転生独立傭兵のわくわく3周クッキング   作:おーるどあっくす

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オルクスの関わらないChapter4はうすあじなのでオルクスぶっ殺しチャプターまでササッと終わらせたいですね
ルビわく傭兵ライフはしばらくおやすみしてこちらを優先


地中探査 -深度2/地底の執行者

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621、仕事の続きだ

深度2の探査を行ってもらう

 

この区画は横にも広く

物資輸送のための線路が張り巡らされている

複雑な道中には物陰や死角も多い

 

狭所での戦闘に備えておけ

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 地中探査はまだまだ始まったばかり。少し休息を取ったわたしは、早速ウォッチポイント・アルファの探査を再開することになる。

 

《レイヴン、こちらからもお伝えしたいことが。先行して突入したベイラム部隊の通信ログを拾ってきたのですが、どうやら彼らは…施設調査ではない任務も帯びているようです。脅威はガードメカだけではありません、人の思惑にも注意を》

 

 ハンドラーの話によると、ベイラムはレッドガンからG3、G5、G6を突入させていたはずだ。この先で交戦する可能性を警戒しておいた方が良いだろう。

 

 

 

 

 

〔以降の深度では、広域レーダーによる情報支援はできん。621、お前の感覚に頼る形になる〕

 

「りょうかい」

 

 ハンドラーからの支援は得られずともわたしにはエアがついている。とはいえ、わたし自身も油断は怠らないようにしなければ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《行きましょう、レイヴン。ここからが地中探査の本番です》

 

 ミッション開始。隔壁を抜け降りて早々ブレードを展開した封鎖兵器と遭遇。プラズマ機雷を投射して迎撃する。不意打ちには気をつけて進んだ方が良さそうだ。

 

 

 

 こまめスキャンを繰り返して敵機の配置を確認しながら進み、次の隔壁へ辿りついたが…アクセスしても反応がない。

 

《図面によると、この先にも線路が続いているのですが…電源が落とされているようです。復旧する手段を探しましょう》

 

 なるほど、周囲を確認すると下へ降りられるようになっていることが分かった。

 

 

《伏兵です!》

 

「来たな…!独立傭兵レイヴン!アーキバスに付くなら…死んでもらう…!」

 

〔ベイラムMT部隊のようだな。排除しろ、621〕

 

 降下先でMTと遭遇、どうやら待ち伏せされていたようだ。恐らく隔壁の電源を落としたのも彼らなのだろう。足止めのつもりか…機雷投射機とブーストキックで手早く片付ける。

 

「アーキバスめ…」

 

 

《制御盤を発見、これで通電を復旧できます…リフトも起動しました、上階に戻りましょう》

 

 

 

 

 

《この先は熱交換室です。先行したベイラム部隊の通信ログは、この付近で途切れています》

 

 制御盤へアクセスしてから隔壁を開いたわたしは通路を進んでいく。ベイラム部隊はこの先で壊滅したということだろうか…?通路突き当たりの隔壁を開き、熱交換室へ突入。

 

 

 

 

 

「待ってたぜ…野良犬…!」

 

 熱交換室で待ち構えていたACがこちらに襲いかかる。

 

《あれは…ACヘッドブリンガー、G5イグアスです》

 

「てめえを殺して、俺は地上に戻る…物騒な穴倉生活には、もうウンザリなんでな…野良犬が死ねば…気分良く帰れるだろうよ!」

 

 てっきり待ち伏せなのかと思ったが、どうやら帰るつもりらしい。ベイラム部隊から逃げ出してきたのだろうか?とにかく、立ちはだかるならば迎え撃つまでだ。

 

 

 リニアライフルとマシンガン、ミサイルに自立型のレーザー兵装で展開された弾幕を切り抜けて不意打ち気味にレーザーランスのブースターを点火して突撃。わたしから距離を取ろうとしたG5は壁を背負っていたため、逃げ場を封じられた状態でレーザーランスが直撃した。

 

「クソッ!腕を上げてやがる…!野良犬が!調子に乗りやがって…邪魔なんだよ、てめえは!」

 

 ショットガンを撃ち込んでACS負荷限界に追い込んだ。機雷投射機を2度叩き付けて追撃。随分と苛立っているようだが、わたしは何か彼の気に触るようなことをしただろうか?

 

 

「クッ…また耳鳴りかよ…!クソッタレの…ヤブ医者が…!」

 

 ショットガンと機雷投射機で牽制し、レーザーランスを命中させる隙を伺う。敵機の武装はリニアライフルのチャージを除いて足を止めずに扱えるものであるため、隙を見せずに絶え間なく攻撃を仕掛けてくる。

 

 熱交換室はそれなりに広さがあるため走り回りながら翻弄し、スタンニードルランチャーでACS負荷限界に陥った所をレーザーランスで再び突撃。

 

 

「認めねえ…認めねえぞ…!次こそは、てめえを…」

 

《…G5イグアスの撃破を確認。やはりこの地下空間は…危険です》

 

 レーザーランスはG5のコアへ直撃し、その機能を停止させた。言動からして、地下での生活に精神をやられてしまったのだろうか?生死は不明だが、わざわざ確認する必要はない。

 

 

 

 

 

 補給を済ませて先へ進むと、前方で交戦していたMTが吹き飛ばされる。下手人はこちらにレーザーを放つと飛び去った。

 

[防衛プログラム フェーズ2.0

 侵入者を検出 脅威レベル7]

 

《今のは一体…レイヴン.、狙われています》

 

 下の橋まで移動した敵機はミサイルとレーザーキャノンでこちらを攻撃。足場を使って攻撃を凌ぎながら接近すると、通路の奥まで去って行った。

 

《…おそらくは、この深度の防衛兵器…情報を集めてみます》

 

「よろしく」

 

 その辺りのことはエアに任せて今は先に進むことにする。

 

 

 

 

 

[防衛プログラム フェーズ2.5

 侵入者の重要区画接近を確認]

 

 近づく度にレーザーを放っては逃げ去っていく敵機を追いかけて進むと、隔壁が閉じられてしまった。

 

《…図面によると終点はこの先です、制御室を探しましょう。システムに侵入し、隔壁を開きます》

 

 構造的に先程と同じ形式だろうと隣の部屋に入ると、こちらの隔壁も閉じられている。

 

《リフトも停止しています。制御室はこの下でしょうか》

 

 リフトも使えないようだ。他に侵入経路は…

 

《レイヴン、換気ダクトを探しましょう。地下施設である以上、どこかに必ずあるはずです》

 

「なるほど」

 

 

 

 エアの進言で崖の方に戻り、一応上の方を確認しに向かう。

 

《私たちの今いる深度…地上からどれくらい離れているのでしょうか?…ルビコンには私の知らないことが無数にある。あなたといると、そう気付かされます》

 

 コーラルの中に生まれた波形であるエアは、ある意味生粋のルビコニアンと言えるかもしれないが…そんな彼女ですらコーラル集積地の位置を知らなかった。

 

 

 当然だが、換気ダクトはあの隔壁の部屋の方にあるようだ。橋の下に露出している施設の足場を渡って降下していく。

 

「コーラルの集まろうとする特性…私もきっと例外ではないのでしょう。先に進みたい気持ちが…少しだけ逸るのです」

 

「そっか」

 

 やはり、エアにとってコーラル集積地は故郷のようなものなのだろう。

 

 

《換気ダクトを確認、制御室へと通じているようです》

 

 換気ダクトを通り内部に侵入し、その先の制御室を目指して進んでいく。

 

《制御室に到達、アクセスポイントを探しましょう》

 

 こまめなスキャンの甲斐あって、天井に吊られていた封鎖兵器に気がついた。気が付かずにアクセスしていたら起動していたのだろう。

 

《ありました、制御盤です。隔壁およびリフトを強制稼働させました。侵入は検知されたようですが、これで先へと進めるはずです》

 

 

 

〔621、順調に進んでいるようだな。ひとり手探りとは思えん、嗅覚でも備わったか〕

 

 リフトに乗り込んで上に戻ろうとすると、久しぶりにハンドラーから連絡が入った。確かに、エアの存在を知らないハンドラーからすれば不正アクセスで隔壁を開くわたしの姿は不審に映るだろう。

 

 

 

《先ほどの防衛兵器が待ち構えているはず…レイヴン、十分に注意を》

 

 隔壁を抜け、補給を済ませて最深部に突入する。

 

 

 

 

 

 天井から爆発と共に封鎖兵器が落下。

 

[封鎖区域への侵入者を検出

 防衛プログラム フェーズ3.0]

 

 タンクのように見えた下部のロックが解除され、脚部に変形。

 

[強制執行モードに形態移行]

 

 敵機が人型に姿を変えていく。

 

[対象を排除します]

 

 頭部デバイスの光が強まり、わたしを睨む。交戦開始だ。

 

 

 

 戦闘開始と同時に放たれたレーザーを回避し、敵機に肉薄。

 

《敵機の解析が完了。「エンフォーサー」惑星封鎖機構の開発した試作無人兵器です》

 

 エンフォーサーの攻撃を見極め、パルスガンを地上ブーストで振り切りながらACS負荷を蓄積させていく。

 

《設計要件はウォッチポイント重要区画の防衛および侵入者の確実な排除…この先には封鎖機構が秘匿しておきたかった何かがある、ということです》

 

 地面を滑るようなブーストで張り付くわたしを引き剥がそうとするが、その動きはそれほど速くはない。レーザーランスで懐に飛び込み、回転体を叩きつけて追撃。さらにスタンニードルランチャーも撃ち込む。

 

 変形機構の代償か、他の大型兵器と比べて姿勢安定性能は高くないらしい。耐久面もシースパイダーほどではないようだ。

 

 

[フェーズ3.5 パターンE 出力リミッター解除

 各部アクチュエータ 駆動コストおよび上限値再設定

 侵入者を排除します]

 

 同じように繰り返していると、腕部なの武装を地面に叩きつけたエンフォーサーを中心に地を這うように衝撃波が放たれる。上昇して回避を試みるが、タンクの上昇力では咄嗟の回避が間に合わずACS負荷限界に陥る。どうやら行動パターンが変化したようだ。

 

 先程同様に張り付いて攻撃を仕掛けていると、エンフォーサーが地面を掬い上げるようにレーザーパイルを展開。近接攻撃手段も備えているようで、油断のならない相手だ。

 

 

 レーザーランス、あるいはエクドロモイのようなレーザーパイルの突撃が直撃。宙に打ち上げられる。

 

《この地下空間の探査…やり遂げられるのは、あなただけです。ウォルターも…私もそう信じます》

 

 こんな時にオルクスがいてくれればと思ってしまうが、エアの声で自分を奮い立てる。そもそも彼がルビコンに残った所で地中探査の許可は得ていない。この仕事はわたしが、わたし自身の力で果たさなければならないのだ。

 

 

 武装を再び地面に叩きつけたエンフォーサーの頭上でアサルトアーマーを展開。ショットガンでACS負荷限界に追い込み、レーザーランスからの回転体投射で追撃する。立ち上がったエンフォーサーにニードルランチャーでとどめを刺した。

 

 

 

 

 

 赤熱していた胸部が爆発し、倒れ込むエンフォーサー。

 

《敵機の完全停止を確認…次の深度については、ウォルターにも情報があるはず。ひとまず休息を取りましょう、レイヴン》

 

「うん」

 

 地中探査はまだ終わらない。英気を養わなければ。

 




◯オルクス
アンフォラM2とL2をオールマインドに買い取ってもらった
アンフォラRは星外に持って行くつもりらしい

◯オールマインド
買い取ったアンフォラのデータ解析を開始
後にオルクスデッドコピーを作成する(ガバ)
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