ブルアカ×ポケモン   作:クロの騎士

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レポート19

=布教活動?=

 

 トリニティ自警団の守月 スズミは相棒であるおんぱポケモンのオンバットと共に今日もトリニティ自治区をパトロール中である。

 その途中、トリニティ生徒をカツアゲしようとしている不良たちと遭遇した。

 

「オンバット、ちょうおんぱ」

 

 被害者の生徒を逃がした後、オンバットに命令する。

 オンバットは大きな耳から最大20万ヘルツの超音波を発することが出来、まともに浴びれば屈強なレスラーや大型のポケモンでも目を回してしまう。

 現に不良生徒たちは全員気絶した。

 

「……これでよし」

 

 スズミは不良生徒たちを近くの電柱へと縛った。

 更にその状態で懐メロを大音量で聞かせる。

 ことを終えたスズミは満足そうにオンバットとハイタッチをするのであった。

 

=殴り合いの末=

 

「あぁ?」

 

「ムキー!?」

 

 ある日の登校途中、美甘 ネルとぶたざるポケモンのオコリザルが出会った。

 ネルと目があった瞬間、オコリザルはネルへと襲い掛かる。

 

「テメェ……いきなり何しやがる!」

 

 パンチを回避したネルは右拳をオコリザルに向かって突き出す。

 オコリザルは拳を防御した後、一度後ろへと下がった。

 

「ムキー!!」

 

「……やる気のようだなぁ……いいぜ、掛かって来な!」

 

 ネルとオコリザルのバトルが始また。

 銃やわざを使わずにただ己の拳のみを相手にお見舞いする。

 その戦いは一時間以上続き……最終的オコリザルはネルの舎弟となったようだ。

 

 ちなみに、学校は遅刻したらしい。

 

=幸せの味=

 

 一週間前、エデン条約が無事に締結。

 調印式当日は反対派の小競り合いはあったが、何事もなく式を終えることが出来た。

 

「……ふぅ」

 

 現在、ナギサは紅茶を飲んでいた。

 テーブルにははりたまポケモンのトゲピーがマカロンを食べている。

 

(まだスタートさせたばかりですが……それでも何だか肩の荷が降りた気分ですね)

 

 この条約を維持するのは難しいのは理解している。

 だが、調印式まで漕ぎ着けるのに色々あったので気が緩むのは仕方がないことだろう。

 

(先生には感謝しなければなりませんね)

 

 テロを未然に防いで事件を解決したこともそうだが、その後のゲヘナへの仲介と自身がスパイと疑った補習授業部への謝罪の場を設けて貰った。

 そして何より先生の提案でミカとセイアとお互いの秘め事を含めてしっかりと話し合い、これからトリニティのトップとして協力し合うことを互いに決意できたのである。

 

(何かお礼をしなければ……何がよろしいでしょうか?)

 

 そう考えていると、トゲピーがマカロンを持ってナギサに近づいてきた。

 

「……くれるのですか?」

 

「トゲ!」

 

 コクリと頷くトゲピー。

 ナギサはトゲピーからピンク色のマカロンを受け取った。

 

「ありがとう」

 

 礼を述べてからナギサはマカロンを食べる。

 その味は何時も以上に幸せを感じるものだった。

 

 なお関係ない話だが、バレンタインでマカロンを渡す意味は「あなたは特別な人」である。

 

=好物はパンちゃん=

 

 牛牧 ジュリが料理をするとその料理に生命が宿るなどの複雑怪奇なことになる。

 

「……またです」

 

 レシピ通りに作製したパンケーキだったが、完成したのは全体が紫色で緑色の液体を流しているタコの足のような触手のある通常パンちゃんとなっていた。

 当然だが、普通の人が食べると気絶……悪いと食中毒を引き起こす。

 ジュリ自身も自分の料理の腕は理解しており、こうして自主練をしているのだが一向に治らないでいる。

 

「反省は後です……まずはこれをどうにかしないと」

 

 自分で食べようとすると逃げられがちである。

 今回も逃げない内に食べようとした……

 

「あ……あれ?」

 

 だが、一瞬目を離した隙に逃げ出していた。

 しかも何処からか迷い込んできた一匹のポケモンに向かって行っているのが見える。

 

「だ、ダメ!」

 

 と止めたがそのポケモンは大きな口を開けてパンちゃんを一口で飲み込んだ。

 

「ど、どうしましょう……」

 

 ポケモンに近づいて様子を伺うジュリ。

 心配していたが、そのポケモンは特に何ともないようだ。

 

「ゴクン?」

 

 そう鳴くのはいぶくろポケモンのゴクリン。

 パンちゃんが大好物なジュリの相棒となるポケモンである。

 

=ナイスバルク=

 

「マムシ!」

 

「マムシ!」

 

「マムシ!!」

 

「マムシ!!」

 

 ベアトリーチェが半人半虫で筋肉隆々な生物と共にボディビルダーのようにポーズを取っている。

 そんな彼女の姿をこっそりと見ていた黒服は気付かれないうちに部屋を出た。

 

「クックックッ……先生、写真を見てくれましたか? あのポケモンについて教えて下さい」

 

 秘かに写真を撮っており、それを先生に送る黒服。

 その後、先生に連絡をした。

 

「成る程、あれはマッシブーンと言うのですか…… ネクロズマと同じUBなのですね? ……ベアトリーチェですか? 悪夢を見すぎて幼児退行しただけなので問題ありません」

 

 そして、黒服は通話を終えた。 

 

=レポート19のポケモンおよびトレーナー=

 

スズミ:オンバット

ネル:オコリザル

ナギサ:トゲピー

ジュリ:ゴクリン

ベアトリーチェ:マッシブーン

 




ナギサとトリトドンの概念は知っていますが、ここではトリトドンではなくトゲピーにしました。
ベアトリーチェはフェローチェではなくマッシブーンです。
スズミとネルに関してはそこまで違和感はないのでは?

では、次回もよろしくお願いします。
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