【完結】デカグラマトンハンターX   作:塊ロック

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エックス、日常が一切無いキャラでもあるんですよね……。

元々はストーリーが薄めの純アクションゲームの主人公。
戦闘していない時どう過ごしてるのか全く分からない。

……なんでこいつ主人公にしたんだとたまに思います。


エックスの、日常!

 

「……朝か」

 

久しぶりにミレニアムの部屋で朝を迎えた。

ここのところ激務で、帰って来てすら居ない時もあった。

 

あれから、エックスの部屋に物が増えていった。

元々、トリニティの図書館から借りた本と机、パイプ椅子くらいしか無かったが……。

 

今では本棚、キッチンにラジオと色々増えていった。

 

「米は……炊けたな。今日は3人分用意しておくか」

 

最近、エックスは料理本をよく読んでいる。

エイミに弁当を用意したのがきっかけで……料理に凝り始めたのだ。

そして、エックス自身が食事出来るようになった為、味の確認が可能となりさらに深くハマっていった。

 

『おはようございます、エックス。モモトークにメッセージが届いています。読み上げますか?』

「いや、自分で確認するよ。誰からだ?」

『伊落マリーからです』

「マリーから?久しぶりだな……」

 

卵焼きを弁当箱に詰めて蓋をする。

3人分が用意出来た。

 

「……トリニティ、か」

 

近々、シスターフッド主催のチャリティーバザーをやるらしい。

良かったら遊びに来てくださいませ、とのお誘いだった。

 

ここのところ暇を持て余していたので、丁度いい。

 

「セレナード、この日は特に予定は無かったな」

『はい。そうですね』

「ヒマリにこの日は居ないと伝えておいてくれ。セレナード、君も好きにして良いぞ」

『分かりました。また新しい女性の所へ行くのですね』

「……人聞きがわるいな。まるで俺が女性にだらしないみたいじゃないか……」

『エックスの、特異現象捜査部以外での交友関係は……女性ばかりですが』

「全員友人だ。やましい事は一切無い」

『そうですか。では私も、当日はお暇しますね』

 

スマホからセレナードの姿が消える。

いまだ、真意が見えないと言うか……。

協力的ではあるが、何か隠しているようにも見える。

掴みどころがない……そんなイメージが拭えない。

 

「さて……そろそろ行くか」

 

確か今日、リオは部室に顔を出すとヒマリがげんなりした様子で言っていた。

前々から思っていたが、2人はあまり良い仲ではないように感じる。

 

玄関を出る。

空気が澄んた、いい朝だ。

施錠をしっかり行い、駐車場へバイクを取りに行く。

 

先日、整備部から壊し過ぎだと注意をされてしまった。

 

(大事に乗ってるつもりなんだけどな……)

 

エックスは基本的に法定速度は守るが、緊急事態……ひったくりや窃盗の現場に居合わした際にアクセルを全開にするのを躊躇わない。

軽犯罪が絶えないキヴォトスではしょっちゅうトップスピードで走ることがザラであるため……そのたびに小言を頂戴するのだ。

 

(見て見ぬふりは出来ないしなぁ)

 

まだまだ登校には早い時刻。

生徒の数は少ない。

 

ちなみにエックスの住む旧部室棟はミレニアムサイエンススクールの外れに位置するため、特異現象捜査部の部室のあるタワーへは足がないと些か遠い距離にある。

 

最初はカイザーのバイクが学園の敷地内を走っている事に驚かれたが……。

カイザーが気を利かせたのか、エックスのパーソナルカラーへ塗り直しカイザーのマークもエックスのライトカラーである深紅のXに変えられていた。

 

「……ん?」

 

走らせること数分。

少し前に、知ったシルエットを見かける。

 

「おはよう、ユウカ」

 

ミレニアム、セミナー所属、早瀬ユウカ。

キヴォトスで数少ない「顔見知り」の相手だ。

 

「あ、おはようございますエックスさん」

「早いね」

「ええ……ちょっと困りごとと言うか……」

「穏やかじゃないな……何か手伝えることは?」

 

ユウカの隣で、エックスはバイクを降りる。

ユウカは慌ててそんなエックスを止めた。

 

「え、そんな……大丈夫ですよ」

「困ってるんだろう?人手があれば解決するなら早くするに越したことは無いよ」

「そう、ですか……実は……問題児というか……一人、捕まえないといけない子が居まして」

「……逃げたのかい?」

「……ええ」

 

がっくり、と早朝だと言うのに疲れ切った顔をしている。

 

「それは……確かに困ったな。セミナーまで送っていこう」

「えっと……それじゃあ、お言葉に甘えます」

 

ヘルメットを取り出してユウカに渡す。

基本的にエックスの頭はヘルメットと一体型の為必要ないが、誰かを乗せることは多々あるため格納してある。

 

「よし、行こうか!」

「お、お願いします!」

 

 

……このあと、ユウカはたまたまセミナー前でノアに捕まっていたピンク髪の少女を見て項垂れるのだった。

 

 




こんな感じの話を数話ダラダラ書いて次のロケーションへ行きたいと思います。
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