レディナガンの弟はヒーローを夢見る   作:ぴえん丸

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二十三発目

 

 

 

 

 

 

 

「……とまあ、そんなことがあって、ヴィランの動きを警戒し例年使わせて頂いている合宿先を急遽キャンセル。行き先は当日まで明かさない運びとなった」

 

 

翌日のホームルームの時間に、相澤先生はそう切り出した。

 

最初に配布したしおりすらも引き裂いている。

 

これはもう仕方ない。USJに続いてまたヴィランと遭遇してしまっているのだ。

 

頻度がおかしいし、また何かあればそれこそ雄英の信頼に関わる。

 

雄英側としても苦肉の策だろう。

 

 

 

「もう親に言っちゃったんですけど」

 

 

 

「故にですわね……話が誰にどう伝わっているのか学校が把握できていませんもの」

 

 

 

「合宿自体をキャンセルしねぇの英断すぎんだろ!」

 

 

 

皆が口々に感想を言っていく。

 

そんな中で爆豪はその苛立ちを緑谷にぶつけていた。

 

 

 

「クソナード……骨折してでも殺しとけよ……」

 

 

「ちょっと爆豪!緑谷がどんな状況だったか聞いてなかった!?そもそも公共の場で"個性"使用禁止だし!」

 

 

 

……透が珍しく敬称を外すくらいにはプンプン怒ってるな。まあ、あの時の状況を知ってて爆豪の感想を聞いちゃったらそうなっても仕方ないんだけど。

 

 

 

「知るかとりあえず骨折れろ」

 

 

 

「かっちゃん……」

 

 

 

爆豪は知ったことではないと言わんばかりに同じ発言を繰り返している。

 

そんな感じで皆が話していると、先生の話はまだ途中だったみたいで、髪の毛をざわつかせて皆を黙らせた。

 

 

 

「それともう一件。夏休みの間は長期の外出はなるべく控えるように。最近のヴィランによる襲撃や接触を受けての措置だ」

 

 

 

「えー!?マジかよ!?」

 

 

 

上鳴が文句を言っているけど、正直これは仕方ないと思う。てかしないと行けない。ここまでヴィランに執着されてるといつ襲われるか分からないし⋯教師とかプロヒーローが居ない時に襲われたら⋯⋯危険極まりないし。

 

 

 

 

そうして始まった夏休み。

 

『あーーーーー暑ちぃ』

 

何処にも行けないので部屋でダラダラとしている

 

『従兄さん呼んでゲーム大会でもするかぁ?⋯いや、アイツ何故か真面目に仕事やってるから来ないか⋯』

 

中学の時とか不真面目だったのによォ!丸くなったなぁ⋯

 

 

それにしても暇だァァァァ!!!

 

 

 

 

ピロンッ♪

 

グループLINEから通知が来た。

 

『え〜何何?『雄英のプール借りるから皆でトレーニングやらない?』と⋯緑谷からか。』

 

 

すると各々から『行く〜!』等と返事が来る。

 

 

『う〜ん、俺も暇だし行くか⋯!』

 

LINEに「行くわ」と送り水着を持って家を出ていった。

 

 

 

「お、火伊斗〜!」

 

『んあ?あぁ、瀬呂と⋯轟か。なんという珍しい組み合わせだ』

 

「たまたま来る時に会ったんだよ」

 

「⋯あぁ、」

 

『成程。お前らもプール行くの?』

 

 

「暇だったからな〜久々に体動かしたい」

 

 

『俺と一緒やん。』

 

「俺も、暇だった。」

 

おお、急にズイッと来たな⋯轟も轟で丸くなったよなぁ⋯

体育祭の時とかすっげぇトゲトゲしてたのに。

 

そんなこんなで着きました、雄英

 

更衣室に行くとクラスの数人がもう既に居た。

 

『お、障子やん。やほ〜』

 

「筒美か。来てたんだな」

 

障子とは期末試験の時以来からちょっと仲良くなった。

 

 

『さーてと着替えましょうかね〜』

 

「そういえばよ。」

 

『なんだい瀬呂くん。』

 

「筒美って意外と筋肉あるよな⋯」

 

ちょっ、男にジーッと見られても嬉しくないんだが。

 

 

『あー俺のライフルさー結構重いんだよな。

それでライフルをブンブン振り回してたら筋肉が着いたんだ』

 

「筋トレをせずにコレか!?」

 

『いや、筋トレもちゃんとしてるぞ。』

 

「あぁ、そうか⋯お前女みたいな見た目してっからよ〜⋯頭が処理しきれねぇ。」

 

『あー⋯確かさ俺が初めて1-Aに来た時、皆俺の事女だと思ってたもんな!』

 

「懐かし〜」

 

もう三ヶ月か〜早いなぁ⋯

 

 

 

 

 

「皆!プールに入る前にちゃんと体操をしてから入るんだぞ!!」

 

『うげぇ、体操か⋯』

 

「なになに、火伊斗くん体操苦手系かーい?」

 

『うっせぇ、良いだろ別に』

 

このドンマイが!!

 

 

『ふっ、ふぐぅっっ⋯』

ギギギッと効果音が着きそうな体操?らしきものをしている火伊斗。

 

「火伊斗⋯お前⋯」

 

「「体硬ぇんだな!!」」

 

ハモるなそこ瀬呂と尾白。

 

『ハァッハァッ⋯ムリィ⋯!』

 

体を捻るだけでも凄く疲れる。

 

えー次は⋯足を広げて床にぺたんとくっ付く奴⋯あーこれ他の人に押してもらわないとダメだ

 

『誰に押してもらうか⋯』

 

瀬呂は却下。尾白はそこまで仲良くないし、障子に押してもらうのもアレだしなぁ⋯。

 

誰に押してもらうか悩んでいると轟がやってきた

 

 

 

「筒美、俺が押そうか?」

 

轟きゅん⋯トゥンク

 

『俺体硬ぇからな!』

 

「分かった」

 

そして俺の体を押してくれた轟きゅん。

 

ありが⋯ッッッッッ!

 

『待って!轟!!死ぬ死ぬ!痛い!!』グギギッ

 

「(⋯⋯⋯)」

 

『轟さーん!?聞こえてるー!?ちょっ、誰かー!たすけてぇぇぇ!』

 

「轟〜もっと押してやれ〜」ニヤニヤ

 

おのれっ瀬呂ォォォォッッ!!裏切りよってェェェッ!

 

「分かった⋯」グググッ

 

『ギャアアアアアアア!?』

 

律儀に実行しないで轟きゅん!!

 

『ちょ、マジで死ぬ⋯』

 

轟を背中で押そうとしたら⋯

 

 

 

 

 

『⋯コイツ⋯体幹スゲェ⋯』

全然動かん、何これ岩か?

 

『轟ィィィィッッ!そろそろ離してくれ!!』

 

「⋯⋯⋯」グググッ

 

Why!? Is your head sane!?*1

 

 

 

 

 

「はぁ⋯轟、そろそろ筒美を離してやってくれ」

 

大 天 使 降 臨

 

「⋯!悪ぃ」

 

ありがとうッ⋯!ありがとうっ!障子!!

 

「悪ぃ、筒美⋯」

『⋯⋯⋯( º言º)』

 

「筒美?」

 

You did a great job⋯ Is your head a happy meal ? *2

 

『なぁ?瀬呂、轟ぃ?』

 

「⋯⋯瀬呂が悪い」

 

「轟ィッ!?」

 

『ライフル展開⋯』

 

 

「尾白たすけて!!」

 

「えっ!?」

 

『尾白ぉ⋯早うそこ退かんとテメェの尻尾の皮全部ひん剥くぞ』

 

「ドウゾ!!!」

 

「尾白ォォッ!?」

 

 

 

『せーろーさん?』

 

「ヒュッ」

 

「情状酌量の余地は⋯!?」

 

『問答無用!!!』

 

「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」ドゴッバギッドゴッッッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれ、男子お集まりジャーン!」

 

「他の人達も居たのね、ケロ」

 

入ってきたのは女子の面々。

 

 

「わぁっー!火伊斗くんなんか⋯エロいね!!」

 

『透ちゃん!?』

 

上半身出してるだけだよ!?

 

「あれ、何で轟くんと⋯瀬呂?くん正座してるの?」

 

「こうしてろって筒美が⋯」

 

「ひゅみまふぇん、ふぉうふぃはぁふぇん⋯*3

 

正座していたのは頭のちょうど真ん中にタンコブができている轟と顔面ボコボコにされていた瀬呂だった。

 

『えーちょっと制裁☆加えただけ、』

 

ニッコリ(暗黒微笑)

 

女子はよくわかっていない顔をしていて男子は震え上がっていた。無理もない先程の制裁☆を見ていたからな。

 

すると男子更衣室方の扉から「いざ行かん!俺たちの楽園へぇぇ!!」と聞こえるが⋯十中八九クソブドウとチャラ上鳴だろう。

 

 

 

〜変態時間〜

 

 

 

 


 

 

 

 

峰田と上鳴の策略は失敗に終わり、訓練を一通りした後何故か男子で「誰が速く50mを泳げるか競走」するらしい。

 

 

はぁ〜⋯終わったぜ☆

 

俺のは音速の弾の反動を利用してから飛んでいる、だから必ず弾を打たないといけない。かと言ってワイヤーも出来ない。壁に打ち込む可能性があるからな、、

 

⋯よし、俺は実況という名で逃げよう。

 

『なぁ飯田』

 

「む、どうしたんだい」

 

『俺さ、さっきの訓練で足首を捻挫しちまってよ(大嘘)』

 

『それで泳げねぇんだ。だから俺実況していいか?』

 

「それなら仕方あるまい⋯それより実況するよりリカバリーガールの元へ行った方がいい!」

 

『よーし実況してきまーす』

 

「待ちたまえ!!」

 

 

リカバリーガールん所言ったら嘘だってバレるだろうが!!

 

 

「筒美さん、少しよろしいでしょうか?」

 

我がクラスの副委員長、八百万さん。

 

『どしたのー?』

 

「女子でずっと遊ぶのちょっと飽きてきてさー!男子が面白いことするらしいからそのお手伝いしに来たのー!」

 

と、芦戸さん。

 

『あー、じゃあさ誰が一番早く着いたか見といてくれる?』

 

「OK!!」

 

そして第一試合が始まる。

俺は八百万さんに創ってもらったマイクとアンプ、そして笛。この三つは欠かせないアイテムだ。

 

 

 

『いよいよ始まりました!「誰が一番速く50mを泳げるか競走!」実況、解説はこのワタクシ!可憐なスナイパー!筒美 火伊斗でお送り致します!!』

 

「なーにが可憐なスナイパーだー、脳筋スナイパーだろー」

 

おや?いつの間に復活していたんだい?瀬呂くぅん。

 

『アハハーご冗談を〜!……今度は顔だけじゃなくBODYにやるぞ』スチャッ(ライフル展開)

 

「冗談ですよぉ!!」

 

なーんだ(笑)

冗談なら仕方ないネー!

 

『さーどっかのドンマイのせいで遮られましたが第一試合の選手紹介を致します!』

 

『まずは一人目!性欲の塊ィ!峰田実!』

 

「へへっ、褒めてもなんもでねーぞ!」

 

『ハイキモイですねー「酷い!」』

 

『二人目!正直いってダークシャドウめっちゃ可愛い!常闇踏陰!』

 

「アリガトナー!」

 

「…俺は?」

 

『はい次〜!三人目!1-Aでは数少ない大人しい人!ガタイは良いが声は可愛い!口田甲司ぃ!』

 

「………/// 」

 

『うん、分かった。(ニッコリ)』

 

『四人目!その顔と性格はヴィラン顔負け!爆豪勝己!』

 

「誰がヴィラン顔負けじゃ女男ォ!!」

 

『そーゆーとこよ』

 

『そいじゃ次ー「無視してんじゃねぇ!」』

 

『五人目はスーパーチャラ男!俺はコイツのウェイ状態がツボだぜ☆上鳴電気ィ!』

 

「スーパーチャラ男て、」

 

『事実!』

 

『一通り選手紹介が終わりました…選手の皆さん準備はいいでしょうか?』

 

『良いようですね…?それじゃあ…

スタートォォォォ!!

 

ピィィィィィィッッッ

 

笛の音と同時に

 

「爆速ターボ!」

 

『おぉぉっと爆豪!開幕早々爆速ターボでゴールまで一直線!』

 

『因みに厳正な判断を下すために試合の様子を録画しています、不正した場合キツーーーーイお仕置が待っているのでよろしくね☆』

 

可愛らしくピースしてそう言う俺。途端に上鳴、峰田、緑谷、切島、爆豪を除く男子全員が身震いした。

 

そして

「ゴールですわ!」

 

八百万さんが手を挙げちゃんとゴールした事を確認してくれた

 

『えー、不正なし!爆豪、1位!』

 

「どうだこのモブ共!」

 

「どうだじゃねぇ!」

 

「泳いでねーじゃねーか!」

 

「自由形っつっただろうが!」

 

何やら揉めてますねー

 

『えー個性の自由行使を許可されているため個性による飛行はOKデース!』

 

「えぇー!!?」

 

『自由形ですからねー、自由なんですよ!』

 

『さー実況に戻ります!2位は常闇!3位口田!4位上鳴!5位峰田の順番になりました。』

 

 

 

『第一試合に出場した人たちは日陰に行って水分を取り休憩して下さいねー!第2試合の人はスタンバーイ!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

*1
何故!?お前の頭は正気ですか!?

*2
良くもやってくれたなぁ⋯お前の頭はハッピーセットか?

*3
すみません、もうしません

恋愛要素を入れようと思っているのですがお相手をどうしようか悩んでいるのでアンケートおねしゃす

  • 女子の中では結構話す 葉隠 透
  • オリジナルキャラ
  • その他
  • 恋愛要素入れんでええわ
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