特撮日本&世界vs怪獣の歴史 怪獣大戦争編   作:クォーターシェル

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ハーメルンでは短編を除くと2回目の完走作品になりました。自分やっぱ短めの話の方が向いているみたいです(汗)


第6話 怪獣大戦争

目倉島の対岸には既に自衛隊の部隊が展開していた。到着したグレンが

 

「やあ、島の様子は?」

 

とその場に来ていた権藤に尋ねる。権藤は

 

「静まり返ってるな。撃ち漏らしたりして逃げ出さないよう、艦娘隊や深海棲艦達が周りの海を囲んでいるがな……」

 

見ると、目倉島周辺海域には古い軍艦の様な装備をした女性達や怪物が辺りを警戒していた。するとグレンが

 

「見ろ!円盤だ!」

 

と空を指さす。来たのは後退して来たエクシフの統制官の乗る円盤だった。グレンが

 

「放射を始めてくれ」

 

と言い権藤も

 

「此処で決着つけるぞ。放射開始だ!」

 

と命令を出す。こちらも来ていたAサイクル光線発生装置からのAサイクルの放射が始まる……!

 

「計算の修正はどうした!?地球基地、地球基地!」

 

と統制官。目倉島のエクシフの基地に向かって自衛隊の戦車隊や戦艦や巡洋艦の艦娘の攻撃が始まった。防衛装置も出すことができない島地下の基地内では不協和音によって社長たちが苦しんでいた。統制官から通信が入る。

 

「計算の修正はどうした!?地球基地!地球基地!!」

 

と切羽詰まった統制官の声がするが、基地内のエクシフはそれどころでは無かった。

 

「駄目です!!殺人音波が!殺人音波がぁああああ!?」

 

と叫ぶ社長。他のエクシフ達も

 

「やめてくれええええええええ!」

 

「俺達まで死んじまう!」

 

と叫んでいた。

 

一方、ゴジラジュニア・ガメラ・ガイガンレクスとの熾烈な戦いは続いていたが、とうとう到着したAサイクル光線発生装置搭載車からのAサイクル光線を受けて、ジュニア達の上半身にスパークが走る。恐らく電磁波の遮断が効いているのであろう。その内にジュニアとガメラとガイガンレクスはその場に倒れてしまった。因みにゴジラジュニアは倒れる直前にS-40遊星で見せたポーズをまたとっていた。それを見た富士は桜井博士に

 

「先生、成功です!」

 

と言った。エクシフの円盤内部では

 

「統制官!怪獣コントロールの電磁波が破壊されました!」

 

と部下が報告する。統制官は

 

「なに!?」

 

と驚きシステムを復旧させようとするが、不協和音とAサイクル光線によってシステムにダメージを負ったエクシフのコンピューターは限界を迎えつつあった。目倉島の方では戦車隊と艦娘隊による基地への攻撃が続く。エクシフ地球基地内部は攻撃の余波によって大ダメージを受けていた。統制官は地球基地に

 

「計算の修正はどうした!?地球基地、地球基地!!」

 

と通信をするが、崩壊しつつある基地内で社長が

 

「統制官!地球基地は……地球基地はもうダメです!!統制官!統制官!!」

 

と嘆き叫ぶ。統制官は

 

「馬鹿!我々が負けるはずはない!地球に負けるはずはない!」

 

と通信するが社長は

 

「救助命令を出してください!救助命令を!」

 

と助けを乞う。統制官は

 

「いや!今に計算通りになる!」

 

と言うが、彼の乗っている宇宙船内では既に煙どころか火が吹き出して来た。それを目撃した哲男は

 

「あっ!円盤が変だぞ!」

 

と指さして言う。グレン達が見守る中統制官の乗る円盤は黒い煙を噴き出している。そして統制官は

 

「こうならば、我々は脱出する!まだ見ぬ未来に向かって脱出する!地球人め!黄金の終焉が待っていると知れ!」

 

と言いながら内部のスイッチを押す。それと共に統制官の乗っていたエクシフの円盤は爆発した。それと共に攻撃を受けていた目倉島の基地や他のエクシフの円盤も爆発したのだった。それを見ていたグレン達は

 

「やったぞ!」

 

と歓声を上げるのだった。

 

 

 

◇  ◇  ◇

 

 

 

一方、電磁波コントロールが切れたことにより怪獣達は正気に戻った。ジュニアとガメラは起き上がると自分達に何が起こっていたか把握していないようで、周りを見渡している。ジュニア達が正気に戻った事を確信した富士と桜井博士は

 

「やったな!」

 

「これで後はガイガン軍団だ」

 

と言う。同じく起き上がったガイガンレクスは、未だにエクシフの意思が残っているのかそれとも本能か、自身の両腕のレクスブレードを蛇腹剣のように分離展開させて、ジュニアとガメラを攻撃した。レクスブレードによる攻撃をそれぞれ尻尾と甲羅で弾き返すジュニアとガメラ。そしてジュニアはガイガンレクスに向かって放射熱線を発射する。両腕でジュニアの放射熱線を受け止めるガイガンレクス。

 

更にその額のランプが赤く輝く。すると、ジュニアとガメラに向かって飛来して来た複数のガイガンミレースが光線を撃ってくる。ジュニアはそれを避けるが、ガメラは避けきれずに直撃を受けて倒れてしまった。ジュニアは倒れたガメラを庇うかのようにガイガンレクスの前に立ち塞がる。更にガイガンミレース達は腹部の回転カッターを大きく展開し、2体を切り刻もうと襲い掛かってきた。

 

「そうはさせるか!」

 

とネオ・メカゴジラが口部のビーム砲、ギガ・バスターを発射する。ギガ・バスターによって何体かのガイガンミレースは撃墜される。だが、残りのガイガンミレース達はジュニアとガメラに襲い掛かってきた。しかし、ここで倒れていたガメラが起き上がり、甲羅を回転させ、全身を光らせて、巨大な炎の竜巻を生み出した。

 

「ギャオオオオン!!」

 

その威力は凄まじく接近していたガイガンミレース達を巻き込み撃破した。するとやられたガイガンミレース達のコアが浮遊しガイガンレクスの方へ集まっていった。ガイガンレクスはガイガンミレース達のコアからエネルギーをチャージし、必殺の一撃……出力にして1000%にもなるレーザーを放とうとしていた。それを見ていた黒木は

 

「周辺の人間を退避させろ」

 

と命令を出す。この先の展開がどうなろうが、余波でこの辺り一帯が破壊されるかもしれないからだ。ジュニアもまたエネルギーをチャージし、身体が白く光りだす。ジュニアとガメラはガイガンレクスに向かって攻撃の体勢に入る。そして同時に口から発射したのはジュニアの放射熱線、ガメラが放ったのは巨大な火球だった。双方の攻撃は一体となってガイガンレクスの放ったレーザーに直撃する。

 

「ギャオオオン!!」

 

「ガアアアアアアア!!」

 

ジュニアとガメラの攻撃は拮抗していたが、徐々にジュニア達の攻撃が押していく。するとガイガンレクスも負けじと出力を上げていく。だが、ジュニア達の攻撃に押し切られ、ガイガンレクスのレーザーは押し返されてしまった。

 

「ギャオオン!?」

 

とガイガンレクスが驚きの声を上げる中ジュニア達の攻撃が直撃し、大爆発した。その爆風は辺り一面を吹き飛ばしてしまう程だった。そして爆煙の中からジュニア達が姿を見せる。するとジュニアは海へ向かいガメラは空へ飛び去って行った……。それを見た黒木は

 

「終わったな……」

 

と言うのだった……。

 

 

 

◇  ◇  ◇

 

 

 

目倉島では自衛隊や地球防衛軍が爆破された基地の残骸を調べている。そんな中伊豆半島の海岸では富士達とグレン達が合流していた。桜井博士が

 

「今入った連絡だが、世界各地のガイガンミレース軍団が撃退されたらしい」

 

と言う。そう、ガイガンミレース達を操っていたエクシフやガイガンレクスが居なくなったことで各地のガイガンミレースは統率を失って、地球防衛軍やモスラ、古代ゴジラ、ガメラ・トト、ジラジュニアといった人類に友好的な怪獣達、更には地球と同盟関係にあるパイラ星から出動したフェアリィ空軍(FAF)といった戦力によって各個撃破され全滅した。

 

更に桜井博士は

 

「更に地球連合宇宙局からも連絡が来たんだが、S-40遊星が木星の軌道を外れて外宇宙に向かっているらしい」

 

と続ける。S-40遊星に残っていたエクシフ達は統制官やガイガンレクスがやられて戦況が不利と悟ったのか惑星クルーザーと言えるS-40遊星ごと太陽系外へ退避していった。グレンは

 

「これも全てエクシフの事を話してくれた波川のお陰だ……」

 

と回想する。自衛隊基地でエクシフの地球基地やエクシフの弱点を話した波川はそのまま拘束され、地球防衛軍の監視下に置かれる事になった。グレンは波川に

 

「俺は何度も君は危険じゃないから檻に入れるのはやめてくれと訴えたんだがね……」

 

と言う。だが、波川は

 

「大丈夫。どうせエクシフに戻っても処刑されるだけだから、これでいいんだわ」

 

と言う。それを聞いたグレンは

 

「わかったよ。しかし俺達がしたことは結果的にエクシフを……」

 

と言うが波川は笑顔で

 

「いいのよ」

 

と言ったのだった。また地球にやって来た異星人達が人類の敵であるとは限らないのだ。今度の邂逅はお互いに幸せであることを願って……。グレンは波川の事を思い出しながら目倉島の方を何とも言えない気持ちで眺めるのだった。

 

哲男は

 

「結局儲け話は流れちゃったなあ……」

 

と5000万円を逃した事で脱力する。そこにハルノが

 

「今回は哲男さんの発明で地球が救われたのよ。自信を持ちなさいよ」

 

と哲男を励ます。哲男は

 

「そうは言ってもなあ」

 

と不満げだった。そこへ富士がやって来た。

 

「まあ、お前のおかげで地球や人類は救われたんだ。これでいいじゃないか」

 

と哲男の肩をポンと叩くのだった……。富士は

 

「まあ、ハルノの付き合いは認めていいかな。何せ地球を救ったんだものな」

 

と呟き、グレンが

 

「これでお前も枕を高くして眠ることができるんじゃないか?」

 

と富士に軽いジョークを言う。すると富士は

 

「ああ、そうだな」

 

と笑顔で返すのだった……。

 

 

 

 

~この先は今後書くかもしれない話の予告的なものです~

 

怪獣が現れ続ける世界とワームホールで繋がった、ブルーマーメイドの世界。異世界の防衛軍の力添えもあってRATt事件を解決した数ヶ月後、新たな事件が両世界を激震させる。

 

「これは、ガメラ?」

「ガメラがもう1体!?」

「あれはガメラではない」

 

突如ブルーマーメイドの世界に現れた怪獣『ガメラ』

 

「白いギャオスだと!?」

「トトの火球が弾かれちゃった!」

「ギャオスよ……今度こそその役割を果たすのだ」

 

新たなる強敵、『アルビノギャオス』

 

「我々は大宇宙ブラックホール第三惑星人、またの名をビルサルド!」

「海賊ならまだしも宇宙人と戦うのはこの世界初ね……」

 

異星人に乗っ取られた海上要塞

 

「君のパパを探す手伝いをしてあげよう」

「気になるのはその胡散臭い男……」

 

暗躍する謎の人物

 

「晴風出航!」

「ギュオオオオン!」

 

晴風とトトの運命は!?

 

特撮日本&世界vs怪獣の歴史 メカガメラとアルビノギャオスでピンチ!

公開日:未定!

 




予告のほうは期待せずに気長にお待ちください。

駄文閲覧ありがとうございました。ご感想・評価お待ちしております。
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