【完結】デカグラマトンハンターX   作:塊ロック

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諸々の障害とか久しぶりにロックマンX4やってたりとかで遅れました。
ストーム・フクロウルステージでアームパーツ1回で取れたからちょっとテンション上がってました。


イレギュラー、エックス……?

 

あれから1週間。

アビドスには少しずつ人が戻り始めていた。

 

人工太陽による高温化で人の住めない不毛の大地となる前に止められて幸いだった。

 

「……で?オマエは今回のセーブデータに何を思う所があるんだよ……ずっとにらめっこしてるけどよ」

 

ディープログ、ブルーアーカイブコーナー。

ヴィアとリコはアロナに呼び出されていた。

事務室の机で、アロナがデータとにらめっこしていた。

 

「うーん……ハンターランク《A》、《キズだらけのエイユウ》ってところですかね」

「なんで評価方式がロックマンゼロなんだよ」

「彼は私の管轄のものさしで測れないので」

「はぁ……?」

 

アロナが書類の山から1枚抜き出して眺める。

 

「今回起きた奇跡のデータ。あまりにもロックマンロックマンし過ぎてブルーアーカイブには適応出来ませんね……セーブデータは隔離しておきましょう」

「と言うかロックマンがいるからそうもなりますよぅ……」

「それじゃあ本題です。アインヘルヤル八闘士?でしたか。あと何体です?」

 

ヴィアとリコが顔を見合わせる。

 

フェンリー・ルナエッジ。

ヒート・ゲンブレム。

プープラ・コカペトリ。

ミノ・マグナクス。

ソル・ティターニャン。

 

この五体を撃破してきた。

 

「残り3体だ」

 

ロックマンゼロ4で、ゼロが相手取ったバイルの配下であるアインヘルヤル八闘士。

 

残るは、

天翔ける神槍、ペガソルタ・エクレール。

崩蝕の樹婦人、ノービル・マンドラゴ。

深淵なる怪嘯、テック・クラーケン。

 

大きな戦いはあと最低3回はある。

 

ただ、今回のように2体以上固まられると厄介だ。

 

「3体、ですか……それまでサーバーが保てば良いのですが」

「そんなにカツカツなのか?お前の部門は」

「ええ。何分奇跡を起こすためのゲームですので……結構綱渡りなんですよ、ウチ」

「そうなんですね……」

「それで?要件は」

 

いい加減世間話で拘束されるのは飽きたヴィアが痺れを切らして催促する。

 

「現状確認だけですよ」

「ハッ!……え?」

「なので要件は以上です。引き続き、ロックマン・エックスのサポートをお願いしますね」

「「………………」」

 

リコとヴィアは、ジト目でアロナに抗議するのだった。

 

「そうそう。メタルヒーローズプログラムですが……他の形態も解放されていますね」

「他の形態?」

「エックスさんが絆を結んだ生徒……十六夜ノノミ、中務キリノ、伊落マリー、丹花イブキ、水羽ミモリ。彼女達にちなんだチカラが用意されていると言うことです」

「へぇ……?例のセイントネフティスみたいにか」

「まぁ、使えるかどうかはエックスさん次第ですが」

「アイツなら大丈夫だろ」

「大した評価ですね?」

「そりゃ……」

「そうです!世界を救ったエイユウですから!」

 

アロナが、メモリースティックを1本取り出す。

 

「それは?」

「エックスさんへのご褒美、ですかね」

「……変なプログラムじゃないでしょうね」

「安心してください。彼に娯楽を与えあげるだけですから」

「娯楽だぁ……?アイツはそういうのに興味ないぞ」

「ふふふ、まぁお楽しみです」

「下手に弄るなよ……?自己進化しやがるぞ、アイツは」

「……ああ、丁度いいですね。見てください」

「「えっ……?」」

 

モニターには、ペットボトルを渡されて困惑していたエックスが映っていた。

 

 

 

 

――――――――――

 

 

 

 

 

アビドス、カイザーPMC駐屯地。

 

エックスは、くたびれたように座り込んでいた。

今回の戦闘は流石に堪えた。

 

「はぁ………………」

 

人知れずため息を吐く。

周囲では傭兵たちが忙しなく動いている。

本部から来た救援部隊が、治療の為に走り回っていた。

 

「今回は、流石に疲れたかな……」

 

座るエックスの手には、ミネラルウォーターのペットボトルが握られていた。

 

エックス……レプリロイドは、飲食する事は出来ない。

だが、口というものは存在する。

エックスの生みの親である、トーマス・ライト博士が……人間と寄り添うために作ったロボットたち。

彼らには皆、口が存在した。

 

人と似た顔にすることで、親しみを持たせようとしたのだろうか。

 

「俺はもらっても仕方ないんだけどな……」

 

カイザーPMCの傭兵たちは、見た目こそエックスと似ているが飲食が可能らしい。

一体どう言う構造になっているのか。

 

「………………」

 

貰ってしまった手前、無碍にする訳にもいかず。

 

「飲む……か」

 

エックスの口から摂取したとしても、体内には入っていかない。

最悪内部に入る前にバスターから排水すれば良い。

 

「………………えっ、ごほっ、げほっ!?な、なんだ……!?」

 

キャップを捻り、一口含む。

 

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「なん、だ……?これが、水……?」

 

二口目を含む。

ステータスに何ら異常はない。

だが、確かに感覚として水を飲んでいる。

 

「??????」

 

おかしい。

今までこんな事無かったのに……。

 

『え、えええええええ、エックスさん!?今、何をしたんですか!?』

 

リコから急に通信が入る。

 

「わ、分からない……何故か……水が、飲めてしまったんだ……」

『オイオイオイ!レプリロイドにそんな機能は無いはずだぞ!?』

『私がやりました』

 

いぇーい、と言わんばかりにアロナがピースしていた。

 

「な、なんでこんな事を……」

『この世界のために頑張っているエックスさんに、ちょっとばかりのお礼ですよ』

「お礼って……」

『ここに居る間、貴方は他の大人たちと同じように飲食出来るように設定しました。存分に楽しんでください』

「だが……こんな、レプリロイドから逸脱する機能が付いてしまったら……」

 

エックスは、言葉を飲み込んだ。

 

(まるで……俺がイレギュラーになってしまうみたいじゃないか……)

 

元々、エックスの存在はこの世界にとってイレギュラーである。

どんどん、この世界に染まっていっている……そんな気がしてならない。

 

(……もし、帰れなかったとして……その時、俺は、俺のままなのか……?)

 

 

 




エックスの使用してきたアーマー。
ファースト
セカンド
マックス
ファルコン
ガイア
シャドー
ブレード
アルティメット
Xファイア
アルティメット(コマンドミッション)

あとはフォース、グライド、イカロス、ヘルメス。
Xdiveにあったダイヴアーマー、ネクストダイヴは使うか未定です。
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