慧音と一緒!   作:緑人間

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 久しぶりの小説作品。そして久しぶりの二次創作。なんも書くことないなー。始めなのだから出来のいいジョークでも言いたい所だが、どうやら僕には無理なようだ。
 
 


正義の味方のハクタク仮面と何か変な老け顔の人情物語(大嘘)
日記


 

 

 

 

 

 2016年 7月 24日

 

 今日は夏らしくとても暑い日だ。特に何かあった訳でも無かったので、夏休みの宿題を終わりにする事にした。意外にもまだ日が出ているうちに終わった。

 なので体を動かすために外へ散歩に出る事にした。相変わらず外の間抜け共がうるさい。いつもの事だが......カス共め。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016年 8月 15日

 

 夏休みも後半に入り中ばの頃。今日は久しぶりにあいつと遊んだ。どこに行くかは奴に任していたので知らなかったが、あろう事にどこぞの神社に連れて行かれた。オカルト好きのこいつの事だからなんとなく予想していたが......

 ちなみに恋愛成就の神社だとか。そこで嫌味を込めて『お前はいつもいつもモテたいと抜かしてるが、話す事がオカルトと下ネタしかないからモテないじゃないか?』と言ったら『そんな事は分かる。が、モテないことに関してはお前にだけは言われたく無いぜ』と言われた。まあ、事実だが。

 『そもそも女に興味が無い俺には関係無い話だ』と返すと、『じゃあ、男に興味あんの?』と笑いながら返しやがった。男にも興味はねえよ。どちらもカスばかりで反吐が出る。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2016年 8月 30日

 

 今日は家で体を鍛えていた所を奴が訪ねて来た。汗だくの所を出たら奴は驚いていた。 

 何の用かと思えば遊びたいとか。.....が、奴の本当の目的は夏休みの宿題を見せて欲しいのだろう。

なんでさっさとやらなかったのかを聞くと、いつもの事ながらやるのを忘れていたとかなんとか言い訳を......まぁ、いつもどうりまた宿題をやるのをめんどうくさがって渋ったのだろう。

毎年の事だが、アホかこいつ......今年はもう受験だぞ。

見せてやるのは簡単だが、友達としてそれはどうかとも思うので一緒にやることにした。休みを潰しやがって......

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2016年 9月 21日

 

 今日、散歩をしていたら猫の死体を見つけた。どうやら、殴り殺されたらしい。

 この世界はドブ川同然だ。しかも。流れる水は人の血。いっそのことこのドブ川が氾濫を引き起こし、クズ共が皆溺れてしまえばスッキリするだろうに。

 世の中のほとんどが人間の真似事をした人もどきにしか過ぎ無い。どいつもこいつも.....まともなな奴はいないのか。

 セックスと暴力にしか興味の無いクズ共が....奴らはやはり害悪で駆除するべきだ。

 非常に無理難題だな......現実味が無い。そんなクズ共でも生活を支える基盤にもなっている時もある。それもまた事実だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2016年 10月 8日                 

                 

 今日は大学受験の為の勉強と弓の練習をした。受験勉強はともかく、弓は参考本とネットからの知識が大半でまともな授業を受けている訳では無い、苦戦ばかりだ。学び初めて数ヶ月だがあまり上達しない。努力せねば。

 だが、弓は身近な物で作成可能な飛び道具だ。単純に物を投げるよりかなりマシだ。何かしらに使える。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2016 10月 12日

 

 そろそろ、大学の推薦も近くなってきた。推薦に自信はあるが、受験勉強は欠かすわけにはいかない。更にそれ以外もだ。

 受験勉強以外にも俺には学びたい事、知りたい事はいくらでもある。むしろ受験よりも大切かもしれない。時間は驚く程足りないが、やりたい事は腐る程ある。

 学校で善人面したクソッタレ教師共がクソッタレな事しか教えない。こんなクソに時間を裂きたくはないが、わざわざ問題を起こして悪い意味で目立ちたくは無い。これも、普通で目立たない生活を得るためだ。仕方が無い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2016年 10月 18日

 

 大学受験に向けて高校の緊張が高まってきた。マヌケ共も真面目になっている。

 そんな頭脳がやつらにもあったとは......毎日毎日その日の気分だけで生きてるような緩みきった脳みそが頭に詰まっていると思っていたから驚きだ。毎日セックスと最高の友情劇をやっているような奴らだ。

 ......ああ、クソ思い出すだけで虫唾が走るような連中だ。奴らと同じ教室に居ると、まるでドブ水の中に浸かるような気分になる。

 これなら、多少目立つとしてももう少し頭の良い高校に行けば良かった。と、今更ながらに考える。せめての救いは志望大学をクズ共が到底行けないような所にしたことか。

 .....いや、未だにクズ共は世界中にはこびりつつ、健全者を自分側に引き込もうとしている。どこへ行った所で変わらないだろう。忌々しい怪物どもめ....

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2016年 10月 25日

 

 いよいよもって大学推薦が近くなってきたが、今日は推薦とは関係の無い事があったので記しておく。

 今日、学校の帰りに間抜け面の集団に絡まれた。

染めた髪に後先考えてなさそうな間抜け面。若干はだけた制服はかっこいいと思っているのだろうか?

 そしてそいつに媚びる似たような間抜け面を晒すクソビッチ。くたばりやがれ。

 合わせて男女五人。恐らく同年代。 カス共め、仲良く豚小屋にでもぶちこまれてろ。

 そんでもってそいつらは、俺から金をカツアゲしようとしたらしい。高校生のもってる金なんてたかが知れてるだろ......精々数千円だ。俺から金を盗った所で弁当を食って小銭が返って来るぐらいだろうに。

 間抜け共は俺の背が低い事と顔が冴えない......いや、不細工なのに目を付けたらしい。舐めた態度でつっかかってきたが、制服はどうやら他校のようだった。その上に俺も制服では無かったので行動に移す事にした。姿勢からして喧嘩の仕方がなって無かった。どうせ、周りが何も言わないから直ぐに調子に乗る古典的なクズなのだろう。お前らは見捨てられているだけだ。

 ......まぁ、こんな間抜け共なんだ。多少痛めつけたら警察よりも仕返しを考えるような連中だろう。一つ徹抵的に潰せば仕返しする気も失せるか。所詮は人の真似事をする動物だ。痛めつければ怯えて手も出さない。指か歯でも折ればいいか?

 いや、学生証でもあればこのクズ共の高校にでも報告すれば一発か。

 ここまで考えてどちらにしようか迷ったが、痛めつけてから高校に報告することにした。まあ、素行の悪そうな奴らだ。どんな大ぼらを吹いた所で信じられまい。携帯も全て壊したし、証拠も無いだろう。報告も近くを通りかかった善良な一般市民にカツアゲをされたふりをして頼んだ。この善良な市民の口ぶりからして、奴らはここらでやっかいもの扱いだったらしく、俺が特に何もしなくてもこいつらは勝手に処理されていたかもしれない。

 .....どちらにせよ今日は良く眠れそうだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2016年 11月 9日

 

 今日は推薦前の最後の息抜きとして友達と遊びに行った。

 こいつはこいつで一般入試に向けて頑張るとかなんとか。.......頑張っているんだろうな。

俺も推薦が上手くいけば手伝おう。勉強くらいしか出来ないが......これだけでも十分か。

一般入試は推薦より先だ。まだまだ時間はある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2016年 11月 20日

 

 今日は推薦の合格発表の日。推薦は何の問題無く上手くいった。そして合格祝いという事で数年ぶりに親と外食に行った。両親と食事に行った所で喋る事がほとんど無い。少しは喋りたかった。

 父親は飯を食べ、母親も食べ、俺も食べていた。出来ればうるさい物より静かな方がいいが、これは親子として少し変だ。出来れば直したい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2016年 11月 25日

 

 今日は友人の家で勉強を手伝った。奴の家で一緒にテレビを見たが、どれもかしこも下らない物ばかりだ。リモコンは奴の手元にあったのでチャンネルは奴が決めた。丁度下らない特番がやっていた。

 義足の少女が山登りに挑戦するというもので、なんだかんだで成功していた。こんな物のどこが面白いのやら.....他人の成功なんぞ見ていて不快なだけだ。それがクズ共ならなおさらだ。

 これで感動すると言う奴は大抵、感動していると思っている自分に酔っているだけだ。愛着もクソも無い赤の他人の事で本当に喜ぶ奴なんて本当に稀だ。居ないと言っても良いほどの少なさだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2016年 12月 5日

 

 夜中に突然目が覚めた。汗びっしょりであまりに気分が悪かったのでシャワーを浴び、一段落したのでここに記しておく。

 汗は落としたが、なんだか目が覚めてしまい眠る気にはならなかった。仕方がないので用意をしたら真夜中の町を探検することにする。多少動けば少しは眠くなるかもしれない。そこに期待することにしよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 少し欠けた月が丑三つ時の夜道をわずかに照らしている。毎度のことだがこの光景を見るとこの都市が日本有数の大都市である事を忘れてしまう。

電灯の存在を忘れてしまう程の月明かりが、俺の歩く林道を照らしている。今の世の中では珍しく、今だに自然が残るこの林道。

 ......だが、いずれはここも開発の手が伸び、人工的な公園に変わる。

 子供の頃から転勤続きで、この土地へ来てまだ数年の俺にはこの林道が消えて、人工的な公園になったとしても何か感じる事は無い。......まぁ、長年住んでたとしても何も感じないと思う。体験して無いからわからないが。

 だが、やはりどこにでもクズ共は湧くようで、この林道をを守ろうとする運動がある。『守ろう』と言った所で、理由を得て騒ぎたいカス共がその大半を占めている。上手くいくとは思えない。

 中にはこの林道を純粋に守りたいと考えている奴もいるんだろう。なら、そんな奴らはまとめてジャングルにでも行ってこい。そして二度と帰ってくんなクソッタレ共。

 だが、 涼しい夜風に当たっていると自然とそんな事はどうでも良くなり、気分も良くなってきた。冬の夜とは思えない程の心地良さだ。これなら上着を羽織って来なくても良かったかもしれない。

 夜に散歩をして良かった。騒がしく忌々しい朝の喧騒は消え去り、目の前には見渡す限り静けさが続いている。すでに終電が過ぎた時間の為か人の気配も無い。

 

「静かだ。」

 

 口に出すと更に静けさが体に染みる。やっぱり、うるさい事よりも静かな方が良いに決まっている。

 ......これは圧倒的だ。圧倒的に平和で静かだ。とても良い。

 一時間程前までは汗びっしょりで気分が悪かったが、今はとても良い気分だ。最高とは言えはしないが、良い気分だ。

 だがしかし............目は覚めてしまった。全くもって眠くは無い。やはり、ヘトヘトになるまで動いてこそ、眠くなる物なんだな。クソッタレめ.......

 ......まぁ、気分はかなり良いんだ。もう少しだけ散歩をするのもいいだろう。

 どうせ、家の連中の起きる時間まではまだまだある。起きたとしてもあの放任主義の奴らが何か言うとも思えない。もう少しだけ散歩をしよう。どこまでするか?林道を抜けるまで?それともそのまま少し進むか?どうするか。

 ......よし。林道を抜けるまでにしよう。片道三十分程度だ。往復で一時間。ちょうどいいくらいだろう。

 

「ん?」

 

 何の気も無しに歩き始めようとしたら、どこからともなく強い異臭が漂ってきた。

初めは小動物か何かの死体の腐臭かと思った。

 が、違う。似てはいるがあの独特の匂いとは違う。そもそも、近くに死体が見えない割にはこんなにも強い匂いだ。しかも、今の季節は夏では無く冬だ。腐敗し始めるのには3ヵ月あれば十分。急に腐り始めるわけでは無い。ここまで酷い匂いになるまで誰も気付かなかったというのは流石におかしい。

 動物の死体の可能性は少し頭の片隅に置いて置こう。完全に否定出来たわけでは無い。

腐敗臭のようでそうで無いような中途半端な匂いだ。だが、不愉快な匂いである事は変わりはない。

 ......いや、無駄に考えずとも単純に生ゴミが放棄されてるだけだな。林道を守るなら、まずマナーの悪いクズを掃除しやがれ。

 厄介ごとには巻き込まれたくは無い。さっさと帰ろう。

 歩いて来た道を振り返り、歩き始める。匂いがさっきより強くなった気がする。ああクソ、せっかくいい気分になっていたのにふざけやがって。

 歩く。が、今だに臭う。クソめ、こんなに匂いが広がっているのか。....不愉快だ。少し走ろう。

だが、走り始めても匂いはつきまとって来た。......なんだか、不安になってきた。どうなっていやがる。

走っているはずだが、むしろ匂いは匂い始めよりも、だんだん強くなっている。まるで、匂いの元がだんだん近ずいてきているような感覚だ。....匂いの元ってなんだ?

 一度現れた疑問は頭の中をグルグルと回り始める。何故、俺は匂いの元なんて考えた?まるでついて来るように匂いが強くなったから?.....誰かが追って来ている。じゃあ誰だ?

 心当たりがありすぎるな....目的はやはり仕返しか。偶然見つけられて付けられたのか、それとも計画的につるんできたかきたのか。恐らくは前者だろうか。俺を探すならこんな夜中に探すわけが無い。しかし、逆にこんな夜中だ。群れの仲間とつるんでいるかもしれない。状況が分からない以上、無駄に動くのは危険だ。

 俺に叩きのめされた奴らなら、間抜けなカスに違いない。先にかかってくるだろう。不意打ちに十分に注意すればいいだろう。

 他に考えられるのはやはり愉快犯か変態か。愉快犯はいいとして、最近の奴は男が相手でも関係ないらしい。相手が不細工でもなのか....クソッタレの同性愛者共め、忌々しい。奴らも世間のクズ共と一緒に地獄に落ちればいい。

 まあいい。正体を見極め。必要ならうちのめし、駄目なら逃げよう。

 一度歩みを止める。冷静になれば不安は無い。妥協せずに冷静に対処すれば問題ない。

 

「またか......」

 

 今度は林の方から、一人分の足音が聞こえた。......どうやら、まだ見えない相手は仕返しで集まっていた訳では無いようだ。単純に俺を騙す為に一人だけ動いただけかもしれないが。

さて、相手の正体は愉快犯か。仕返しか。それとも変態か。藪をつつけばどんなカスが飛び出してくるか.......

相手が走った様子もないが、いつまでも歩いているわけでは無いだろう。

追いかけるか、帰るか。逃げた方がいいが、このままなのも気分が悪い。........既に俺が自分の事を気ずいたことに気ずいており。音を聞かせ、俺をおびき出そうとしているのかもしれないが、こんな林なら逃げ方はいくらでもある。

林の方へ踏み込む。林の中は道とは違い、木で月の光が遮られかなり暗い。よく考えるば光はさっきからずっと見えない。相手も懐中電灯を持っていないようだ。

暗闇に目を慣らす為には4〜5分程、留まらなければ。暗闇の中に闇雲に進んで何かを仕掛けられてもたまらない。

足音は、まだ聞こえている。かなり近いように感じるが、姿はまるで見えない。......やはり、相手は一人だけか?

 既に少し目が慣れてきたが、匂いは思いのほか遠くなった気がする。まぁ、そのまま消えてくれるなら、それはそれでいい。むしろ、その方がいい。家に帰り、明日に備えて寝よう。そうすれば安泰で平和だ。

 .........だが、気配がある以上、気に食わない。人の気分を悪くさせやがって。

 既に4~5分経ち、目は完全に慣れた。....まだ足音は聞こえる。姿は見えないが、そう遠くは無い。よし、動こう。

 左足に重心を残しながら、右足を前に出す。右足をかかとからつま先までゆっくり下す。同時に重心を右足に掛け、両足に重心が均等に掛ける。そのまま右足に重心を掛けて左足も同じように繰り返す。足音は驚くほど消える。こんな間抜けみたいな歩き方だが、相手のスピードには問題無く追い付けそうだ。無いとは言い切れないが、これでこちらの場所は割れにくい。

 相手の姿は未だに見えないが、足音は初めに聞こえた時に比べ少し遅くなっている。

バレているのか? それとも林を抜けようとしているのか?....いや、それはないな。いくらここの林が狭くても、こんな短時間では抜けられない。ましては、歩いているようなスピードだ。やはりバレたのか......

こちらの歩みを止めて様子を見よう。

歩みを止め、木の影にしゃがんで隠れる。遅くなった足音がこちらに聞こえてくる。相変わらず、不快な匂いも残る。

......足音は一定のリズムで聞こえる。だが、一向に足音が遠くなる気配が無い。少し遠くなっては、近くに戻ってくるのを続けている。同じ所を回っているのか?

何故だ。俺を誘き寄せる為?いや。それなら、そのまま歩けばいい。

もしかして、何か探している?鍵か財布でも落としたのか?

何をだか知らんが、探し物があったから動きが遅くなったのか。いや、相手が俺の考えを予想して俺をおびき出そうとしているだけかもしれない。

まだ、何かを探すような足音は聞こえる。 もうしばらく待ってみよう。まだ相手に自分がどこにいるかバレているかさえもこちらにはわからない。俺が不利だ。

......しかし、こちらが思考に浸かっている中。急に足音が消えた。さっきまでの足音が嘘かと思える程の静けさだ。

見つかったのか、俺を誘っているのか......

足音は、しばらくしても聞こえない。やはり、俺が追ってくるのを待っているのか。または単純にここまで探しに来て休んでいるのか....

さて、どうするか。気分を台無しにされた以上、ただでは放っておけない。だが、相手は一体何をしてくるのか。

.......いや、来るのがわかっているのなら警戒すれば問題無い。変態、愉快犯なら問題無いし。仕返しの連中の考えるような策がまともとも思えない。

木の影から立ち上がり、歩く。

足音の聞こえた方は、分かっている。誰だか知らないがせっかくの気分を台無しにしやがって......

足音の聞こえた方へ近付いて行くと、少し明るくなってきた。まだ見えないが、どうやら林が開けているようだ。

まだ音は聞こえないが、相手はあの開けた場所にいるのだろうか。

しかし、何故そんな開けた所にいるんだ?.................そうか。相手は俺に仕返しをしたいどこぞのクズで。足音が一人なのは偶然俺を見つけたから。匂いと足音は俺に不快感を与え、追いかけさせるために。初めに何かを探すように動いていたのはこの開けた場所を探す為か。そして、開けた場所なら逃げるのも隠れるのも難しい。....少し理論が飛び過ぎているな。そもそもあの開けた場所に居るかもわからないし。まぁ、これもどうでもいい。予想どうり開けた場所が見えてきた。あそこに近づくには木に隠れていかねば。バレているかは分からないが直接出向くよりはマシだ。

 開けた場所から死角になるように周りの木に隠れながら進む。少しだがこちらから背の大きな姿が所々で見える。見えている奴が恐らく俺に対して喧嘩を売りにきた奴だろうか。......大柄なのは少し厄介だな。もう少し観察するか。

 まず、背が高い。180cmはあるだろうか。痩せた体にかなり高級そうな暗い色の背広を着ている。顔はこちらの方を見ていないが、金髪であるのは分かる。そして、相変わらずの異臭。やはり仕返しに来た社会生活不適応者の一人か。

 どうやら周りには誰もいない。やはり偶然見つけた俺を誘き出そうとしたのか。それとも馬鹿なプライドで一体一で勝負とも言いたいのか。または、仲間が隠れているのか。

しかし、あれだけデカイ奴を俺はぶちのめしたのか?ぶちのめしたクズ共は皆ほとんど忘れたが、あれだけデカイ奴は多少なりと印象に残るだろうに。

 まだ観察を続けよう。馬鹿みたいに空を見つめている。いや、月を見つめているのか?.......ただ、何かがおかしい。何がおかしいかと問われても分からない。ただ、何かがおかしい。奴が向いている林の方がおかしい。そこだけ何とも言えない違和感に覆われているような気がする。空間がズレていると言っていいかも知れない。.......非科学的だな。

......まあいい。ただの違和感だ。警戒しておこう。 

 とにかく確認の為に少し声を掛けよう。もしかしたら関係ないかもしれない。

 

 「あの、すいません。」

 

 控え目ながらも、はっきりと声を掛ける。人が良く見えるように顔に作り笑いを浮かべ、警戒されないように両手を相手に見えるように出す。相手がまだ誰だか分からない。警戒されないように、目立たないように。

 相手がこちらを向く。随分と整った顔をしている。鼻が日本人に比べ高い。それ以外も顔つきが日本人らしくない。あの背の高さも納得できる。.....どうやら日本人ではないらしい。

 仕返しは無いだろうな。変態でも愉快犯でもなさそうだな。旅行に来た外人か?

 どちらにせよ、厄介な事をしてしまったかもしれない。相手が外人なら日本語が分からないかもしれないし、英語は分かるが本場の奴に日本人の発音では通じないかもしれないし。

 いや、よく考えたら。こんな夜中に一人で外人がこんな林の中に居る時点でおかしくないか?相手は大人のようだから問題無いのか?

 .....やはり、怪しいな。

 まぁ、どちらにせよ相手が英語で喋るなら言葉に問題は無い。ある程度なら分かる筈だ。

 

 「ん?お前はさっきの人間か。せっかく見逃してやったというのに....馬鹿な奴だ。」

 

 帰ってきたのは意外な言葉と意外なほどうまい日本語だった。なんだこいつは.....マジで痛い外人だな。この高級そうな背広もわざわざか?こんな林で着るような物でも無いだろうに。馬鹿はお前だよ。クソッタレめ。クズ共のキチガイ思考は世界共有らしい。

 まぁ、刺激はしないように逃げるか。

 

 「ああ。失礼。」

 

 「逃がすと思うか?人間。」

 

 低い一声と共に、いきなり殴られた。思わず呻き声が漏れ、吹き飛ばされる。

 なんだ...一体今のはなんなんだ!!今の動きは完全に見えなかった。気がついたら近くに寄られ殴られていた。本当に一瞬だった.....見えなかった。しかも、とんでもなく強いパンチだった。鉄パイプか何かで殴られたと言われた方が納得出来る。マジで人間か?こいつ.....本当に化け物か....

 このままでは絶対に勝てない。相手が強すぎる。....逃げよう。何だか知らないがとんでもないのに会ってしまった。

 方向を変えて、林の方へ向かう。林の中に逃げ込めば何とかなるか?この暗さだ。木に隠れるなり伏せるなりすればやり過ごせるだろ。

 

 「逃がさないと言っただろう?」

 

 また、気が付いたら地面に倒れこんでいた。口の中は土と血の味で愉快な事になっている。最悪だ。

奴は俺を飛び越えて俺の前に飛出し。回し蹴りを顔に当ててきたのだ。畜生め!!!パンチも強ければ、蹴りもとんでもないパワーだ。それ以前に、いくら俺の背が低いからと言って人間の体を軽く飛び越えたのだ。助走をつけた様子も無い。.....化け物だ。本当の。

クソッタレめ‼︎戦うにしても勝てないし、逃げるにしても無理がある。よし.........顔面に砂でもお見舞いしてやるか。そのスキに逃げればいい。

手に土を含みながら立ち上がる。相手はさっきまで俺がいたところに立っている。

 

「まだ立ち上がるのか?おとなしくしていれば楽になるぞ。」

 

奴の顔面に向かって土を投げつける。だが、全く怯んだ様子が無い。奴の目はどうなっているんだ‼︎‼︎

 

「私に黙って殺されればいい物を......」

 

頭のイカれたヤク中め‼︎物騒な事言いやがって......畜生め。携帯電話も何も無い以上、助けも呼べない。叫び声を上げるにしても、この時間だ。誰も居ない。それにこいつがそれを放って置くとは思えない。

逃げるにも林に入る前に追いつかれるだろうし、戦うにしても強すぎる。

........こんな奴、放って置いてさっさと帰れば良かったよ。クソッタレ‼︎

今一番可能性があるとすれば戦う事だ。土を顔にぶつけられても瞼一つ動かない奴だが、流石に直接目に指でも突っ込んでやれば怯むだろう。殺すだの人間だの言ってる頭のおかしい奴だ。悪くても過剰防衛で済むかもしれない。

右手でストレートを相手に顔面に向かってぶちかます。腰は入っているし、奴も避けるそぶりを見せなかった。

............だが、まるで漫画かアニメの様に左手の手のひらで止められてしまった。今度も全く見えなかった。

こちらは全力を込めて押し込んだつもりだが、相手は顔色一つ変えないどころか涼しい顔している。こんな細い腕してどんなパワーだっ!

 続けて左手で腹に向かって一撃。だが、相手の右手で払われる。さらに続けて、股間を狙って膝蹴り。だが、相手も予備動作無しで飛んで俺の頭の上を通り、背中に蹴ってきやがった。

 吹き飛ばされ、何度か転がり、仰向けに地面に倒れ込む。また土と血の味だ。殴られ、蹴られた顔が今頃になって更に痛くなってきた。背中も痛い。畜生め。動けない程じゃ無いが、激痛だ。

 .......まだ動けるが、ここで倒れていれば奴は追撃する為にこちらに近寄る。ここで不意をつけるかもしれない。こちらが動けないと思えば奴も油断するだろう。そこが、ミソだ。倒れた状態から飛び起き、股間にでも目玉にでも一撃を喰らわせれば怯む。そしてこの場から逃げればいい。

 いつのま間にか、奴はすぐ近くに寄っていた。そして、首を絞める様に俺を持ち上げる。.......俺が動けない程に弱ったと思ったのか、せいぜい軽く持った程度。やはり間抜けだ。計画とは少し違うがこれなら顔面に確実にダメージを与えられるかもしれない。この距離なら避けるのも防御するのも難しい。少し苦しいが問題無く動ける。

 この距離で見るとこの男は随分と整った顔をしている。男にしてはきめ細やかなな肌。細過ぎず太過ぎ無い金色の眉。高い鼻。馬鹿な女が喜びそうな顔面と体格だ。.......だが、目が燃えた石炭の様に赤い。カラーコンタクトか。そして異臭。

 男は何かを喋ろうとしたのか口を開いたが閉じた。そして、もう一度口を開いた。犬歯がやけに鋭い。削ったのか?そして、首元に口を近ずけてきた。こりゃ本当のキチガイか。吸血鬼のフリかよ。

だが、こいつが間抜けで助かったぜ。

 手でピースを作る。本当なら平和の象徴だが、これ程の皮肉もあるまい。

ピースの二本指を相手の眼球に向かって突き出す。眼球の柔らかい感触を指に感じる。よし、入ったぞ‼︎ザマアミロ!!!

 相手もたまらなかったらしく、絶叫を上げる。そしてそのまま、投げ飛ばされる。今さらこの異常な身体能力に何も言わない。

さあ、これでやっと逃げれる。これからはもっと注意して動かなければ。

 ............な、なんだ?いつまでたっても落ちない。まだ浮遊感を感じる。気味が悪い。同時にさっき奴の向いていた方向と同じ違和感を感じる。そうだ、さっき奴に投げ飛ばされ方向は始めに奴が向いていた方向だ!!クソめ気分が悪くなってきやがった..................

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 頭が冴える。目を開ける。明るい空が見える。起き上がると周りには木が生い茂っている。.....どうやら俺は気を失っていたらしい。空は完全に明るんでいる。一晩気を失っていたのか。風邪をひいていないだろうか。 

 太陽の位置は高い。そして今の時期は冬だ。これだけ明るいのなら、まだ正午に近いか? 

 畜生め。今日が休日だったからこそ良かった物を.....今日が休みで無かったなら無断欠席で目立ってたぞ。.... あのキチガイめ。......まぁ、殺されたり。血を吸い取られるよりましか。死んだらおしまいだ。

 まあいい。とにかく家まで帰ろう。林のどこのあたりに居るか分からないが、この林だ。そんなに時間はかかるまい。せいぜい四十分だ。悪くて一時間だ。

 しかし、家に帰ったら警察に通報しなければ。あんなキチガイにもう一度会いたくは無い。警察は信用出来ないが、俺では敵わなかった。数の暴力で精神病院にでもブチ込んでくれ。

 さて、帰ったら何をしようか。休みなんだしシャワーを浴びて外に走りに行くのもいいかもしれない。天気はいい。または図書館に行って食べられる植物育成方法を調べるのもありか。根菜類は簡単に出来る上に栄養価が高いらしい。詳しくは知らないが、簡単なのはいいな。後はトマトとか。他には.....あぁ、あいつの勉強手伝いもあるな。それなら帰って電話しないとな。....奴は遊んでいるかもしれないが。後は家に帰って体を鍛えるか、勉強するかだな。

 そうと決まれば急ごう。林の中を急ぐ。......やけに足を取られるな。こんなにこの林は険しかっただろうか。......まだ頭が冴えきって無いだけだろう。

 それ以前にここの林の木はこんなに大きかったか?よく見れば森のようにデカい木だ。あの林の木とは文字どうり格が違う。完全に元の林とは違う場所だ。

どうなっていやがる........気絶しているうちにこんな所まで連れて来られたのか?何故だ。俺に嫌がらせをする為か.......なら、直接何かしらすればいい。単純に俺を殺そうとして、餓死でも事故死させるためにこんな所に置き去りにしたのかもしれない。なら、ここはとんでも無い樹海かもしれない。.......いや、あのキチガイにそんな知能があるのか?何も考えずにその場で殺しそうだ。

受け答えは普通に出来ていた所を見るとある程度の知能あるようだったが。

他には.........いや、無いとは思うが。あのエセ吸血鬼男と会った時に林の方から感じたあの違和感もある。あれは一体なんだったのか........

いや、とにかく進もう。もしかしたら、俺の記憶違いで違い場所に見えただけかもしれない。昨日は暗かったし。まだ決まった訳では無い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 既に辺りは暗くなり始めてきた。目が覚めた時を正午と仮定するなら五時間は休みながらも歩いている事になるかもしれない。

正確な時間は分からないが、少なくともここが元の林では無い事が分かった。ここまで歩いて来たが、未だに森の中だ。明かりどころか人のすがたも見えない。その上、自分の地元では見れないような虫をいくつも発見した。長袖長ズボンだったためか、虫刺されはあまり問題無かったが。

どうやら、相当遠くまで連れて来られたらしい。気絶していた時間も一晩では済まないかもしれんな。それならあの親が警察にでも連絡したかもしれない。ほぼ遭難なんだ。帰る道も分からなければ、食料も全く無い。非常にヤバイ状況だ。

今日はもう暗いし無駄に動くのは危険だ。野宿になるな。火でも燃やしたい所だが、ライターも無ければマッチも無い。火打石なんてもっての他だ。

火を燃やせれば誰かが気付くかもしれないし、動物除けにもなる。ここがどこだか分からない以上、どんな動物がいるかも分から無い。生身の人間では動物に勝つのは難しい。

野宿と言っても眠れないな。火を燃やせれば本当に良かったが、無い物ねだりだ。

気絶していたおかげか、眠気は今の所は無い。眠ったまま動物に襲われて、そのまま永眠ではシャレにはならない。

畜生め........中途半端に首を突っ込まねばよかった。今度からもう少し慎重に動かねば。多少の不快感など我慢しておけばよかった............

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 既に日の光が登るのを二回見た。そして恐らく三度目も見るだろう。もういい加減に瞼が重い上に、一向に森から抜けられない。不安も大きいが希望も大きい。

この森には食べられる植物が豊富で助かった。

歩き始めから所々に生えていたが、非常に豊富だ。これならしばらく食料には困りそうに無い。........アケビなんて始めて見たな。虫がいないのを探すのは大変だったが。水分も植物を食べてる限り問題無いだろう。

 しかし、植物を見つけたならその生息地で今いる土地を割り出せると思ったんだがな........生息地が広すぎる物ばかりでまったくあてにならない。

 既に空は暗くなり。月明かりが程よくこちらを照らしている。今夜は満月だ。

 目の前には生で食べられる植物がある。明るいうちに取ってきた物だ。今晩はこれを食べながら起きている事にしよう。

 そろそろ、自分が動くのでは無く、救助を待つ為に動くのを控えた方がいいかもしれない。体力的にも。もうかなり寝ていない。いい加減しんどい。いつまでも起きてはいられない。

 近くにあった木に体を預ける、そうすると今にも眠りそうな程の疲労感が体に押しかかる。死にそうだ......

 こんな状況になれば少しはセンチメンタルにもなる。悪い結果が頭の中を周り始める。....このまま救助が来なれば、俺は確実に死ぬ。死因は色々ある。栄養不足による餓死。動物に襲われて食い殺される。間違って毒物の含んだ植物を食べて中毒死。終わらない森を前にしての精神崩壊。怪我をして碌な処置が出来ずに生きたまま体が腐る。

 ......いや、俺はまだ生きている。生きている限り、希望はある。そう、必ず。実際食料も有るし水分も問題ない。状況はそこまで切羽詰まったものでは無い。

 アケビの丁度よく熟した紫色の皮を剥ぎ、中のゼリー状の果肉を口に含む。種が多くて食べにくいが、ほのかな甘みが口の中に広がる。少しだけ元気が出てきた。

 少しだが横になろう。今更汚いなどと言ってられない。寝なくても横になるだけだいぶ違う。

 その時、遠吠えが聞こえた。何事かと木から体を上げた瞬間、何かに突進を食らった。と、同時に左手に凄まじい激痛が走る。呻き声どころか絶句を上げた。

 畜生畜生畜生畜生畜生畜生っ!殴られた時とはまた違う、肉に食い込む痛みを感じる。それがまた俺の口からの悲鳴を増長させる。

 冷や汗と油汗が同時にに吹き出す。左手には激痛が。慌てて突進してきた相手を見る。中型の犬と思わしき動物が俺の左手の肘近くに噛み付いている。クソめ!!

 更に痛くなるが、頭を殴りつける。一度、二度、三度。殴りつつも野犬か何かと思われる生き物の首に手を掛け締め上げる。五度殴りつけた所でやっと口を離した。そしてそのまま首に掛けていた手を離し、脇目も振らず逃走する。チラリと見た野犬側には仲間と思わしき犬が、後二頭ほど。

 そのまま全力疾走。噛み付かれ手からは血が流れ落ち、肉が抉れている。痛みも激しい。

 意外な事に少し移動すると、森が開けて明かりが見えてきた。少し段差があるようだが、良かった!あそこまで行ければあの野犬共も追ってこないだろう。かなり明るいところを見ると、それなりに広い町でもあるのか?

 後ろからは野犬共の足音が聞こえてくる。かなり早いが、初めのリードはまだ残っている。その上、目的地まではそう遠くはない。もしかしたら、奴らも逃げるかもしれない。 

 だんだん近くなって来る明るさ。今の所建物はまったく見えないが、まだ残る木に隠れているんだろう。そら、もう少し。そら、もう一歩。目標は近い。が、野犬も近い。クソッタレめ!!!!!ほら、直ぐそこだ。

 よし!!!何とか追いつかれる前に段差の...場所に..来...た..... 

 よく見ると段差だと思っていた物は段差では無く、かなり高い崖だった。確かにその下には古風ながらも大きな町があったが、ここからでは到底行くのは無理だ。すぐ下には納屋のような物がある。これでは追い込まれたのも同然だ!いくら焦っていたとはいえ、碌な根拠無く動くなんて。間抜けだッ!

 だが、俺はここで野犬が来ているのにもかかわらず止まってしまった。

 右肩に激痛が走る。どうやら噛み付かれたようだ。俺の叫び声と同時に体のバランスが崩れ、崖から落ちる。野犬は俺の肩から口を離したらしい。納屋の屋根が近づく。

 ........ああ。吸い込まれる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 主役の慧音先生が出ないな!!問題だな!!!大丈夫、たぶん次には出てくるよ!!!!
 そんなことより、規制されないかな......これ。書いた後にやばい気がしてきましたわ。放送禁止用語とかあるもの。やばいわね。でも、たぶん大丈夫ですわね!
 いや、まあオリキャラの性格上こうなるのは分かっていたんだ。消されなければこのまま続くんじゃないかな?いや、続かせよう。
削除されなければ次がそう遠く無い未来にやってくるぞ!.....たぶんですけどね。最初から失踪しそうだ。 
 また、見てくれると嬉しいです。
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