昔書いたハロウィン短編小説(サンフリ)


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サンフリのハロウィン

夜中。

 

ふと、トイレに行きたくて目を開く。

オレは欠伸一つしながら部屋の扉を開けた

 

 

ら、

 

 

「trick or treat!」

 

「…は?」

 

何故かシーツを頭から被っているフリスクが立っていた。

そういえば今日フリスクが泊まりに来ていたことを思い出す。

 

「だからtrick or treat!」

 

「おいおい、お子様は寝る時間だぜ」

 

フリスクの柔らかい髪の毛を撫でてやり、廊下に掛かっている時計を指差す。

既に0時近い時間だ。

 

最近フリスクに身長を抜かされたが、彼女はまだまだ子供だ。

 

しかし諦められないのか、フリスクはシーツを被ったまま両手を出す

 

「今日はハロウィンだよ」

 

チラリと俺の様子を見て

 

「お菓子頂戴、サンズ」

 

パーカーのポケットに手をいれゴソゴソ中身を探るが丸まったティッシュらしきものが手に触れるだけである。

 

「悪いが手持ちがねぇや」

 

「…む」

 

「こんなんでいいならあるが」

 

サンズは使用済みであろうティッシュをフリスクの前に差し出してみる。

勿論ティッシュはフリスクにより最速弾き飛ばされた。

無念、ティッシュ。

 

「お菓子がほしいの!」

 

フリスクが地団駄踏む。

なんとわがままな小娘だ。

hehheh、サンズは大袈裟に手を広げる。

 

「それにフリスク、アンタ幾つだ?」

 

「え?16、だけど」

 

「じゃあ、お菓子をねだる程ガキじゃないだろ?」

 

そう言うとフリスクが言葉に詰まる

 

「さっさと部屋に戻りな」

 

フリスクの頭を軽く叩きトイレに向かう。

 

後ろで悔しそうにうずくまっているフリスクをチラリと見て、笑った。

 

 

 

 

 

トイレで用を足して、欠伸を洩らしながら部屋へ急ぐ。

 

部屋の前にはフリスクはおらず大人しく客間に戻ったと分かり、ほっとする。

 

さて、寝るかと自室の扉を開けてヨレヨレの布団を開けた。

 

「わっ!」

 

「っ!!」

 

突然フリスクがオレの布団から飛び出してきた。

驚いて引き腰になっているオレを見て

 

「ふっふっふ悪戯成功!」

 

と誇らしげにフリスクが言い

 

「じゃあサンズ、おやすみなさい」

 

満足したのかさっさと部屋を出て行った。

 

 

呆然としていたが、あまりの屈辱に苛々が湧いてきて…

 

「おいおいフリスク、そりゃねぇだろ!話は終わっちゃねーぞ」

 

部屋を飛び出してフリスクを追いかけた。

 

 

 

真夜中の追いかけっこの始まりであった。

 

 

 

 

 

 

 

(フリスク待てよっ!)

 

(え?あ、サンズ!?ひゃぁぁごめんなさいぃぃ)

 

(謝るなら逃げるんじゃねぇ!)

 

(だだだって、何かするでしょ?!)

 

(殴るだけだ、五発ほど)

 

(い、痛いのは嫌だぁ!)

 

(おい、こら、待てクソガキ!)


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