ブルアカ×ポケモン   作:クロの騎士

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またする抜けた・・・今度はイオリだった。
これで風紀委員コンプだ~♪


レポート23

=ポケモンのタマゴ=

 

「この間、保護施設でタマゴを見つけたのだけど……あれはポケモンのタマゴなのかな?」

 

 【ねっこポケモン】のチュリネを抱えた秤 アツコが私に問いかけて来た。

 

「恐らくそうだろうね。近くに親ポケモンがいたと思うけどいなかった?」

 

「いたよ。優しそうな目でタマゴを見ていた」

 

 保護施設はポケモンのタイプごとに区分けされている。

 アツコが担当しているのは【くさタイプ】のポケモンがいるエリアだ。

 

「親がいるなら特に何もせずに暖かく見守るのがいいよ。何かあったら私に報告してね」

 

「うん、解った……ところで、先生。ポケモンはどうやってタマゴを産むの?」

 

「それは解っていないんだ。ポケモンがタマゴを産む瞬間は元の世界でも見た者は少ないと思うよ」

 

 これは話を逸らしたわけではない。

 ポケモンの育て屋でも気が付いたらタマゴが産まれていたケースが多く、実際に産んだところを見た者は私が知る限りいなかった。

 

「そうなんだ……じゃあ、人間は―――」

 

「アツコ、その話はまだ君には早いよ」

 

 ちゃんとした知識は付けさせた方がいいとは思うが、それはもう少し大人になってからである。

 

 

=虫の息のカイザー=

 

 

 カイザーコーポレーションはその規模を縮小しつつも現存している。

 だが、あと一年くらいでキヴォトスから消えるかもしれない。

 

 カイザーは独自でポケモンの保護活動を始めた。

 目的はさておき、彼らにはポケモンの知識が皆無である。

 その為、ポケモンに関する事故が多発していた。

 

 例えば大量に捕獲した【ボールポケモン】のビリリダマが一斉に自爆をし、保管していた倉庫が消し飛ぶと言うことがあった。

 死者は出なかったが、近くにいた人やポケモンが大勢怪我をしたようだ。

 

 更にカイザーは許可なく自治区に入ってポケモンを乱獲していたらしい。

 子供のポケモンを捕まえて親ポケモンに返り討ちにされると言う事例も多かった。

 

 もちろん、各自治区の学園のトップたちは激怒している。

 いくら大人が経営している企業であっても自治区を任されている学園を敵に回せばどうなるかなんて火を見るよりも明らかだろう。

 

 カイザーと手を組んでいた者も徐々に離れている現状。

 おとなしく先生から貰った大金で年単位でもいいから再起を図ればよかったのだが……もうカイザーは虫の息であった。

 

=見た目で判断はしない方がいい=

 

 ある日、道を歩いていると何やら口論する声が聞こえて来た。

 

「そのポケモンをどうする気かね? もしかしてブラックマーケットに売るつもりかね?」

 

 一人は警察官のようだ。

 

「違う。この子は私の大切なパートナー」

 

 そして、もう一人は便利屋68の鬼方 カヨコ。

 彼女の近くには【くさねこポケモン】のニャオハがいる。

 話から察するにあの警察官は何か勘違いをしているようだ。

 

「ちょっといいかい?」

 

 私は警察官に話を掛けた。

 

「どなたですか?」

 

「先生……」

 

「せ、先生? もしかしてシャーレの……」

 

「そうだよ」

 

 一応、自分の首にぶら下げている証明書を警察官に見せた。

 

「そのニャオハは間違いなくその子の相棒だよ。私が証明する……何なら連邦生徒会に正式に問い合わせをしようか?」

 

「い、いえ……先生が言うのであれば本当のことなのでしょう」

 

 カヨコの言葉は信じなかったが私の言葉はあっさりと信じた警察官。

 私は彼にこう言った。

 

「君たちは疑いを持つことは仕事かもしれないが、見た目で人を判断し過ぎるのはよくないことだ。それと相手の言い分も少しは聞くことも大切だからね」

 

「は、はい。申し訳ありません」

 

「私に謝るより、まずはカヨコ……この子に謝るのが先ではないかな?」

 

「そ、そうですね……疑ってしまい申し訳ありませんでした」

 

 警察官はカヨコに謝罪し、職務に戻っていた。

 

「先生、助けてくれてありがとう」

 

 ニャオハが近づいて私の足に頭をこすりつけて来た。

 感謝しているということだろうか?

 

「気にしないでいいよ。ところで、これからどこに行くつもりかな?」

 

「そろそろ事務所に戻ろうとしていたところ」

 

「じゃあ、そこまで送るよ」

 

 またさっきのようなことがるかもしれない……私はカヨコとニャオハを便利屋68の事務所まで送り届けた。

 

=ミレニアムの裏ボス・・・的な?=

 

「ここ最近、冷蔵庫やオーブンが勝手に動くと言う事例が多発しています」

 

 リオの言葉に私は応えた。

 

「ゴーストタイプのポケモンの仕業か……もしくはロトムかな?」

 

 すると、シッテムの箱が起動して私とリオの前に浮いて来た。

 

「アロナのロトムが犯人ではないですからね?」

 

「もちろん理解しているよ。ロトムが犯人であれば別の個体だろうね」

 

 ロトムにとってミレニアムは遊園地みたいなものだろう。

 さて……もしもロトムがいるのなら、今はどこにいるんだろうか?

 

―――

 

 その頃、ロトムはと言うと……

 

「ケテケテ」

 

 第八セフィラ・ホドの体を奪い取り、ケーブルをうねうねと動かして遊んでいたのであった。

 

=レポート23のポケモンおよびトレーナ=

 

アツコ:チュリネ

カヨコ:ニャオハ




アツコはチュリネでカヨコはニャオハにしました。
そして、別個体のロトムはホドで遊んでいます。

では、次回もよろしくお願いします。
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