【完結】デカグラマトンハンターX   作:塊ロック

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前回の話でバーニング・ナウマンダーを出すのを忘れていました……やってしまった。


デュアル·オーバーライド!

 

キヴォトス上空。

飛行する巨大ロボットと、それを追うエックス。

 

そして、眼下ではイレギュラーハンターVSイレギュラーの構図が勃発していた。

 

「……奴に叩き込む最大火力……どうするか」

 

徐々に縮まる両者との距離。

お互いの射程圏内に入るのも時間の問題だ。

 

『エックスさん、聞こえますか』

「アロナ?」

『今貴方が乗っているアーマーを装着してください』

「これをか……?」

『今の貴方になら使いこなせる筈です』

「……分かった!」

 

今、足元にあるこのアーマーは……エックスの『今のアルティメットアーマー』と『未来のアルティメットアーマー』を合体させた代物だ。

それを装着するとどうなるのか。

想像することは出来ない、が。

 

(今、俺の身体がどうなるかより……この先の……キヴォトスの未来のほうが重要だ……!)

 

エックスは一瞬でそう判断する。

 

『エックス……』

「セレナード。俺に何かあったら……特異現象捜査部のサーバーへ逃げられるか?」

『可能ではあります……ですが……エックス……』

「俺は、この世界を守りたいんだ」

『……ありがとう、ございます。どうか……キヴォトスを、お願いします』

 

エックスはアルティメットアーマーを蹴り空中へ跳ぶ。

 

「装着、アルティメットアーマー!」

 

紫を基調とした、エックス本来のアルティメットアーマーを装着。

そして、肩と足、そして背中に白のアルティメットアーマーの装甲が装着される。

両肩にストライクバレット、インパクトキャノンが追加。

胸部にギガクラッシュ用レーザー砲を装備。

両足の装甲内にマイクロミサイルを格納。

 

火力と機動力を兼ね備えた、最強のアーマーが爆誕した。

 

『これが、アルティメットアーマー・デュアルオーバーライド……!』

「ぐっ……うおおおお!!!」

 

エックスの身体に、激痛が走る。

言わば、今の状態は力の前借り。

相応の負荷がかかっている。

 

「ホーミングトーピード、エイミングレーザー、スナイプミサイル、3種装填!」

 

エックスの特殊武器の機能拡張により、特殊武器の複数種類同時使用が可能となった。

相手を狙い追いかけるミサイル2種と照準を合わせた場所へ直進するレーザーを放つ。

 

「ぬッ……!?エックスか!住民を見捨てて直行してきたか!」

「見捨ててなんかない!」

「その姿……管理者もキサマの味方か!忌々しい!」

「うおおおおおおお!!」

 

バイルの言葉に答えず放ったミサイルと並走しながら突撃する。

 

「ストームトルネード、ボルトルネード、ダブルサイクロン全弾発射!」

 

風系統の特殊武器3種をバスター、ストライクバレット、インパクトキャノンからそれぞれ発射する。

様々な暴風に阻まれ、オメガの身体が動きを止める。

 

「ぬおおおおお!?」

 

そこへ2種のミサイルが殺到する。

爆炎が立ち込め視界が塞がれる

 

「ウィルレーザー、クレセントショット!」

 

ウィルレーザーによる照射型レーザーとストライクバレットから発射される光のガトリングがオメガの身体を貫いていく。

 

『エックス、ダメージが通っていますよ!』

「ストライクチェーン!」

 

バスターからエネルギーの鎖を発射、オメガの身体に取り付ける。

 

「まだ、まだぁぁぁぁ!!」

 

ストライクバレットとインパクトキャノンを連射しながらオメガの周りを旋回する。

オメガが反撃とばかりに両腕からレーザーを発射する。

 

「ガードシェル!」

 

エネルギーの貝殻を召喚し、レーザーを遮る。

しかし、エネルギーがぶつかり合った爆発の煙をオメガの大剣が薙ぎ払う。

 

「マグマブレード!」

 

左腕にゼットセイバーを装備して打ち合う。

体格差をものともしない馬力で大剣を弾き飛ばす。

 

「ぐ、うっ……!?」

 

また、エックスの身体に激痛が走る。

猶予は、少ない。

 

「一気に決める……!」

 

大剣を弾き、オメガの体勢が崩れた今がチャンスだ。

 

「ギガクラッシュ!」

 

胸部の発射口から極太のレーザーが撃ち出された。

 

「オメガ!」

『向こうもレーザーを……!』

 

オメガが巨大なバスターから同系統のレーザーを放つ。

お互いのレーザーがぶつかり合い拮抗する。

 

「くっ……うぅ……!」

『エックス!?先ほどから貴方のダメージが蓄積しています……!』

「分かってる……!」

 

過ぎた力を手にした代償か、攻撃をする度にエックスへバックファイアが発生している。

長期戦を行うことは難しい。

 

「真っ向勝負だ……!」

 

拮抗したレーザー対決。

僅かに、エックスのギガクラッシュが押し始めた。

 

「オメガ!デカグラマトン!何を負けておる……!!」

「貫けぇぇぇぇぇぇぇ!!」

「ぬおおおおっ……!?」

 

遂にレーザー対決で押し勝った。

ギガクラッシュがオメガの装甲を灼く。

そこへ、エックスは突撃する。

 

最後のひと押しだ。

 

「ファイナル……ノヴァストラァァァァァァイク!!」

 

光を身に纏い、流星となってオメガへ体当たりを仕掛ける。

オメガの胸から上を粉砕し……首から上を吹き飛ばす。

 

「馬鹿なぁぁぁぁ……っ!?」

 

バイルの悲鳴が響く。

オメガの巨体が、爆発を次々と起こしながら崩れていく。

 

『エックス!エックス!!ぶつかります!!』

 

……エックスは、ノヴァストライクの勢いが止まらず……D.U.のビルへ突っ込んでしまった。

 

「ぐ……あ……」

「しっかりしてください、エックス!」

「う……」

 

アルティメットアーマーが解除され……エックスはそのまま地面へ落下していった。

 

 

 




オメガ第2形態撃破。

……しかし、ロックマンのラスボスは形態変化がお約束。
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