ブルアカ×ポケモン   作:クロの騎士

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レポート25

=おまわりさん=

 

 ヴァルキューレ警察学校はキヴォトスにおける警察機関である。

 

 キヴォトス内の様々な治安問題の対処に関わるため、特定の自治区を持たない。

 その代わりに各地に拠点が置かれている。

 

 だが、自治区の治安はその学園が維持していることが多いため、ヴァルキューレの活動が制限されている。

 更に予算不足なので弾薬を含めて全体の装備が不足気味らしい。

 

 そんな状況でも彼女たちはキヴォトスの平和のために今日も頑張っていることを私は知っている。

 

「あ、先生!」

 

「がぅ!」

 

 道を歩いていると生活安全局の中務 キリノと彼女の相棒である【こいぬポケモン】のガーディと出会った。

 

「やあ、キリノにガーディ。見回り中かい?」

 

「はい! 本官はただ今見回り中です!」

 

 ビシッと敬礼をするキリノ。

 その隣でガーディがお座りをしていた。

 

「そうか、頑張ってね」

 

「はい! それでは……ガーディ、行きましょう!」

 

「がぅ!」

 

 キリノとガーディが一礼すると走って行く。

 途中でキリノが少しこけそうになったが体勢を立て直した。

 

 彼女自身もガーディもまだまだレベルが低い。

 けど、いつかはキヴォトスでもトップクラスになるかもしれない……

 

=変わったね=

 

「私はあなたのような大人が一番嫌いです」

 

 以前、月雪 ミヤコに言われた言葉である。

 

 SRT特殊学園の閉鎖に対する反対デモとしてD.U.の子ウサギ公園を占拠した彼女たち【RABBIT小隊】をキリノたちと共に制圧した。

 最悪の形での出会い……好感度はゼロどころかマイナスなのは当然だろう。

 

 その後、紆余曲折あってRABBIT小隊はシャーレ預かりとなった。

 

「先生、シャワーありがとうございました」

 

「バニィ!」

 

 現在RABBIT小隊は子ウサギ公園を拠点として活動している。

 あの公園には多くのポケモンが多く生息しており、その子たちの管理をお願いしていた。

 

 で、たまにミヤコと彼女の相棒である【うさぎポケモン】のヒバニーと共にシャーレの施設を使用に来ているのである。

 

「礼は不要だよ。シャーレの施設なら自由に使ってくれていいからね」

 

 ミヤコも含めてRABBIT小隊のみんなとは良好な関係を築けていると思う。

 これからもこの関係が続けて行けるようにしたいところだ。

 

=きのみの栽培=

 

 ゲヘナ学園には給食部が育てている畑がある。

 その一角を借りて元の世界のきのみを栽培していた。

 

「このマトマのみはそのまま食べると辛さのあまり火が出そうになるけど、カレーなどの隠し味として使えるよ」

 

「なるほど……」

 

 フウカがメモを取っていた。

 採取したきのみの一部は給食部に提供しており、フウカがそれを調理して給食部に出しているようだ。

 

「それにしてもいいマトマだ……彼らのおかげかな?」

 

 畑では【もぐらポケモン】のディグダが土を耕し【うきくさポケモン】のハスボーが【みずでっぽう】で水を撒いていく。

 ポケモンたちの協力により育ちのいいきのみが多く手に入れることが出来た。

 

「ポケモンたちのおかげでゆとりが出来ました……本当に感謝しかありません」

 

 食堂を利用しているハルナが言っていたが「以前と比べものにならないくらい上達してましたわ!」と言っていた。

 同時に「ポケモンたちが強くてフウカさんを連れて行くことが出来ませんわ!」とも言っていた。

 

 今のフウカはイキイキとしている。

 私にはそう見えた。

 

=第五セフィラ・ゲブラ=

 

 氷海地域にて第五セフィラ・ゲブラが現れた。

 

 海上を移動する為、メルタンやデカヌチャンには襲われないだろう。

 ゲブラを運用している者たちはそう考えている。

 

 だが……海底に眠る海の王がゲブラの存在を察知したいた。

 

=特異現象捜査部 報告書 (1)=

 

 ある日、氷海地域に大雨が降った。

 

 ミレニアムの特異現象捜査部が現地で調査を行う。

 そこで凍らされたゲブラを発見。

 何かと戦っていたのは間違いないが、何と戦っていたかはその時点では解らなかった。

 

 先生に相談したところ、大雨が降っていたこととデカグラマトンを倒せる力を持つと言う点から【かいてい】ポケモンと言う二つ名を持つポケモンが関与しているのではないかと考えた。

 そのポケモンは先生の元いた世界では神話に出てくる伝説のポケモンであり、かつて干ばつに苦しむ土地を大雨を降らせて救ったともかつてそのポケモンを怒らせて大地を沈めたとも言われている。

 

 今のところ氷海地域を含むその他の場所で大雨が降ると言う現象は起きていない。

 先生曰く「そのポケモンは深い深い海の底で眠りについている。今回は眠りを妨げたゲブラを排除しに目覚めただけだろう」とのことだ。

 

 ちなみに、完全に目覚めたそのポケモンの力はこのキヴォトスどころか世界の大地を一ケ月足らずで海へ沈めるかもしれないと言う話である。

 

「余計なことはしない方がいい。もしもそのポケモンが目覚めて暴れるようなら私が何とかしよう」

 

 触らぬ神に祟りなしとよく言うだろう。

 ヒマリは先生がそう言うのであればこれ以上の調査は辞めることにした。

 

=レポート25のポケモンおよびトレーナー=

 

キリノ:ガーディ

ミヤコ:ヒバニー

 

給食部所属:ディグダ、ハスボー

 

 




ゲブラも敗北。
そりゃ海に生きる伝説のポケモンが相手では手も足も出ませんよね・・・

では、次回もよろしくお願いいたします。
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