TS転生聖園ミカが先生と付き合いつつ先生にハーレムを作らせようとする話   作:tarako

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シスターフッド 制服 入手 合法

こんにちは、聖園ミカです。

シャーレに住んでると歩いて0分の位置にコンビニがあるので便利です。

ソラちゃんとは結構お話をするのですが、この前ホットスナックの揚げたてを食べさせてくれるという話になり、私はホットスナック全種類の揚げたてを注文するのでした。

注文しすぎではありません、チートデイだからセーフです。

普段はお客が少ないエンジェル24で揚げ物をするのはソラちゃんも初めてらしく、最初は緊張していましたが、段々と揚げる楽しさに目覚めていき、私の注文以上に揚げまくっていきます。

私も何だか楽しくなって、ポテトやチキンが揚がる度に私たちも歓声を上げます。

揚げ☆揚げパーティーナイトでテンションが上がった私とソラちゃんは、出来上がった大量の揚げ物を前に途方に暮れました。どうしようかと悩んでいる私達の前に、揚げ物の香りに惹きつけられたのか救世主が現れます。ゲヘナの美食研究会のアカリさんです。彼女は余った分を全部注文すると、うふふと私とソラちゃんにウインクするのでした。

しばらくの間私とソラちゃんの間でアカリさんが語り草になったのは言うまでもありません。

これはコンビニの危機を救ったちょっとした英雄譚、大勢には語られない物語。

……最初からホットスナックを揚げすぎなければ良かったって?揚げすぎるのを止めろって?

うん、まあ、そうだね……。

 

 

 

 

 

 

いっちに、さんし。

いっちに、さんし。

私は今、体操服姿でシャーレオフィスで準備運動をしています。

なんでかというとそれは。

 

「おはよう、ミ……カ」

 

「あ、おはよ~先生。体操服姿でごめんね?」

 

先生は朝の挨拶をした時に体操服姿の私を見て、すっかり見惚れている。

【知ってるよ】、この姿、好きなんだよね?

私は上半身をぐーっと伸ばして胸を張る。……見てる見てる……ふふ。

 

「いっちに、さんし、と」

 

身体を横に振って、軽く屈伸もして、先生の視線も集めに集めて準備運動は終わり。

さて、朝の勉強でもするかな。

 

「……はっ!待って!ここオフィスだよね?なんでここで準備運動を?」

 

先生が今更ながらの当然の疑問を発する。

答えは簡単。

 

「先生へのサービスだよ☆」

 

「……へ?」

 

先生へと近づいて、耳元で囁くように喋る。

 

「体操服姿、興奮するでしょ?」

 

「……っ」

 

「今日の夜はこの服だからね。楽しみにしててね」

 

すっかり顔を赤くする先生を十分に堪能してから、私は先生を抱きしめる。

先生はすっかりあたふたして、余裕がなくなってしまっている……可愛い。

 

「今日も一日頑張ろうね、せーんせ☆」

 

じっくりと抱きしめ、先生の体温を十分に堪能すると離れ際に軽く頬にキスをする。

私が離れると腰砕けになった先生は倒れそうになるのをなんとか堪えて、返事をした。

 

「あ、朝から誘惑しないで……」

 

「は~い」

 

ちなみになんですけどこの日の夜はもう、凄く燃えました。凄かったです。

先生の事がもっとも~っと好きになりました。

そしたら、別の衣装も試したくなるのが人の性というものじゃないですか。

そこで私は何の衣装にするか決めようとした時、閃いたのです。そう。

 

────シスターミカのいけないご奉仕、ああ神よお許しください。

 

シスター服いいですよね。

清楚さと背徳感がとても素晴らしいバランスで纏まっています。

その相乗効果たるや、1+1=200です10倍ですよ、10倍。(実際は100倍とする説も有る)

 

 

 

そんな訳でシスター服を入手するための私の奮闘が始まったのです。

といっても当初はシスターフッドに電話すれば貰えるでしょ~位の軽い気持ちで居ました。

では、実際に電話してみた時の回想をどうぞ。

 

『もしもしシスターフッドさんかい?今から一時間後シスター服を貰いにいくよ、聖園ミカです……』

 

『シスター服はシスターフッド所属の者の制服です。聖園ミカさんにはその権利が有りませんので無理です。これは上の者に確認しても同じ答えが返ってくると思います』

 

『いいだろ?聖園ミカだよ……?』

 

『無理です』

 

『え、じゃあ百合園セイアです……シスター服欲しいです……』

 

ガチャッ、ツー……ツー……

 

『ガチャ切り!?』

 

今思い返しても何が悪かったかわからない……。

ただコスプレエッチがしたいだけなのに、あんまりな仕打ちだ。

もうしょうがないので、【知る力】を使おう。

 

 

教えて教えて【知る力】なんかいい感じにシスター服を入手するにはどうすればいい?

ふんふん、なるほどなるほど。な~るほど。おお……そんなルートがあったんだ……。

まぁ、人助けにもなるからいいのかな?

 

 

 

………

……

 

 

 

今日のシャーレの当番はサクラコちゃん。

シスターフッドの長だ。ということはつまりシスター服の長であるとも言える。

シスターフック(服)……ふふ。(高垣楓)

 

 

 

コンコン

 

「あれ、ミカどうしたの?」

 

「サクラコちゃんに少し用事があって、来ちゃった」

 

「分かった。今開けるね」

 

オフィスのドアが開くと、先生とシスター服を着たサクラコちゃんが居た。

やっぱいいね、シスター服。

 

「わっぴ~☆サクラコちゃん」

 

「え、あ、わ、わっぴ~!……です!」

 

私のわっぴ~の挨拶に少し遅れてわっぴ~を嬉しそうに返すサクラコちゃん。

今日はあなたの悩みをシスターミカが解決するからね。

 

「突然だけどサクラコちゃん。やっぱりまだ他の人に怖がられてる?」

 

「う……ほ、本当に突然ですが、はい。未だに誤解が残っています……」

 

今日解決する問題はズバリ、サクラコちゃん怖がられ問題。

組織の長であるサクラコちゃんは、あまり人前に出ないことや、外交は別のシスターに任せている事もあって、実態とは違い恐れられているのだ。

それを何とかしようとしてみるも、逆効果な方法で更に誤解が加速していったり、なかなかに不憫な人なのだ、サクラコちゃんは。

 

「うんうん。じゃあ今から私が、解決策を教えるから。是非聞いて欲しいな。もちろん、一朝一夕には行かないことだけど、私が話す方法で誤解が解けるから、安心してね☆」

 

人を騙すためのコツその①、自分の考えは自信満々に断言する事。

 

「なんとかなるのでしょうか……もちろん誤解が解けるならば喜ばしいのですが」

 

「ふふふ……それじゃあ、始めるね」

 

私はすでに答えを【知っている】解決法をすらすらと喋り始める。

 

「サクラコちゃん、貴方の姿は、後輩達からは得体の知れない巨大な狼みたいに見えているの。

権力と秘密を抱えた、シスターの頂点、巨大な力。

その狼が仲良くしようとしていても、どうしても怖がられてしまう。じゃあどうしたらいいか?

それはね、自然に弱みを見せること。

人の失敗や欠点は時に親しみやすさという利点になるの。親しさが増すと、狼の虚像は消えるよ。

人に弱さをさらけ出すのは怖い?皆に失望されるのが怖い?大丈夫だよ。

貴方が今まで積み重ねてきた人の縁はきっと報われる。正しくシスターの長として、貴方は皆に慕われている。貴方はただ、出会う後輩のシスター達に誤解を解こうとか考えずに素直にこう話せばいい。『人に誤解で怖がられてしまうけれど、ただあなた達と仲良くなりたい』と。今までは緊張して怖い雰囲気になっていたと思うけど、弱みを見せると覚悟を決めたのなら大丈夫。

きっと本当の貴方を後輩のシスター達は見てくれるよ」

 

「弱さを……見せる」

 

「うん、組織の長としての威厳なんかは一旦置いておいた方がいいと思うんだ。だってサクラコちゃんがこんなに悩んでるなんて可哀想だよ!」

 

「私はサクラコちゃんの味方だからね!」

 

人を騙すためのコツその②、私はあなたの味方だよ。

 

「……確かに、私はシスターフッドに恥じないトップであろうとしていました。それが自然と威圧感になっていたのかもしれません……」

 

ニコニコと笑顔で、サクラコちゃんの考えが纏まるのを待つ。

先生は何か言いたそうにしているが、私の言っていることは今の所、何も問題は無いと判断したのか書類に向き合っている。でも何か納得できない顔をしている。失礼だな、あなたの恋人だぞ☆

 

「なるほど……弱さとは親しみやすさ、これからは小動物系というわけですか!」

 

そういうこったぁ!

ちょっとズレてる気がしないでもないけど、リラックスした状態で話すサクラコちゃんは、本当に小動物みたいに愛らしいので大丈夫なんです。

 

「成すべきことが定まりました。であればここで足踏みをしている訳にはいきません!

早速トリニティに戻りたいと思います。ミカさん、ありがとうございました。あなたの言葉を胸にシスター達と向き合ってみたいと思います!」

 

「うんうん、上手くいく事を祈ってるよ☆」

 

「来て早々に帰ることになってすみませんでした、先生。それでは!」

 

「あ、ああ……頑張ってねサクラコ」

 

やる気と希望に満ちた顔でサクラコちゃんは足早にトリニティへ旅立っていきました。

ふぅ、良いことをした後は紅茶が飲みたくなる。早速淹れてくるね、先生も飲む?おけまる!

 

「それで……ミカは何故サクラコに助言をしたの?」

 

「困ってる人が居たら助ける。ただ、それだけだよ先生」

 

じっとりとした疑いの眼差しが私に突き刺さる。

先生も段々遠慮が無くなってきて、私のことが分かってきているね。大好き。

 

「さあ、先生もサクラコちゃんの成功を祈りましょう」

 

完璧な所作で、私は手を組み、目をつぶり、サクラコちゃんの為に祈る。

トリニティの礼儀作法はこういう時に、役立つから中々に侮れない。

だってそうでしょう。立ち振舞が清楚であればあるほど、それが堕ちた時の悦びは一層際立つのですから(?)。そんな事をつらつらと考えていると、頭の中に一人の人物が思い浮かんだ。

清楚なシスターといえば、そう。

 

清楚系寝取りシスターマリーちゃんである。

 

私が先生にハーレムを作らせようと決意した原因の一人。

その清楚な立ち振舞で、露出が全く無いのにも関わらず、隠しきれない色香を放つ彼女の姿は私を魅了すると同時に、先生の事をも魅了してしまいました。

あの日、先生とマリーちゃんが嬉しそうに教会をラブホ代わりにした事は一度も忘れた事はありません。(そもそも当時は先生と付き合っておらず、マリーと先生は普通に打ち合わせの待ち合わせをしていただけで、性交渉をした事実は無い)

あの強烈な体験は、今でも私の原点であり至高の宝物です。

思い出したらムラムラしてきたな……♥

祈るために閉じていた目を少し開いて、先生の様子を伺うとなぜか先生は祈っておらず、私をあきれたように見ていた。目をつぶって祈っている先生にいたずらするつもりだったのに。

 

「先生、何で祈ってないの?ズルだよ」

 

「何かエッチな事考えてそうなミカには言われたくないかな」

 

先生ってば私の心を読めるのかも知れない。驚きだ。

 

「ふふ……最初はサクラコちゃんの為に祈ってたんだけどね。マリーちゃんの事を思い出したら、あまりのエッチっぷりに思考がそっちに引っ張られたみたい」

 

「マリーがエッチ………………その、あの、……まぁ、うん」

 

わかるよ。先生もあの日の事を思い出してるんだね。私たち通じ合ってるね。

 

「さぁ、先生もマリーちゃんのエッチな所を思い浮かべましょう……」

 

「しないよ」

 

なんでぇ……。

 

 

 

 

 

後日、サクラコちゃんから後輩と仲良くなることに大成功したとの報せが先生経由で届いた。

是非会ってお礼がしたいとのことなので、シャーレで当番の日に二人で会うことになった。

 

「わっぴ~ミカさん!わっぴ~わっぴ~です!」

 

「わっぴ~☆サクラコちゃん、わぴわぴだね!」

 

輝く笑顔でわぴわぴしてるサクラコちゃんはとても嬉しそうに私に成功を報告してくれる。

 

「あれから、ミカさんのアドバイス通りに話してみたのですが、驚くほど後輩のシスター達と仲良くなれてしまいました。今までは何だったのだろうと思うほどです。……本当にありがとうございます、ミカさん」

 

「ううん、サクラコちゃんが今まで真面目に積み重ねてきたから、きっと後輩ちゃん達もすぐにわかってくれたんだよ!」

 

そうなんでしょうか、と照れ照れのサクラコちゃんは年相応といった幼さのようなものを覗かせており、やっぱり組織の長といえでもまだまだ生徒で、成長途中なんだなと思わせるものだった。

 

「ミカさん、もし私に出来ることがあれば何でも仰ってください。サクラコ個人として全力で力になりましょう」

 

「何でもかぁ……実は今、私ね、自分を省みて祈ることが増えているの」

 

そう言ってサクラコちゃんに私の祈りを披露する。【知る力】でサクラコちゃんからの印象を一番良くするようにした祈りのポーズは、その道のシスターからしても驚く程に様になっていたのか、

『まあ……』と感心するような声が漏れ聞こえる。

 

「だから形から入る、といったら言い方が悪いかもしれないけど。私のサイズに仕立てたシスター服が欲しいな、サクラコちゃん」

 

「なるほど……そういう事でしたら力になれます!ミカさんの為の服を私が使える権限を持って、仕立て上げましょう。それに……きっとあなたの祈りは届くはずです」

 

そういうとサクラコちゃんも祈り始める。

な、なんかコスプレエッチの為に服が欲しいだけなのに申し訳なくなってくるな。

けど、後輩シスターちゃん達との仲も良くなったしセーフだよね、きっと。

祈る私たち二人は外から何も事情を知らない人が見れば、絵画にそのまま描かれるような美しい光景だったのかも知れない。けれど、真摯に祈るサクラコちゃんとは別に、私は悶々とした気持ちを抱えていた。……あれ?祈ってるサクラコちゃん……グッと来るね!エロだね☆

 

 

 

………

……

 

 

 

 

こんにちは、シスターミカです。

欲深きものよ、貴方の罪を許しましょう。エイメン。

というわけで早速届いたシスター服に袖を通しています。

清楚系シスターミカ、鏡で見てもかなりいい感じだと思います。

先生もきっと気に入ってくれることでしょう。朝食を取るときにでもお披露目するとしましょう。

 

「おはようございます、先生。今日もあなたの一日が良い日でありますように」

 

「おはようミカ、シスター服とっても似合ってるよ」

 

「ありがとうございます先生。今日の私はシスターミカです。あなたの悩みをどうか解決させてくださいね」

 

にこり、と普段の印象とは変えた控えめの笑みをする。

先生は惚れた弱みとでもいうべきか、明らかに何かを企んでる私にもたじたじだ。

私は頭に付けているベールの位置を軽く直すと、エプロンを付けて朝食を作る。

シスター服+エプロン+朝食を用意してくれる恋人……どう、先生?このコンボに耐えられる?

 

「~~♪~~♪」

 

私は賛美歌を鼻歌で歌うと、先生の反応を伺う。……ふふ。気になってる気になってる。

先生はスマホでモモトークか何かを確認しつつ、こちらを頻繁にチラ見しては頬が緩んでいる。

幸せそうな表情をする先生を見るとこっちまでも幸せになってくる。

 

「お待たせしました。今日はハムエッグとトーストですよ」

 

「いつもありがとうね、ミカ……いいや、シスターミカ」

 

「ふふ……いいのですよ先生。では食前の祈りは省略して早速いただきましょう」

 

「祈り省略しちゃうんだ……」

 

今は省エネ、詠唱破棄の時代だからね。

では、いただきます。

 

 

 

 

午後も私は、シスターとして先生を献身的に補佐する。

清楚で朗らかに笑い、少し控えめに支える。

まるでマリーちゃんのように振る舞う。そして夜に近づくにつれ、エロの配分を強めにしていく。

全ては夜のいけないシスタープレイのために。

 

書類仕事を黙々とこなし、ふと気が緩むような時間。

むにゅん、と先生の手が私の胸を()()()()掴んでしまう。

 

「だ、だめです先生……えっちなのはいけません……!」

 

「ごめん!わざとじゃないんだ」

 

「どうしてもと仰るなら、その……夜にでも」

 

顔を赤くして、身をよじり、庇護欲と情欲を誘うポーズで先生に告げる。

ごくり、と先生の喉が鳴る。そしてシスター服をじっくりと見つめる……ふふ。

 

「主よ、愛する人と結ばれたいと思う心をどうかお許しください」

 

期待と興奮の顔をしている先生と、取り繕っているけれど先生以上に興奮している私。

今夜が楽しみだね、先生。

 

────先生、こんな夜更けにどうされたのですか?悩み事ですか。もちろんお聞きしますよ。私に打ち明けることで楽になるのでしたら、いくらでもお話してください。

 

────きゃっ!先生、何を!?い、いけません先生……あっ♡……だ、だめです!こ、こんな事神はお許しになりませんよ……!たとえ許されなくても君が好き……?まあ♡……主よ、私達の罪をお許しください。

 

────あっ♡あっ♡~~~~~~~~ッッ♡♡

 

 

 

 

こんにちは、つやつやと光り輝くシスターミカです。

シスタータイム継続中です。やっぱり、シスター服いいですね。

先生もこれからは今まで以上にシスターフッドの格好をエロい目で見ることになるでしょう。

 

さてさて、このシスター服を好きそうな人がもう一人居るんです。

見せてあげないと可哀想じゃんね☆

 

 

 

「先生、ミカです。お手伝いしに来ました」

 

「ありがとう、今開けるね」

 

オフィスのドアが開き、私は今日のターゲットに向かって微笑む。

 

「あ、ミカさ……ん…………し、しすたー!?」

 

「ごきげんよう、ユウカちゃん。今日はよろしくお願いしますね」

 

しずしずと頭を下げる私をユウカちゃんは細部にまで目を走らせて、何度も何度も視線を往復させる。視線の集まり方から察するに彼女のお気に入りは、ロングスカートから僅かに見える白タイツと靴らしい。

そこも結構こだわったポイントなので注目してくれると、なかなかに嬉しいな。

 

「………………綺麗」

 

「……わかるよ」

 

「ふふふ……ありがとうございますお二人共。ユウカちゃん、もしよろしければ仕事が片付いた後、お悩みを私に話してみませんか?今の私はシスターなので、どんな悩みでも聞きますよ」

 

「どんな悩みでも……?」

 

ユウカちゃんは私のシスター服の衝撃で、私の言わんとする事をよく分かっていないみたいだ。

 

「例えそれが、シスター姿の私にいけない気持ちを抱いてしまった……というような悩みであってもです」

 

「!!!!」

 

まるで難しい数式があっさり解けたかのような歓喜の顔をするユウカちゃん。

IQの高まりを感じるね、ジーニアスだね。

 

「仕事を始める前に、あなた達の平穏を祈らせてください」

 

無垢に、清楚に見えるように私は祈る。この後の悦びへの想像を澄ました表情の下に隠しながら。

二人にはもちろんこのシスターっぽい言動が演技だと分かっているけれど、隙のない演技には案外ケチを付けにくいものなのだ。ツッコミ時を失ってしまえば、あとはそこには清楚でかんぺき~なシスターが残る。

まあ、何が言いたいかというと……たっぷり楽しんでね、ユウカちゃん☆

 

────ふふふ、ようこそ私の部屋へ。本来なら懺悔室が良かったのですが、まあ詮無き事です。

何でも相談してください、ユウカちゃん。ここで行われる事は、必ず秘密にします。ええ、何があろうとも、です。

 

────あ、あら?やけに距離が近いですね……。ん♡な、なにをするんですか!い、いきなり胸を触るなどと!……えっ私に恋をしている?んん♡そ、そんな……あん♡いけ、ません……。

嫌いにならないで?い、いえ!嫌いになるなどありえません!あ♡ちょっ、ちょっと…………。

仕方ありませんね……す、少しだけですよ?少しだけなら神もお許しになるはずです……。

 

────ああ♡~~~~~~ッッ♡♡もうゆるしてぇ……♡

 

 

 

 

大満足です。

いやあ、素晴らしい時間を過ごせました。

ちょっとした思いつきで始めたシスターご奉仕でしたが、かなり楽しめました。

普段あまりリクエストをしない先生もシスタープレイはまたやりたいと言うほどです。

ユウカちゃんの方は衣装のリクエストしまくりでまだ全然消化できてない状態ですけれど……。

こうして一対一のプレイを楽しんでおくと、寝取らせプレイにも先生とユウカちゃんが積極的に協力してくれる訳です。

一時期、寝取らせプレイばっかり頼んだら、二人になぜか怒られちゃいましたからね……。

いわく、私が一番好きだから普通に愛し合う事もしたい、と。目から鱗が落ちる思いでした。

まぁまぁ今回は二人も楽しんだし、私も楽しめた。ハッピーハッピーってやつです。

 

 

 

そうだ、そういえば近い内にナギちゃんがシャーレに来るから、せっかくだからシスター服で出迎えようかな。

清楚系のキャラはもう十分堪能したから普通の感じで行こっと。

かわかわナギちゃんに会うの楽しみだなぁ。

 

 

 

青天の霹靂(へきれき)という言葉がある。

語源は晴れた空に突然雷が起こるということ。そこから転じて、急な変動や大事件や突然の衝撃の事を指す言葉だ。

だから雷に打たれたような衝撃を伴った告白は、私にとってはまさに青天の霹靂だったのだ。

 

 

 

シスター服ヨシ!ナギちゃんのお出迎え準備オッケー!

今日はナギちゃんがシャーレに来る日。先生の当番とは別で、私に会いに来るなんてナギちゃんしかいないよ、本当。ま、まあ嬉しいんだけどさ。

 

コンコン、と私の部屋がノックされる。

 

「ミカさん居ますか?」

 

「はーい、今開けるね」

 

扉を開けると、私の格好を見てナギちゃんが目を丸くして驚き始めた。

 

「えっ。……もしかしてシスターフッドに所属を!?」

 

「ううん、コスプレ☆」

 

「コスプレ!?」

 

一体ミカさんは何をと思考の迷路に入り込んでしまったナギちゃんを部屋に入れてっと。

紅茶とお菓子を用意して、可愛い可愛い幼馴染と話そう。

 

「なぜシスター服を着ているかはさておき、会えて嬉しいです、ミカさん」

 

「私もだよナギちゃん!こうして二人で話すと若い頃を思い出すねぇ」

 

「若い頃……あの頃は私もミカさんも、自分の本当の思いすら分かっていなかったと思います」

 

「うん?本当の思い?」

 

思いを馳せるようにナギちゃんは話し始める。一体どうしたんだろう。

私の顔を見つめるナギちゃんの瞳はどこまでも真っ直ぐなものだった。

 

「一つ、懺悔をしたいのです。シスター」

 

「ふふ☆シスターミカにまっかせて!どんな悩みでも話してよ」

 

どんな悩みでも……とナギちゃんは呟き、遅いか早いかですかと独り言を漏らす。

そして、一つ頷くとナギちゃんは静かに話し始める。

 

「大人びた方だな、と思いました。ずっと私を導いてくれる姉のような方」

 

「私の失敗を笑って許してくれて、一緒に悩んでくれて、笑顔が素敵で大切な幼馴染」

 

「いつから好きだったのでしょう。ですが幼い心でも恋心を伝えるとこの幼馴染の関係が壊れると、ひどく恐怖しました」

 

「だから、そんな事は無いのだと、仲の良い幼馴染なのだと、自分に何度も言い聞かせました」

 

「言い聞かせて、言い聞かせて、すっかり自分でも恋を忘れていました」

 

「ですけど……ミカさんがいけないんですよ?私をからかって、恋心を思い出させたのですから」

 

「……ここに罪を告白しますシスター。私は幼い時から幼馴染に恋をしていました。ずっとずっと忘れようとしていた恋心を今更伝える罪は、どう贖えばよいのでしょうか」

 

…………………………えっ。

話を理解していくにつれ、私は顔が赤くなっていく。ナギちゃんが私に恋を?

正直まったくそんな事考えていなかったから、思考の外側からとてつもない衝撃が来た。

あぁ、でもナギちゃんの心が痛いほど伝わってきて、私の心が暖かくなる。

顔も心も赤く熱くなっていき、どうにも言葉に迷ったけれど、せっかく思いを伝えてくれたのだから私も何とか返事をしなければ。

 

「あっと、えっと、うんとね……人を好きになることは罪じゃない……よ?」

 

「ふふ……ありがとうございます、ミカさん」

 

そういうとナギちゃんは私の手をぎゅっと握ってきた。ひょえぇぇぇ……。

もう私の心臓は大音量でバクンバクンと鳴っている。

可愛いナギちゃんが、そういうスキンシップすると、無敵すぎるよおぉぉぉ。

 

「好きです、ミカさん。世界中の誰よりもあなたが好きです」

 

はにかんだ笑みでそう伝えるナギちゃんは、とても可愛くて、私の意識は限界だった。

もう顔も真っ赤で、目もぐるぐる、最後の一押しはある意味自業自得な言葉。

 

「顔を赤くしちゃって可愛いですよ、ミカさん」

 

────きゅう。

気絶する直前に思ったことは、あぁ、本日のナギちゃん可愛いノルマが未達成……がくっ。

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