3日後、休みも明けて登校日になった。
『あー学校ヤダーー』
そう言いながらも歩いていく。嫌だとか言ってるが結構楽しいのである
そういえば下の方で「あっ、あの子体育祭の子じゃん! 」「なんで屋根から屋根を飛び越えて登校してんの!?」って騒いでた。
何か問題でも??
教室に着いたら皆登校時の話で盛り上がっていた。
「超声かけられたよ来る途中!!」
「私もじろじろ見られてなんか恥ずかしかった!」
「俺も!」
『俺特に何もー』
皆賑やかに話していたけど、予鈴が鳴ったら速やかに席に着いて相澤先生が入ってくる頃には静まり返っていた。
凄いなー相澤先生の指導が染み付いてるわー
「おはよう」
「「「おはようございます!!」」」
姿を現した相澤先生は包帯とギプスが取れていた。
でもそのことを指摘すると俺の事はいいと受け流された
「んなもんより、今日の"ヒーロー情報学"ちょっと特別だぞ」
その言葉に、クラスに緊張が走る。
小テストかなー。
まあそんなことではないと思うけど。
「"コードネーム"、ヒーロー名の考案だ」
「「「胸膨らむヤツきたああああ!!」」」
その一言でクラスが俄かにざわめき出したけど、先生が髪の毛をざわつかせた瞬間にピタリと静まり返った。
それを確認した先生が、続きを話し始める。
「というのも先日話した"プロからのドラフト指名"に関係してくる。指名を本格化するのは経験を積み即戦力として判断される2、3年から……つまり今回来た"指名"は将来性に対する"興味"に近い。卒業までにその興味が削がれたら、一方的にキャンセルなんてことはよくある」
「大人は勝手だ!」
峰田が何やら文句を言っている。大人は勝手なんだよ、ヘッ
「頂いた指名がそんまま自身へのハードルになるんですね!」
「そ。で、その指名の集計結果がこうだ」
葉隠さんの質問を肯定しつつ、相澤先生が黒板に棒グラフ付きの集計結果を表示させた。
A組指名件数
轟 4123
爆豪 3556
筒美 3520
飯田 301
上鳴 272
八百万 108
切島 68
麗日 20
「例年はもっとばらけるんだが、三人に注目が偏った」
「だー--白黒ついた!」
「見る目ないよねプロ」
上鳴が嘆いてる。芦戸さんは呆然としているし、青山は憤慨していた。
緑谷も1件も指名が入っていないし、最終種目に出場するだけでは駄目ということなんだろうなー。
「これを踏まえ……指名の有無関係なく、いわゆる職場体験に行ってもらう。お前らは一足先に経験してしまったが、プロの活動を実際に体験してより実りある訓練にしようってこった」
「それでヒーロー名か!」
「俄然楽しみになってきたぁ!」
「まあ仮ではあるが適当なもんは「付けたら地獄を見ちゃうよ!!」
相澤先生の話を遮って、ミッドナイト先生が教室に入ってきた。
相変わらずのコスチュームな上に、惜しげもなく披露されるセクシーポーズ。
18禁ヒーローの名に相応しい登場だ。
「この時の名が!世に認知されそのままプロ名になっている人多いからね!!」
「まぁそういうことだ。その辺のセンスはミッドナイトさんに査定してもらう。俺はそういうのできん」
『あーイレイザーヘッドって英語でかっこよくしてるけど日本語に訳すと「消しゴム頭」だからなー⋯ブッw』
「何か言ったか筒美⋯?」
『何でもございません!!』
「⋯⋯将来自分がどうなるのか。名をつけることでイメージが固まり、そこに近づいてく。それが"名は体を表す"ってことだ。"オールマイト"とかな」
それで説明は終了して、ヒーロー名を考案するための時間になった。
15分後―――
「じゃ、そろそろ出来た人から発表ね」
ミッドナイト先生のその言葉にクラスに動揺が走る。
やっぱり皆の前で発表となると恥ずかしい人が多いらしい。
青山がすかさず手を上げた。
「行くよ……輝きヒーロー"I can not stop twinklingキラキラが止められないよ"」
「「「短文!!!!」」」
あまりにも名前に適していない文章の登場に、皆度肝を抜かれている。
だけど、ミッドナイト先生だけは冷静にアドバイスを考えていた。
「そこはIを取ってcan'tに省略した方が呼びやすい」
「それね、マドモアゼル☆」
ミッドナイト先生のアドバイスは確かにその通りなんだろうけど、何か釈然としない。
皆も『これは……!!』とか思ってる。
やっぱり皆同じような感想なんだろう。
次に前に出てきたのは芦戸さんだった。
「じゃあ次アタシね!エイリアンクイーン!!」
「2!!血が強酸性のアレを目指してるの!?やめときな!!」
「ちぇー」
えーでもかっこよくなーい?エイリアンクイーン
「じゃあ次、私いいかしら」
蛙水さんが手を上げる。
「小学生の時から決めてたの。フロッピー」
そう言って蛙水さんが出したフリップボードには"梅雨入りヒーローフロッピー"と書かれていた。
「カワイイ!!親しみやすくて良いわ!!皆から愛されるお手本のようなネーミングね」
ミッドナイト先生も大絶賛だ。
何故か蛙水さんを称賛するようにフロッピーコールを繰り返している。可愛かったけどそこまで?
それに続いて出てきたのは切島だった。
「んじゃ俺!!烈怒頼雄斗(レッドライオット)!!」
「"赤の狂騒"!これはあれね!?漢気ヒーロー"紅頼雄斗(クリムゾンライオット)"リスペクトね!」
「そっス!だいぶ古いけど俺の目指すヒーロー像は"紅クリムゾン"そのものなんス」
「フフ……憧れの名を背負うってからには相応の重圧がついてまわるわよ」
「覚悟の上っス!!」
堂々と憧れの人の名前を背負っていくと宣言した切島は、当然合格だった。
そうして皆もヒーロー名を次々と発表していく
「ヒアヒーローイヤホンジャック!」
「テンタコル!」
「テ……テイルマン」
「かぶった……シュガーマン!」
「ピンキー!!」
「チャージと稲妻でチャージズマ!」
「たはは~!痺れるぅ!」
「ステルスヒーロー!インビジブルガール!」
「良いじゃん良いよ!さぁどんどん行きましょー!!」
「爆殺王」
「そういうのはやめた方が良いわね」
『爆発さん太郎でええやろー!』
「うるせぇ!クソ女男!
」
続いて麗日さんが前に出ててきた。
「考えてありました……ウラビティ」
「洒落てる!」
そこまでは順調に進んで、残りは飯田と緑谷、爆豪、俺の3人になった。
そうして次は緑谷が前に出てきていた。
フリップボードには"デク"と大きく書かれていた。
「緑谷、いいのかそれ!?」
「うん、今まで好きじゃなかった。けど、ある人に"意味"を変えられて……僕には結構な衝撃で……嬉しかったんだ」
「これが僕のヒーロー名です」
おーいいんじゃねぇ?
『じゃあ次俺ねー!』
『狙撃ヒーロー チェイサー!』
「これはまた斬新ね。意味とかはある?」
『えーとヴィランに向けての意味なんですが『どこに隠れてようが見つけ出して捕まるまで追いかけ狙撃してやる』みたいな意味合いですかねー!』
ニッコニコで話す俺。
「い、良いんじゃない?」
あれ、なんでミッドナイト先生そんな苦笑いなんすか。えっちょっと
「はい次は飯田くんよ〜!」
強制的に終了させられた⋯何でや
恋愛要素を入れようと思っているのですがお相手をどうしようか悩んでいるのでアンケートおねしゃす
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女子の中では結構話す 葉隠 透
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オリジナルキャラ
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その他
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恋愛要素入れんでええわ