【完結】デカグラマトンハンターX   作:塊ロック

120 / 130
VS.Omega!!

 

「えっ……?」

 

ノノミがたまたま観ていたニュース番組。

そこには……巨人と戦うエックスが映っていた。

 

「なにこれ……特撮?」

 

セリカが呟く……が、ホシノの顔は真顔だった。

 

「……そっか、エックスさん……あれか、最後の出来なんですね」

 

ノノミは、呆然と呟いた。

……その様子を見て、シロコとアヤネは顔を見合わす。

 

ホシノが、口を開いた。

 

「行きたいんでしょ?」

「え……?」

「ノノミちゃん、ずっと心ここにあらずって感じだったもんね」

「ん、昨日夜中に泣きながら帰ってきたと思ったらすぐ寝たし」

「な、泣いてません!」

「ノノミ先輩……まだ目元赤いですよ……」

「ほんと、ノノミちゃん泣かせるなんて……許せないね」

「ホシノ先輩……」

「行っておいで、ノノミちゃん」

 

ノノミが4人を見る。

4人とも、真剣な顔で頷いていた。

 

「……ありがとう、ございます……!」

 

振り絞るように呟き、ノノミはミニガンを担いで走り出した。

 

「……ほんと、最後まで責任とってよね……レプリロイドさん」

 

ホシノがうんざりしたように零した。

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

「シャイニングレイ!」

 

ミレニアム上空。

エックスとオメガは空中戦に移っていた。

 

オメガは少しずつ……移動しているが、その度にディメンショナルエリアの壁に阻まれている。

エックスは飛行形態のアルティメットアーマーに乗り、オメガの周囲を飛び回りながら攻撃を加えていた。

 

「……効いてる!」

 

前回戦った時、エックスのバスターは対策されていた。

 

だが、今は腕部に当たれば弾かれるものの……胸部や頭部には攻撃が通っている。

 

「行ける……!」

 

先程から、ヴィアとリコからの連絡は途絶えている。

だから、エックスは全力でオメガに攻撃を加えるしかない。

 

バイルはなんとかすると言っていた。

なら、信じるしか無い。

 

「ぐぬぅ……!ちょこまかと!」

「メタルアンカー!シュート!」

 

オメガが背中の大剣を抜き、振るう。

エックスは鋼鉄の錨を召喚し、投げ付ける。

 

剣の攻撃を縫うように避ける。

今は、こちらが小回りが利くぶん有利だ。

 

「オメガ、何をしている!早くこの防壁を突破しろ!」

「させるか!」

 

ストックチャージショットによりバスターのフルチャージを4発叩き込む。

更にバスターへイカロスチップを装備する。

 

「チャージウィルレーザー!!」

 

チャージの段階が上がり、最大チャージの攻撃方法が変化する。

スパイラルクラッシュバスターをレーザーの様に断続的に発射する。

 

「ダブルチャージショット!」

 

セカンドアーマーの機能を使い、両腕をバスターへ変形させる。

 

「何故だ……!何故奴のバスターが効いている……!?アーマーも付けておらぬのに……!?」

「アーマーを着て強くなったんじゃない!俺が強くなったから、アーマーを授かったんだ!」

 

飛んできたオメガの片腕をゼットセイバーを抜き迎撃する。

 

「チャージマグマブレード!」

 

炎の刃を無数に飛ばし、最後に一閃して叩き斬る。

 

「ホーミングトーピード!」

 

足元のアルティメットアーマーのミサイルランチャーの蓋が開き、数十発のミサイルが発射される。

 

片腕を失い、バランスを崩したオメガに次々と命中していく。

 

「トドメだ……!」

 

ゼットセイバーをチャージして、思いっきり叩き付けた。

オメガの身体がぐらりと揺らる。

そのまま、段々と高度が落ちていく。

 

「やったか……?」

 

エックスは、不信感と手応えとも言えぬ感覚に襲われ……落ち行くオメガを眺めた。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。