【完結】デカグラマトンハンターX   作:塊ロック

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流星なのかエグゼなのかどっちかにしようかと思いました。

両方にします。


クロスする、深まるキズナ!

 

「………………えっ?」

 

気が付けば、ノノミは真っ白な空間に立っていた。

さっきまでいた、D.U.の街並みはどこにも見当たらない。

 

「な、なんですか……これは……?」

「誰か、いらっしゃるのですか……?」

「えっ……?」

 

自分以外の声。

振り返れば……シスターの衣装に身を包む小柄な少女が居た。

 

「貴女は……?」

「あっ……!良かった……人が居ました……私はトリニティ総合学園の伊落マリーと申します」

「えっと……私は、アビドスの十六夜ノノミです」

「まぁ!アビドスですか……?」

 

そんな会話をしているうちに……気が付けば人が増えていた。

 

「おねーさん達、誰……?」

「この子は……?」

「ゲヘナの子でしょうか……?」

「うん!イブキってゆーの!」

「こ、こんにちは……?百鬼夜行連合学園の水羽ミモリです……?」

「お初にお目にかかります!ヴァルキューレ警察学校、生活安全課の中務キリノと申します!」

 

所属の違う5人が突然集まった、謎の空間。

何だ何だと顔を合わせていると……。

 

「来ましたね」

 

新たな人物が、白の空間へやって来た。

青……光の加減でピンク色にも見える長い髪の、部屋に負けないほど白い服を着た女性だった。

 

「単刀直入に言います」

 

女性が指を鳴らすと、5人の足元に映像が映し出された。

それは……オメガに踏み躙られている、エックスだった。

 

「「「っっ……!!」」」

 

全員が、息を呑んだ。

 

「今……キヴォトスを背負って戦うレプリロイドが、息絶えようとしています」

「息絶えるって……」

「……彼を助けるために、貴女達の力が必要です」

「イブキたちの?」

「はい。エックスさんと、もっとも強い絆で繋がった生徒」

「強い……絆……」

 

ノノミ、マリーが顔を見合わせる。

 

「特に、十六夜ノノミ。貴女はとても強い絆を結んでいますね」

 

全員の視線がノノミに集中する。

ノノミは顔から火が出るほど赤くなった。

 

「えっ!?いえ……その、どうしてそれを知って……!」

「の、ノノミさんは……エックスさんとどういう関係なのですか……!?」

「そ、そう言うマリーさんもエックスさんとお知り合いみたいですが……!?」

「おねーさんたち、皆おにーさんのお友達なのー?」

「はい!本官はエックスさんの親友ですとも!」

「こほん……!それでは、本題に移ります」

 

女性が咳払いをすると、イブキとキリノ以外が顔を赤らめて俯く。

 

「これは、エックスさんを復活させるためのアイテム……フォースメタル。これに貴女たちの想いを込めてエックスさんに届けなければなりません」

「フォース、メタル……」

 

ノノミが躊躇わずにXハートに触れる。

すべすべしていて、ひんやりしている。

体温が、この金属に移るようだ。

 

 

「………………エックスさん。貴方の助けに、なりたいです」

 

「負けないでください……!エックスさん……!」

 

「エックスさん、私達も……一緒に……!」

 

「おにーさん。イブキも、おにーさんの力になりたい」

 

「エックスさん……!本官はいつも、貴方に助けられました……だから、今度は、本官が助ける番です!」

 

 

五人の想いが、自然と口から出る。

 

女性……アロナは、息を呑んだ。

 

(誰も、躊躇わなかった)

 

これが、絆。

全員がエックスと結んだ絆は、確かに本物だった。

 

「エックスさん。貴方がくれた思い出は……億よりも千よりも、万よりも……私の中で価値があります。返しきれない想いでいっぱいなんです。貴方が受け取ってくれなくても……勝手に、押し付けちゃいますからね」

 

今、目の前にいる少女たちは……虚構の世界の住民ではなかった。

確かに生きているのだ。

 

(……人の、温かさを感じる)

 

五人の胸元から、光が溢れる。

 

「これは……?」

「これが……ブラザーバンド」

「ブラザー……?」

 

光が線となり、中心に浮かぶフォースメタルへ注がれる。

 

「……完成しました」

 

アロナが、フォースメタル……Xハートを手にする。

 

「これを、エックスさんに……届けます。皆さんには……感謝してもし切れません……」

「……私達も……貴女に感謝しています」

「……え?」

「エックスさんと、会わせてくれました」

「それ、は……」

「言わなくても、大丈夫です。エックスさんを、お願いします……!」

 

皆が、頭を下げた。

アロナは、拳をぐっと握る。

 

「分かりました……」

 

 

 

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