西風の相談役   作:マジックテープ財布

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40話:そして──

 ソウジロウからもたらされた想定の斜め下の報告から少しした後、ナオキは<グリフォン>に乗って<エターナルアイスの古宮廷>へと急いでいた。

 

「阿呆が……」

 

 轟々と吹き付けてくる風の中、ナオキは何度目かも分からない罵倒を吐く。誰に対して、何についての罵倒なのかはさておくとして、そんな誰の耳にも入らない罵倒を時折挟み込みながらナオキは再び至高の海へと飛び込んだ。

 

 死亡者──そう、死亡者である。

 ナオキの想定では<大地人>の被害はそんなに出ないと思っていた。なにせ<冒険者>が前に出る以上は<大地人>が被害にあう機会は限りなく少ないため、この戦いおける<大地人>の被害者は軽症者が多数。最悪で欠損含めた重傷者が数人といった計算をしていた。

 

 だが、現実はそう甘くなかった。ソウジロウから報告された死亡者は6人で、その内5人が宮廷内の警備として城壁の上に上がっていた兵士だという。彼らは総じて新兵でレベルが低く、<緑小鬼>(ゴブリン)の放った矢が運悪く頭部に命中したのだとか。

 これはナオキは弓の射程について、貴族や指揮する騎士たちは<緑小鬼>(ゴブリン)軍の使用する武器についてよく分かっていないことに起因する。なので、<緑小鬼>(ゴブリン)というあまり強くもないモンスターの使用する弓など城壁に届くこともないだろうという希望的観測が見誤ってしまったのだ。

 ただ、ナオキは別に軍事関係に明るい知識人でもなければアドバイザーでもない。そのため、特に反省することなく『運が悪かったんやろうなぁ』と他人事のような考えで次の本命──1人のとある<大地人>の運用について反省し出した。

 

 かの者はセルジアットから託された近衛の1人であった。密偵としても騎士としても一定の水準以上の近衛たちの中で最年少(といってもそれなりの歳なのだが……)で、ナオキが何かあった時のためにあらかじめ決めておいたパーティの<妖術師>(ソーサラー)の少女が前衛をやり過ごした<緑小鬼>(ゴブリン)に襲い掛かられる状況を前に何故か飛び出してしまい──その後は察するに余りある流れだ。

 いくら初心者<冒険者>用の装備を貸与して防御力を上げようとも、初心者に毛が生えたレベルの<大地人>がレベル80以上の<レッドキャップ>が率いることで<大規模戦闘>(レイド)級モンスターへと昇格した<緑小鬼>(ゴブリン)の攻撃に耐えきれるはずもなくい。その行動は文字通り肉壁にしかならないとナオキは再び『阿呆』と罵倒する。

 

 とりあえず今は死亡者を纏め、シロエが言っていた『応急処置』を行ってもらってはいる。ただ、ナオキの頭には2つの考えが揺れ動いていた。

 

「無理に起こさず、このまま眠らせるべきなんかな。でも、怨念とかあったら怖いなぁ」

 

 そう呟きながらナオキは<マジックバッグ>に手をやる。その中には<チョウシ>を発つ前、シロエにルンデルハウスの移送費として払ってもらった6つの<黄泉返りの冥香>が入っていた。

 ナオキが考えていたこと。それは<黄泉返りの冥香>による数分だけの復活である。ただ、彼はシロエのような高レベルの筆写師でもなければ彼が行った契約による<大地人>の<冒険者>化のリスクは本人以上に危険視している。

 それがなぜ復活ということになるのか。それは単純に彼らの未練──俗に言う『遺言』を聞くためであった。

 

 <エルダー・テイル>にはゴーストやゾンビといったホラー系のモンスターも多数いる。大抵は人気のない墓場や廃墟であったり、ハロウィンのようなイベントではそこら辺のゾーンに湧いては<冒険者>に狩られる存在だ。

 だが、この<大災害>という妙なところでリアルな世界でのホラー系モンスターはどういった立ち位置なのだろうかというのがナオキの疑問であった。

 たまにオカルト系の動画やブログを嗜む彼の記憶では、諸説あるが幽霊というものは死者が恨んだり、妬んだり、未練があったりといった強い念によって現世にしがみ付いている姿である。そんな存在であるアンデッドモンスターが多少リアルなこの世界でゲームのようにぽこじゃか生まれるだろうか。

 

 もしかしたら、怨念によって死んだ瞬間にモンスターに変じるかもしれない。もはや考えすぎの域かもしれないが、仮にそうなってしまった場合は<大地人>にとっては死んだ兵が強いモンスターになった。<冒険者>からしてみれば守る存在、近衛に至っては守ってくれた存在がモンスターになったといった具合である。そんなモンスターと相対して倒せるかと言われたら、ソウジロウはともかくナオキは首を横に振るだろう。

 

 何度も言うが、これは検証すらもしていない仮定に仮定を重ねたナオキの妄想だ。だが、死人の肉や様々なアイテムを使った末に出来上がったとされる濡羽の偽物を間近に見たナオキにとって『絶対あり得ない』とは口が裂けても言えなかった。

 

「良かった、宮廷自体は見た目的に大丈夫そうやな」

 

 色々考えている内に<エターナルアイスの古宮廷>が見えてきたナオキは思考を切り替えて全体をザックリと確認し出す。どうやらあれほどの大部隊の襲撃にも拘らず、壁も宮廷も破壊されていないことに彼は安堵の息をついた。

 これでもし宮廷の部分や壁が破壊されて場合、何かと<冒険者>相手に中々事情を説明しなかった貴族のことだ。きっと、『なんだ? 大勢連れてきてもこの体たらくでは<冒険者>も当てにならないか』と<冒険者>と手を取り合う姿勢を見せたレイネシアや<円卓会議>に向かって嫌味を言って来ていただろう。

 

 そうなってしまえば再び振り出し──否、関係性が前よりも酷くなることは明白である。ひとまずはそういったことにならずに済んだという安心感を持ちつつ、ナオキは残る懸念材料であった死亡者への措置をするためにソウジロウと念話で連絡を取りながら<エターナルアイスの古宮廷>の広場へと降下していった。

 

***

 

 <七つ滝城塞>(セブンスフォール)<緑小鬼>(ゴブリン)が<冒険者>と激突してもうすぐ1年が立とうとしていた。目の前のことを遮二無二でこなしているとそうでもなかったが、いざ後ろを見ると色々あったと実感する。

 

 

***

 <エターナルアイスの古宮廷>の<緑小鬼>(ゴブリン)を押し返した後、ナオキはもらってきた<黄泉返りの冥香>を全て犠牲者の前で炊いた。その効果で時間制限付きだが生き返ったそれぞれは、彼の指示で未練がないように近くの仲間に別れや愛する者への伝言を頼んでは再び永い眠りへついていった。

 このことが幸いして<自由都市同盟イースタル>の中での<西風の旅団>──ひいては上部組織である<円卓会議>のイメージアップにつながり、ここぞとばかりに鬼畜メガネことクラスティやシロエが張り切っていた。

 

 しかし、別にナオキにはそんな打算的な考えや偽善者ぶりたいわけではなかった。

 ただ、単純に妄想を飛躍し過ぎた結果なだけ。そんな棚から牡丹餅が落ちてきたナオキはというと、ひたすら『お化けになられたら怖いやん』と遠い目で語っていたとか。

 

 

***

 条約締結で<マイハマ>の城を訪れた際にはサラもギルドメンバーとして連れて行ったが、ナオキはあろうことか彼女をそっちのけで散策して偶然濡羽と出会った。

 あの頃は件の偽物のせいですっかり疑心暗鬼になっていたこともあって目の前から抱きしめようとしてくる濡羽を華麗に避け、そのまま馬乗りになって短刀を突きつけるという失礼千万なことをしてしまったが、このことが契機で彼女が<Plant hwyaden>(プラント・フロウデン)内にて自分の意見を言い出したと<放蕩者の茶会>(デボーチェリー・ティーパーティ)時代の仲間であるKRが言っていたので結果的には良いことだったのだろう。

 

 ……まぁ、その後にソウジロウが世話を焼いてくれるだろうという目論見が外れ、徐々に自分の欲望らしいことが芽生え出した彼女に付き合って公衆の面前で踊ったのは、さすがのナオキも恥ずかしかった。

 一応言い訳をするとナズナやソウジロウにサラのことを頼んでいたはずなのだ。それなのに彼らは彼女を見ていなかったため、ナオキは未だに彼らに対して根に持っていたりする。

 

 

***

 次にソウジロウが偽物の濡羽を倒した際に残っていた宝玉が暴走したことがあった。まるで子供のような姿をした濡羽を拾ってきたソウジロウに<西風の旅団>が揺れるほどの騒動が起こったが、ナオキの仲裁で何とかなった。

 ただ、名づけにおいては最初こそナオキやナズナからとったらしく『クロキ』や『クロナ』といった名前を付けては違うとばかりに首を傾げ、最後にどう考えても腹黒メガネを連想したのが見え見えな『クロエ』と名付けてご満悦なソウジロウを殴りたくなったのはナオキだけではないと信じたい。

 

 その後は装備品を強奪される事件を経て、まるでどこかのバトル漫画のように悪のクロエが姿を現す。その時は思わず『魔人ブ●かいな!』と魔人の名前をツッコむが、世代ではなかったのかソウジロウなどの若手からの微妙な反応にナズナたち共々ジェネレーションギャップを起こしたのは今も忘れない。

 

 しかし、実際に戦ってみると強かった。あわや全滅すると思われていたが、その流れをソウジロウとナオキが変えた。

 <西風の旅団>に保護されていたクロエがソウジロウの手にあっても認識していなかった力──<天眼通>という口伝の使い方を教え、<暗殺者の血脈>(ブラザーフッド)の中にある歴代の指導者(マスター・アサシン)の意思が<暗殺の極意(アサシネイト)>という口伝の使い方を教えたのだ。

 

 空を走る軌跡を捉える天眼通は攻撃ではなく防御や回避の口伝。慣れない力でたびたび負傷しながらも着実に攻撃を回避する裏側で完全に気配を消し、相手の呼吸と呼吸の隙に致命傷を与える口伝である<暗殺の極意(アサシネイト)>を打ち込む。

 回避盾と火力という相性が良いバディだが、それでも決定打には程遠い。次第にほころびが出始め、さらには回避すら不可能な広範囲攻撃には<天眼通>や<暗殺の極意(アサシネイト)>が効かないという弱点まで看破されてしまった。

 結局、この攻撃でナオキが戦闘不能。村雲の太刀という武器の特性で自分だけ助かったソウジロウが起死回生の手段を取ろうにも悪のクロエによって看破され、最終的に<西風の旅団>が保護したクロエ──善のクロエの自己犠牲よって収束するが、数日しか接点を持っていないにもかかわらず彼らの心にはポッカリと穴が開いてしまう。

 

 

***

 鮮烈な記憶は数あれど、特にナオキの記憶に残っているのは秋ごろに開催された天秤祭である。あれは<西風の旅団>に居た中で1,2位を争う凄まじさだった。

 

 まずは天秤際が開催される前が何とも言えなかった。

 話の発端は天秤祭のあれやこれ、各所への連絡や情報収集のあれやこれと寝る間も惜しんで活動するインドア軍師であるシロエの下に<D.D.D>や<三日月同盟>、そして我らが<西風の旅団>のサブギルドマスターが殴りこんできたことから始まる。

 彼女たちはそれぞれ自分のギルドで抱えた問題をシロエに協力してもらおうとしていたらしく、当然ながらそんな隙間はみじんもないことで断ろうとするものの、生来の草食系のために腹黒メガネはここで困ってしまう。そんな時、にゃん太の発案でカレー大会を開く流れとなり、それを風の噂で聞いたナオキはアシスタントとしてサラを誘って<西風の旅団>とは別にエントリーした。

 

 最初こそ『裏切り』と誹られたナオキであったが、彼としては自分たちの問題をシロエに片づけさせるのはどうかと思ったために聞かぬ存ぜぬを貫く。それでも、にゃん太がせっかく開いた大会なので面白みがなければつまらないという意図を込め、1番最後に回してもらったシロエの大好物であるトロットロのナスが入ったナオキ特製──()()()()()()は見事失格となった。

 なお、『なんでハヤシライスなんだよぉ』と泣きつつもシロエはお代わりもしたのだとか。

 

 そんなこんなで天秤祭当日。ギルドホール全体が<大規模戦闘>(レイド)前のように殺気立っていたので、そんな中に<大地人>であり<西風の旅団>で1番か弱き生物であるサラを居させるわけにはいかないとナオキは彼女を連れだした。

 しかし、<大地人>と<冒険者>では体力に差があり過ぎるので近くにあった<ダンステリア>というケーキ屋にて休憩を取っていた。ケーキバイキングという催しはあったが物を美味しく食べれる量を信条にしていた彼らが普通に注文していると、インドア隠顕メガネであるシロエがギルドメンバーのアカツキとミノリを連れてご来店。そして、ケーキバイキングという魔境へ自ら足を突っ込んでいた。

 傍目から見て『お前たちは俺の翼だ』と言いたげな関係に店内は一気にざわつき、店主からも嫌がらせのような()()()()が行われていたが、ナオキは我関せずとサラが注文したケーキと交換し合いながらケーキを楽しむ。

 その光景に店主もまるで正道展開を見たかのような微笑みを浮かべて半額にしてくれたが、出来る大人のナオキはサラが化粧直しに行っている間に『美味しかったわ』と言いながら半額にする前の値段を店主に渡す。『<西風の旅団>ってやっぱすごい』。<ダンステリア>の店主は改めてそう思った──が、ソウジロウの来訪によって別の意味で驚愕したとか何とか。

 

 その後は適当にぶらつくが、案の定シロエが何かを企んだらしく直次経由でナオキに指示が下された。

 しかし、その指示は『困っている人を見かけたら相談に乗ってあげて欲しい』という曖昧なもの。最初こそ疑問に思ったものの、話を聞いていくうちに()()()()()()()()()()()()()だということにナオキが気付く。

 まるで()()()に出会った人間同士で()()()()()()()()()作ったような相談事の数々。彼氏、彼女の関係ならば知らなければおかしいほどのちぐはぐさを感じながらも、ナオキはアキバの街をサラと練り歩く、

 

 結局、これが西からの攻撃だと分かったのは日暮れを過ぎた頃。突発とはいえサラを引っ張り回したことに謝罪しながらもナオキは、『せめてものお返し』とシロエの伝手を使って夕餐会にてレイネシア姫と謁見する。

 <大地人>と<冒険者>の融和の印として担ぎ上げられたのはこそばゆかったが、この数日間はナオキの思い出の中で強く記憶に残っていた。

 

 

***

 <西風の旅団>のギルドホール。その1室でナオキは装備を身に着けていた。

 <巡礼者>(ピルグリム)<暗殺者の血脈>(ブラザーフッド)。後は今までの冒険で入手してきたレアな装備や装飾品を身に着けた彼はそっとふすまを開くと、サラが立っていた。

 

「行くんですね」

 

「留守は頼むわ。その指輪のおかげでなんもないかもしれへんけど、念のためにギルドホールから出んようにな」

 

 微笑みかけるサラを前にナオキは彼女の左手の薬指に収まった指輪を指差す。秘宝級のこの指輪は高い状態異常への耐性があり、以前にダンジョンを攻略した際にナオキが入手した女性限定の装備だ。

 <西風の旅団>の誰かにあげる予定があれよあれよという内に彼女の左手の薬指に収まったが、<大災害>当初ならいざ知らず今のナオキの心情的には彼女のことは好ましく思っている。

 さらに<ススキノ>に居るデミクァスも<大地人>と同棲しているらしいため、彼女に対しての心的ハードルが下がっているのも大きいだろう。

 

 ──ゆえに、ナオキはこう呟いてしまった。

 

「この<大規模戦闘>(レイド)が終わったら時間もらえへん?」

 

「はい、待ってます」

 

 言った傍からナオキは激しい後悔に苛まれる。『どこの死亡フラグや』と言いたくなる気持ちをぐっと抑えたままギルドホールを出ようとすると、外に出ていたはずのメンバーがニヤニヤした状態で彼の方を見ていた。

 

「死亡フラグおつかれ~」

 

「相談役、せめてフラグの重ね掛けしないと折れませんよ」

 

「うわー、テンプレ初めて見たけど今更感がすごい」

 

「ナオキ、それって死亡フラグと言うんですよ」

 

 口々に批評され、思わず『知っとるわボケ』と罵倒するナオキ。

 だが、フラグの重ね掛けという考えは悪くない。そう思った彼は後ろからついてきたサラを強く抱きしめた。

 

「行ってくる」

 

「ご武運を」

 

 この関係はいつか壊れるかもしれない。現実に戻る際に苦悩するかもしれない。自ら苦悩する材料を作る愚かな行為かもしれない。

 だが、それが普通だ。悩むのは何ら不思議ではない。なぜならそれが人間なのだから。

 

 ここは<エルダー・テイル>。ハーフガイアプロジェクトという計画に則って作られた電脳空間にある仮初の地球。

 世界中に2千万を超える愛好者を抱える老舗の超人気オンラインゲーム──だった。

 

 <大災害>という未曽有の危機によってそのゲームと酷似した世界に落ちたプレイヤーたちは、<冒険者>として生きることを余儀なくされる。

 初めての環境に初めての戦闘。何もかもが初めて尽くしの中で<冒険者>はたった1つのことがいまさらになって分かってきた。

 ──自分たち<冒険者>が生きているのは<エルダー・テイル>(ここ)なのだと。

 

 ならば歩き続けねばならない。ならば探し出さねばならない。ならば究明せねばならない。

 それに<冒険者>は1人ではない。

 

「じゃあ、ソウジロウ。頼むで」

 

 だって──。

 

「<西風の旅団>。出撃!」

 

 <西風の旅団>(みんな)が居るから。

 

 

西風の旅団の相談役 完




約1年の間、ご愛読ありがとうございます。

元ネタを知っていらっしゃる方は既に察していただいているかもしれませんが、今の状況的に<暗殺者の血脈>(ブラザーフッド)はちょっとあれ過ぎました。
だって、こんなにヤバいことになるとは思わなかったもん…。

特に何か言われた…とかは伏せさせてください。単純に、『あ、こいつ精神クソ雑魚なんだな。ダンまちでは優しくしてやろう』と思っていてくだされば幸いです。

別作品とはなりますが、現在執筆中の『ディアンケヒト・ファミリアの末っ子』もよろしくお願いします。胡散臭い関西人のナオキとは違って、純粋無垢なポメラニアン系の子ですよ、ハハハ。
こっちは同じ轍を踏まないと良いなぁ。
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