これを書き終わるときには新車が納車されてきてウキウキ。
でも古い方はどうしようか……売るかどうか考え中。査定は相当低い模様。
走行距離は11万キロ越え、中古で12~3年乗り回したんだ、無理はない。
いくらで売れるかなぁ……? そもそも売れるかどうか不安。
そんで、それとは関係なく投稿は続く。
※
今回、スパロボにあまり関係なくネタをぶっこんでいます。
『北斗〇拳』や『ジ〇ジョ』は平常通り(?)ですが、特に直前に見た『ヘ〇シング』とか『幼〇戦記』とか『風〇探偵』とかには影響されていません。
エエ、本当。シンヨウシテ。
前回までのお話は───
『スーパーロボット大戦30』の世界に跳ばされたカルディナ、ヴィータ、V.C.は転移先にあった日本の企業の社員、高鷲に交渉し、カルディナはスポンサー兼社長となる。
同じく機械獣に追われていた少女、アズを助けたカルディナは自らの経緯を話す。
そしてこの世界で活動するために企業活動を行う一環でCMを世界中に流すが、それが密かにアズ達を追う、元『A機関』代表───連邦軍のファイクス・ブラッド准将に知られてしまうのであった……
……どうも、アズ・セインクラウスです。
とうとう私の所在がバレてしまいました。
私は元々孤児でとある施設で被験者にされていました。
そこは連邦軍の施設で、私は『ラボ』と呼んでいた場所……正式には『A機関』という場所らしいです。
というのも、拉致同然に連れて来られて、訳の解らないまま訓練させられて死んじゃう人もいっぱいいて……辛い事がいっぱいありました。
何とか逃げようとエッジという人と共謀し、自分達が無能だと思わせ、油断していた隙を突いて逃げ出しました。
それから世界各地を旅していたのですが……結局、お兄ちゃんと慕ったエッジさんとも『A機関』の記憶がフラッシュバックしてしまい、一緒にいるのが辛くて分かれて行動する事に。
……その後はカルディナお姉ちゃん、ヴィータお姉ちゃん、V.C.お姉ちゃん(?)と一緒に成り行きで会社を経営する事に。
楽しかった。頑張れば頑張る分だけ商品が売れて、私の考えで業績が伸びて、そして他のみんなも生活が豊かに、幸せになっていく……今でも夢に出てきて、今はその度にカルディナお姉ちゃんが一緒に寝てくれています。
でも商品を売るために出したCMが原因で、私の所在がバレてしまい、『ラボ』にまつわる人達がやって来たのです。
そして私を無理矢理……
「ごめんなさい、私のせいでこんな事に……」
「ああ、それはどうでもいいのよ。生きていれば追われる事もある……それは事前に知った上でアズを誘ったのよ。その点に関しては微塵の後悔もないわ。」
「カルディナお姉ちゃん……」
対象に接触していれば、対象の思考が読める能力を持つカルディナお姉ちゃん。出会ったその日に能力の事を教えてくれたので、私の考えを知った事には然程抵抗はないし、理解を示してくれて受け止めてくれた。
でも、捕まえた連邦軍の人達を山積みにした上で、微笑ましく笑うカルディナお姉ちゃん。
その笑う顔は頼もしいけど、罪悪感とか全然ないんだと、ちょっと引いちゃう。
その下で、女性の兵士の人が悔しそうに恨めしそうにお姉ちゃんを見ています。
「お、お前……このままタダで済むと思わない事ね。私達の帰還が遅れれば怪しまれ、そして更なる増援がまたここに来る。そうだろう?認識番号1064、コード:AZォッ!」
「!?」
「『A機関』の被験体……お前は逃げられやしない。そしてお前達を匿ったお前達もぉ!?」
「喧しい。お前達の言い分など知った事じゃない。」
頭を鷲掴みして無表情で語るカルディナお姉ちゃん……あ、ダメ!その人の頭がミシミシ言ってるぅ!
今日に至るまで何度かありましたが、こんな時のお姉ちゃんは『容赦』というものが原子分解します。
公爵令嬢、コワイ……
「人の家に土足で踏み込み、なりふり構わず奪う者……人それを略奪という、そんな事も知らないのかしら?」
「わ、私達は略奪など……私達の行いは正義ぃぃおあッ!?」
「了承なし無許可同意なしの行いは犯罪と同じ……お前達下郎に正義を語る資格無し。塵になるか、解体されるか……選びなさい。」
「あがががが……!?」
ああ!言い回しはカッコいいけど、首!首が!可動域が!
それにその選択肢、どれも変わらないよ!
今まで商品に不当ないちゃもん付けに来たバイヤーを似たような方法で撃退したのは記憶に新しいけど、今日は更に上をいってるよ!
ヴィータお姉ちゃん、あと数ミリ!あと数ミリって煽らない!!
流石にこれ以上限界ッ!ってところで手を放したので殺生はなかったけど、兵士の人は気絶した。
そして次の言葉が決定的でした。
「さて……ヴィータ。高鷲さんに連絡しておいて。『ちょと連邦本部に戦争仕掛けてくる』って。」
「お嬢様、戦争はいけません。」
「ああ、そうねごめんなさい……じゃあ、『ちょっと連邦本部
「わかりました、その様に。」
アウトォォォォーーーー!!!!!
「ダメ、ダメだよお姉ちゃん!!戦争ダメ、ゼッタイ!!社会的にも物理的にも先日もそれをやって───って、ヴィータお姉ちゃんもそう軽々納得しない……って、受話器先の高鷲さん、何で軽~くOK出してんですか!?」
「大丈夫、大丈夫。冗談だから、言葉の比喩。〇しなんてしないわよ。」
「そうです。軽~くお休みになってもらうだけです……永眠ですが。」
「字面ァッ!!」
《アズさん、人はいつか死ぬんです。それが今回は連邦本部の人間なだけ……命は諦めた方が気軽ですよ?》
「社員ですら命の価値が薄っぺらい!!」
《それはもう……これまでの社長の行いを省みれば、理不尽な行いをした者がどういう末路を辿るか……ご存知でしょう?》
「……うう、否定出来ない。」
他社やどこぞの組織が不条理に邪魔して、大義名分を得た場合、カルディナは社会的に潰して来ている。
それを社員達は散々目の当たりにしてきており、その度にアズのツッコミスキルが磨かれる機会が増えた。
現代に社会的に暗殺してくる『必○仕○人』が現れたとか、ネット界隈では地味に話題になっており、例え模倣犯ですら社会的に殺される始末。
公爵令嬢、コワイ……
「ですが現実的に、連邦側が今回の事を知った場合、どう出るかは容易に想像できます。後戻りも出来ない状況ですし、やる事は一つしかありません。」
「という訳で、今回は連邦軍の本部の○○をサクっと潰してきます。」
「え、ええ……??」
……という、『ちょっとコンビニ行ってきます』的なノリで連邦本部に向かいました。
やっぱり公爵令嬢、コワイ……
連邦軍本部を全て監視出来るモニタールーム、そこに勤務している兵士は暇を持て余していた。
拡大し続ける世界各地を監視、指揮する中央管制室と違い、監視室は連邦本部の敷地内を監視するモニターを映す場所。
とはいえ周辺監視も大切な任務であるが、激化する戦線とは異なり、ここは然程トラブルもないが、いつテロリストやゲリラが現れるか、わからないが────やはり暇なものは暇である。
監視中、画面にノイズが僅かに入る。
ここ最近、たまに入るのだ。以前に調べてもらったらもうそろそろカメラの耐久限界年数が大幅に過ぎていたらしい。だが常時戦時下の今はそんな使える以上は交換の申請が通り辛い。
早く取り替えてほしいものだな……
そう思い、思わず欠伸が出てしまう中、
「あふ……んん??」
正門のゲートに大型のトラック一台。
門番の兵士が大型の車を静止させ、運転席に寄る。
それに応じて運転席のガラスが下り、兵士と顔を合わせる光景が。
トラックの運転手は連邦の兵士のようだが、突如として必死の形相で何かを訴えているようだが……
───パァン!
その瞬間、破裂音と共に画面が半分赤黒くブラックアウトする。
その刹那に
見間違いなければ弾け飛んだのは、頭───あまりにもおぞましい光景が広がるが、モニター画面を見ていた兵士達は頭が追い付かない。
だが事態はそんなものなどお構い無しに、疾風怒涛に推して進む。
半分生きているモニターに映る車から、乗員人数以上のグラサンかけた黒服達が濁流の如く降りて来たのだ。
そして整列すると、画面中央に長いスカートの端らしきものが映る。残りは黒く塗り潰されて見えない。
《──あーあー、テステス……本日はお日柄もよく……よし。え~、本日は~、連邦軍本部を~、予定通り制圧しまーす。ルールはただ一つ……出会った連邦軍関係者は───例外なく、皆殺し!、以上!》
「───!?」
《それでは選手代表──ザドキエルさ~ん。》
《は~い。》
突然行われた演説モドキ。
そして現れたのは、この兵士が偶然知っていたもの……この世界にもあった、某転生幼女の少佐、そのコスプレをした幼女*1は規律正しい軍人の行進をして前に出る。
《それでは……『せんしゅせんせ~、ぼくたちわたしたち、くろふくいちどうはせいせいどうどう、めのまえのれんぽーへいしたちを───』》
《───します。』という訳で……連邦軍の兵士達よ、宣誓はした。貴殿等には我々が健やかなる死を贈ろう。》
監視カメラの存在をあらかじめ知っていたのか、カメラ目線で幼女は宣告してきた。
ちなみに間にヘ〇シングを入れたのはどういう事だ?!
《あ、ちなみに本日は特別ゲストを招いている。》
《お招き頂きありがとう。私の事はヘ〇シング機関の……『伯爵』、とでも呼んでくれたまえ。》
《あ、どうも。私は『婦警』と呼んで下さい。》
《私の事はァ……『神父』とでも呼んで貰おうかィィ……ィィエエーーーーィメンッ!!》
何故か『汚い〇峰』と『強力〇本』という言葉が頭に浮かんだ。
っていうかヘ〇シング!?
どちらも合っているのか、間違っているかは不明だ。そして片方は間違っている───そんな思考が頭を横切った。
ちなみに幸か不幸か、この世界の漫画文化に『ヘ○シング』や『幼○戦記』があるのだ。
故にこのミリタリーオタクの兵士は知っている。そしてその知識が「もし本物なら……」と思わせ、背筋が凍った。
《……と言い訳で、本日はゲスト流の大量虐殺方式で進軍させていただく。では師団の諸君、状況を開始する!砲撃手、所定エリアに対し攻撃用意───てぇー!!》
その瞬間、基地全域に物理的な激震が走る。信ずるなら、正門に展開するだけではなく、基地全体に部隊を展開し、一斉号令にて攻撃を開始したと思われる。
現に基地の各箇所で被弾を表したアラートがひっきりなしに鳴っている。
被弾個所は100を超えたところで数えるのを止めた。
ちなみに、某幼女戦記娘が指揮し、ぶっ放したのは爆裂気化術式とかいう、魔法版気化爆弾である。『貴方はそこにいますか?』で有名なフ〇ンリルと同じようなものである。
被害は甚大、とかいうセリフでは生温い、壊滅状態だ!!
……と思ったら。
《──Fenrir,Execution.》
独自の音声と共に、今まで感じた事のない激震が走る。
(まさか、ほ……本物のフ○ンリル!?)
その瞬間、モニター中央の動力室の表記が消滅した。
ちなみに『蒼○のフ○フナー』もアニメである。
だがフ○スト○ムは来てない。
良かったね、本物じゃなくて。
《ふむ、狼煙の一撃としては申し分ないな……ん?》
《少さ……じゃなかった、ザドキエルさん。一つ宜しいでしょうか?》
別の黒服が某幼女の横に歩み立つ。
黒く長い髪の軍服美人*2であった。
《何かな?ガブリエル……殿。》
《具申します。殺しっぱなしでは駄目かと。あれでは埋葬するにも手間がかかります。》
《ふむ……形が残っていればいいのかな?では広域破壊は控え、銃殺、撲殺、殴殺を丁寧にやって下さい……といった具合かな?》
《その様であれば問題ないかと。》
《了解した、各隊に近接戦闘用意の連絡急げ。遠距離戦では跡形も残らんだろうからな。》
天使を名乗る人物が簡単に殺人を宣言した。
どんな進言だ、コンチクショウ。
しかも『銃殺、撲殺、殴殺を丁寧に』って何だよ!と突っ込みたいが、そんな事をしている場合ではない。
それから監視カメラのマイクから、何十、何百といった靴音が正門を通るように聞こえる。
これは完全に大規模テロリストの進軍であると判断した。
「は!そうだ、急いで緊急警報を鳴らさねば……ん!?スイッチが効かない!?何故―――ぐもッ?!」
「……それは今の映像音声がフェイクで、既に賊が侵入している査証です。目の前の映像が常に真実を映しているとは思わない事……ダミー映像に騙されぬよう。」
「ヴヴヴ?!(だ、ダミー?!)」
誰かは見えないが、物凄い力で押さえられているため、聞こえる女の声が恐ろしく響く。
そして最近の違和感に、確信する。
まさか、最近の映像のノイズか!?これはハッキングされていたのか!
思考が真実に辿り着いた瞬間、彼の視界はくるくる回り、自分の身体を下から見上げる―――
その事実を受け入れた瞬間、兵士は錯乱しながら意識がぷっつり途切れ、最後に見たのはこちらを淡々と見下ろすメイドであった。
そして地球連邦本部の基地内部は、テロリストが来た方が遥かにマシな、阿鼻叫喚の地獄の極みに陥っていたのだった。
《こちらFエリア担当、兵士8名を確認。》
「な、なんだお前ら―――?!」
エリアに侵入してきた数人の男女様々な髪型髪色の黒服達。
妙にイキイキして兵士達に突撃する。
《よし、汚物は消毒だァ!もちろん拳でな!》
《ヒャッハー!!》
《アーータタタタタタタタァァ───!!》
《オラオラオラオラオラオラァァ───!!》
《アーーリアリアリアリアリィィ───!!》
──北斗百裂拳ッ!!
《 《 《 オォォーーワッタァ!! 》 》 》
「グベバァ!?」
猛威を振るい、敵を打ち砕く百裂拳!!そして爆散する兵士達!
抗う事も出来ず、辺りは血の海da!
だが違うものが紛れてるぞ!
「何やってんだお前ら。『北○の拳』やってんのに、勝手に掛け声に『ジ○ジ○』混ぜるなよ。」
《あ、隊長*3。サーセン!》
「ったく、そういうのはちゃんと統一しろよ。お嬢様に怒られるぞ。」
「あ!侵入者発見!直ちに迎撃……!」
「──無ゥゥ駄ァ、無駄無駄無駄無駄無駄無駄ムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダムダ、無駄ーッ!!からのォォォ……タンクローリーだァァ!!」
生き残りの兵士を持ち前の『DI○様』ボイスで響かせ、猛撃で殴るサタン。
オーバーキルでは?と言わんばかりに兵士達を挽肉に変えた後、突然出現したタンクローリーを叩き付け爆発、複数のエリアがまとめて爆散!辺りは瓦礫と化し、肉は灰に、血の焦げる鉄臭い異臭が辺りに充満する。
連邦の兵士の生き残りはいない……
だがそんな惨状の中でも黒服達は平然としていた。
《……サタンさん、アニメはアニメでも、タンクローリーはOVAの方ですよ。破壊力はこっちが上でしょうが。》
「しまった!」
だがセリフと演出を間違えたのはいただけない。
爆炎の中で項垂れる光景は何とも滑稽……と言うが、与えた被害は甚大。
だが、OVAも好きだ──そんな独白が聞こえた。
そして、こんなふざけた大虐殺が基地内各地で行われていたのである。
とあるエリアでは強屈な黒服*4が……
──北斗残悔拳ッ!!
《……秘孔を突いた。7秒後にお前等はもう、死んで―――》
「「「あべし!!」」」
《爆散するの早い!(涙目)……やはり慣れない事はすべきではないな。》
「いたぞ!ここも賊が──!」
《──ならば、ユニバァァァァーーーースッ!!!》
「ぎゃああああッ!!!」
北斗の拳を繰り出すのに失敗(ただし爆散)しており、平常運転(?)で落ち着いていたり……
《無理をしてキャラ付けなんかするからです。こういう時は無難に……イーゲルンシュテルン、てぇー!!》
また、あるエリアでは連邦軍とは違う軍服を着た女軍人(魔乳持ち)*5
《次いでゴッドフリート、てぇー!!》
「なんて奴らだ、こうなったらMSで対抗───!?」
《オォォーーラオラオラァ!!ぶっ潰れろぉ!!》
MSに乗ろうものなら、某ク○トウ○ル・ブ○キウムに搭乗した某闇堕ち騎士*6が怨嗟の叫び声と共に必殺技を極められ、MSが握り潰され、格納庫が大惨事に。
またとあるエリアでは『丁寧に撲殺しよう』という謎のテーマに拘る黒髪長髪の黒服の美人*7と数人の黒服天使が、兵士一人一人を並べて、バッティングの練習のように大型のメイスを振り抜いていた。
《え~、こうじゃありませんね……そう、こう!》
「や、やめ……!?」
───パァン!!
《ん~、やっぱり違いますね。》
《それでは頭が弾けるだけです。》
《力加減が難しい……》
《では───こう!》
───パァン!!
色々危ない試行錯誤をしていたが、ナニをどうしたいかが迷走する行為である。
ナニが弾けたかは今更である。
更に……
《──さあ兵士共よ、早く立たないか、さあどうした?まだ足が千切れただけだぞ、かかって来い!
使い魔達を出せ!!体を変化させろ!!足を再構築して立ち上がれ!!銃をひろって反撃しろ!!
さあ夜はこれからだ、お楽しみはこれからだ!!さあ
「ふざけるな!こっちは精一杯やってるんだ!これ以上どうしろと───ブッ!?」
《誰が喋ろと言った、こちらの
《マスター、もう撃ち込んでますよ。それと足の千切れた相手にどう立てと言うんです?》
《婦警、お前だってバカスカ劣化ウラン弾を撃っているだろうが。》
《情けない奴らだァ、お前らは
「止めろ、止めてく───」
《……我らは神の代理人、神罰の地上代行者、我らの使命は、我が神に逆らう愚者をその肉の最後の一片までも絶滅すること――ィィエエーーーーィメンッ!!》
「グハ───ッ!?」
《おい『神父』、何を勝手にやっている?イ○カリ○テの坊主はいつから無信者を殺すようになったのかな?》
ズドン───バァンッ!!
《『伯爵』ゥゥ……お前に言われる筋合いはないぞ。それとも貴様から殺ってくれようか?》
ズバッ────ドシャリ
『伯爵』が語れば銃で撃たれ、『神父』が吼えればナイフで首から上が別れる。
言い争いなんてすれば、周りに死体の山が築かれる。そして以下永遠に続く。
なんて迷惑な永久機関だ。
《ちょっと2人共、何言い争てるんですか!?というか、話しながら流れ弾を周りに当てないでください。》
《五月蠅いぞ、婦警ィィ。それに勘違いするな。我等の味方はヴ〇チカンの信ずる神……それ以外の教えを信ずるものは、全て敵だァ。それに暴力を振るって良い相手は異教徒共と化物共だけ……わかるかァ?ちなみに首を飛ばしたコヤツはカ〇リックの教えから外れた糞〇〇〇〇の信者……殺すに値する。》
《ふむ、それは賛同する。〇〇〇〇は戦いの神とか言う偶像を真正面から推進し、無秩序に無益な戦いを推し進めるゴミの集団だ。それだけで殺すに値しよう。》
ズドン───バァンッ!!
《ふん。貴様から賛同されるとはな……だが目障りなのは事実。仕方ない、趣向を変え今は異教徒狩りをしてやるゥゥゥ……貴様達は震えながらではなく、藁のように死ぬのだ!ィィエエーーーーィメンッ!!》
《だあぁぁーー!!!なんか話がまとまって、タッグ組んでるぅぅーー!!この光景自体が恐ろしいッ!!》
《五月蠅いぞ、婦警。お前の背負う『箱入り息子』の方が我々より戦果を出しているだろうが。》
《作者も流石に「やり過ぎた」と反省している逸品だぞ。殲滅どころか、基地を更地にするつもりかァ?そんな
《マ、マスターが持っていけって言ったんじゃないですかぁ!!》
《何の事かなぁ??》
……と3人で一個師団クラスの殲滅劇をしているゲスト達。
近づいていようが、離れていようが、受ける被害は甚大を超えて凄惨の一言。
対人(サイズ)戦闘で、こいつらを引っ張ってくる事自体が過剰戦力だったりする。
「……あらあら。皆さん盛大にやってますわねぇ。」
それはさておき、基地内エリアを制圧した報告が続々と送られてくるのを耳にしながら、連邦軍本部が大惨事の中を悠然と歩く、とあるお嬢様がいた。もちろん他の黒服達と同じくグラサン装備である。
そしてその後ろを堂々と歩くメイドと連行される女の連邦兵士、そしておどおど付いて歩く水色髪のツインテール少女が。
「な、何だ貴様ら、こんなところに……もしや、首謀者か!?」
「だとすれば?」
「取り押さえ──いや、総員奴等を射殺しろ!!」
「おお怖い。では私も殺されないように……」
───ジョインジョイン,カルディ~ナ~
「!?」
「何だ今の音声は──!?」
「では痛みも感じず──安らかに眠りなさい。」
──
てーれってー♪
北斗有情破顔拳……それは『北○の拳』のキャラクター、北斗神拳四兄弟が次兄、ト○の必殺奥義である。
秘孔を直接突かずとも、胡座をかいた状態のまま、左右に掲げた両手からレーザーのような闘気を放つ事で、相手に痛みを感じさせず、寧ろ快楽と共に安らかに
カルディナはそれを独自の魔力と魔法、そして三重連太陽系の医術により再現したのであった。
現に、両手から放つ光を浴びた兵士達を安らかな顔にさせ、次々と関節が激しく捻じり、自壊していく。
だが、これで終わりではない。
「では、本気を見せましょう───!」
──グルングルン,カルディ~ナ~
──
て~れって~♪
北斗有情鴻翔波───それはゲーム『北斗無双』で出た、北斗有情破顔拳の上位にあたるト○のゲームオリジナルの最終奥義である。
宙に浮かび上がり、両手から放たれる闘気の極太レーザーで有情破顔拳と同じように相手を心安らかに爆散させるのだ。
その技の仕様により、有効効果射程は有情破顔拳よりも広い。
そして誰が名付けたか、別名『北斗有情ローリングバスターライフル』。
だが極太レーザーを浴びた者は死に怯え、悶えながら死するのではない。
(強制的に)心安らかに爆散するのだ、Yes!
命は粗末にするモノッ!
そして宙に浮かび上がり、兵士達にレーザーを浴びせ続けるカルディナは最高潮である。
その眼下には血みどろ、爆散して飛び散った肉片の海が。
少なくとも原型が残っているかすら怪しい。
「ウフフ、フフフ……オーッホホホホ!!!さあ、安らかにお眠りなさい──!!」
「……カルディナお姉ちゃん、何やってるの?」
「それはもちろん、連邦に全力で嫌がらせ、ですわ。」
「ぜ……全力で嫌がらせ。」
ただ一人、黒服ムーブに影響されず、普段通りの衣装のアズは、
「1人連行しようとした報復が……これか!貴様ら、ふざけるな!!こんな事に何の意味がある!?」
ヴィータに捕縛され、道案内がてら連行されているファイクス・ブラッドウッド准将の側近、ヘラウテーラ・フォルディングが鬼の様な形相で抗議の声を上げる。
ちなみに正門でトラックから警備の兵士に「逃げろ!」と暴れたのは彼女である。
彼女にも黒服の衣装を着させ、サングラスを掛けさせている徹底ぶり。
だが、そんな抗議は許さない。
そして意味はある。
「一つは『連邦本部の完全な敗北の証』。見なさい、内々で行われた挙げ句、どこの組織かもわからないようなテロリストに完膚なきまでにやられた……そうなれば『連邦』という組織の『信用』『信頼』はどうなるかしら?」
「な!?」
「世間に公表しようものなら、それはもう混迷極まる今の世界では、完膚なきまでにガタ落ちよね?『連邦本部は1000人程度の組織に壊滅させられた』だなんて、笑えるじゃない?」
「お、お前ェェェーーーー!!!」
「まあ、流石に私もそれじゃあ困るところはあるから……それでもう一つの目的『取引』。」
「取引、だと!?」
「そうよ。さあ、無駄話はここまで……事態を収拾したいなら案内しなさい、ファイクス・ブラッドウッド准将の元に。」
だが、それを彼女に拒否できる剛胆はなかった。
「……うう。」
ファイクスが目を覚ました。
(……何が、起きた?確か賊の侵入の知らせが入ったと思ったが、その瞬間扉から侵入者が入ってきて、撃たれたはずだが……)
その時の賊は黒服の格好の男女2人で、マシンガンを構えながら「貴様はケバブにチリソース派か!?」「それともヨーグルトソース派か、答えるんだ!」とか訳のわからない質問をしてきており、つい「オーロラソースだが」と答え、「「そんな無難な返答が通ると思うな!!」」と撃たれた。解せぬ。
変な質問とはいえ……私は自分の好みを述べたまでだが、あの質問は何だったのか。
そんな事はどうでもいいが……現状は自分の部屋にいるようだが、椅子に座らされて腕を拘束されているため、身動きが取れないのはわかる。
だが体に痛みはなく、撃たれた傷は最初からないようだ。
幻か、と思ったその時──
「───あら、随分と早いお目覚めですわね。ファイクス・ブラッドウッド准将。」
「お前は……」
目の前の来客用ソファに悠然と座る、まだ成人にも満たない女子供がいた。
だが、その放つ雰囲気は歴戦の兵士にも劣らない……いや、それ以上の気迫を放っているのをファイクスは肌で感じた。
そしてその周りにはメイド服の女と、拘束された側近の部下がいた。
「准将……本当に、申し訳ございません───ッ!」
『コード:AZ』を回収しに行ったであろうヘラウテーラが拘束され、膝を付いていた。
気丈な彼女が泣いて謝る様子を見ると、ここまで連れて来られたであろう間、心を相当折られていると察した。
そして───
「……認識番号1064、コード:AZ。お前か。」
「初めまして。ですが、今の私はアズ・セインクラウスです。」
「……そうか。」
確保目標の1人としていた『コード:AZ』がそこにいた。
多少怯えながらも、自らここに来るとは思わなかったが、この状況を仕組んだのが目の前の白い髪でアルビノの瞳を持つ人物だとすれば、全て納得がいく。
睨むようにその人物を見ると、嘲笑うかのように微笑んだ。
「初めまして、ファイクス・ブラッドウッド准将。私は、カルディナ・ヴァン・獅子王・アースガルズ。今現在アズの保護者ですわ。」
「……随分若いな。只者ではない……何者だ?」
「そうですわね、こちらのデータで言えば……『DBD』でこちらに来た者───そう思って頂ければわかるかと。」
「『DBD』……なるほど、別の世界の住人か。目的は何だ。」
「単刀直入に申します───アズに関わるのは止めて頂きませんか?」
「断る。」
「今回の襲撃を世間に公表すると言っても?」
「……なるほど。この騒ぎはそのためか。」
規模こそ不明だが、テロリストに連邦本部が陥落した───そんな事が世に公表されてしまえば連邦の面子は丸潰れである。
それこそが目の前の人物の目的……いや、
そしてここまで行う理由こそが、コード:AZ……今はアズと名乗る被験体のためだとファイクスは瞬時に理解した。
「だが断る。」
「随分拘りますわね。ですが『A機関』の所業……それすらも公表すると言ったら?」
「同じ事。私がどうなろうとも関係ない。だがこの星の未来のため……その戦力として、そのアズ・セインクラウス、その力が必要なのだ。」
「くッ……強情な。」
特大の揺すりネタを吹っ掛けてもその意思は微動だにしないファイクス。
事前にファイクスの人となりは調べていたが、ここまでとは予想外だ。
「ならば逆に尋ねる、お前は何故にそのアズとやらを匿い、庇う?」
「知れた事……アズが私の『妹』ですからですわ。」
「それだけの理由で、ここまでの愚行を行うのか?」
「理由はそれだけで充分。己の大切な者を守れず、何の力です。」
「連邦を……世界を敵にしてもか?」
「然り。こちらからも問いますが、たかが一人の女の子に、何をさせるつもりです?追い回し、追い詰め、何をさせるつもりですか?」
「抗い、倒す力がこの娘には秘められている。これはその力を引き出す過程に過ぎん。」
「そう……(……何かあるとは思っていたけど、やはり特殊能力の類いな訳ね。)」
アズと出会って以来、V.C.と共に密かにアズを調べていたが、薬物投与や実験の痕跡があったため、何かの被検体だった予想はあった。
それは大当たりだが……
(もしかして、主人公であるフラグなのかしら……まさかね。)
流石にアズをスパロボの主人公とは断言出来ないお嬢様。
それはその通り、サブ主人公です。
しかし予想以上にこの男を説得するのに難航する。
ファイクス・ブラッドウッド、この男の意思は例えどんな犠牲があろうとも揺るがないだろう、己が危うかろうとも。
そんな時───
「──失礼します。お取り込み中でしたか?」
「ああ、V.C.。」
そこに現れたのは白衣を纏い、白髪の頭、顔に白い無面のアンドロイドであり頼れる超AI、V.C.。
本日はウキウキ気分で身体を新調してこの場にいる。
「構わないわ、今この男をどう言い負かそうか試行錯誤中だから。」
「難航していそうですね。報告があるのですが……」
「聞くわ。」
「まず、制圧作戦を開始し58分、現時刻を
「そう。」
開始してから一時間も経過せずに、連邦本部はカルディナの手に堕ちた。
その報告にファイクスは緊張が高まり、ヘラウテーラは絶望した。
カルディナの簡素な返事が逆に真実味を持たせているのだが、その偉業を達したところでカルディナの顔は晴れない。
「拘束中に軽傷者が数名出ていますが、特に問題なし。ですが……」
「何か他に問題でも?」
「はい。任務中に基地内の回線から、こちらに干渉可能な電位体が現れたのですが……」
「高次元体?」
「はい、こちらです。」
こちらをどうぞ、というジェスチャーで示した先に現れたのは、拘束された女性のホログラム。
《ム゛ーーーー!!!》
白のシルクに身を包んだ『女神』と言えるような容姿をした人物であるが、多少肉付きが良すぎるのが目に毒である。
だが、そんな人物が極限まで海老反り、口にギャグボールであられもな過ぎる姿で拘束されて、恥辱と憤怒で激怒している光景には、一同目を覆いたくなる。
……というか、どうしてそこまでやった!?
「……ちなみに聞くけどV.C.、どうしてそんな恰好で拘束したのかしら?別にロープで芋虫状態でもいいと思うんだけど。」
「どうしてと尋ねられても……我々に敵対行動を起こし、
「OK!!もういいわ。」
「了解。」
危うくアブナイ夜の趣味を暴露されるところだったが、時既に遅く、全員から白い目で見られる羽目に。
そんな時、拘束された女性がギャグボールを嚙み砕き、大声を上げた。
大声は巨大な音の波となり、全身を揺さぶり、その場にいた者達の思考を奪う。
流石に笑い話で済ませられない状況になった。
「う、ああああ!?」
「うぐぐぐ……!!」
「……何これ?」
「洗脳性電波の観測を確認。先程封じたものはこれになります。」
「確かに……一定の基準、思念を強烈に刷り込んで来る強烈な電波ね。さしずめ《教従の波動》ってところかしら?」
《……許さん、許さんぞ、下等な人間共よ!今までに味わった事のない恥辱!貴様ら、全員殺してくれる!》
美しい筈の顔が怒りで歪み、見るに耐えない醜い形相となっている。
だが怒りの原因が原因なので、ある意味正当性のある行為ともいえなくもないが……
「……あれ?そんなに痛くない?」
「む?どういう事だ?!以前より支配されん、だと……??」
《ば、馬鹿な!?効いておらんだと!?何故効かぬ、どういうことだ!!》
どうやら電波はここにいる誰にも効いていないようだ。
そして……
《──はきゅっ!?》
突然発せられた波動に、電波も止まり蛇に睨まれたカエルの様に怯えるシルク姿の女。
そしてゆらりと立ち上がるお嬢様は、いつの間にかダ〇ルドライバーをキメている。
更に仮面越しに、発してはいけな謎の起動音と、真っ赤な光の尾を引く眼光で睨み付け、殺意の波動を放つ高性能アンドロイドもダ〇ルドライバーを!
「V.C.、行くわよ。」
「判りました。」
大仰なBGMが鳴ったと同時に、カルディナが身体半分黒く、半分緑の仮〇ライ〇ーWに!
ちなみにV.C.は倒れずに「頑張れ~」と応援。
ドウシテ!?!?
「……今こっちは取り込み中なのよ、悪いけど後にして下さります?それとも『洗脳』とかいう下劣な行為を振りかざして、今更正当性を訴える気かしら?」
「そんな姿勢で拘束したのは謝罪致します。ですが貴女は先に仕掛けた。電位体の中では非常に高位でしょうが、貴女のその発する電波は人体に対し非常に有毒なものであります……故に、そんなものを向けられてしまっては、こちらも考えがあります。」
それでも響くWから2人の声!
《ふ、ふざけるな!下等な地球人に我が──!!》
「だから黙れ。」
《ふぎゅ!?》
「「
《や、やめ──!!》
「……やめない──V.C.!!」
「行きましょう──」
「ひぎゃああああっ!!」
そして爆発と共に、変身を解除するカルディナ。
……貴女方は人間ですか?
いえ、レヴォリュダーとアンドロイドです。
電波以上の
電位体程度であれば余裕で機能停止にさせる、あらゆる事象を封じる
カルディナがいれば、V.C.がいれば、どんな次元の存在にすら干渉可能だ。
電子の海に存在する相手だろうが、その存在は無意味である。
……もう、何でもありだなぁ。
変身解除をするその光景を間近で見たファイクスは、息を呑んだ。
「……さて、とんだ邪魔が入ったわね。話の続きを──」
「──待ってくれ。その女の力は完全に……封じられたように見えるが……」
「……え、ええ、そうよ。あの女にあったであろう
「少々領域は広かったですが、時間が掛かった程度で、あっさりと。」
「そういう訳で、さっきの洗脳性電波はないわよ。私の名前をかけていいわ。これで何があろうとも、あの女の邪魔はないわ、間違いなく──」
「……わかった、ならば我々は降伏する。アズ・セインクラウスの身柄も諦めよう。」
ファイクスの口から出たのは、まさかの降伏宣言。
「准将!?」
「……ヘラウテーラ。気持ちは解るが、この者達は我等の目的の
「……本当かしら?」
「断言する。」
「……わかったわ、ならこのバカ騒ぎも終わりにしましょう──V.C.」
そしてカルディナはV.C.に指示を飛ばすと同時に、指を鳴らす。
すると、モニター画面の凄惨な光景が、まるで最初からなかったように消え失せ、そこには倒れているものの、息をしている兵士達の姿があった。
「はい──『各員に通達、現時刻を以て目標を達成。よって『お祭りは終了』。繰り返す、『お祭りは終了』。各員は状況を終了しプラン
『『『『 了解 』』』』
「これは、一体……」
「それはもちろん……『最初から最後まで、殲滅劇なんてなかった』ですから。」
ファイクスやヘラウテーラが狐につままれたような顔をしているが、それも無理はない。
つまりこういう事である──
「ウフフ、フフフ……オーッホホホホ!!!さあ、安らかにお眠りなさい──!!」
「……カルディナお姉ちゃん、何やってるの??」
「それはもちろん、連邦に全力で嫌がらせ、ですわ。」
「ぜ……全力で嫌がらせ。」
しかし凄惨な光景が広がる中、アズには
それどころか、アズには不思議な力を使って宙に浮かび上がっては、くるくる回るカルディナの姿。
また、黒服達は兵士達をアクションまがいの動きで追いかけては『タッチ♪』して、タッチされた兵士は猛烈な眠気を催し、うずくまる。
そんな兵士を黒服達はせっせと、丁寧に壁へと連れて行っている。
血みどろや血の池の光景は何処にもない。
爆発による施設の影響も微塵もない。
全てきれいなまま、大勢の兵士達が通路で悪夢にうなされて寝ている光景しかない。
……何故か?
タネを明かせば、なんて事はない。
カルディナは事前に連邦軍本部全域に『幻影魔法』を展開し、3日間かけて本部そのものを違和感漬けにしたのだ。
そして本日、正門前にて天使召喚と悪魔召喚を行い、同時に『幻影魔法』の感度を最大限に、現実とは別に脳に干渉して、夢でリアル同然の五感を感じとれるヴァーチャル・リアリティー空間を形成したのだった。
そして行われた虐殺は高位次元体である天使達、悪魔達に触れられる事で五感が刺激され、『幻影魔法』と相まって、あたかも殺されたように錯覚し、現実では非常にリアルな夢を見ているのと同じストレスを体感させていたのだ。
なお、『幻影魔法』での虐殺は黒服達やカルディナが掛けているグラサン型のVRモニタを通して見ている世界がそうであり、アズのように裸眼で見ているだけでは、端から見れば「何やってるの?」と言わんばかりに、エフェクトもない怪しい動きをしている集団でしかない。
また、基地内の監視映像と『幻影魔法』はリンクしており、『幻影魔法』=仮想高次元空間内の動作は全てリアルタイムで映像化されている。
つまり、天使達、悪魔達が干渉しても全て『悪い夢』で片づけられる遊び場が今の連邦本部であり、日頃の鬱憤を晴らすには丁度よい、天使と悪魔の遊び場がここに生まれたのだった。
また、基地内のシステムは全てV.C.が掌握しており、外部からの連絡、また全世界の戦況、及び支援は下準備に3日掛けた分、状況を把握した上で、少しの怪しさもなく行っている。
星一つを管理していたV.C.には造作もない事だ。
外から見れば普段と変わりない連邦本部。
しかし中では殺戮まがいのVR戦(強制参加)を開催中で、撃墜判定を喰らった連邦の兵士達は眠らされ、悪夢を見ている。
なので……
《大変です!!厨房のスタッフが転んだ拍子に包丁で指に怪我を……!!》
「何ですって!?すぐに手当てしてちょうだい!!」
眠らした際に転ぶ、倒れる等で怪我がないように細心の注意を払っているが、そうなった場合は新たに創られたV.C.の同位分体『コスモスシリーズ』と医療班の天使、悪魔達がすぐさま向かう。
怪我をしたらすぐに手当てを!怪我?そんなものはなかった、イイネ?(必死に治療)
……VRでの凄惨さはどこへいった。
「という訳で……私達の演出───『惨劇
「まったく……敵わんな。」
実に手の込んだ『いやがらせ』であった事に、ファイクスはこの上なく呆れ返った。
ため息を吐き、そして、さてどうしようかと思案するファイクス。
「カルディナ、と言ったな。その娘……アズに関わるなら、お前にも聞く権利がある。どうしてこうなったか知りたいことを話してやる、聞いていけ。」
「ええ。皆様の目覚めにはあと30分は必要なので。」
「……そうか。」
「宜しいのですか、准将?」
「こうなってしまっては話したところで関係なかろう。それに……こうなった以上は嫌でも巻き込ませてもらう。だがその前に……」
「??お茶ぐらい出しますわよ。」
「そうではない、その……その女、簀巻きぐらいには出来んか?」
「その女……あ。」
「流石にそんな恰好でそのままとは……話に集中できん。」
ファイクスが目を背けながら指差す先……そこには、あられもない姿で気絶するシルク
「あ~……大変失礼いたしました。」
連邦本部を無血開城したカルディナ。
しかしこれにはカルディナも頭を下げるしかなかったのだった。
《NEXT》
《次回予告》
遂にアズを守り抜き、ファイクス・ブラッドウッド准将を降伏させたカルディナ。
准将より語られたのは、カルディナとV.C.が片手間で封じた女……オルキダケアの存在と、敵対勢力との因縁であった。
そして全てを知ったアズが思い悩む中、謎の敵対勢力の集団が連邦本部を襲う。
出撃するカルディナの背を見送る最中、アズに准将が見せたのは、アズのために用意された、抗いの一手。
無限に交差する戦果の中、己の中で見出したアズの答えとは?
そして意を決したアズが遂に、凶鳥と共に戦場へ飛び立つ!!
次回『お嬢様と往く、スーパーロボット31』
05、『お嬢様、凶鳥と出逢う』
……という訳で、今回のオチはいつもの『全てユメマボロシですが、何か?』です。
ネタの厳選はしていますが、テーマは非情に手抜きだなぁ、と思います。
それが性分だと言えば仕方なし(ちなみにどちらが?)