異世界迷宮と斉奏を   作:或香

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134 連綿

 自宅へと戻ってくると、すでに夕食の準備がしてあった。

 レベルが上ってアイテムボックスの容量が増えたリカヴィオラに、ラムやオリーブオイルを一部預けておいたおかげだ。

 

 人数が揃ったのを確認して料理を完成させ、食べながらモンスターカード融合の予定を考える。

 コボルトが6枚あるので、結構スキル付与をすることができそうだ。

 

 まずはアコルトの胴装備にスライムで『物理耐性』だな。

 これで戦闘パーティー全員に付けられたことになる。

 

 鯉のカードは1枚あるが、まだ悩む。

 このままアコルトかシャオクのどちらかの胴装備の最後のスロットを埋めていいのか、魚の『耐性強化』との兼ね合いを見るべきか。

 まだ敵の魔法を止められずに何度も被弾する状況ではないため保留か。

 

 壷式食虫植物の『HP吸収』もどうするか。

 

 優先度で考えるなら挟式の『MP吸収』の方なんだよな。

 大盾で防げているうちは直接的な被弾はしていないのだし、ミーラスカが防御を固めながら回復スキルを使うなら、MP管理のほうが重要だ。

 2スロットの大盾を落札してしまったので、スキルスロットの無駄遣いはできない。

 

 挟式食虫植物のカードはまだないので、こっちも一旦保留か……?

 あ、カルムに頼み忘れているな……。

 今の階層でドロップしてくれたらいいが。

 

 『移動力増強』の牛のモンスターカードについては……ミーラスカかな?

 回避力のスキルならアコルト確定だが、ミーラスカについてはこの前の魔物の部屋からの退避が気になった。

 大盾を持っての行動ができる膂力があるというだけで、掲げたまま走ったりするのは想定外の使用法だろう。

 

 巫女には腕力や体力面のジョブ効果はなく、パーティーメンバーの補正を受けるだけなので相当な高レベルにならなくては難しそうだ。

 あのような状況にまたならないとも言い切れない。

 普段は効果なくとも、戦闘時の咄嗟の移動だけでも楽にしてくれるようなら付けておくべきだろう。

 

 他に今の時点で付けられそうな残りのカードは、鳥の『持続強化』なるスキルか。

 

 オーバーホエルミングが対象に含まれると仮定すると、なるべく着用が容易な装備がいい。

 そう考えるとミスリルサークレットかフィンガーバングルになる。

 頭装備は外さなくてはいけない場面もあるかもしれないので、アクセサリーの類に見える手装備の方がよさそうか。

 

 

 考えもまとまったので、食事を終えた後にシャオクにカード融合をお願いする。

 

 

 

 3度の発光の後、出来上がった装備が並べられた。

 

 

耐痺のミスリルメッシュトップ(麻痺耐性 毒耐性 物理耐性 ○)

駿馬のダマスカスグリーブ(移動力増強 ○ ○)

連綿のフィンガーバングル(持続増強 ○ ○)

 

 

 鍛冶師のレベルが上ってきたおかげか、3回のスキル使用でもシャオクの様子は大丈夫そうに見える。

 強壮丸を飲まずともMP欠乏には陥ってはいないようで、今回は一応強壮丸を飲んでもらったが今後2回程度なら補給をせずともいいと申し出てきた。

 

 『持続強化』の一段階上は『持続増強』で、二つ名は連綿といかにも延長効果のようでそれっぽい名称だ。

 はたして効果のほどはどうだろうか。

 お湯づくりの作業で検証してみよう。

 

 

 浴室へと移動し、壁に立て掛けていたすのこを敷いて湯船までの道を作る。

 水受けの板をはめ込んで堰き止め、ウォーターウォールとファイヤーウォールでいつも通りの給湯作業を開始した。

 

 遊び人のお陰で倍速でお湯が作られていく。

 水受けから注がれるお湯が湯船の半分ほど溜まったところで、持ってきたバングルを取り出した。

 左腕を輪にくぐらせ、リングに中指を通す。

 

 若干の収縮が起こって装備されたことを確認し、パーティライゼーションで強壮丸を使用して準備万端だ。

 オーバーホエルミングを念じてから、先程と同じように壁魔法を発動していく。

 

 他に誰もいない浴室では加速時間に動くものはあまりない。

 受け口から流れ滴る湯が、粘度の高い飴のようにじわりじわりと場所を変えていく。

 

 現れたウォーターウォールの水が、まるで違う比重の液体のようにその上に層を作って溜まっていった。

 加速時間中に対象の術者が発動したスキルについては、同じ時間の中で同速で動くということだろう。

 

 1巡目の二重の魔法のクールタイムが終わって水壁が崩れきったところで、2巡目に入りファイヤーウォールを発動する。

 重ねて遊び人のウォーターウォールも発動し、湯気を昇らせながら新たな壁が水上に作られた。

 

 

 壁魔法の効果時間が終わり、立ち上がった水が崩れ始めたところでオーバーホエルミングも終了した。

 世界が等速に戻ったことで、加速時間中に溜まったお湯が一気に流れ出す。

 

 2ターン目の壁魔法のクールタイムが終わる手前までということなので、オーバーホエルミングの効果時間は倍近くに伸びていることが分かった。

 これならば戦闘でもかなり余裕が持てる時間だ。

 

 手数が足りなそうでも、敵の位置はほぼそのままに2発魔法を撃って離脱できる猶予ができるわけだ。

 遊び人が育って火力も上がれば、それが4発分になるのだし。

 

 繰り返せば相手に何もさせないままで、ボス相手での殲滅も可能となりそうだが、MPの消費が激しそうだな。

 パーティライゼーションを挟む余裕も増えるからある程度は大丈夫だろうが、一気に消費しすぎてアイテムボックスが空で回復できないなんてことになるのは困る。

 ここぞという時の使用になるのは、これまで通りだろう。

 

 

 残りの湯は加速せずに溜めつつ、他のスキルの影響を考える。

 『持続強化』についてシャオクから聞いた内容には、パーティーメンバーに与える効果もその対象らしいということもあった。

 

 何のジョブの何のスキルを用いて判明したのかが分からないが、それが研究結果として周知された以上何かしらの効果が確認されたのだろう。

 例に挙げられたのは騎士の防御だが、あれは本人のみのはずだ。

 

 もしかするとその上位ジョブの聖騎士にはパーティーメンバーの防御力を上げるようなスキルがあるのかもしれない。

 判明しているのは盗賊以外でも奴隷に変更できるインテリジェンスカード操作くらいだが、ゲーム的なイメージでも全体防御のスキルはありそうな感じだ。

 あとは騎士が村長を任命するスキルの上位版とかか。

 

 他に味方を指定できるスキルといっても、僧侶の手当ては瞬時に回復するので持続の影響はなさそうだし、そもそもメンバーを指定できるようなスキルは……。

 

 ───錬金術師のメッキか。

 あれは一度だけ物理ダメージを軽減するとあったはずだ。

 軽減効果が攻撃を受けるまで()()()()と考えれば、『持続増強』効果の対象になっている可能性がある。

 

 軽減の割合だったり、()()なのだから回数が増えたりするのであれば、あちらのジョブの派生も進めていくのも面白そうだ。

 

 

 自分だけで最大7種までというのは本当に難しい。

 可能ならどのジョブもセットしてとりあえずLv50まで上げてみたいもん。

 

 作中の彼のように、戦闘時にスキルを使用してからジョブを切り替えるなんて繊細なことはする余裕がない。

 それに切り替えてしまったら、魔物を倒した時点のジョブ以外には経験値が入らないしな。

 

 そういった戦闘向けジョブのレベル上げができるくらいに深層で余裕が出てくるまでは、大人しくメイン編成のジョブを成長させていこう。

 

 

 入浴で思考もスッキリと整え、明日からに備えてしっかり寝て英気を養うことにする。

 

 今後の予定はリカヴィオラのドレスと装飾品の受取と、シャオクのギルド転属の最終手続きがあるがそれ以外は決まっていない。

 つまり、しばらくは迷宮に向かう日々になるのだ。

 

 当面は遊び人が使い物になるまでだが、100倍効率で15階層での戦闘を繰り返していけばすぐな気がする。

 その後の編成を考えているうちに、いつの間にか眠ってしまっていた。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 朝から暑い陽気に目が覚めた。

 

 ベッドから起きだしたところに、アコルトが固く絞った手拭いを持ってきてくれた。

 寝汗を拭いて着替え、階段を降りる。

 

 うちの食卓は迷宮食材がメインとなることが多いが、地上での家畜の肉も商店には売っているので豚肉も食べることは少なくない。

 だがアイテムボックスに仕舞えないし、冷蔵庫もないので食べ切れる量しか買わない。

 というか意図的に次の食事にも使うとして取っておかない限りは、いくらでも胃に収めてしまう子がいるので1食で完結だ。

 

 何が言いたいかというと、そろそろラム以外の迷宮食材のストックを始めたいということだ。

 リカヴィオラのアイテムボックスも育ってきたし、白身や豚バラ肉やらを目指して迷宮の進捗を上げていくのを目標にしたい。

 

 弱点が揃っている階層を狙って回るようにしているが、1つずつ順に上がっていたほうがいいんだろうか。

 

 もちろんそっちの方が地力は付くだろうが、火力と効率で安全に回ったほうがいいと思うんだよな。

 新規の迷宮に挑戦するとか、階層案内がいないような深層へ向かうなら1層1層進むしかないと思うが、まだそういう段階ではない。

 

 無理せず余裕を持っていこう。

 

 

 

 

 なんて悠長なことを言っていたものの、昼休憩を挟んで15階層のボス周回をこなしていたら遊び人のレベルも結構上がっていた。

 火力の検証として連続魔法を使わずに戦闘してみたところ、魔物の部屋に向かう前で弱点の火属性魔法が6発必要だったアニマルトラップは5発になっていた。

 

 ボスからドロップする陳皮1個が3個の強壮剤になるので、MP回復速度から獲得経験値にボーナスポイントを切り替えてみた。

 戦闘終わりに強壮剤を使用して、拾い上げた陳皮をまた強壮剤へと変える。

 

 階層の数字未満ということもあって、遊び人のジョブレベルがすいすいと上がっていった。

 レベルに比例して、設定している知力補正の割合も上昇したおかげか、連続魔法なら3ターンで終わる。

 植物たちの討伐が早いのは森林保護官の『対植物強化』のおかげでもあるが、お供で出てきたロートルトロールも2ターンで済むので心労も軽減されている。

 

 

スズシロ・ミツキ エルフ ♀ 18歳 魔法使いLv37

魔法使いLv37/英雄Lv32/探索者Lv37/森林保護官Lv33/巫女Lv31/遊び人Lv13

 キャラクター再設定   1 鑑定          1

 ワープ         1 詠唱省略        3

 6thジョブ      31 獲得経験値20倍   63

 必要経験値1/10  31 結晶化促進2倍     1

 MP回復速度上昇    1 パーティー項目解放   1

 パーティライゼーション 1

                      (残0/135pt)

 

 

 魔法使いのレベルが上ったところで待機部屋で一旦休憩しつつ、今後の方針を練ることにした。

 

 1つは探索者のレベルについて。

 まだ必要経験値が足りないせいなのかもしれないが、魔法使いのレベルに追いつかれてしまっている。

 レベルキャップ説を考えると、やはり階層を上げたほうがいいんだろうか。

 

 2つ目は巫女のジョブについて。

 ヒーラージョブを外すのは心配ではあるが、知力中上昇をセットした遊び人が育ってきた以上、2段階下の知力微上昇の巫女をセットしたままでいいのだろうかという問題だ。

 MP小上昇はあった方がいいが現在のMP回復薬の供給は十分なので、この階層だけでいうなら補正はなくても問題ない。

 

 出現からファイヤーストームの2連打、近づいてくるまでにもう1セットでお供はどの魔物でも煙へと変わる。

 あとはボスの攻撃を1回捌く程度で処理できるので、HPの回復はほぼ必要としていない。

 わざと距離を空けて敵のスキル発動を誘い、そこに鞭での詠唱中断の戦法がタイミングよく決まれば、完封で仕留められることもしばしばだ。

 

 連続魔法3ターン分の6発発動しても、ボスは強壮剤3つ分の陳皮を落とすし、お供にフライトラップが出たときは遠志も手に入る。

 仮に戦闘後に毎回強壮剤を2個使ったって余るのだ。

 

 

 巫女を外して盗賊やらの他のジョブを育てる機会なのではないだろうか。

 獲得経験値を上昇させたことでミーラスカたちの経験値も増えるし、あちらのジョブが上がればパーティーの補正も増加するわけだし。

 

 それに、遊び人のジョブのその先も考えてみたい。

 

 魔道士ですら作中では中位ジョブとなっていた。

 スキルが中級魔法になっていたから確かにそうなんだろうけども。

 

 ジョブ効果とスキルを1つずつ設定できる遊び人にも、その上のジョブが存在するんじゃないだろうか。

 スキルはもちろん、複数の中上昇効果が設定できるなら相当優秀なジョブに間違いない。

 

 遊び人の条件がジョブ取得数なら、その上位ならばさらなる必要数が考えられる。

 なるべく多くのジョブを取得し、さらにレベルを上げて条件を見つけていかなくてはならない。

 

 

 というわけで巫女のジョブを一旦外し、盗賊をセットして戦闘を行なった。

 

 やはり手数は1手増えてしまったが、それでもボスで4ターンでの戦闘だ。

 お供の魔物は2ターンなのは変わらない。

 

 MPの回復は強壮丸を使って、アイテムボックスの在庫を強壮剤に入れ替えていく。

 アコルトたちに持たせている常備薬もだ。

 売却用のドロップアイテムはあまり残らないが、今後のことも考えての転換期といこう。

 

 

 

 そのまま夕食の時間までボス部屋の周回を続けた。

 

 今日は途中で他のパーティーが入ってくることはなかったので、しっかり周回出来た感じだ。

 近距離パワー型で麻痺持ちと、魔法や遠距離攻撃をしてくる魔物の組み合わせは敬遠されがちなのだろう。

 

 ダンジョンウォークで移動可能な小部屋からボスの待機部屋までの同じ道中も、何周かに1回は群れに出会したのでスポーンの具合もなんとなく把握できた。

 この様子では、魔物の部屋がいっぱいになるには相当の期間が必要そうだな。

 

 拾ってもらった陳皮を受け取り、ボス部屋の出口から16階層へ抜けた後、大盾や槍を仕舞ってもらってから自宅へと帰還した。

 

 

 

 

***

 

 

 

 

 夕食を食べながら戦闘について確認してみる。

 給湯作業の時間が半分になった時点で、新たなジョブを得て魔法が追加で発動できるようになったと皆に説明はしていたが、実際火力が何割増しかになって戦闘時間が短縮されたのは今日が初めてだ。

 

 ジョブについての本を探してもらった時に魔法使いの詠唱共鳴については確認したが、自分は詠唱自体をしていないので影響は受けないのだと伝えてある。

 魔法使いとのパーティー経験もあるシャオクも、もはや全てのスキルが無詠唱の時点でおかしいものだと認識してくれているおかげで、今更驚くよりも純粋に戦闘時間の短縮の方に興味を示した。

 

 同種の魔法なら誤魔化せるものの、異種属性や単体魔法と壁魔法などの併用は説明がつかなくなるので、他人に見られないようにとしっかり注意を受けた。

 まぁ聞こえなかったで済む詠唱省略より危険だけどさ、そんなに抜けてるように見えるか?

 

 …………見えるか。

 

 

 ミーラスカの防具に付けた『移動力増強』だが、さっそく役に立っているそうだ。

 

 道中では自分がアコルトの索敵での案内から目視、ボス部屋では煙から変貌して魔物だと鑑定できたタイミングで1ターン目の魔法を撃つことになる。

 そこで戦闘状態と判定されているようで、直後の大盾を構えての位置取りが自覚できるほどに軽くなったらしい。

 

 戦闘中に敵に合わせて向きを変えたり、攻撃に合わせての足運びが速くなったので、より防御に集中できているそうだ。

 戦闘が終われば効果が切れるためそこの移動負荷のかかり方が気になるようだが、むしろ動作が重くなれば敵がいなくなったということなので安心できる要素でもある。

 

 そのあたりは慣れてもらうしかないな。

 

 

 火力が上がって必要手数が減ったので、階層を上げてみることも提案する。

 シャオクに確認してみると、カルメリガの16階層から試してみてはと返ってきた。

 

 階層の魔物がマーブリームで、クラムシェル、ハットバットと続くらしい。

 どれも土魔法で弱点を突けるので、戦いやすいのではないかとのことだ。

 

 群れの魔物が最大5体となるがこれまでの1つ上の階層であるため、様子見にも無難だろうとの見解になる。

 

 

 マーブリームは水魔法を、クラムシェルは水を吐き出してくることがあるという。

 逆に、遠距離攻撃はそのくらいしかないのなら十分対処できそうでもある。

 ハットバットは小型で素早いようだが、剣より速く振れてリーチも長いアコルトの鞭と、シャオクの膂力が乗る槍ならば対処はできるだろう。

 

 倒す必要はなく、魔法の発動時間を稼いでくれればいい。

 できれば命中して麻痺が……、ダマスカススピアに付与していなかった。

 このあとやってもらおう。

 

 

 懸念はマーブリームが複数体出現し、後列で魔法を発動してくる時である。

 現状『詠唱中断』武器はアコルトの鞭しかないわけだが、1人で前列の魔物の攻撃を掻い潜って何体もの目標の魔物に攻撃を当てるというのは至難の業に思える。

 

 レベル差があるので囲まれて為す術なくなるということはなさそうでも、スキルのキャンセルをし損なうことはありそうだ。

 せめてシャオクの槍にも付与して、複数人でのスキルキャンセル体制を作ったほうがよさそうか。

 

 そのあたりも含めてお試しで様子見で行ってみるのもいいだろう。

 

 

 なによりマーブリームのドロップアイテムは白身だ。

 迷宮産の魚食材。

 ラム等と同じように食材自体がアイテム単体としてドロップするので、寄生虫やらの心配がなさそうなのが嬉しい。

 ドロップ後に即アイテムボックスへ回収すれば傷むこともなさそうだしな。

 

 クラムシェルだって、シェルパウダーの他に(はまぐり)を落としたはずだ。

 迷宮で手に入れる以外の貝類は毒があるなんて記述もあったので、食材としては初めてになるだろうか。

 

 原作の中だけなのかも知れないが、そういえばこの世界で食べた料理にも入っていたことはなかった。

 ブノーでも漁獲用の道具ばかりで、それらしいものや加工品も置いてなかったな。

 

 迷宮食材で存在するなら高級料理店では食べられるかもしれない。

 でもより高級品だという尾頭付きや三角バラなんかがあるのなら、そちらを並べるんだろう。

 ドロップアイテムの蛤はサイズも控えめのようだったし。

 

 

 思考がだいぶ食べ物へと逸れたが、今後は階層を上げていくことにも重点を置くということだ。

 

 シームの気候のお陰で寝苦しいとまではいかないものの、魔道士のジョブを得て生活に氷を導入したい。

 その前に夏季が終わりそうな気もしないでもないが、秋だろうと氷冷蔵庫はあったほうがいいだろう。

 

 というか毎日お風呂に入るのだ。

 上がって冷たい飲み物があれば、生活の質が向上する。

 熱が出れば氷嚢にと、使い所はいくらでも出てくる。

 

 リカヴィオラに渡しておいた強壮丸を回収して同量の強壮剤を渡し、ついでに陳皮もいくつか預かっていてもらう。

 急に必要になったら、そこから生薬生成すれば3倍の薬が出来上がるわけだしな。

 

 

 明日からの迷宮と冷製料理に思いを馳せつつ、瞼を閉じればすぐに寝息へと変わった。

 




スズシロ・ミツキ エルフ ♀ 18歳 魔法使いLv37
魔法使いLv37/英雄Lv32/探索者Lv37/森林保護官Lv33/遊び人Lv17/盗賊Lv26
(村人5 農夫1 戦士30 剣士9 僧侶30 巫女31 商人30 錬金術師1 細工師1 薬草採取士30 賞金稼ぎ1 騎士1 暗殺者1 武器商人1 防具商人1 奴隷商人1 料理人1)
  フィンガーバングル(○ ○ ○) → 連綿のフィンガーバングル(持続増強 ○ ○)


アコルト   兎人族 ♀ 16歳 狩人Lv28
  耐痺のミスリルメッシュトップ(麻痺耐性 毒耐性 ○ ○) → 耐痺のミスリルメッシュトップ(麻痺耐性 毒耐性 物理耐性 ○)

シャオク  ドワーフ ♀ 19歳 鍛冶師Lv26
  ダマスカススピア(○ ○ ○ ○) → 強縮のダマスカススピア(麻痺添加 ○ ○ ○)

ミーラスカ  牛人族 ♀ 24歳 巫女Lv22
  ダマスカスグリーブ(○ ○ ○) → 駿馬のダマスカスグリーブ(移動力増強 ○ ○)

リカヴィオラ エルフ ♀ 15歳 探索者Lv19


所持モンスターカード
・壷式食虫植物    1
・鯉         1
・竜         1
・大木        1
・コボルト    6→2
・スライム    1→0
・牛       1→0
・鳥       1→0
・潅木      1→0



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次回は8/4更新の予定です。


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