レディナガンの弟はヒーローを夢見る   作:ぴえん丸

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5/2 内容を少し変更しました


六発目

 

 

USJ事件から2日経ち俺も昨日の午後に退院し普通に動き回れる程度には回復していた。

頭の包帯は取れてないけど

 

「皆━━━!! 朝のホームルームが始まる! 席につけ━━!!」

 

 

「ついてるよ。ついてねーのおめーだけだ」

 

 

 

委員長(聞いた)という事で張り切る飯田に対し、瀬呂がツッコミを入れる。

 

そして予鈴と同時に、教室の前のドアが開く。

 

 

「お早う」

 

 

「「「「相澤先生復帰早えええ!!!!」」」」

 

『わぁミイラマン相澤先生…』

 

 相澤は、昨日と一緒で全体を包帯でグルグル巻きにし両腕をギプスで固定した状態で入ってきた。

 

 

「先生、無事だったのですね!!」

 

 

 

「無事言うんかなぁアレ…」

 

 

 

 よろよろしながら教卓につく相澤に対し、飯田が挙手をし麗日が心配していた。

 

 

「俺の安否はどうでもいい。何よりまだ戦いは終わってねぇ」

 

 

 

 それを聞いた生徒達は身構えた。

 

『あーーあれか…』

 

「戦い?」

 

 

 

「まさか…」

 

 

 

「まだヴィランが━━!!?」

 

 

 

 各々が反応すると、相澤は少し溜めて言った。

 

 

 

「雄英体育祭が迫ってる!」

 

 

「「「「クソ学校っぽいの来たあああ!!」」」」

 

『(転校初日に聞こえたがっぽーいはこれの略だったのか…へぇ〜)』

 


 

USJ襲撃の翌日、雄英の会議室では塚内が教師陣に調査結果を報告していた。

 

 

 

「死柄木という名前……触れたモノを粉々にする“個性”…………20〜30代の個性登録を洗ってみましたが、該当なしです。『ワープゲート』の方、黒霧という者も同様です。無戸籍且つ偽名ですね……個性届を提出していないいわゆる裏の人間」

 

 

 

 塚内が報告すると、スナイプが口を開く。

 

 

 

「何もわかってねえって事だな…早くしねえと、死柄木という主犯の銃創が治ったら面倒だぞ」

 

 

 

 するとオールマイトが、何か心当たりがあるかのように呟く。

 

 

 

「主犯か…」

 

 

 

「何だいオールマイト?」

 

 

 

 オールマイトの言葉に校長が反応すると、オールマイトが話し始める。

 

 

 

「思いついても普通行動に移そうとは思わぬ大胆な襲撃。用意は周到にされていたにも拘わらず! 突然それっぽい暴論をまくしたてたり、自身の“個性”は明かさないわりに脳無とやらの“個性”を自慢気に話したり…そして思い通りに事が運ばないと露骨に気分が悪くなる! まァ…“個性”の件は私の行動を誘導する意味もあったろうが…」

 

 

 

「それにしたって対ヒーロー戦で『個性不明』というアドバンテージを放棄するのは愚かだね」

 

 

 

 オールマイトの発言に対し校長も同調すると、オールマイトは『死柄木弔』というヴィランを分析する。

 

 

「“もっともらしい稚拙な暴論”、“自分の所有物を自慢する”、思い通りになると思っている単純な思考、襲撃決行も相まって見えてくる死柄木という人物像は…幼児的万能感の抜け切らない“子ども大人”だ」

 

 

 

「“力”を持った子どもってわけか!!」

 

 

 

「小学時の『一斉“個性”カウンセリング』受けてないのかしら…」

 

 

 

 オールマイトが言うと、ブラドキングとミッドナイトが続けて言った。

 

 そしてブラドキングはオールマイトや塚内に尋ねる。

 

 

 

「で!? それが何か関係あんのか!?」

 

 

 

「先日のUSJで検挙したヴィランの数72名。どれも路地裏に潜んでいるような小物ばかりでしたが、問題はそういう人間がその“子ども大人”に賛同し付いて来たという事。ヒーローが飽和した現代、抑圧されてきた悪意たちはそういう無邪気な邪悪に魅かれるのかもしれない。まァ…ヒーローのおかげで我々も地道な捜査に専念出来る。捜査網を拡大し引き続き犯人逮捕に尽力して参ります」

 

 

 

 塚内が調査結果を報告すると、校長が懸念している様子で口を開く。

 

 

 

「“子ども大人”…逆に考えれば生徒らと同じだ。成長する余地がある…もし優秀な指導者でもついたりしていたら…」

 

 

 

「………考えたくないですね」

 

 


 

 

USJのヴィラン襲撃事件から2日後、1ーA組は体育祭の話で盛り上がっていた。

 

 

「体育祭…!」

 

 

 

「クソ学校っぽいの来たぁぁ!!」

 

 

 

「待って待って! 敵に侵入されたばかりなのに大丈夫なんですか!?」

 

 

 相澤の言葉によって沸き立つ者もいれば、襲撃事件の事で警戒心を強め心配する者もいた。

 

 上鳴がツッコミを入れると、相澤がその理由を説明する。

 

 

「逆に開催する事で雄英の危機管理体制が磐石だと示す…って考えらしい。警備は例年の5倍に強化するそうだ。何より雄英の体育祭は……最大のチャンス。ヴィランごときで中止していい催しじゃねぇ」

 

 

 

「いやそこは中止しよう?」

 

 

 

 峰田が恐る恐る言い出すと、緑谷が後ろを振り向いて言った。

 

 

 

「峰田くん…雄英体育祭見た事ないの!?」

 

 

 

「あるに決まってんだろ、そういう事じゃなくてよー…」

 

 

 

 緑谷が言うと、峰田は呆れながら返す。

 

 すると相澤は、生徒達に体育祭の重要さを説く。

 

 

 

「ウチの体育祭は日本のビッグイベントの一つ!! かつてはオリンピックがスポーツの祭典と呼ばれ全国が熱狂した。今は知っての通り規模も人口も縮小し形骸化した…そして日本に於いて今、かつてのオリンピックに代わるのが雄英体育祭だ!!」

 

 

 

「当然全国のトップヒーローも観ますのよ。スカウト目的でね!」

 

 

 

「知ってるってば…」

 

緑谷と相澤に続けて八百万が言うと、峰田はウンザリした表情を浮かべる。

 

 

「資格習得後はプロ事務所にサイドキック入りがセオリーだもんな」

 

「そっから独立しそびれて万年サイドキックってのも多いんだよね。上鳴あんたそーなりそう。アホだし」

 

 

 

「くっ!!」

 

 

 

 上鳴に対し耳郎が辛辣な言葉を浴びせると上鳴は悔しそうに押し黙っていた

 

 

「当然名のあるヒーロー事務所に入った方が経験値も話題性も高くなる。時間は有限。プロに見込まれればその場で将来が拓けるわけだ。年に一回…計三回だけのチャンス、ヒーロー志すなら絶対に外せないイベントだ!」

 

 

 相澤が話し終わると同時に、チャイムが鳴りHRが終わった。

 

 そして4限の現代文が終わり昼休み。

 

 

「あんな事あったけど…なんだかんだテンション上がるなオイ!!」

 

 

 

「活躍して目立ちゃプロへのどでけぇ一歩を踏み出せる!」

 

 

クラス全体が興奮していて俺も結構興奮していた。

 

『楽しみだなぁ雄英体育祭…』

 

「お、気合入ってるねー火伊斗くん!」

 

傍から見たら服が浮いているだけに見える葉隠さん

 

『いやぁ、もしかしたら俺の姉ちゃんも見てるかも知んねぇしさ頑張りたい』

 

「そういえばさー火伊斗くんのお姉ちゃんって誰?もしかしてプロヒーロー!?」

 

『えーとねー俺の姉ちゃんは……』

 

最近ニュースとかで見ないから分かんないか…

 

『秘密!!』

「えぇ!?ケチー!!」

『( ̄∇ ̄)ナハハッ』

 

 

 

すると後ろの方で麗日さんが何か言っていた

 

「デクくん、飯田くん、…頑張ろうね体育祭」

 

 

「顔がアレだよ麗日さん!!?」

 

 

 麗日は、気合が入りすぎて強張った表情を浮かべていた。

 

 緑谷は、麗日を心配していた。

 

 

 

「どうした? 全然麗かじゃないよ麗日」

 

 

「生…ぐえっ!?」

 

 

 

 芦戸も心配し峰田が言いかけると、蛙吹が舌で頬を引っ叩く。

 

 

「皆!! 私!! 頑張る!!」

 

 

「おお━━━━けどどうした、キャラがフワフワしてんぞ!!」

 

 

「私!!頑張る!!」

 

「おー!!」

 

『頑張ろー!!』

 

麗日さんが右腕を突き上げてそう言うと

俺も葉隠さんも右腕を突き上げて返事する

 

元気だなー麗日さん。

 

放課後

 

何故か教室の前にはめちゃくちゃ人が居たそうで心操って言う人から宣戦布告を受けたんだってさ。後B組の人からも

 

え。俺?俺は頭の包帯を取ってもらう為に保健室に行ってたのさ☆

 

放課後の出来事は葉隠さんに聞いたんです。

 

 

 

恋愛要素を入れようと思っているのですがお相手をどうしようか悩んでいるのでアンケートおねしゃす

  • 女子の中では結構話す 葉隠 透
  • オリジナルキャラ
  • その他
  • 恋愛要素入れんでええわ
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