転生独立傭兵のわくわく3周クッキング   作:おーるどあっくす

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遅くなって申し訳ないです
積みゲー状態だったACfAやってました


Chapter -3
新型機体鹵獲阻止/自由を選ぶ


《ルビコン解放戦線…その実質的指導者から依頼が届いています。内容を確認してみましょう、レイヴン》

 

 ウォッチポイントでエアと再会した後、やはりわたしはエアの独断でオルクスと共に中央氷原を目指すことになった。

 ジャンカー・コヨーテスがRaDに情報戦を仕掛けてきたり、彼らに雇われたG5との交戦で普段と比べるとやけに気が立っているオルクスの様子を目撃したり、所属不明のステルス機に遭遇したりと、相変わらず前回と違う展開が続いていたけれど問題なく中央氷原に到着。

 

 その後も燃料基地の襲撃が別の基地に変わっていたりと異変が続く中、またしても解放戦線からの依頼がわたしの元に届いた。

 早速確認してみよう。

 

 

ーーーーーーーーーー

ルビコン解放戦線中央氷原支部指令

ミドル・フラットウェルだ

 

我々は目下ベリウス本部との両面作戦で

企業勢力に対する反転攻勢を強めているが

いま最も恐れるべきは

惑星封鎖機構の機体が敵の手に落ちること

 

星外企業の技術力と資金力があれば

鹵獲機体の解析や再現は難しくはない

その強欲は…

やがて封鎖機構をも飲み込む恐れがあるのだ

 

そこで今回の依頼となる

ヒアルマー採掘場に配備された

封鎖機構の新型HCおよびLC機体

これを奇襲撃滅し機体情報が企業に渡る可能性を

未然に防いでもらいたい

 

独立傭兵レイヴン

色好い返事を期待している

ーーーーーーーーーー

 

 

 この声は…多重ダムの時にわたしを買収しようと持ちかけた男だ。まさか帥叔だったとは…多重ダムや捕虜救出の件が響いたのかもしれない。

 

《解放戦線の司令から直接の依頼とは、極めて異例なことです。彼らにも…意識の変化があったのかもしれません》

 

 可能性を探るためにも、本格的に解放戦線へ肩入れしてみるのは良いかもしれない。どちらにせよ、エアの望んだ人とコーラルの共生を目指すならば彼らの協力は欠かせないのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『やあ後輩。捕虜救出の件といい、俺は解放戦線とは正直仲が良くないから間を取り持ってくれるのは助かるよ。肩入れは出来ないが、かといって敵対もしたくないからね…』

 

 これは傭兵界隈だと有名な話だけれど、独立傭兵オルクスは解放戦線からの仕事を受けない。

 傭兵達の間では解放戦線に恨みがあるだったり脱走兵という噂もあるけれど…オーネスト・ブルートゥと交戦した際のオルクスの様子と比べると恨みはなさそうに思える。

 以前この件について尋ねたときは露骨に話を逸らされてしまったけれど、珍しく暗い表情をしていたからなにか負い目があるのかもしれない。

 

 そんな彼がこうしてわたしからの誘いに応じてくれる裏には、どういった真意があるんだろう…

 わたしにはまだ、彼について知らないことが多過ぎる。

 

 

 

 

 

《ミッション開始、惑星封鎖機構の新型HCおよびLC機体を撃破します》

 

〔独立傭兵レイヴン及びオルクス、協力に感謝する。目標は2地点に分散しているが、どちらかを先に叩くか分担して叩くかはお前達の判断に委ねよう〕

 

『…だそうだ。まぁ後輩の実力なら単騎でも新型機体をやれるだろうし、武装的に俺がHCでも良いか?』

 

 今回オルクスが使用する機体はアンフォラL2。確かにチェンソーによる1撃必殺を狙ったあの機体は大型兵器との1対1の方が向いていると思う。ACSに難があるHC相手なら当てられる猶予も長いから尚更だ。

 

「うん、それでいこう」

 

『ありがとう。それじゃ、お高く止まった役人サマ達に痛い目を見せてやるとするか』

 

 オルクスの考え方は正しいけれど…せっかくの協働なのに一緒に戦えないのは少し残念だ。なんとなく前回よりも距離感を感じるし…

 …まぁわたし1人にLC2機を任せるということはそれだけわたしのことを信頼してくれているという証、ということにしておこう。

 

 

 

 HC、LCの撃破に取り掛かる前にまずは風車周辺に配備されたMTたちをオルクスと共に仕留めていく。ミッションの目標ではないが、奇襲を成功させる為にも目撃者は消しておかないと。

 ショットガンとプラズマミサイルで敵機を殲滅し終えた後はオルクスと別れてLCの元を目指す。

 

 

 

『後輩、どうやらHCは調整中らしい。俺が先制攻撃を仕掛けて混乱したところを叩いてくれ』

 

「わかった、まかせて」

 

 崖の上を通って敵機の死角でオルクスの攻撃開始を待機。

 

《封鎖機構LCが2機。レイヴン、複数を同時に相手取るのは危険です。攻撃を集中して各個撃破を》

 

 エアの言う通りだ。まず狙うべきはシールドを装備した方のLC、盾で時間を稼がれる前に速攻で墜とそう。

 

 

 

〔敵襲だと!?止むを得ん…調整は中断だ、起動するぞ!〕

 

 オルクスの方の回線が拾ったガリガリというチェーンソーが装甲を削っていく音と、それに動揺するHCの搭乗者の声から彼が奇襲を成功させたことを確認。だけど、まだわたしが出るには早い。

 

〔企業に雇われたか?単機で来るとは見上げた度胸だ…だが所詮は既存パーツの寄せ集め、この新型の敵ではない!〕

 

『調整も半端な機体で随分な自信だな、役人サマ。だが、俺の機体を甘く見た代価は払って貰うぞ…!』

 

「…少尉が何者かと交戦している!援護に向かうぞ!」

 

 …今だ。HCの元へ駆けつける為に飛び立った盾持ちHCの無防備な背中に、両腕のショットガンを斉射。

 

「もう1人だと…!?」

 

「コード15敵襲!応援を要請します、襲撃者の脅威度は不明!」

 

〔了解した、こちらの対処が終わり次第急行する〕

 

『まぁ必要ないとは思うが、こちらの対処が終わり次第急行するよ』

 

〔真似をするな、馬鹿にしているのか独立傭兵!〕

 

 

 意識外からのショットガン斉射によりACS負荷限界に陥ったLCへレーザーダガーを三度振るう。

 流石は執行尉官向けの専用機というべきか他のLCよりも厚い装甲を一度では削り切れなかったけれど問題はない。ショットガンを斉射しつつもう一方のLCから放たれたバズーカを回避して一時離脱。

 

 相手が安堵したタイミングを見計らって即座に肉薄してアサルトアーマーを展開。ミサイルを掻き消しつつ再度ACS負荷限界に追い込み、チャージされたレーザーダガーで両断する。

 

「機体が…持たない…!」

 

「1級士長が落とされました!コード31C!」

 

〔そちらの独立傭兵もそれなりにやるようだな…だが所詮は既存パーツの寄せ集め、この新型の敵ではない!すぐに終わらせる!〕

 

『早いな後輩、こちらも順調だ。すぐに終わらせる』

 

〔貴様…!〕

 

『ちょっ違っ!?今度は別に真似した訳じゃ…』

 

〔システムの判断は「続行」…当然だ…!有象無象め…調子に乗るなよ…!〕

 

『いくらなんでも独立傭兵相手にムキになり過ぎだろ…!?』

 

 

 後は盾持ちLCという前衛を失った支援型LCだけだ。

 大量のミサイルによる弾幕を展開してくるが単調な機動で回避は容易。バルテウスといい、数で押せばそれだけで命中するとでも思っているのかな?発射のタイミングやミサイルの種類を工夫するなんて、ファーロンだってやっていることなのに。

 

 先ほど撃墜したLCと同様に、ショットガンでACS負荷限界に追い込んでからレーザーダガーで追撃。盾持ちよりも装甲の薄い支援型ならば、これだけでも撃破できる。

 

「LC相手に…AC単機で…ここまで…!?」

 

〔馬鹿な…寄せ集めに…執行機体が…!貴様…まさか…〕

 

 ちょうどオルクスもHCを撃破したところらしい。残りのMT達も一掃して、今回の仕事は終わりだ。

 

 

 

《全目標の撃破を確認しました。ミッション完了です》

 

『お疲れ様、後輩。またなにか依頼があれば是非誘ってくれ』

 

「うん、またよろしく」

 

 オルクスと合流して言葉を交わしていると、依頼主であるフラットウェルが口を開いた。

 

〔「レイヴン」…その名に違わぬ 羽ばたくような戦いぶりだ…あるいは、お前ならば………〕

 

 フラットウェルはわたしたちの戦果に感嘆しているようだけれど…わざわざオルクスではなくわたしの名前を強調していることが気にかかる。

 

〔ルビコンの灼けた空を越え、まだ見ぬ自由を選べるのかもしれん〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

《レイヴン ミドル・フラットウェルの言葉を覚えていますか?》

 

 ガレージへ帰還してウォルターから休息を取っていたわたしと雑談をしていたエアが、先ほどの仕事の話題を出してきた。

 

「うん、おぼえてる」

 

《「ルビコンの灼けた空を越え、まだ見ぬ自由を選ぶ」》

 

 自由、という言葉はルビコン解放戦線が求めているものだから彼の口から出るのも不思議ではない。けれど自由を選ぶ、と言われると…やはり、選び戦う自由意志の表象である肩書きとしての「レイヴン」が頭を過ぎる。

 

《警句を唱えて外敵に立ち向かうのは、思考停止にも似た側面があります。フラットウェルは…新たな可能性を模索しているのかもしれません》

 

 彼もまた、わたしと同じように未来を見据えて可能性を求める者なのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『うーん…どうしたものかなぁ…』

 

 621と封鎖機構をしばき回してガレージヘリまで帰投した俺は、端末とにらめっこしながら唸っていた。

 

 俺を悩ませているのは621案件なんだが…中央氷原に来る前621と一緒にオールマインドの運営する商業区画を見に行ったのが楽しかったのか、またどこかに連れていってほしいと頼まれた。

 とはいえ流石にグリッド077へ連れていくのは教育に悪いし…と、他にいい感じのオールマインドの運営施設がないかを調べているという訳だ。

 

 にしても、流石に施設が充実し過ぎじゃないか?オールマインドが全ての傭兵の為に、を本気で取り組んでいるのは伝わってくるが…やっぱりお前リリース計画降りろ。

 

『お、これ良いじゃん』

 

 俺の目に止まったのは温泉。コーラル地熱がなんやかんやで雷電のようにパチパチ弾けて全身幸せだぜ、コックピットに座りっぱなしで凝った身体を休めよう!要約するとそんな感じの説明がされている。説明文のせいでめっちゃ不安なんだが本当に無害なのかそれ?

 というかなんでオールマインドは温泉掘ってるんだよ…努力の方向音痴か?

 

 まぁ、アイスワーム撃破後の打ち上げとしてレッドガンヴェスパー合同で温泉!的な幻覚もあるしそういうもんなのかもしれない。スネイルがハブられてるか酒に酔ってアイアムアーキバスするタイプの与太時空…

 

 あーでも混浴は駄目だから身体の不自由な621をひとりで入浴はさせられな…い…?

 

 よく考えたらエノメナに頼めば良いのでは?

 

 別に2人っきりじゃないといけない訳じゃないしウォルター的にも比較的歳が近めの女の子との交流や、アイスワーム撃破後からアーキバスが動き出すまでの期間で621を休ませるというのは悪くないだろう。

 

 まあ俺もゲームの話とはいえウォルターの猟犬だから彼に親孝行?出来るなら嬉しいし、折を見て相談してみよう。

 

 

 

 にしても………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ………エノメナ、帰ってくるの遅くないか?

 

 




BFF本社沈めたのに続投どころか新型機体まであるのしぶと過ぎるだろ…!?
BFFに限らず新型機体が前作より先鋭化されたまさに新型!って感じのデザインでわくわくします
あとホワイトグリント脚部の積載、耐久、負荷、見た目が優秀過ぎる

三周目オルクスとは関係ないかもしれないし結果は反映されないかもしれないアンケート

  • マシンガンパルブレプラミサレザキャ中2
  • W赤ネビュラWLRB重2
  • WランセツWニドミサ軽逆
  • 重マシライフルグレ散布ミサ重逆
  • W赤ネビュラW実弾オービット車椅子
  • Wエツジンプラキャミサ中4
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