魔法科高校の劣等生 規格外な力と異常な心   作:ほっとひといき

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とりあえず投稿を。


入学編02

クラスメイトがざわついている。

エリカが口を開けてポカーンとしている。

美月のメガネがずれ落ちる。

しかし、それも無理がないだろう。

なぜなら本来二科生しかいないはずのこの教室に今年の新入生総代、つまり一科生の中でもトップのエリートがいるからである。

「何でここにいるんだ?桜花。」

「決まってるじゃない。このクラスだからだよ。」

余計にわけがわからなくなった。

クラスの面々も混乱している。

しかし、その心の内は奇跡でも起こったかのように一つだった。

 

ーーーーこの学校、バカなんじゃないの?ーーー

 

今年の新入生総代を満足に魔法の授業も受けられないクラスに入れるというのだ。宝石をゴミ箱に捨てるようなものだ。

本当に入学してよかったのか?

そう思わずにはいられなかった。

 

「でも、よかった。これでクラスも達也くんと一緒だね♪」

「・・・誰も文句を言わなかったのか?」

 

そして、桜花の次の一言がクラスを凍らせた。

 

「最初はAクラスだったんだけど校長先生に頼んで変えてもらったんだ♪最初は渋ってたんだけどCADを向けたらすぐに変えてくれたんだ♪それにしてもひどいよね、私と達也くんを別のクラスにしようだなんて。私は達也くんと一時たりとも離れたくないのに。」

 

またもクラスの心は一つになった。

 

(この人、・・・ヤンデレだ)

そうすると達也がなにやら薬を取り出して飲みだした。

疑問に思うクラスメイトのうちエリカが代表して声をかけた。

「達也くん、・・・その薬は何?」

達也は無表情のまま言った。

「頭痛薬と胃薬だ。」

クラスメイト、全員号泣である。

 

 

この時から、司波達也は「苦労人」となり司波(紅葉)桜花は「ヤンデレ美人」、「達也の妻」という認識になった。

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

桜花はすぐにクラスにとけ込んだ。

才能のあるなし以前に人格に好意を持てるからだ。

最初は一科生だからと警戒していたクラスメイトも桜花は特別と認識したらしい。

 

そして、学校が終わると同時に達也たちは学校を出た。

深雪と喫茶店で合流するためである。

しかし、今回はエリカと美月もついてくるというイレギュラーがあったが。

 

 

 

 

 

 

 

「遅くなりました。」

「やけに遅かったね。何かあったの?」

「それをお姉様が言いますか・・・!?」

 

5分後・・・・

 

 

 

深雪が遅れたのは8割桜花のせいだった。

何せ新入生総代が最優秀クラスにいないのだ。

おかげで1ーAは大混乱だったらしい。

さらに、生徒会長七草真由美から生徒会に入らないか?

というお誘いが来て断ってくるのに時間を費やしていたらしい。

 

「先生からは後に通達するといっていましたが。」

桜花に白い視線を向ける深雪、いや深雪だけではない。

エリカも美月も白い視線を向けていた。

しかし、桜花は全く気にしていなかった。

その後、喫茶店の中は彼らが出ていくまで想子が吹き乱れていたそうだ。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 

 

エリカたちと別れ家に帰ってきた達也たちは学校のことを話ながら夕食を食べ早めに寝るとした。

桜花は司波家に居候という形になっている。

だから、達也に油断は許されなかった。

 

 

「深雪、桜花は・・・」

「部屋に行きました。」「そうか・・・」

桜花は凄まじい。以前、達也が寝ていた時に気づかれないように耳元で

 

「司波達也は紅葉桜花が好き」「司波達也は紅葉桜花が好き」「司波達也は紅葉桜花が好き」「司波達也は紅葉桜花が好き」「司波達也は紅葉桜花が好き」「司波達也は紅葉桜花が好き」「司波達也は紅葉桜花が好き」

と繰り返していた。

 

 

また、達也の部屋からは盗聴機と隠しカメラが大量に見つかった。桜花が来てからである。

 

 

一番ひどかったのは魔法を惜しみ無く使って達也が寝ている間に下着姿で寝床に潜り込んで来たことである。

起きたとき達也は絶句した。

 

 

四葉真夜に報告したところ文面で

「ほおっておきなさい、ただし避妊はするように」

と帰ってきた。端末を握りつぶしてしまった自分は悪くない。

「お兄様、ではお気をつけて。」

なぜ寝るだけなのにまるで戦地にいくような言葉をかけられなければいけないのだろう?

ある実験によって感情の起伏が小さくなった達也はその心で小さくため息をついた。




盗聴機と隠しカメラってヤンデレのステータスだよね。
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