【完結】デカグラマトンハンターX   作:塊ロック

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あけましておめでとうございます。
とても久しぶりの更新となりましたが、私は生きてます。


セレナード

 

「まぁ……まぁまぁ!エックスさんこちらは?!」

 

部室に戻ると、テンションがぶち上がったヒマリがエックスのスマホを奪い取った。

 

『お初にお目にかかります。セレナードと申します』

「凄い技術」

「ええ……キヴォトスでこの技術を再現するにはかなりの時間と労力と資金が必要でしょう……」

 

二人は興味津々と言った様子でエックスのスマホに語りかけて居た。

 

『この大きさの端末にそれほど詰め寄られては見辛いでしょう。別の電脳に移していただければそちらから会話できます』

「電脳?」

『こちらではインターネットと呼んだ方が宜しかったでしょうか』

「なるほど、ネット接続すれば別の端末に移動できると」

『そちらにプラグインしてください』

「プラグ……?」

 

エックスのスマホにはケーブルは無い。

充電機も非接触型の物である。

 

『あら……?どうしましょうか』

「エックスさん、このケーブルを挿してみては?」

「あ、ああ……」

『ふふふ、世の中便利になっているようで意外とそうなっても居ないのですね』

「よく分からないが……まぁそういうことらしい」

 

スマホにケーブルを繋ぎ、そのままコンソールへ差そうとして……セレナードに止められた。

 

「どうした?」

『是非、《プラグイン》と言っていただけませんか?』

「……何故?」

『ふふふ……お恥ずかしながら……一般のナビのような事をしたことがないので』

「そ、そうなのか?」

「では、私が言って差し上げましょう!」

「部長」

 

なんだかヒマリが妙にテンションが高い。

彼女も技術者として何か思うところがあるのだろうか。

 

「それで、なんと?」

『ええ……では……』

 

ヒマリがスマホを耳元に近付ける。

セレナードも声のトーンを落としたのかボリュームを絞ったのか小声で何か話していた。

 

「こほん。それでは……」

 

ヒマリがスマホを掲げて、高らかに叫んだ。

 

「プラグイン!セレナード.EXE、トランスミッション!」

 

そして、スマホとコンソールを繋ぐ。

画面からセレナードの姿が消え……。

 

『それでは、改めまして』

 

目の前の大型モニターに、大きくセレナードの姿が映し出されていた。

 

『お初にお目にかかります。私はセレナード……ネットナビです』

「ねぇ、セレナード」

 

エイミが、モニターのセレナードに向けて問う。

 

「貴方……エックスと同じ世界から来たの?」

『私が、この世界の住人ではないと?』

「キヴォトスに……貴方みたいな物を作る技術はまだないハズ」

『なるほど、確かに。貴女達の手の中に無いだけ……と言う可能性は?』

 

挑発のような一言に、エイミがジト目でエックスを睨んだ。

エックスは慌てて弁明する。

 

「俺もセレナードが何者か知らないんだ」

『はい。私もここ……キヴォトスの者ではありません。そして……エックス……彼の居た世界とも、別の世界です』

「……はい?」

『正確に言うのであれば、彼の世界とは別の方面へ発展した世界……とでも言いましょうか』

 

セレナードは、そのままエックスにした説明と同じ事を2人に話した。

 

「なるほど……にわかには信じられませんね」

「でも、異世界の住人はもういるし」

「あ、あはは……」

「はぁ、これ以上何が来ても驚けなくなりそうですわ……」

「そういえば……リコとヴィアは?」

 

暫く連絡がない2人。

こういう時は頼りになりそうだが……。

 

「暫く前から音信不通。何でか分からないけど」

「そうなのか……」

「ええ……困りましたが、それでも私たちは進まなくてはなりません」

「ああ」

 

セレナードの存在が、どの様な影響を与えるかは未知数だ。

だが……それでも、やるべき事をやらなくてはならない。

 

「次の目的地は……」

「こちらです」

 

ヒマリの操作により写し出された光景。

エックスも、資料でしか見たことのない光景だった。

 

「……これは、サクラ?」

「ええ。次は、百鬼夜行連合学院です」

 

 




8ボスやめて預言者4体にしてアインヘリヤル八闘士で誤魔化そうかなとか思っておりますが……何度か、完結まで漕ぎ着けられたらなと考えてます。

牛歩ですが、もうしばらくお付き合い頂けると助かります。
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