実は1しかやったことないんですけど今この時代に2と3が遊べるようになった奇跡……!
やるぞ……!
……その前に小説書きます、ハイ。
裏切りと……代償……!
動かぬコクマーを後に、エックス達は客船へと戻った。
……甲板には、バイルがいた。
「き、貴様ら……!」
「観念しろ、Dr.バイル」
エックスはバイルにバスターを向ける……が、トリガーはロックされている。
……未だ、エックスはバイルを人間だと判断している。
「く、クク……クーックックック……!撃てまい……!それに、この船自体が、ワシの人質だと言うことを忘れるな……!」
「……っ……!」
この客船に備えられた爆弾。
それを、まだ……解除できていない……。
……そこへ、第三者が現れる。
「カルレル……!」
「………………」
無言で、カルレルは現れた。
「何をしている、傭兵。貴様の出番は終わっただろう」
「いえね、忘れ物をしたんですよ」
ヘラヘラと笑う。
「金は支払っただろうが」
「いやね、受け取ろうと思いましてね」
「……貴様っ!?」
「アンタの命をよ!!」
銃声。
目にも留まらぬ鮮やかな早撃ち。
「あっ……」
エイミから声が漏れる。
カルレルの腰に目をやれば……まだ熱を持つ古めかしいリボルバーが。
弾丸は正確にDr.バイルの頭部と心臓を穿っていた。
「カルレル、これは……」
「言ったろ、イレギュラーハンター。お前の勝ちだ……爆弾は全部解除したよ」
「何故……そんな」
「気に入らなかったのさ、この爺さんが」
目の前に斃れる老人を、忌々しげに一瞥する。
「すべてを支配しようとする、腐った根性がな」
「……見損なったと言って、悪かった」
「気にしなさんな。普通はそう言うだろ」
エックスは、動かないバイルを見て思わず呟く。
「これで……良かったんだろうか」
『何バカな事言ってる!エックス!そいつは死なない!!』
突然のヴィアの叱責。
そして、
「クーックックック……読んでいたさ傭兵……その程度な……!」
「なっ……この、クソジジィ……ぐっ、あっ……!?」
再度発砲しようとしたカルレルの動きが止まる。
バチバチと異音が鳴り響く。
「そんな、致命傷のはず……」
「クーックックック……聡明なお嬢さんや……ワシはな……死ねんのだよ!!!」
頭のフラスコが割れ、乾いた肌が外気に晒される。
老人の狂気の瞳が、エックス達に向けられた。
「ワシは死ねんのだ!愚かな人間どもが、ワシを死なん身体に改造し……そのまま宇宙へ放逐した!百年もの間、ワシは宇宙の暗闇のなかで幽閉されていたのだよ!!」
「宇宙へ……幽閉……?」
ヒマリが、ゾッとするように呟く。
「そうだとも!だからこそワシは!安寧を貪る豚共にも!資源を無為に消費し続けるレプリロイド共も支配してやろうと言うのだよ!!」
「……自分と同じように、生かさず殺さずってこと?」
エイミが、心底理解できないとばかりに言い放った。
「ああそうだとも!この世界を掌握する方法も既にワシの手の中!貴様らが時間稼ぎに付き合ってくれたお陰でな!」
「アインヘリヤル八闘士は……最初から捨て駒だったということか……貴様は、何処まで外道なんだ……!」
「さぁ、どうするエックス……ワシを討てぬキサマに、ワシが止められるか!」
「くっ……!」
「ここは退いてやる、だが……次こそ、終わりだ……!」
バイルの身体が、光に包まれる。
これは、転送によるもの。
「ま、待て……!」
バスターのロックは、解除されなかった。
「クソっ……!」
まんまと逃げおおせられ、エックスは思わず地面を蹴った。
「ハッ……カルレル!」
そして、うずくまるカルレルに気付いて駆け寄った。
「ぐ、う……クソ、奴にトラップを仕込まれていたとは……迂闊だったぜ」
「もう良い、しゃべるな……カイザーに見せて、治してもらおう」
「無駄だ……恐らく俺はもう長くない……エックス、お前に……バイルの居場所を送る……」
「居場所……!?」
「俺も奴の寝首をかくために、データを盗んだんだが……その時に、やられたらしい……ハッ、笑っちまうぜ……」
「カルレル、やめろ……もう……」
「データは……送った……後は、任せたぜ……イレギュラー、ハンター……エックス……」
バチン。
一際大きな破裂音。
その瞬間、カルレルのあらゆる関節から火花が散った。
「カルレル!」
そして、彼の頭部が……粉々に砕け散った。
「あ、ああ……クソ……クソっ、クソぉ……!!」
力なく倒れるカルレルの亡骸を前に、エックスは膝から崩れ落ちる。
拳を握り、甲板を叩く。
「いつも、いつもこうだ……!」
「エックス、さん……泣いて……」
「俺達は、いつもこうだ……!」
遂に、エックスは耐えきれずに慟哭する。
「いつ終わる!!いつ終わるんだよ!!いつ闘いが終わるんだよーっ!!」
「いつになったらーっ!!!」
エックスの絶叫は、夕暮れの海に消えていった。
「エックス、さん……」
それをノノミは……ただ見ていた。
遂に、Dr.バイルとの最終決戦編へ。