TS転生聖園ミカが先生と付き合いつつ先生にハーレムを作らせようとする話   作:tarako

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本日2回目の投稿です。まだ前話を読んでない方はそちらから先にどうぞ。


貢がないでユウカちゃん

こんにちは、聖園ミカです。

人は一番欲しいものといわれて何を思い浮かべるでしょうか。

私が真っ先に思い浮かべたものは心でした。

いえ、人の心が足りていないとかそういう訳では無くてですね。

他人だった関係性が友人や恋人に変わる、その心の動きがどうしようもなく美しく感じるのです。

恋人から夫婦に変わる心の動きはどうなるのでしょう。長い間夫婦として過ごした心は?

様々な暖かい心が欲しいと、私は切に切に願うのです。

 

 

 

 

 

昼下がりの仕事中のシャーレ、少しご飯を食べすぎたかなと軽くあくびをする。

眠気を抑えるために腹八分目で抑えればよかったのに、私の料理が美味しすぎるから。

そんなこんなで眠気を抱えつつも、ようやく一仕事終えた私は先生に話しかける。

 

 

「ねぇ、先生。この前ユウカちゃんを交えて3pする例え話をしたよね?」

 

 

「うぇ!?…まぁ、したけどそれって今しないといけない話?」

 

 

唐突な言葉に先生は驚いた様子だけれど、すぐに『ミカだし…』みたいな空気を出して落ち着いた。通じ合ってるね。

 

 

「それが現実になるとしたらどう?嬉しい?」

 

 

「あ、こっちの話聞いてくれない感じなんだ……えっと、まぁ、大人の立場とか色々抜きにするとそりゃ嬉しいかな?」

 

 

「やっぱり☆先生、ハーレムの才能有るよ!」

 

 

先生は何その才能と苦笑いしながら資料に数値を打ち込んでいる。

この会話がただの雑談か何かだと思っているのだろう。

常在戦場、ここはキヴォトスだよ、先生。そんな隙を見せたら悪い魔女に利用されちゃうよ。

それにしても大分堕ちてきている、前の先生なら先生の立場を示して、そんなことは駄目だし、

考えもしないと言っただろう。

 

 

「実はね、ユウカちゃん私のことが好きみたいなんだ☆」

 

 

「……へ?」

 

 

「だから私が堕として、先生と私とユウカちゃんの3人で楽しもうね」

 

 

「ちょ、ちょっと待って!」

 

 

先生が慌てて制止する。ようやく事態が現実の話だということが分かったのかもしれない。

ふぅと一息入れると、先生は私を諭した。

 

 

「その、そういうのは良くないと、その、ユウカの気持ちとかもね?その、倫理的にもね?」

 

 

ぐだぐだだった。

先生……かわいい……。

先生が落ち着くのを待って、私は先生に問いかける。

 

 

「先生、私がユウカちゃんと浮気するのが嫌?」

 

 

「……うん」

 

 

「先生、私がユウカちゃんを先生に差し出そうとするのが嫌?」

 

 

「……うん」

 

 

あれ…あれ?

そうだよね。普通はそう。

でも私は先生の頷きを聞いて、私の中の激情が溢れるのを抑えきれなかった。

 

 

教えて教えて【知る力】私が今からすることは正しいの?

そう。そうなんだ。この感情もきちんと幸せに含まれていたんだね。安心した。

すぅ、と大きく息を吸う。

 

 

貴方がこのルートを選ばせたのだ。貴方がこのルートを選ばせたのだ。貴方がこのルートを選ばせたのだ。貴方がこのルートを選ばせたのだ!!

だって、そうでしょう?

こんなのあんまりでしょう?

 

 

「ふふ……ふふふふ……ねぇ先生。私は本当はね、先生が生徒に手を出してハーレムになるといいなって思ってたの」

 

 

「……うん?」

 

 

先生が何か話が変わってきたな、という顔をする。

だけど私は止められない、止めてなるものか。

 

 

「そして私は、先生の浮気を見せつけられて、絶頂する。そんな輝かしい黄金のような未来を夢想していたの」

 

 

「でも、貴方は先生で……先生としての矜持を持っていて……うぅ……ぐす」

 

 

あまりの悲しみに涙が出てくる。こんなことがあっていいのか。

 

 

「ハーレムを作るために他の生徒に手を出してくれなかったの!!!!」

 

 

「何の話をしているのかよく分からないけど……当たり前では?」

 

 

「私の事は襲ったくせにいいぃぃ!!」

 

 

「わァ………あ………」

 

 

2人でボロボロと涙を溢す。

悲しいよね、辛いよね。

 

 

「だから私はユウカちゃんを堕としてなし崩し☆ハーレムを作ろうとしたの。私はただ…うぅ………ただ……ぐすっ」

 

 

「私は浮気相手とのエッチを壁越しに聞いて絶頂したり、仕事をしている時に浮気相手が先生の腕を組んでマウント取られたり、給湯室でキスしてる2人を見せつけられたり、私と先生が仲良く2人で話してるのに浮気相手が話しかけたらそっちを優先したりして、それでも実は先生は私のことを心から愛していて、浮気相手さんもそれに協力している寝取らせプレイをしてほしいだけなのに!!!!」

 

 

「ミカおかしいよぉ…」

 

 

これは転生して初めて本音で話すことなのかもしれない、私の口は止まらなかった。

 

 

「おかしくない!!…………先生、歪んで捻れて、自分でもどうなってるかわからないけど……本当に、心の底から貴方が好きなの……」

 

 

「ミカ……」

 

 

ぼろぼろ、と涙を流しながら先生に告白する。

ぐす、ぐすと泣いていると、

先生が私をゆっくりと抱きしめた。

 

 

「ねぇ、ミカ……なんで君がそんなに私にハーレムを作らせようとしているかはわからない」

 

 

「でもね、君は私のお姫様なんだ」

 

 

「お姫…様?」

 

 

ポカンと先生の顔を見つめてしまう。

こんな私でもお姫様でいいの?

 

 

「最低で」

 

 

あ♡

 

 

「変態で」

 

 

あ♡あ♡

 

 

「最愛のお姫様」

 

 

~~~~~~ッッ♡♡

 

 

「覚悟を決めたよ。君がそんなに泣くぐらい悲しいなら私はミカと一緒にどこまでも堕ちよう」

 

 

「はぁ…はぁ…いいの……先生?私悪い子だよ?どうしようもないよ?」

 

 

「それを言うなら生徒に手を出してしまった私もどうしようもないさ」

 

 

「ふふっ…そうだね同じだね、私達」

 

 

私達の顔は自然と近づき、キスをする。

ありがとう、そしてごめんね先生。どこまでも私と堕ちる決断をさせてしまって。

取り返しのつかない、大きな決断をしながらのキスは最高に気持ちよかった。

 

 

 

 

………

……

 

 

「ミカ、何度も確認するけどユウカが嫌がるようなら私はその、ハーレムは認めないからね?」

 

 

「はーい、先生。それと、ちゃんと見ててね、ユウカちゃんはかつての貴方なんだよ。悪い魔女に騙されて堕ちる、かつての貴方」

 

 

「ユウカ……かわいそうに」

 

 

先生のやたらと実感が籠もった感想は無視する。

今日のシャーレの当番はユウカちゃん。あれから結局私がユウカちゃんを堕とすという話は変わらなかったけれど、私の心は非常に明るい。

なんと先生がらぶらぶハーレム建設に反対しなくなったのだ。

もちろん先生が積極的に手を出していくという訳ではないけれど、これで普通に先生だけが好きな生徒さんを先生と付き合わせるという事も可能になった。

みっともなく泣きわめいた甲斐があったというものだ。…わざと泣いただけだから、計算だから。

 

 

「こんにちはー先生、ミ、ミカさんいらっしゃいますか?」

 

 

と、そんな事を考えているとユウカちゃんが来たようだ。

 

 

「あぁ、いらっしゃいユウカ。今ドアを開けるね」

 

 

オフィスのドアが開き、ユウカちゃんが入ってくる。

その手にはケーキの詰め合わされた箱を持っていた。

 

 

「こんにちは、先生。ミカさん。これお土産です。仕事が一段落したら食べましょう」

 

 

「ありがとうユウカ。後でいただくね」

 

 

「やっほーユウカちゃん☆あ、このケーキトリニティで有名な美味しい所のだ!」

 

 

「えぇ!その、ミカさんが喜ぶと思ってトリニティから取り寄せました。レビュー、評判を正確に分析し、様々な観点から人気を数値化した上位10個のケーキの詰め合わせです。この中にミカさんが気に入るものがあればいいのですが……」

 

 

「わぁ☆」

 

 

確か、かなりの高級店だったはずだあそこのケーキは。

それを10個も…10個も!?

 

 

「ありがとうユウカちゃん。凄く嬉しい!」

 

 

「ほ、本当ですか!頑張って選んで良かったです!」

 

 

うう…そんな笑顔で言われると10個はちょっと多いとか言いにくい……。

まぁ、先生なら頑張れば6個や7個食べられるでしょう。だって愛しの先生なのだから。

 

 

「それじゃあ今日も頑張ろうか、2人とも」

 

 

なんとなく大量のケーキが悪くなる前に食べるのは自分だと察している先生の声で今日の仕事が始まった。

 

 

それにしてもユウカちゃんの仕事の速さは凄い。私も先生の手伝いをしているのでわかるが、私や先生の3倍は仕事が出来るんじゃないかな。

あれよ、あれよと仕事が片付いていくその姿は私の気も引き締め、今日の分の仕事はあっという間に終わるのだった。

 

 

私が淹れた紅茶と共に私達はケーキを頂く。

ティーパーティーに居る時にも何度か食べたことのあるケーキは記憶と遜色なく、美味しかった。

 

 

「ん~☆美味しい~!」

 

 

「本当に美味しいね、このケーキ……」

 

 

「ふふ……確かに美味しいですけど、ミカさんが淹れてくれた紅茶が有るからもっと美味しいのかもしれませんね」

 

 

「お、ユウカちゃんお上手!」

 

 

ケーキを食べる私と先生をニコニコと見つめるユウカちゃんは、ゆっくりとその全てを味わうように紅茶を飲む。

ほっ、と紅茶を飲んだ時に漏れる吐息と濡れた唇が少し艶めかしかった。

 

 

「本当に嬉しいのはね、ユウカちゃん」

 

 

会話が少し途切れたタイミングで私はポツリと言う。

 

 

「私が喜ぶだろうものを頑張って探してくれた貴方の心なの」

 

 

「ふぇ!?な、なんですか急に」

 

 

「ふふ、ユウカちゃんが頑張って選んだケーキがとっても美味しかったって話。

……ありがとうね」

 

 

ユウカちゃんの目を見つめながら私はお礼の言葉を言う。

すると彼女の頬は赤くなり、目をそらしてしまった。

 

 

「あ、あう。ま、まぁこれ位ならいくらでもというか?

ミカさんの事を詳しく調べた時にティーパーティー御用達のこのケーキのお店の事も分かったので、きっとミカさんも気にいるだろうなというか?ほ、他にもミカさんがお気に入りのアクセサリーのブランドや、洋服のブランド等もきっちり調べていますので、ご安心下さい!

あ、それとティーパーティー時代のミカさんの事を調べたら、少し無理な仕事をしている時期が3ヶ月と12日ほどありましたよ。

もう殆どシャーレ所属のようなものとはいえ、仕事を溜め込まないようにしてくださいね、もし沢山の仕事があったら私も手伝います!」

 

 

「わぁ☆」

 

 

「わぁ…」

 

 

「ありがとう、ユウカちゃんとても頼りにしてるよ☆」

 

 

「頼りに……えへへ……嬉しいです」

 

 

ユウカちゃんは軽くはにかんで私の言葉を噛みしめる。可愛い。

可愛いんだけど、……まぁ可愛いからいっか(思考放棄)

 

………

……

 

 

「それじゃあ今日はお疲れ様でした。また近い内に手伝いに来ますね、先生、ミカさん」

 

 

「うん、お疲れ様。気をつけて帰ってね」

 

 

「お疲れ、ユウカちゃん。またね~!」

 

 

バイバイバイバイと手を振りユウカちゃんを見送る。

ユウカちゃんが完全に部屋を出ると先生がなぜかこっちを見つめていた。

そんな目で見ないでよぉ……。

 

 

「ユウカちゃん可愛かったね、先生」

 

 

「少し……様子がおかしかったけどね」

 

 

「……普通だよ、あれぐらい!」

 

 

そう、まだ普通なのだケーキ10個持ってきたり、やたらと相手のことを調べたりするぐらいは。

まだ、大丈夫……まだ。

 

 

────ある日のシャーレ

 

 

「ミカさん、私アクセサリー買ってきたんです。貴方に似合うと思って…もし良かったら受け取ってくれませんか?」

 

 

「わぁ☆素敵な髪飾りに、シュシュ……本当に貰っちゃっていいの?」

 

 

「は、はい!是非!」

 

 

「うん…凄く嬉しいよ。あ、良かったらこの場で付けてみようか?」

 

 

「おおお、おお願いします!」

 

 

すっかり自分の身体にアクセサリーを付けるのにも慣れた私は、ちょっとしたサービスで

【知る力】を使いユウカちゃんから見て一番魅力的な動作でプレゼントされた髪飾りとシュシュを付けていく。

 

 

「ふぅ、どうかな?」

 

 

「………………綺麗、お姫様みたい」

 

 

ふふ、プリンセスミカでごめんね?

 

 

────またある日のシャーレ

 

 

「ミカさん、ミカさん!私お洋服と翼のアクセサリーを買ってきたんです。お願いします、着てください!」

 

 

「わぁ☆ありがとう……やっぱり今着ている所、見たいよね?」

 

 

「はい!お願いしたいです!」

 

 

「もぉ~段々欲望隠さなくなってきたね、ユウカちゃんってば」

 

 

「うぅ…ごめんなさい。この洋服を見た時にミカさんが着ているのを想像したらどうしても…」

 

 

「いいの☆いいの。それじゃあ少し待っててね」

 

 

ユウカちゃんが持ってきた、お姫様が着るワンピースといった体の服に着替える。

 

 

「お待たせ、ユウカちゃん似合うかな?」

 

 

「あ……ぁ……す、凄い……です」

 

 

「でもこれで完成じゃないよ。翼のアクセサリーはユウカちゃんに付けて欲しいな」

 

 

「は…はひ」

 

 

顔を赤くした彼女は震える手で一つずつアクセサリーを付けていく。

その間ちらり、ちらりと私が着ている服を注目したり、胸に注目したり、ふとももに注目したりやりたい放題だった。

 

 

「で、できました……」

 

 

そう言うと、自然にアクセサリーと服が見える位置まで下がっていき、こちらを見て、

あぁ、と感嘆する。

 

 

「綺麗……」

 

 

今だよね、【知る力】。ユウカちゃんの呟きが聞こえたタイミング、私は致命の質問をする。

 

 

「綺麗な私がどうなって欲しい?」

 

 

恍惚としているユウカちゃんは心の奥底の願望を一切飾ること無く曝け出してしまう。

 

 

「私の手で滅茶苦茶に乱れて欲しい」

 

 

ユウカちゃんの顔が自分が何を口走ったか理解していくにつれ、青ざめていく。今の今まで幸せの陶酔の中に居たのに自分で叩き壊してしまった後悔、自分の心の奥底の醜い欲望を出してしまった恐怖、ぐちゃぐちゃになった顔は一番非難されるであろう私に救いを求めていた。

 

 

私との関係が壊れることを恐怖する顔を見る度に、私は自分の存在が相手の中でどれだけ大きいかを想像できて、どうしようもなく心が満たされるのだ。

私が相手の行動を許して、安堵の表情をするのを見ると、絶頂しそうになる。

愛してるよユウカちゃん。

 

 

「わかった☆……じゃあ──」

 

 

「あ、ち、違!違うんです!」

 

 

「ユウカちゃん」

 

 

「ひっ!あ、あの…本当に……!あっ!ジョーク、ジョークでした!つまらなかったですよね!」

 

 

「ユウカちゃん、私は怒ってないよ」

 

 

「…………えっ」

 

 

「乱れてあげる」

 

 

「貴方が買ってくれた髪飾りとシュシュと洋服と翼飾りを付けて、ドロドロに、どうしようもなく、乱れてあげる」

 

 

「どんなエッチな言葉でも囁いてあげるよ」

 

 

「ほ、本当ですか……?騙してないですか……?」

 

 

期待と興奮の顔を隠しきれないユウカちゃんを翼で包むように正面から抱きしめる。

あふっという可愛らしい声がユウカちゃんから漏れる。

 

 

「安心してユウカちゃん、騙すなんてしないよ。エッチな事をする前に、ユウカちゃんがどうして乱れてほしいと思ったのか聞きたいな」

 

 

私に抱きしめられて顔を赤くしたユウカちゃんはぽつり、ぽつりと話し始める。

 

 

「ミカさん綺麗…………だから、だから……無様に乱れて欲しいんです」

 

 

「うん、うん」

 

 

「こんなの変だって分かってるけど、どうしても思ってしまうんです」

 

 

「私もね、ユウカちゃん。ちょっと変わった事を考えるの。だからそれと交換条件にしない?」

 

 

「変わった事…ですか?」

 

 

「私と先生は付き合っているけど、先生に他の女の人を抱いて欲しいの。寝取らせってやつなの。

先生が浮気すると思うと物凄く興奮するの」

 

 

「…………!!それもまた乱れですね!!」

 

 

ユウカちゃんはその優れた頭脳で正解を導き出した。

寝取らせもまた乱れである、と。

 

 

「ユウカちゃん、私と先生と同時に付き合わない?そうしたら貴方は最高のお姫様を滅茶苦茶にできるよ?それに……先生の事も嫌いって訳じゃないでしょ?」

 

 

私の腕の中であぅあぅ言ってるユウカちゃんに追撃で胸を押し付ける。おりゃおりゃ。

あぅあぅがあぅぅ…あぅぅ…になった。ふふふ。

 

 

「ど、同時に……ですか。先生の事も確かに尊敬してますし、嫌いではないですが、いえ、でもミカさんと付き合ってるということはミカさんに手を出したのでは……(むにゅっ)あうぅ…。

お姫様……私のお姫様を……(むにゅっ)あうぅ…」

 

 

先生を悪く言いそうな時には胸を押し付けて思考を溶けさせ、ユウカちゃんの返事を待つ。

どれほどあうぅ…させただろうか、ユウカちゃんは静かに、けれど隠しきれない情欲を秘めて答えた。

 

 

「…………お願いします。付き合いたいですミカさん」

 

 

色々考えたのだろう、でも最後の最後に勝ったのは私を滅茶苦茶に乱れさせたいという、心の奥でずっと燃えたぎっていた欲望だった。ユウカちゃんの目は非常に見覚えがあった、先生を見る時の私とそのままなのだ。あぁ、そっか。そうだったんだ。貴方は私みたいになる。

私達は比翼連理のメスだね。

 

 

「ありがとうユウカちゃん。本当に嬉しいよ……うん、本当に」

 

 

ユウカちゃんがおずおずと私の腰に手を回して、抱きつく。

私はそれに答えるように強く強く抱きしめるのだった。

 

 

 

 

 

その後私達はとりとめのない話をする。

あんまり抱きしめたままだと気絶しそうだったユウカちゃんはすっかり解放してある。

 

 

「ユ~ウ~カ~ちゃん♡」

 

 

「ミ、ミ~カさん……あぅ」

 

 

ただ、からかって名前を呼ぶだけで、私はなんだか楽しいのだった。

ユウカちゃんの初々しく照れる顔をいつまでも私は見て──

 

 

「そ、そうだ、ミカさん。あの、着てもらいたいお洋服があと3着あって、アクセサリーも4種類あるんです。やっぱり、私が選ぶとどうしてもお姫様のような服装になってしまうんですが、そこに確かに違いはあって、色々な魅力があるんです。あ、言い忘れてました。予約した服があと1着ありました。これは一目見てミカさんに似合うと思ったプリーツスカートで」

 

 

「わぁ☆」

 

 

………

……

 

 

今日は先生が出張で居ない日のシャーレ(エロゲ主人公の親、大体出張してる説)

先生にお弁当を作り、お見送りのキスをすると、普段は勉強の準備を始めるけど、

今日はいそいそとお姫様みたいな服装に着替える。

そろそろかな。もうすぐかな。と待っていると、どうやら来たみたいだ。

 

 

「おはようございます、ミカさん。今日は一日よろしくお願いしますね」

 

 

「おはよ~ユウカちゃん。張り切っていこうね!」

 

 

……ごめんなさい、アナタ(ユウカちゃんが来ることは了承済み)

なんでもミレニアム関連の仕事がシャーレで増えていて、責任を感じたユウカちゃんが自身の休日を使って、シャーレの仕事を片付ける手伝いをするんだとか。

さすがにそんな事を聞いたら私も手伝うわけで。

今日はユウカちゃんと丸一日仕事の日なのだ。

 

 

ユウカちゃんが私の格好をじっくりと見て、呟いた。

 

 

「凄く……綺麗です」

 

 

「ありがとう☆今日は服からアクセサリーまで、全部ユウカちゃんがプレゼントしてくれた物で揃えてみたんだよ?」

 

 

「……いい、です。とても……」

 

 

「貴方に染められちゃったね?」

 

 

「あうぅ……」

 

 

高めて、高めて、貴方の綺麗なお姫様になってあげるからね。

自分で壊すのを楽しみにしててね。

 

 

 

仕事になるとユウカちゃんは一転真面目になる。私も仕事中はふざけたりせずに、黙々と書類を終わらせていくのだった。

そうしていると、お昼ごろにモモトークに先生から一通のメッセージが来た。

 

 

『問題を解決しようとした学校が大規模銃撃戦で運営機能が麻痺しちゃってね。する事が無くなっちゃったからこれからシャーレに帰るよ。夕方には着くと思う』

 

 

はーキヴォトスキヴォトス。

でもいい機会かな。先生にユウカちゃんの事を説明しようか。

 

 

夕方、私は飼い主が帰ってくるのを待ってる犬のように、先生が来るのを待ちわびていた。

そわそわと仕事をしていると、脳裏に電流が走るような感覚がする。間違いない!先生だ!

私はシャーレの入口に走り出す。

 

 

「ちょ、ちょっとミカさん!?」

 

 

後ろでユウカちゃんが何かを言ってるがごめん、後で!

走って、走って、あぁ先生!先生を見つけた私は彼に思いっきり抱きつく。

 

 

「おかえり☆先生!!」

 

 

「わ、ちょ、ちょっと!びっくりしたよ……ミカ。ただいま」

 

 

「今日はもう会えないと思ってたから…嬉しいよ!」

 

 

スリスリと先生の胸に頭を擦り付ける。はー癒やされる。

 

 

「ミカさん一体どうしたんです…か………………ふーん」

 

 

「あ……ユウカ。こ、これは……その」

 

 

スリスリスリスリうおおお摩擦熱で私の髪の毛燃えるまでやるぞ!!

 

 

「……ふーん!」

 

 

「あぁ……もう!」

 

 

………

……

 

 

あれから私達はテーブルに移動し、話し合う事にした。

雰囲気はなぜかピリピリしてる。

2人共私の恋人なのだから仲良くしてほしい。

 

 

「という訳でユウカちゃんと付き合うことになったよ、先生☆いぇい!」

 

 

「ミカさんと先生は付き合っていて、寝取らせ……でしたっけ。先生がミカさんの為に抱く、その相手を求めていると聞きました。この情報で合っているでしょうか、先生」

 

 

「うん、合っているよ……合っちゃってるんだよね。ねぇ、ユウカ。ミカに脅されたりしていない?自分の意思でミカと付き合ってる?それと私と、あー、エッチする事になるけど大丈夫?」

 

 

「脅されていません。自分の意思で間違いありません。先生とのその、性交渉も大丈夫です」

 

 

「そうか……ならいいんだ。よくないけど。もし何かあったら言ってほしい。こんな事になってしまったけど、私は生徒の味方だから……」

 

 

私をスルーしてユウカちゃんと先生は何か事実確認みたいな事を始めている。なんで…?

しかも先生、大分失礼じゃない?貴方の恋人だよ?

 

 

「先生の方こそ、私とミカさんが付き合って大丈夫ですか?浮気になると思いますけど」

 

 

「女の子同士の浮気だと、その、興奮するって最近分かって……大丈夫です……」

 

 

「…………変態」

 

 

先生とユウカちゃんは顔を赤くしてる。そろそろ混ぜてね。

 

 

「ね、ね、今日の夜はどうしよっか☆」

 

 

その言葉に2人は顔を見合わせる。

だが特に何か意見があるようではなかったので私が提案する。

 

 

「もし希望が無かったら今日はユウカちゃんとしたいんだけど……どうかな?」

 

 

「私も……したいです」

 

 

「2人がいいなら私からは何も無いよ。多分ここが引き返す最後のチャンスだと思うけど、ミカにとことん付き合うって決めたからね」

 

 

「ありがとう先生、ユウカちゃん。……ねぇ、絶対に幸せにするからね。ドロドロに溶け合って、皆で知らないことが何一つなくなるまで、何度でも愛そうね。肉体の垣根が無くなるまで愛し合ったら、きっと何よりも大切な心同士で繋がれるから」

 

 

心の底から出た私の言葉に、2人は呆けたように頷くのだった。

 

 

………

……

 

 

下着に、お洋服に、アクセサリー。

全てを彼女の指示にしたがい身につけた私はドレッサーの前に座る。

ユウカちゃんはこれから私を汚す為に、綺麗に綺麗に私を飾り付ける。

静かに座っている私に薄く化粧をして、出来栄えに満足したのか頷くと、私を立たせて、全身をくまなく見つめる。はぁ、とため息が漏れる。今まで通り私に感嘆しているのだと思う。

ただ今日はいつもの綺麗の言葉だけではなく、粘っこい、どうしようもない欲にまみれた視線も混ざっていた。

 

 

「好きです、ミカさん。ずっと、ずっとこうしたかった」

 

 

ちゅ。と軽い口づけをする彼女。ちゅちゅと繰り返していると、どんどんキスの力が強くなっていき、彼女の息も荒くなっていく。

いつもなら絶対しないような力強さで私の腕を掴むと、そのままベッドの方へ引っ張っていき、押し倒す。きっと最後の理性だと思う、それを言えば、これからの行為が全て正当化できるかと思っているかのように彼女は同じ言葉を繰り返した。

 

 

「好き、好き、ミカさん。好き、好きです」

 

 

「私も大好きだよ、ユウカちゃん」

 

 

だから私はどうしようもなく彼女を許すのだ。

これから行われる全てを許すのだ。

愛してるよユウカちゃん。

 

 

………

……

 

 

ユウカちゃんと私が結ばれて数日後、今度は私の夢が叶う日が来た。

私は一言も聞き漏らさないように壁に耳を付ける。

壁の向こうでは私の大好きな先生と大好きなユウカちゃんが浮気をしていた。

衣擦れの音一つ、肉体が合わさる音一つ、ベッドが軋む音一つにそれぞれ絶頂するほどの興奮を覚える。だから、私の意識は最初の先生とユウカちゃんの会話で夢と現実の間に飛んでいってしまったのだ。

 

「ミカさんより気持ちいい……!」

~~~~~~~ッッ♡♡

 

「ミカより気持ちいいよユウカ……!」

~~~~~~~~~~~~~ッッ!!!!♡♡♡♡

 

 

ここから先の白昼夢のような記憶の中で、唯一確かなのは、色々なモノでぐちゃぐちゃになった私に綺麗と言ってキスするユウカちゃんと、それを呆れるような苦笑いで見ていた先生だけなのだと思う。

 

 

………

……

 

 

おはようございます、聖園ミカです。

早漏ミカではありません。……へっ、助かったなレーティングめ。

いやぁ、実際の寝取らせプレイは強敵でしたね。あんなに興奮するとは思いませんでした。

ですが確信しました。私はまだまだ高みを目指せる。

私は2人に心の底から感謝しながら、朝食を取りに食卓へ向かいます。

するとそこには既に席について仲良く話してる先生とユウカちゃんが居ました。

 

 

「おっはよ~☆少し遅れちゃった」

 

 

「おはよう、ミカ……身体は大丈夫?凄いことになってたけど」

 

 

「おはようございます、ミカさん。むしろあの状態からここまで早く起きれることに驚愕していますよ」

 

 

凄いこととかあの状態と言われても、朝目覚めたらお風呂にでもユウカちゃんが入れてくれたのか、サッパリした状態で、まるで昨日の事が夢…‥ではないね、あの強烈な体験は。

ろくに覚えてないのがつくづくもったいない……!

うーん、うーんと記憶を思い出そうとしていると、先生が私の分の朝食を用意してくれていた。

 

 

「うーん……あ、ありがとう先生」

 

 

「どういたしまして。それにしても…………」

 

 

先生はふぅ、と一息つくと万感の思いで言葉をはきだした。

 

 

「凄い子を好きになっちゃったな」

 

 

「わかります!わかります!まさかこんなに乱れていたなんて……!!」

 

 

ユウカちゃんは観測史上最大の同意を示す。まるで私の事を変態とでも言いたい2人に対抗して、【知る力】を使って性的に私に注目させる方法を調べる。

指使い、目線、表情、それを【知っている】だけで、ほら。

すっかり静かになって、私が朝食を食べる所をいやらしく注目している2人に告げる。

 

 

「改めまして、聖園ミカだよ☆あなた達の最愛の恋人としてよろしくね?」

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