縫って、ミサイルを浴びせていこう!」

 

 

 ヒカルはそんなメタビーに、冷静に勤めて指示を出した。

 メタビーも、言われずともヒカルの指示と考えを判る程度には濃い付き合いになった。なにせこの夏休みの間中、メタビーを連れたヒカルはロボロボ団や悪ガキらとロボトルを繰り広げていたのだ。

 まだティンペットが2つしかない際、時には見知らぬおばさんに多勢に無勢で負けたこともあった。

 サメことロボロボ団幹部のレイカにリベンジを果たしたこともあった。

 ヒカルはナエと天体観測所で良い感じになったりもした。メタビーや他のメダル達はそれをニヤニヤしながら見ていたものだ。

 メダルを壊されたこともあったが、メタビーとの絆はより強く。そしてヒカルを成長させてもくれた。

 これら全て、メダロットに出会った今年の夏休みの間にあったことだ。

 それが今では街の、もしかしたら世界の危機にまで発展している。先生から提示された冒険もいつの間にか壮大になったものだと、感慨深いものである。

 

 

「上等っ! 行こうぜヒカル! やってやらぁ!!」

 

「おう。あのリーダー機は多分、天然メダルだ。リミッターって奴を外されている分、装甲も出力も段違いだし」

 

「へっ。だからって負けてやるものかよ。オレだって天然メダルなんだろ? それにコピーだろうがなんだろうが、ぶっ倒せば終わるんだ。関係ねえよ!」

 

 

 メタビーが前に出る。

 右手でビーストマスターを指差して。

 

 

「聞こえてっかスパゲティ野郎! ナイトとゴーストのカタキの分まで、オレが星の彼方にぶっ飛ばしてやらあ!!」

 

「―― ハカイ! ハカイ、ハカイ!!」

 

「ってどわぁぁぁっ!?」

 

「ぶっ飛ばすのはいいけど、だからまずは回避に集中しろよメタビー!?」

 

 

 

 ◆

 

 

 

 それらヒカル達の横では、ユウダチらもまたロボトルを繰り広げていた。

 自律的に攻撃を繰り出すビーストマスターとは違い、タイヨーは此方を注視しながら指示を出している。

 黒山羊型のブラックメイルが2体。回復薬のヒールエンゼルが1体。ブラックメイルは殲滅力を武器とするメダロットだが、その防御力を伸ばすのではなく、壊れたパーツはヒールエンゼルで治せばいいとばかりの捨て身戦法を取ってくる。

 ユウダチのメダロッターとしての能力は、正直に言って高くない。経験不足からくる判断能力の欠如を補っているのは、ヨウハクだ。

 それでもユウダチは諦めない。慌てず騒がず、まずは身を固め、ヨウハクを中心に組み立ててゆく。

 以前よりも落ち着いたユウダチの様子を見て、タイヨーはふむと口を開いた。

 

 

「以前よりはやるようになったな、ムラサメの娘」

 

「それはどうも、です! 後衛優先! ヨウハクに合わせて撃って、エトピリカ!」

 

「先に行く、エトピリカ!」

 

「へへっ……狙い打つぜっ!!」

 

「どうぞだピヨッ」

 

 

 ヨウハクが後衛……ヒールエンゼル目掛けて突貫する。

 ウィンドクラップのパーツを主とするケイランがもう1体、うひょうひょ言っている方ではないブラックメイルをひきつけている間に、ヨウハクがその横を通り過ぎようとする……が。

 

 

「うおわっ? そっち行きやがったピヨ!?」

 

「うひょぐわー」

 

「! ……お前の相手は後だ! 邪魔をするな、兎め!」

 

 

 ウサギメダルのブラックメイルはなんと、凄まじい脚力でケイランを飛び越えてヨウハクの進路へ接近。そのまま両腕を振り下ろした。

 迫る「デビルハンド」と「デビルアーム」の交撃。

 襲い掛かるブラックメイルの両腕を、ヨウハクは急制動を掛けることで回避……

 何かが、ブラックメイルの後ろで揺らめいて……

 直後。

 

 

「!? むっ……!」

 

「うひょ?」

 

 

 体裁も気にせず、ヨウハクはその場を飛びのいた。

 勢い余って地面を叩いたブラックメイルの攻撃は、隕石が衝突したかのような音を響かせて地面を陥没させている。

 

 

「今のは……!?」

 

 

 ヨウハクが屈みながら息を吐く。回避しようとしたものの、その振り下ろした余波だけで(・・・・・)左腕の「ピコペコハンマー」が抉られてしまったのだ。

 振り上げられた後、両腕の軌道は明らかに精度を増していた。ヨウハク自身、頭パーツの「アンテナ」がそうだから理解できる。後衛による援護の成果が表れていたのだと。

 だが、それだけではない。今の一撃は、明らかに索敵応援以外の何がしかの後押しを受けていた。そうでなければ、空中で急加速した(・・・・・)説明がつかないのだ。

 それはまるで、時間を早めでもしたかのような ――

 

 

「―― が、しかし」

 

 

 再び体勢を整え、ヨウハクが駆ける。傷ついたとはいえ、前衛を抜けることには成功したのだ。

 目前に浮かぶ後衛、ヒールエンゼルに向けて改めて刃を構えた所で、エトピリカからの援護射撃が届く。

 

 

「でっ!? べっ!? ……ちょっと! 痛いじゃ……」

 

「先の一撃、索敵をしてくれたな。礼を返そう ―― ツエエェア!!」

 

「な、い、……の? あ、れ?」

 

 

 ヨウハクが棒浮き(・・・)になったヒールエンゼルを両断。機能を停止させた。

 

 

「ふむ。流石にクワガタ、やってくれる」

 

「? ……前から思っていました。ロボロボたちは、何でカブトとクワガタをマークしているのです」

 

 

 状況を整える間を利用して、ユウダチはタイヨーに問いかける。

 以前もそうであった。ロボロボ団の幹部たちは、ヒカルのことを「カブトメダル」を主にした名で呼称する。

 問われたタイヨーはあごに手を当てながらふむ、と声を出し。

 

 

「戦闘中ではあるがお前の執念に免じてその質問にだけは答えよう。昆虫、特にフシハラ博士の研究によれば、カブトムシとクワガタムシのメダルに集積されている情報というものは、メダロットのとあるシステムと非常に相性がいいらしい」

 

「……脱皮(スラフ)システム」

 

「お前はやはり知っているか? まぁ、わたし達が知ることなどこの程度だがな。それで何をしようか、というのは知る限りではないぞ」

 

 

 タイヨーが語ったスラフシステムというのは、メダロットのナノマシンを使用した自己修復を司るシステムの総称である。

 パーツ開発に携わるムラサメ家の娘であるユウダチは、研究者の名残として知っていたが、予想に反してタイヨーはこれ以上のことを知らないらしかった。

 

(……上に、もっと詳しい人が居るです……?)

 

 と、疑うものの証拠はない。こうして本部へ乗り込んでみても、奥に待ち受けていたのはこのタイヨーとビーストマスター、それにブラックメイル達であったのだから。

 いずれにせよこの決戦がユウダチにとって重要なものであることは変わりない。

 考えている内に刻々と状況は変わる。ケイランが、惹きつけていたもう一方、ヨウハクの言うところの「兎」ではない方のブラックメイルに押され始めていた。

 

 

「ぢゅぢゅうー。んっふ」

 

「ピヨっ……ピヨッ!」

 

「ケイラン! ……っぐえ!?」

 

 

 射撃戦に対応しているエトピリカが、防戦一方となったケイランを援護しようとする。

 そこへ。

 

 

 ごきり ―― ばり、ぼりっ。

 

 

「むぐむぐ。……とりにくぐわうひょー」

 

「兎、キサマッ!?」

 

 

 先ほど攻撃を回避された兎・ブラックメイルが歩み寄っていた。

 頭パーツに噛み付かれたエトピリカは、一撃で両腕と、頭までをも食い千切られている。

 余った電源がバチバチとはぜ、オイルが血液のように噴出す。それらを気にせず咀嚼していたブラックメイルの口元から、

 

 

「戻ってきてくださいです、エトピリカ!」

 

「? うひょぐわー」

 

 

 ユウダチは急いでケイタイにティンペットごと転送した。

 が、それだけでは終わらせない。腕を振るって大声を張り上げ、指示をはしらせる。

 

 

「ヨウハク!」

 

「! ―― 承知!!」

 

 

 意を汲み、ヨウハクがケイランに纏わりついていた挙動不審なブラックメイルを切り捨てに走った。

 

 

「行くぞケイラン!」

 

「ありがとピヨ! ならこっちも……燃やすっピヨ!」

 

「うぢゅうー……ぶへらっ」

 

 

 援護を受けたケイランが、ヨウハクに合わせて攻勢に転じる。

 右腕 ―― メルト攻撃。ケイランのフェニックスメダルが得意とする、強酸による攻撃である。ウインドクラップの右腕だけを、ティーピーというメダロットのパーツに換装してあったのだ。

 ブラックメイルには防御をするという思考がないらしい。不思議そうな目で2体を見つめていたところを、両者の攻撃でもって吹き飛ばされる。

 

 

「戦闘不能ぅ、戦闘不能っっ! ヒカルチーム1、ユウダチチーム2、タイヨーチーム1、野良チーム1残存! ロボトルを続行しますっ!!」

 

 

 ミスターうるちが声を張って戦況を説明する。

 おそらくこのロボトルにおいて戦況など意味を成さないだろうに、とは思うが、公認審判員は職務に忠実である。

 

 

「―― いずれにせよ、残るブラックメイルは沈めなければです……!」

 

 

 残る最大の強敵を相手に、ユウダチは頭を回す。

 ウサギメダルのブラックメイル。格闘戦において、ヨウハクと同等かそれ以上の熟練度を持つ機体。

 現状、ヨウハクは左腕を破損。エトピリカは機能停止。ケイランは脚部を半壊と両腕への深刻なダメージ。

 もっと連携さえうまければ。自分に熟達したロボトルの能力がありさえすれば。ロボトルの練習をしておけばよかったと、今ほど思ったことはない。

 と。

 

 

 ヴヴン。

 

 

「むっ!?」

 

「何の音です?」

 

 

 後ろから響いた充填音に足を止める。

 その大元は。

 

 

「ハカイ、ハkあいiiiーッ!」

 

「ミサイルで対迎撃だメタビー! ……ってだめだ、そういえば弾数がない!?」

 

「おいヒカルぅぅ!?」

 

 

 メタビーと戦っているビーストマスターだった。

 ケーブル状の脚部を波打つ光が昇って行き、カメラアイがぶおんという音を立てて点灯。

 射線上に……

 

 

「巻き添えを食うぞ、ケイラン!!」

 

「ピヨ? ……ピヨッ!?」

 

 

 いち早くさっきに反応したヨウハクが注意を促すも、脚部を破損しているケイランは回避しきれず。

 

 

「ハカイーッ!」

 

 ―― ゴウッ!!

 

 ……ごんっ。

 

 

「ペットネームケイラン、せんと……どわああああっ!? ……ふぅっ」

 

 

 巻き込まれてしまった。

 ついでに飛んだ破片が激突し、ミスターうるちが目を回して倒れこむ。

 

 

「ケイランッ! ……巻き添えでレフェリーさんが気絶したです!?」

 

「レフェリーは捨て置け御主人。それより、これにて最終局面だ」

 

「―― ユウダチ、大丈夫!? メタビーがごめん!」

 

「おいヒカルっ、オレのせいかっ!?」

 

「大丈夫ですヒカル兄さま。ケイランがやられてしまいましたが……ヨウハクが居てくれます」

 

 

 これを機に、ビル屋上を駆け回っていた2人が合流する。

 ヒカルとユウダチは背を合わせ、ヨウハクはタイヨーを背後に庇うブラックメイルと。メタビーは外壁から身体を覗かすビーストマスターと対峙し、じりじりと間合いを計る。

 

 

「遠慮はいらん。やれ」

 

「ロボトルうひょぐわー」

 

「ハカイ! ハカイ! ハカイ!」

 

 

 兎・ブラックメイルがゆらゆらと揺れる。

 揺れるのを見て……はじめに思いついたのは、ヒカル。

 

 

「……ピーン!」

 

「? ヒカルお兄さま。口頭で擬音を発するなんて、もしや、妙案が浮かんだです?」

 

「おお、すげーなちびっこ。いや、オレは判ったけど、今のヒカルの意味不明な行動でそこまで判るとか」

 

「御主人とヒカルの兄君との間にも確かな縁があるということだろう」

 

 

 その周囲を獣の王と兎黒山羊に囲まれながら、少しずつ輪を狭める。

 各々がヒカルの言葉に耳を傾け、

 

 

「ごにょごにょ……ってことでどうだい? あのビーストマスターのタイミングが読めるのかは、ちょっと不安だけど」

 

「これ以上ない案かと思いますです。流石はヒカル兄さまです。……ヨウハク?」

 

「わたしは賛成だ。ただし、あの兎との決着はわたしが着けさせてもらおう。任せるのは一撃だけだ、カブトムシ」

 

「へっ、オレだってあのスパゲティヤローをぶっ飛ばす役目を譲るつもりはねーよ!」

 

「決まったみたいだな。……それじゃあみんな!」

 

 

 構える。

 ヒカルの顔には笑みが、ユウダチの顔にもどろりとした笑みが。

 2人の表情をみたタイヨーも、意気込みを感じたのであろう。

 

 

「ふ、ふはっ、ふはははぁ!! ……行くぞ! やれい、キラビット! ……モグモグフヨード(・・・・・・・・)!」

 

「ロボトルうひょぐわー!」

 

「ぐ、ぅ……ハカ、イイイイイーッ!!」

 

 

 このタイミングだけ。

 ビーストマスターは何故か、兎・ブラックメイルが駆けるのと同じタイミングで充填を開始した。これこそが最大の僥倖だったかもしれない。

 

 

「―― しくじってくれるなよ」

 

「―― そらこっちの台詞だ! ヒカルの邪魔すんじゃねーぞ!」

 

 

 メタビーとヨウハクが一点に集まり、背中を合わせた。

 ビーストマスターとブラックメイルの攻撃点が、重なる。

 横に移動したヒカルとユウダチが機を計り、指示。

 怪訝な顔を浮かべるタイヨーの前で ――

 

 

「「……今だっ/ですっ!」」

 

「その電源ケーブル、貰い受ける!!」

 

「こっち来る前に、落ちやがれっっ!!」

 

 

 互いに目標を(・・・)入れ替える。

 ヨウハクがビーストマスターへ、メタビーがブラックメイルへ向けて。

 昇り来る光の波が……充填が終わる前に、ヨウハクのソードがケーブルを切り倒す。

 

 

「御免!」

 

「ハカッ、ハカカカッ!」

 

 

 メタビーが両腕から銃撃を放つ。

 両腕を振り上げたブラックメイルの充填より早く、その脚部を無数の弾丸が撃ち砕く。

 

 

「オラオラオラッ!!」

 

「うひょっ」

 

 

 仕事を終えたメタビーとヨウハクは、放熱を行いつつ、今度は対象を再度入れ替えて。

 

 

「待たせたな、兎 ――!」

 

「今すぐ楽にしてやっからよ!!」

 

 

 攻撃にかかる。

 しかし相手も、それらを迎撃しようと充填を整えていた。

 ブラックメイルが右手を伸ばし、ビーストマスターが口を開く。

 ヨウハクが迫り、メタビーが雄たけびをあげる。

 

 

「行けぇっ、メタビー!!」

 

「お願いします、ヨウハク!」

 

 

「ハカ、イ ―― ッ!」

 

「うっ、ひょー」

 

 

「「 オオオオ雄々ォォォッ!! 」」

 

 

 メタビーとヨウハクの叫びが重なる。

 ユウダチとヒカルは声援を送りながら ―― 彼らの背中に薄羽のようなものが見えた気がしたが。

 相打つブラックメイルとビーストマスターも、揺らめく雷光を纏ったような気もしないでもないが。

 それも、ほんの僅かな、瞬きの合間のこと。

 瞬間、辺りは閃光に包まれる。

 

 





・スラフシステム
 メダロットの自己修復を支える機能。
 ロボトル後に機体をある程度自己修復させてくれるのはこの機能である。お小遣いにやさしい子供の味方であるが、損傷の度合いによってはやはり新品に買い換えなければならなかったりする。
 スラフ=脱皮。

・がむしゃら攻撃
 脚部の推進力によって攻撃力が上がる。ゲーム通りの仕様。
 しかし実際には飛行タイプの脚部には「かくとう」の値が低いものが多く、威力の代わりに成功値が犠牲となるジレンマ。
 作者私が多用する。

・急加速
 ウサギメダルは充填放熱といった機能を促進するのが得意です(ぉぃ


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