ブルアカ×ポケモン   作:クロの騎士

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レポート7はレポート6とほぼ同じ時系列です


レポート7

=人の手で生まれしポケモン=

 

「未来の方のパラドックスポケモンってこの子みたいに人によって造られているの?」

 

 ハレは自身の隣にいるポリゴンを見る。

 このポリゴンはハレのパートナーだそうだ。

 

「どうだろうね? パラドックスポケモンについてはまだまだ解らないことだらけなんだよ……」

 

 元の世界でパラドックスポケモンがいる地方は一つだけだ。

 その存在を知る者はかなり少ない。

 しかもどの個体も凶暴かつ危険なため、捕獲して観察することが難しいのである。

 ちなみにヴェリタスが回収したテツノドクガは生命活動を完全に終了しているようだ。

 

「もしも人の手で一から産み出しているとしたら、未来の技術力は凄いね」

 

「……そうだね」

 

 ハレの言葉に同意する。

 まあ、どう言う経緯で造られたかは置いといて……ね。

 

=彼女からは逃げられない=

 

「待ちなさいコユキ!」

 

 ミレニアムの校舎にて、ユウカは黒崎 コユキを追いかけていた。

 理由はセミナーのお金を使用してギャンブルをした疑惑があったからである。

 まだ疑惑の段階だったが、逃げると言うことは疑惑から確信へ変わるには十分だった。

 

 まあ、どのみちバレるのは時間の問題……

 

 ならばせめてお金だけでも隠そうと、コユキはこの場をやり過ごそうとしているのだ。

 

「ふぎゃ!?」

 

 曲がり道を曲がったところで誰かとぶつかる。

 その人物を見てコユキは固まってしまった。

 

「捕まえた~♪」

 

 目の前にユウカの姿があった。

 彼女の肩にはラルトスが乗っている。

 ユウカはラルトスのテレポートと言う技を使用して先回りしていたのである。

 

「に……にぁああああ!!」

 

 ミレニアムの校舎にコユキの叫びが木霊した。

 今日もキヴォトスは平和である。

 

=目には目を歯には歯を=

 

「待ちなさいコユキ!」

 

 アレから一週間後が経った。

 捕まったコユキは反省部屋に監禁されることになったが脱走……現在ユウカが追いかけている。

 

「にははは、今の私に怖いものはない!」

 

 コユキの隣に一匹のポケモンがいた。

 ねんりきポケモンのケーシィである。

 

「と言うことでケーシィ……テレポート」

 

 ユウカの目の前からコユキが消えた。

 

「逃がさない! ラルトス、こっちもテレポート!」

 

 コユキを追いかけるかのようにユウカもラルトスのテレポートを使う。

 こうしてテレポート合戦の鬼ごっこが始まった。

 

=やはり今日もキヴォトスは平和である=

 

「……それでテレポートを使いすぎて使用できなくなり、二人仲良くアビドスで遭難した……と」

 

 シロコに「遭難者を二人拾った。アビドスの生徒が二人も増えた」とモモトークを貰いアビドスへ向かってみると……そこはユウカとコユキの姿があった。

 

「何をしているんだい?」

 

「うぅ……」

 

「にはは……」

 

 恥ずかしい言わんばかりのユウカ。

 笑って誤魔化すコユキ。

 私はそんな二人を見てため息をつく。

 

「まずはそれぞれラルトスとケーシィに謝るように……それからノアたちが心配していたから彼女たちにも謝るようにね」

 

「はい……ごめんなさいラルトス」

 

「ごめんねケーシィ」

 

 頭を下げるユウカにラルトスは頭をポンポンと下げる。

 ケーシィはコユキの後頭部に抱きつきペシペシと頭を叩き始めた。

 どちらも自身のパートナーを許しているようだ。

 

「先生」

 

 とシロコが声を掛けて来た。

 

「私もケーシィかラルトスが欲しい」

 

「……銀行に忍び込む気だよね?」

 

「そんなことは……しない」

 

 今の間は何なのか?

 後、私の顔を見て答えなさいな。

 

 ともあれ、今日もキヴォトスは平和のようだ。

 

=ケイの新たなボディ=

 

 ケイのボディを作製をリオに提案した。

 最初は反対されたが、何とか説得をして渋々OKを貰うことが出来た。

 

「……で、これがケイの新しいボディとなります」

 

「チェンジで」

 

 アリスの中にいるケイは即答する。

 確かにこれは……個性が強すぎると思った。

 ちなみにアバンギャルド君と言う元々あった機体をベースとしているらしい。

 

「せっかく用意したのに……」

 

 とリオは残念そうに言う。

 

「無理にボディを用意しなくても私はこうして王女といられるので問題ありません」

 

「……アリスはどうだい?」

 

「アリスは今のままでもいいですが、ケイと一緒に遊んだりする方がもっと良いです!」

 

「早く私のボディを造ってください」

 

 舌の根の乾かぬうちとはまさにこのことだろう。

 

=進化=

 

 ある日、ホシノがヤドンを連れて遊びに来た。

 

「へぇ~……ヤドンって二通りの進化があるんだね~」

 

「ヤドランにヤドキングだよ」

 

 シッテムの箱にヤドランとヤドキングの二体を表示してホシノに見せた。

 

「うへぇ~……この子もどちらかに進化するのかな?」

 

「そうだけど、まだ進化は出来ないよ……ヤドキングはおうじゃのしるしと言うアイテムが必要だし、ヤドランになるにはまだレベルが足りないね」

 

「そうなんだ……お前さんはどっちになるんだろうね~」

 

 ホシノはヤドンの頭を優しく撫でる。

 心地よいのかヤドンの顔が二割増しのほほんとしたように見えた。

 

=レポート7のポケモンおよびトレーナー=

 

ハレ:ポリゴン

コユキ:ケーシィ

 




この世界におうじゃのしるしはないって?
ならば猫さんに拾ってくればいいんです!
では、次回もよろしくお願いします
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