レディナガンの弟はヒーローを夢見る   作:ぴえん丸

20 / 25
十九発目

 

 

 

 

翌日―――

 

 

「アッハッハッハマジか!!マジか爆豪!!」

 

 

切島の笑い声が教室内に木霊する。

 

理由は簡単。

 

爆豪の髪が、いつものツンツン頭から8:2分けに矯正されていたからだ。

 

「笑うな!クセついちまって洗っても直んねんだ。おい笑うなブッ殺すぞ」

 

 

「やってみろよ8:2坊や!!アッハハハハハ!!」

 

震えながら怒る爆豪に、切島はさらに爆笑で返す。

 

『はよー、』

 

「おう!いい所に来たな火伊斗w」

 

『切島は何でそんなに笑って⋯るの、⋯』

 

8:2の爆豪を見た瞬間火伊斗はフリーズした

 

そして爆豪をジっと見つめて⋯膝から崩れ落ちた

 

⋯⋯⋯

 

「「火伊斗!?/火伊斗くん!?」」

 

⋯⋯⋯

 

「ハッ⋯!まさか⋯」

 

「どうかしたか?瀬呂」

 

「火伊斗は爆豪が余りにも面白すぎて失神したんだ!」

 

「「なんじゃそりゃあー!?」」

 

「微かに聞いてみろ⋯火伊斗の笑い声が聞こえるから⋯」

 

『⋯⋯アッハハwwwwアッ、ハハハ⋯w

 

「ホントだ⋯!」

 

「とりあえずコイツは使いもんにならねぇから葉隠に預けとこう。」

 

 

笑いながら失神している火伊斗を置き去りに皆は職場体験の話を始める

 

 

「へぇーヴィラン退治までやったんだ!うらやましいなぁ!」

 

 

「避難誘導とか後方支援で実際交戦はしなかったけどね」

 

 

「それでもすごいよー!」

 

 

「私もトレーニングとパトロールばかりだったわ。一度隣国からの密航者を捕えたくらい」

 

 

「「それすごくない!!?」」

 

 

 

「お茶子ちゃんはどうだったの?この一週間」

 

 

「とても……有意義だったよ……」コオオオオオオ

 

「目覚めたのね。お茶子ちゃん」

 

「バトルヒーローのとこ行ってたんだっけ」

 

 

『ハッ!俺はなぜここに⋯』

 

「お、火伊斗起きた」

 

「もう一時間目だぜー」

 

「早く着替え行こー」

 

『お、おう!』

 

待ってマジで何があったの

 

 

 

 

一時間目はヒーロー基礎学、オールマイトが先生だ

 

「職場体験直後ってことで今回は遊びの要素を含めた、救助訓練レースだ!!」

 

 

「救助訓練ならUSJでやるべきではないですか!?」

 

 

オールマイトの説明に、飯田がすかさず質問した。

 

 

「あそこは災害時の訓練になるからな。私はなんて言ったかな?そうレース!!ここは運動場γ!複雑に入り組んだ迷路のような細道が続く密集工業地帯!5人4組に分かれて1組ずつ訓練を行う!私がどこかで救難信号を出したら街外から一斉スタート!誰が一番に私を助けに来てくれるかの競争だ!!もちろん建物の被害は最小限にな!」

 

 

オールマイトはそう説明しつつ、ススススと爆豪くんを指さす。

 

爆豪くんも「指さすなよ」なんて感じで不満そうではあるけど、納得はしているようだ。

 

 

『せんせー、五人四組って言いましが⋯俺余りません?』

 

「おっと!忘れていた!筒美少年が入るため6人の所もあるぞ!」

 

俺サラッと忘れられてたな⋯ガラスのハートに大ダメージきたよ

 

「じゃあ初めの組は位置について!」

 

 

 

 

最初の組に指定されたのは、俺、緑谷、尾白、飯田、瀬呂、芦戸さんだ。

 

 

「強いて言うなら火伊斗ちゃんと緑谷ちゃんが不利かしら……」

 

「体育祭の時、ワイヤーで移動してた筒美はともかく、ぶっちゃけ緑谷の評価ってまだ定まんないんだよね」

 

 

「何かを成すたびに大けがしてますからね」

 

 

指定された私たちが立ち上がって準備を始めると、皆はモニターの前に座って話し出していた。

 

 

「やっぱ飯田が一位かな」

 

 

「あー……うーん、でも尾白もあるぜ」

 

 

「オイラは芦戸!あいつ運動神経すげぇぞ!」

 

 

「デクが最下位」

 

 

「怪我のハンデがあっても飯田くんな気がするなぁ」

 

 

俺の1位予想する人は居ないのね⋯(パリンッ)←ガラスのハートが割れた音

 

 

 

 

指定された位置に着く。

 

ぶっちゃっけ俺は移動手段は持ち合わせていない。職場体験の応用使うか⋯

 

そんなことを考えていると、指定エリアの中央あたりで救難信号が発せられた。

 

救難信号のあたりを見てみると、どうやらオールマイトは建物の屋上にいるらしい。

 

 

 

 

 

『スタート!!!!』

 

 

 

オールマイトのその声とともに、他の皆は走り出す。

 

俺は特に動く気配もなく他の皆を見ていた、

 

『お、緑谷スゲェ』

 

緑谷が飛び上がり、凄まじい速度で中央に向かって行っている。

でも⋯

 

『落ちた。』

 

緑谷がパイプの上で足を滑らせて落ちていった。

 

『⋯痛そー⋯』

 

鉄パイプは痛い。(経験談)

 

『ん〜そろそろ行こうかな!』

職場体験の応用⋯それは

 

音速の弾(ソニック・スピード・ショット)(ver.スカイ)!!』

 

音速の弾の速さと反動を利用して空を飛ぶこと。

 

それなりの距離は行けるし軌道を変更したい時はもう一発音速の弾を打てばいい

 

そうして俺は一番乗りにオールマイトがいる屋上につき「助けてくれてありがとう」というタスキを着せられた。

 


一時間目が終わり更衣室。

 

『あぁー!身体中が痛いィィィ』

 

音の同様の速さで行った為体は崩れてはいないが凄く痛い。ジンジンする。

 

「⋯大丈夫か?」

 

ヒョコっと出てくる轟、何やろ⋯小動物みたいで可愛ええ

 

『うん、大丈夫⋯』

 

すると後ろの方が騒がしくなる

 

「おい緑谷!! ヤベェ事が発覚した!! こっちゃ来い!!」

 

 

「ん?」

 

 

 峰田は、張り紙の裏の穴を興奮気味に指差した。

 

 

「見ろよこの穴、ショーシャンク!! 恐らく諸先輩方が頑張ったんだろう!! 隣はそうさ! わかるだろう!? 女子更衣室!!」

 

 

 それを聞いた上鳴、瀬呂、砂藤はピクリと反応する。

 

 だが当然飯田が止めに入った。

 

 

「そうだぞ!! 峰田くんやめたまえ!! 覗きは立派なハンザイ行為だ!」

 

 

 だが、峰田は聞く耳持たずに張り紙を剥がすと興奮して穴を覗き込んだ。

 

 

「オイラのリトルミネタはもう立派なバンザイ行為なんだよォォ!! 八百万のヤオヨロッパイ!! 芦戸の腰つき!! 葉隠の浮かぶ下着!! 麗日のうららかボディ!! 蛙吹の意外おっぱァアアア」

 

 

 ザクッ

 

 

「あああ!!!!」

 

 

 峰田の左眼にイヤホンジャックが突き刺さり、ジャックから爆音が鳴る。

 

 それを見た緑谷は、ガタガタ震えながらご丁寧に解説していた。

 

 

「耳郎さんのイヤホンジャック…正確さと不意打ちの凶悪コンボが強み!!」

 

 

 

 隣の女子更衣室では、女子全員が呆れていた。

 

 

 

「ありがと響香ちゃん」

 

 

 

「何て卑劣…!! 今すぐ塞いでしまいましょう!!」

 

 

 

 蛙吹が耳郎に礼を言い、八百万が峰田を軽蔑しながら言った。

 

 すると峰田に何も言われなかった耳郎は殺気を漏らしながら言った。

 

 

(ウチだけ何も言われなかった)

 

「ヒーローが出していいオーラじゃないよ!!」

 

 

一方男子更衣室では

 

『⋯なぁ轟ー⋯バンザイ行為って何だ?』

 

「さぁ⋯?分かるか?緑谷」

 

「えっ、えと、分かんない!!ごめん、!」

 

あからさまに動揺している緑谷。

 

 

「とりあえず女子に対してアレだったから打っていいと思う?」

 

「「いいと思う」」

 

おー満場一致

 

『よし、音速の⋯!』

 

「待って音速はヤバい、やめろ、話し合えば分かる!筒――ギャアアアアアアア!!!」

 

 

((良くやった火伊斗⋯!))男子

 

((ありがとう筒美くん!))女子

 

 

 

 

 

 

 

「⋯オイ峰田はなんで燃え尽きてるんだ」

 

「⋯オイラの⋯オイラのリトルミネタが⋯」

 

『さぁ?』

 

知らね☆

 

 

 

恋愛要素を入れようと思っているのですがお相手をどうしようか悩んでいるのでアンケートおねしゃす

  • 女子の中では結構話す 葉隠 透
  • オリジナルキャラ
  • その他
  • 恋愛要素入れんでええわ
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。