【完結】デカグラマトンハンターX   作:塊ロック

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最初の投稿でUA100行くなんて流石人気コンテンツですね……今まで細々としたコンテンツばかり触っていた身としては恐怖を感じそうです。


イレギュラーハンター、消失!

 

時は戻って。

イレギュラーハンターベース内。

 

青いロボット……エックスは神妙な面持ちでベンチに腰掛けていた。

 

ベース内は慌ただしく行き交うエックスと同じロボット……レプリロイド達で溢れていた。

 

「ふぅ……」

「浮かない顔だな、エックス」

「シグナス……」

 

彼の隣に、ひときわ大きく存在感のあるレプリロイドが腰掛ける。

彼はこのイレギュラーハンターの総司令官だ。

 

「……ゼロとアクセルの事か」

「……ああ」

「アクセルは治療中、ゼロは……引退を考えていると言っていたな」

 

少し前にあった、軌道エレベーターであったイレギュラーの反乱。

その影響でエックスは一人の同僚が意識不明の重体、そして……。

 

無二の親友が引退を口にした。

 

「……俺は」

「エックス。悩む気持ちも分かる……だが、お前を必要とする人々も居る」

「わかってるさ……任務だろ?」

「すまないな……転送の準備は済んでいる」

「変わらないな……」

「ああ……変わるのは難しい」

 

エックスは立ち上がる。

いつも、事件の最前線に立ち解決のために尽力する。

しかし……結末は彼に微笑まない。

何かしらの犠牲は必ず出てしまう。

 

無論……彼の手で出てしまう犠牲も。

 

「イレギュラーハンターエックス、出撃します!」

 

それでも彼は走り続けなければならない。

積み重なってしまった犠牲と、居なくなった戦友たちの為にも。

 

後の世に出るすべての人々の為に。

 

(そうだ……俺は迷っていられない。悩むのも……今すべき事が終わってからだ)

 

今回の作戦は転送装置を用いた強襲作戦だ。

最も近い転送ポイントにライドチェイサー:バリウスを用いて一気に対象へ接近する。

 

『エックスさん!臨時のオペレーターですがよろしくお願いします!』

 

通信。

知らない若い声だ。

 

「今日エイリアはいないのかい?」

 

つい、口を出る。

長い間エックスのオペレーターを務めてきた女性の名だ。

 

『はい!エイリア先輩は別の業務で席を外していますので、私が臨時でエックスさんのオペレーターを務めさせていただきます!』

「そうか、よろしく頼むよ」

 

ライドチェイサーの格納庫に到着。

エックス専用のバリウムに跨り、エンジンを掛ける。

このままライドマシン用の転送装置まで向かい、現場へ急行する。

 

「エックス、出ます!」

 

ライドチェイサーのエンジンが唸る。

格納庫から発進、現場へ急行する。

 

『転送シークエンススタート。カウントします……5』

『……あっ!待って!』

『どうし……きゃぁ!?』

「……!?どうした!?」

 

転送シークエンスが既に起動している中、通話越しに悲鳴が響く。

 

『いけない!転送中止!』

『駄目です!止まりません!』

『エ……ク……!!すぐ……れ……!!』

「何……!?うわっ!?」

 

転送の青い光がエックスの体を包む。

……が、いつもと違う気味の悪い浮遊感に襲われる。

 

『エ……ク……!!エックスーーーー!!!』

 

 

 

……この日、この世界から……イレギュラーハンター、エックスの姿は消えてしまった。

 

 

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