慧音と一緒!   作:緑人間

8 / 9
 今回はやけに早い投稿スピード。何があった!?何もなかった!!と言うくらいの内容です。今回も。
 ふと思ったんですけど、慧音って仮面ライダーっぽいな~...と思ったんですよ。
 元人間の人外キャラだったり、異形(?)の姿に変身したり、本質的には慧音も敵と同じく妖怪だったり、友達に元人間キャラの二号ポジの妹紅が居たり。仮面ライダー要素がいっぱい!!!.....それだけです。はい。
 
 さて、今回の内容は前回とほぼ陸続き(意味不)なのであんまり長くないです。でも、前回と合わせると結構長いのでいつも通りな気がします。
 と言うか、いつのまにかUAが3000超えてた.....超嬉しいよ!!読んでくれた方々!ありがとうございます!!
 
 これからもがんばっていきたいです。


かわいいゆかにゃん初登場~~(はぁと)

「おい、起きろ。」

 

 落ち着いたのか、後藤明は自らが倒した男の胸ぐらを掴み、揺さぶる...が、やはり気絶していたのかまったく起きる様子が無い。揺さぶられても、鼻血が出無い所を見ると彼の鼻の骨折れてはいないらしい。

 すると後藤明は男の手の指を持った。軽い調子でボキりと何かが折れる音と同時に、後藤明が手で男の口をふさぐ。恐るべき事に何の躊躇も無く後藤明は男の指を折ったのだ。男のふさがれた口からはわずかに呻き声が漏れている。

 

 「起きたか?よし...少し熱くなってしまったが....質問するが、お前はヤクザか?」

 

 だが、男は指を折られた凄まじい激痛で返事をするどころか、呻き声しかあげる事しか出来ない。

 当たり前だ、人間の指は他の動物に比べて繊細な動きをする事が出来る。反面、人間の体の中では特に大量の神経が集まっている。当然そんな場所を折られれば、大の大人でもひとたまりは無いだろう。

 

 「う...ぐ..あ..う”く”!」

 

 「喋れるか?....まあいいや、お前が喋れなくても問題ない。」

 

 彼の返答を待たずに後藤明は一人で話し続ける。さっきまで活気に湧いていた周りには、既に慧音を除けば誰もいない。その慧音も茫然とした表情で下を向き後藤明を止めようともしない。

 

 「お前...ヤクザだがなんだか知らないが、面子の為だとか言って報復なんて考えてみろ?お前の仲間もろとももっと痛い目に合わせてやるからな?」

 

 その言葉と共に後藤明はもう一本指を折った。一度目は薬指だったが、今度はひとさし指であった。もはや完全に脅しであった、これではどちらが悪なのか分からない。慧音が動かない以上後藤明の独占場である。

 

 「て、てめぇ...ふ、ふざけんなよ..」

 

 息も絶え絶えといった様子の男は、後藤明の事を睨み付ける。だが、そんな男を後藤明は、まるでガラス球の様に何も感じさせない目で見つめる。

 

 「どうやら立場が分かってない様だな。」

 

 「うぐぁ!!」

 

 その丸太の様に太い腕から放たれた重い拳が、立ちかけていた男の腹に突き刺さった...所謂腹パンだ。その重い拳は、鈍い激痛と共に男の内心に恐怖を生み出させる。『自分は殺される。死にたくない。』と、生物的かつ人間的な本能的な恐怖感が男を襲う。

 

 「なあ...お前の屈辱的な姿は誰にも見られなかったって事でいいだろ?現に俺とお前と上白沢以外はいないぞ?」

 

 腹を押さえて膝をつく男にの首を上げさせ、周りを見渡させる。確かに今は人が居ない。皆良くない雰囲気を感じて居なくなったのだろう。

 

 「...そ、それはてめぇが..」

        

 「俺達が何かやる前から(・・・・・・・ )人は居なくなり始めていたぞ?」

 

 もちろんこれは嘘だ。後藤明が目の前の男を蹴り飛ばすあたりの事は、何人かの人間が見ていたのだ。だが、慧音の事を馬鹿にしていた男はそれに気が付いていなかった。

 

 「....ほ、本当か?」

 

 男の心にあった恐怖心の中に若干の安心感が生まれる。

 

 「ああ。本当だ。」

 

 ....が、その安心感は一瞬で消える。ズイッと、後藤明は男の胸ぐらを掴むと顔を近づける。彼のお面の様に無表情な顔は威圧のみならず、新たに不気味な恐怖心を相手に与えるには十分であった。何を話しても通じない様な....『何か別の生き物と話しているようだ。』と男は感じた。同じ人間と話している気がしなかった。

 

 「このまま俺に八つ裂きにされたく無いだろ?俺としても意味無く人殺しはしたくない....お前がちょっと黙ってくれれば良いだけの話だ。」

 

 その脅しの言葉に続き、まだ折られていない男の中指を静かに握る。

 

 「ひいいっ!..よ、よせ!」

 

 「俺はお前の顔も覚えている。」

 

 後藤明の無表情な顔が、感情を感じさせない声と共に彼の不気味さをより一層駆り立てる。

 

 「俺はただ本当にお前に黙って欲しいだけなんだ....お前にも得が無い訳じゃ無い。お前が黙ってくれるならお前はこれ以上傷つかずに済むぜ?」

 

 「う...あ...」

 

 『自分はとんでもない相手に喧嘩を売ってしまった。自分はただのチンピラなのに。』と、男は思った。後藤明が勝手にヤクザだと思っていただけで、この男は実際はただの取り立て屋。ヤクザなんて物では無かった。ただ仲間と一緒に取り立て屋として雇われているだけであった。そんな陳家な男の恐怖心は既に限界ギリギリであった。

 

 「一生流動食しか食べれない体にされるのもよし、一生車椅子生活も良し、それともさっき言ったように生きたまま八つ裂きにしてやってもいい。」

 

 「て、てめぇ!ふざけた事抜かしてんじゃねえぞ!んなこと出来る訳ねえ....」

 

 「やらないと思うのか?」

 

 男の言葉遮り、後藤明は更に脅しをかける。その眼はガラスの玉の様なつい先程とは違い、しっかりと据わっていた。『殺ると言ったら殺る。』彼の目にそんな危険な覚悟があった。そんな眼を見た男の精神はトドメをさされた。恐怖心が溢れ出し、体が震えだす。

 

 「いいか、もう一度言うぞ。報復なんて考えてみろ?お前の舌を引っこ抜いてやる...良いな?」

 

 「わ、分かったから!分かったから離してくれぇ!」

 

 男の悲痛な声と共に、あっけなく男の拘束を後藤明は解いた。その途端男は指と腹の痛みなど無かったかの様に一目散に逃げ出した。

 その様子を特に何か感じた様子でも無く、後藤明は後ろから見つめていた。逃げ出した男が視界から消えると、彼は思い出したかのように慧音の方に注意を向ける。

 

 「...ありがとう、彼らを追い払ってくれて....」

 

 「......別にそういう訳じゃない。」

 

 後藤明は自分の想像していた言葉と違う、慧音の感謝の言葉に思わず口を閉ざす。それどころか後藤明は自分のやっていた”話し合い”に夢中になって今まで気が付いていなかったが、後藤明の知っている上白沢慧音ならここで止めるはずなのに慧音は止めようともしなかった。

 そんな不可解な現象に後藤明は疑問を抱く。『人がいないから何もしなかった?』.....『いや、少なくとも俺と、俺が話していた男はいた。しかし、俺もあの男も社会的信頼は薄い。上白沢が何もやらなかったと行った所で誰も信頼しないだろう。それを予想してか?...だが、俺がやり始めた所を見た人間が居たかもしれない。それを上白沢が見ていないと言うのは無理がある....hmmm....』

 そんな思考が後藤明の頭の中を巡るが、取り敢えず慧音に聞きたい事があったので思考を一度止める。

 

 「....さっき友人がどうとか言っていたが....どういうことだ?」

 

 「.........悪いがその話は....」

 

 デリカシーの全くない後藤明の質問に慧音は疲弊しながらも答える。

 

 「ああそう。じゃあ借金の話は?」

 

 「...もう返したよ。」

 

 「ああ、もしかして寺小屋の為に貯めてた金でも使ったのか?」

 

 「....そうだ。察しがいいな....」

 

 「...俺は完璧だからな。」

 

 「なんだそりゃ....」

 

 デリカシ―の無い質問が続く後藤明のいきなりのおかしな言動に思わず笑みが浮かびそうになった慧音であったが、その沈んだ気分が邪魔をした。

 

 「金...問題無いだのとか言っていたが...やっぱり問題があったじゃないか。飯もそんなに貧相な感じでは無かったが...」

 

 「もしかして...心配してくれてるのか....?」

 

 「違う。現状確認だ。」

 

 その言葉と共に『そういえばこいつは少し前に俺の事を客人だとかなんとか言ってたな....もしかしてもてなしのつもりだったのか何なのか....礼儀正しいと言えば聞こえが良いが、まさかそれを俺が帰るまで続けるつもりだったのか....間抜けだ。』と、いつもの様に内心で罵倒したが、言葉には出さなかった。

 

 「そうか....今日はもう遅い。家に帰らさせてくれ。」

 

 「金の事も仕事の事も後回しか?」

 

 「.....一人にしてくれ。」

 

 慧音はその言葉と共にさっさと歩き始めてしまう。いつもと違う冷たい態度の慧音に、疑問と彼女の過去に少し興味を抱きつつ。後藤明も後をついて行った。

 夜は近い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 慧音達の人間の住む人里は夜も更け、既に時間は深夜帯である。こんな時間には昼間働き疲れた人間の寝息や、飲み屋の騒がしい人妖の声が屋内に響く中、一つの屋内では男達の悲鳴と呻き声で溢れていた。彼らにとっては地獄であった。

 そして、その悲鳴の元凶はさほど大きく無い小屋の中の中央で、ある男の胸ぐらを掴みあげている。悲鳴を上げている男は少し前に慧音と後藤明に絡みに行った男であった。男は後藤明に口止めをされた後、やはり我慢出来ずに仕返しをしようと仲間たちと話あって居た所であった。そこで男は後藤明が上白沢慧音宅に居候している事を知り、慧音宅に仕返しをしに彼女の家に向かおうとしていた所であった。

 そんな彼らを力技で止めたのは、件の後藤明では無く、例の”顔の無い男”であった。既に男の仲間達は彼に叩きのめされて、戦闘不能になっていた。その中には女性も居たが、何の躊躇も無くボコボコに叩きのめしていた。噂通りの鬼畜ぶりであった。

 そんな男は彼らに質問する。暴力で脅しながら。

 

 「お前達に上白沢慧音の事を聞きたい。」

 

 「てめぇいきなり来て何意味分からねぇ事言ってんだ!!何なんだよお前!あのクソッタレが好きなのかよ!!」

 

 いきなりこの場に現れて、彼らからしては理不尽な暴力を振るわれ、怒りと目の前の不気味な男に対しての恐怖心が男の声を大きく、威嚇的な物へと変える。だが、目の前の男に対しては逆効果であった。

 喋った男の顔面をいきなり殴りつけると、もう一度冷酷な感情を感じさせない声で言葉を続ける。

 

 「オレは上白沢という女が邪魔になるかも知れないから質問している。答えろ。」

 

 「へっ!あいつが邪魔だって言うなら周りの奴にでも言って追いだしゃいいだろ!」

 

 「それはどういう事だ?」

 

 ”顔の無い男”の白い覆面越しの目線が男を射抜く。

 

 「あいつが嫌われてる事ぐらい分かんだろ!!妖怪の山にでも追い出してくれよ!」

 

 「だがあいつはこの人里を守っているんじゃ無かったのか?」

 

 「役に立たねえくせに調子に乗んなって事だよ!」

 

 「奴が居ても妖怪に人がよく殺されるという事か?」

 

 「そうだ!」

 

 「いざとなっても戦わないという事か?」

 

 「そういう事じゃねえ!あいつが戦っても人が死ぬって事だよ。」

 

 「面白い事を言うクズだな。ゴキブリにも理不尽な責任転嫁能力があるとは。これは世紀の大発見だな。」

 

 「事実だ!悪いのはあいつだ!」

 

 煩く喚く男が鬱陶しくなったのか、喉元を一瞬凄まじい力で掴む。空気が体に入らなくなり、一瞬男の顔が赤くなる。直ぐに離され、咳き込む男。

 

 「もういい。お前には他の事が聞きたい。」

 

 「...ンゲッ!!ゴホッ!...な、なんだよ....」

 

 「上白沢慧音が殺した友人の話だ。」

 

 「やっぱりてめぇあの熊男だろ!?後藤明とかいう!?」

 

 ”顔の無い男”の質問を遮って、昼間後藤明に指を折られた男が突如として声を上げる。”顔の無い男”の興味がそちらに向く。そんな目線に一瞬怯む男。

 

 「なぜそう思う?」

 

 「俺達が何かしようとしてるのが分かるのなんて、あの場に居た奴らだけだ!そんなに都合よくお前が来れる訳ねえだろ!」

 

 「いい推理だが、残念だなオレがこの”顔”を脱げば誰もオレに気が付く人間はいない。」

 

 自らの覆面を指さしながら”顔の無い男”は言葉を漏らす。

 

 「じゃあそののっぺら面をむいてやるよ!熊男!」

 

 そんな言葉と共に昼間に男は”顔の無い男”に殴りかかる。が、特に戸惑った様子も無く拳を抑え、下から男の顎にアッパーを一撃食らわせる。

 倒れる男をしり目に”顔の無い男”また言葉を漏らす。

 

 「オレは熊男じゃない...ロールシャッハだ。」

 

 ”顔の無い男”ことロールシャッハは言葉を続ける。

 

 「さて、こいつに話を邪魔されたが話はまだ終わって無いぞ。」

 

 地獄が始まった。彼らにとっては。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 やはり深夜帯。ロールシャッハと名乗った男は自らの手記に物を書き込みながら静かな人里を歩き続ける。飲み屋も既に閉まり、本当に静かになった人里は昼の騒がしさが嘘のようだ。

 そんな静かで暗い夜は、妖怪でも出てきそうな雰囲気であった....そして、そんな雰囲気通りに妖怪は現れる。

 歩くロールシャッハの目の前の空間が僅かに歪む。そんな様子を見て、警戒したロールシャッハは自らの手記を胸元にしまい立ち止まる。そして、武器の代わりなのかフック銃を取り出す。

 歪んだ空間上にリボンが離れて二つ現れ、そのリボンを境目に空間がパックリと割れた。まるで空間の”スキマ”だ。何か危険な物を感じ取ったのか、彼はフック銃をその”スキマ”に向ける.....だが、そんな事お構いなしに”スキマ”は少女が一人通り抜けれる程の大きさまで広がる。そこにはいくつものギョロりとした眼球がこちらを睨み付け、非常に異様で不気味な様子を際立てている。

 だが、ロールシャッハにとってはその不気味さも特には問題は無かったらしく、負けじと”スキマ”の方を睨み付ける。

 

 「....おかしい。意味が分からないな。」

 

 「何がでしょうか?貴方から見たここ(幻想郷)?それとも貴方自身かしら?」

 

 ”スキマ”の中から鈴を鳴らしたような可愛らしい少女の声が聞こえた。しかし、何か不安になる、胡散臭い声であった。

 そして、その言葉の直ぐ後に”スキマ”の中から彼女は出てきた。特徴的な赤いリボンのついたナイトキャップに、そこからあふれ出る美しい金髪。どことなく中国をイメージするような紫と白の服。そして顔に浮かべるのは怪しくて胡散臭い笑み。だが、彼女のどこか人間離れした器量の良さ故かとても絵になっていた。

 

 「変な事を言う女だな。お前みたいにはっきりしない奴は嫌いだ。」

 

 「あらあら...初対面の女性にそんな事言って、銃も向けるだなんて...想像通りの無礼な方ですわね。」

 

 クスクスと笑みを浮かべ、ロールシャッハの方を見据える彼女。

 

 「初めまして、私は八雲紫と申しますわ。以後お見知りおきを。」

 

 「....お前は誰だ?何の用だ?」

 

 「まあまあ、そう邪険にしないで。私は今日、貴方とお話がしたくてこの場に参りました。」

 

 やけに丁寧な紫の口調に、馬鹿にされているニュアンスを感じた彼は少しの苛立ちを覚える。

 

 「話っていうのはなんだ?」

 

 「そう急かさないで、急かし症な男は魅力的ではございませんよ?」

 

 相変わらずの胡散臭い笑みに、胡散臭い笑い声に紫に対する不信感が凄まじい勢いで上がっていくロールシャッハ。早くも彼は『指を折ってから話をしたい」と、思考し始めていた。

 

 「私はここ....幻想郷で管理者をやっておりますの。」

 

 「.........なるほど、丁度良かった。オレもお前にみたいな立場の奴に一度話を聞きたかったんだ。」

 

 既に彼の頭の中は指折り拷問でいっぱいになっていた。だが、そんな彼をお構いなしに話を続ける紫。

 

 「今日は私、貴方に警告に参りまして。」

 

 「おい、聞いているのか?質問がある。」

 

 ロールシャッハの言葉をまたもや、無視して紫は話続ける。だが、紫の次の一言は場の空気を変えた。

 

 「あまり....調子に乗らないでくれるかしら?」

 

 今までの丁寧な物言いとは打って変わり、強気な紫の脅しとも取れる言葉が場をあっという間に緊迫した張りつめた空気に変える。

 

 「どういう事だ?それは。」

 

 「貴方が気に食わない相手を叩きのめしているという事実よ。」

 

 「....意味が分からないな。それが何故調子に乗っているという事になる?」

 

 「ここであまり暴れすぎないで欲しいという事よ。”バランス”が大事なのよ、”バランス”がね。」

 

 意味深な発言をする紫に対して、何か知っている可能性を感じたロールシャッハはさっそく紫から話を聞きだす為に取り敢えず、彼女を動けなくすることにした。

 紫に向けていたフック銃を不意に撃つロールシャッハ。高い所にも届くようにと、凄まじいスピードと威力を備えるそれは、同時に凄まじい攻撃力も兼ね備えている。

 ....だが、それをまるで予想したかの様に、紫は”スキマ”を自分の目の前に出現させる。ロールシャッハがどういう事かと驚いているうちに彼の背後でもう一つの”スキマ”が開き、フック銃の先端がそこから飛び出し、ロールシャッハの頭部に鈍い音を立てて激突する。その異様な光景に驚く間も無かった。

 激痛が走り、思わず倒れこみ、なかなか動けないロールシャッハ。その様子に、黙って近ずいて行く紫。

 

 「....意味不明な登場の仕方だったが、意味不明な攻撃方法だな。お前が噂の妖怪か?」

 

 「まあ、妖怪の賢者だもの。」

 

 その言葉から少しの間を置いて、紫は話を続ける。

 

 「今回は警告だからこの位で済ましておくけど、次回は無いと思いなさい。」

 

 ロールシャッハが何かを言う前に紫は自身の”スキマ”を使い、その場からいなくなってしまった。

 

 「あれが妖怪か...」

 

 ロールシャッハの言葉が夜の人里に敗北と共に消えて行く。夜明けは少し遠い。

 

 

 

 

 

 

 

 

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 ロールシャッハ記 2016年 5月 6日

 

 ある事情において今日はロールシャッハとして記入する。

 今日は害獣駆除と言うよりも、情報収集の側面が大きかった一日であった。しかし、目的の上白沢慧音の情報はあまり得られなかったが、もっと重要そうな物を見つけた。

 ヤクモユカリと名乗る相手であった。(漢字は分からない為カタカナ表記)何か重要そうな情報を握っているようだが、話を聞くには強すぎた。その上理解不能な事までしてきた始末だ。奴は自分の事を妖怪の賢者と名乗っていたが、なまじ人間の見た目をしていた為にあまり実感は出来ない。未だに何かの悪いマジックでは無いかと思う。

 それと、奴のオレに対する要求に対しても、もう少し調べる必要があるな。奴の要求に乗るつもりは無い。あぶりだしてその尻尾を踏みつけてやろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




 みんな大好き紫しゃまの登場だ!!!慧音先生、幽香(名前だけ)、に続き三人目の原作キャラだ!!!この調子で八雲一家(橙は名字もらえて無い)も出てくる予定。
 謎めいた事ばっかり言って友達いなさそうなのは禁句。二人くらいいるけど。

 ああ、後のっぺらさんの名前が出たけどこいしちゃんとは関係ないです。無意識ビーム。

 次回もこんな感じの投稿スピードでいきたいです。
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