【完結】デカグラマトンハンターX   作:塊ロック

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コクマーの中に、組み込まれたレプリロイドが居ましたね。

……こうなりました。


決戦!コクマー·クラーケン!

 

『アロナ、コクマーはどんな攻撃を仕掛けてくるんだ?』

『背部に備え付けられた火炎弾や口部からの火炎放射など、炎属性の攻撃を多用してきます。強力な敵ではありますが遮蔽物を上手く駆使すれば勝てる相手ですね』

『データを受け取りました。ロックマンX(こちら側)の法則に当てはめれば弱点は雷属性です!』

「了解!」

 

ライドチェイサーをかっ飛ばし、エックスは変形したコクマーに向かって進んでいた。

近付く度にはっきりする巨体。

 

だが、何処かに必ず弱点はある。

 

『攻撃、してきませんね……』

 

セレナードが呟く。

既に相手の攻撃範囲に入っている筈だが……コクマーは動かない。

 

「何だ……?」

「ええい!コクマー!この期に及んでまだ逆らうか!」

「Dr.バイル……!」

 

静止するコクマーの上に立つ姿。

フラスコに薬液を満たしたような頭部の老人……Dr.バイルだった。

 

「エックス!?何故キサマがここに!?」

「やはりお前の仕業か!客船を解放しろ!」

「この計画はどこにも漏らして居なかったはず……何処で知った!」

「皆を解放しろと言っている!」

「ええい!コクマー!動かんか!」

 

バイルが叫ぶ。

その瞬間、バチッ!と一際大きな音がコクマーから発せられた。

巨体が一瞬揺れる。

それと同時にゆっくりと……巨大な双眸がエックスに向けられる。

 

「そうだ、それで良い。まがい物の忠誠心など捨ててキサマの主の仇を討つが良い!」

 

機械が、吠える。

声帯など無いはずなのに……獣の様な咆哮がエックスの聴覚を打つ。

 

『エックス!』

「分かっている……!」

 

とにかく、あの身体に取り付き弱点を見つけなければ。

エックスは炎対策の為にトライアードサンダーを装備し……。

 

『……何ですって!?』

 

アロナの驚愕に満ちた悲鳴を聞いた瞬間直感で特殊武器を切り替えた。

 

「ラッシングバーナー!」

『エックス!?』

 

ライドチェイサーから跳躍、特殊武器ラッシングバーナーを選択し炎を纏って飛ぶ。

 

次の瞬間、ライドチェイサーに()()()()が命中し周囲の海水ごと凍結した。

 

『凍った……!?』

『おいアロナ!?話と違うじゃねぇか!!』

『そんな……コクマーが……別物に改造されている……!?』

 

エックスはライドチェイサーだった氷の塊に着地する。

コクマーは……自分の周囲の海水をどんどん凍結させていく。

体内の温度計が凄まじいスピードで気温の低下を示していた。

 

「皆……そう言っている場合じゃない。あれは氷を操る預言者として立ち向かった方が良さそうだ」

『エックス。コクマーの周囲の気温がもはや北極クラスにまで冷えています。長居は……』

「ああ……厄介なことになったな……」

 

コクマーが客船に到達してしまえば、爆弾どうこうよりもそもそもが航行不能に陥ってしまう。

 

『有りえません……こんなの……イレギュラーです……』

 

アロナの呆然とした呟きが聞こえる。

 

「……イレギュラーは排除する」

 

アロナに向けて言ったわけではない。

いずれ、自分もこの世界にとってのイレギュラーとなる。

なら、少しでも多く排除してから消えたいと願うのは……彼がイレギュラーハンターだから。

 

『エックスさん……私は』

「任せろ」

 

エックスは、アーマーを身に纏う。

 

「アルティメットアーマー!」

 

手加減抜き、全力の意思表示。

 

新たな戦いの火蓋が、切って落とされた。

 

 




コクマーが炎から氷属性へチェンジしました。
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