それはそうと見た目全振りW天使砲ホワイトグリント!(ヤケクソ)
《カーラは、自らの死すら計算に入れていました。ウォルターもそうです。遺志によって、使命を繋ごうとした…》
オーナーを失ってなお、ザイレムは…オーバーシアーの計画は止まらない。
《…地上では、ルビコニアンが今でも企業への抵抗を続けています。私たちが守るべきは、人とコーラルの可能性だけではありません》
エアの言うように、例えコーラルの焼却を防いだとしてもわたしたちだけでは企業勢力に擦り潰されてしまう。人とコーラルの可能性を目指すならば、ルビコニアン達の協力は必須だろう。
《レイヴン、私たちにできることを 探しましょう》
「うん…!」
エアがこの状況を打破しようと情報を集めている時間を使ってカーラが本来わたしたちのために用意していた補給シェルパで機体の損耗を誤魔化す。リペアキットだけでは無理をした稼働になってしまうけれど…仕方ない。
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作戦内容をお伝えします
カーラの秘策により
ザイレムは制御不能となりました
衝突によるコーラル焼滅を回避するため
もはや採れる手段はひとつ…
ザイレムを撃墜します
下層動力ブロックに分散配置された
大型スキルミオンジェネレータ
これらを全て破壊しその上で
上層街区のラムジェットエンジンを停止させれば
今ならアーレア海上に人的被害なく
ザイレムを着水させることが可能です
もう一点、この作戦にあたり
私はあなたの名前を使って協力者を募りました
「灼けた空の上で レイヴンが戦っている」と…
このルビコンであなたほど名を馳せた個人はいない
「レイヴン」の声明
その効力のほどをお見せしましょう
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エアはこれからの道筋を示してくれた。後はわたしがそれに応えるだけだ。隔壁からザイレムの外部、動力ブロックへ突入できる区画へ出る。
《行きましょう、レイヴン。協力者のひとりが、そろそろ到着する頃合です》
協力者というとやはりルビコン解放戦線の人物…あれ?このタイミングでザイレムにやってくる解放戦線側の人物って…
「随分と派手に打ち上げたものだな…戦友」
細身のACがわたしの隣に降り立つ。前回はザイレムを…そしてわたしを止めるために現れた機体。
「それとも…ルビコンの解放者と呼ぶべきかな」
「せんゆう…!」
口を開いた狼のエンブレムが象徴的な夜明けを冠するスティールヘイズ…ラスティの駆る新型だ。
「君の声明を受けて、地上では全てのルビコニアンが立ち上がった。彼らに見せてやろう。灼けた空の向こうには、未来があるとな」
共闘した時や未踏領域で交戦した時に感じた彼からの見定めるような視線には、こうして真に戦友として戦うことができるかという意図もあったのだろう。実際、前回では彼らの脅威となったわけだけれど…
《V.IV…ラスティ、彼からは真っ先に協力の申し出がありました》
《ここまで計画が狂うとは思ってなかったが…再び君と機体を並べることができたんだ、良しとしようか》
「わたしも、うれしい」
確かに前回で違う未来もあっただろうとは言っていたけれど、本当にこんな形でまた共闘することができるとは思わなかった。
「…機体を並べるというならば、まさか君が戻ってくるとは思わなかったな…アクス」
『…アクスは死んだよ、ここにいるのはレイヴンの先輩だ』
「そうだったか…分かった、よろしく頼む」
アクス…彼が「レイヴン」に拾われる前の名前だろうか?まぁ、質問するならこの戦いが終わってからで良いはず。手遅れになる前に突入しよう。
《RaDのMTがここにも…》
「片付けるぞ、戦友」
『雑魚は引き受ける、後輩は破壊目標を…あれ?』
ラスティとオルクスで方針が食い違ってしまった。どちらを選んだものか…今の状況ならMT相手にわたしたち3人は過剰な気がするからオルクスの方を選ぼう。
「じぇねれーたはまかせて」
ラスティとオルクスが機体越しとはいえ睨み合っているような気が…なんとなく肩身が狭い。
《スキルミオンジェネレータを確認、あれが破壊目標です》
ジェネレータをレーザーダガーで破壊、爆発に巻き込まれないように背後へクイックブーストで距離を取る。
《ジェネレータ、1基破壊。残り3つです》
「地上では解放戦線が技研都市に突入したようだ。君にも様子を聞かせよう、回線を開くぞ」
〔行くぞ同志たち、企業勢力を打ち払え!地を這うばかりがルビコニアンではないと、上のカラスにも見せつけてやれ〕
選び戦う意志…この名前にこれほどの力が…
「灰に塗れた警句をいくら唱えたところで、そこにはルビコンを変える力などない。君が燃え殻に火を点けたのさ」
『レイヴン先輩も力を貸してくれているから、彼らは間違いなくやり遂げてくれる筈だ。俺たちも…期待に応えないとな』
「…うん」
話しているうちに2つ目のジェネレータに到着。先程と同じように破壊する。
《ジェネレータ、2基破壊。残りふたつ》
〔プラント包囲!前線を押し上げます!〕
〔頃合いだな、シュナイダーACを投入する〕
「下でも派手にやっているようだな、いろいろと仕掛けてきた甲斐があった」
4脚MTと砲台を撃破、これでこの辺りの脅威は消えたはず。先へ進もう。
《あれは…グリッド086で戦った…》
『スマートクリーナー…いつの間に載せていたんだ…?』
「随分と硬そうな相手だな。壁越えの再現といこう、戦友」
見た所性能に変化はない。天井の無いこの場所なら大した障害にもならないだろう。3人がかりで一気に攻め込む。
「なるほど、開口部が弱点か。こちらで注意を引く、君達が叩いてくれ」
『早いな…流石の観察眼だ。頼りにさせてもらうよ』
ラスティが正面で敵機を翻弄している隙にわたしとオルクスが上空からダメージとACS負荷を蓄積。飛び回るわたし達に向けて上部から溶鉄を吹き出すが、わたし達には届かない。
《敵機損傷拡大、あと一押しです》
「効いているな。仕上げに入ろう、戦友」
ACS負荷限界に陥った敵機へオルクスは引き続き上からレーザーとマシンガンを撃ち込む。私が下の開口部に狙いを切り替えレーザーダガーによる連撃を見舞ったあと、後ろに控えていたラスティがレーザースライサーで切り刻んだ。
《スマートクリーナーの撃破を確認…待ってください、ザイレム前方に敵性反応…艦隊が接近しています!》
「この高度でもアーキバスが動き出した、連中は私たちを排除するつもりだ。艦隊はこちらで…」
『待ってくれラスティ。艦隊は俺が引き受けよう』
「だが…」
『デカブツ相手の空戦なら俺の機体の方が適任だ。後輩を…頼む』
「…そうか、ならばそちらは任せよう」
『感謝する、ラスティ。後輩…ここからは頼んだ』
「うん…きをつけて」
どうしてオルクスは艦隊の排除に拘っているんだろう?ラスティの機体も空戦能力が低い訳ではないのに。ラスティに対抗心でも燃やしているのかな?
…カーマンラインではラスティの迎撃に向かったわたしの分まで艦隊を落としていたからきっと彼なら問題ないはず。
《進みましょう、レイヴン》
隔壁にアクセスしラスティと共に船内へ。
《これより動力ブロック中枢に入ります…死角からの奇襲に注意を。スキルミオンジェネレータは残り2基です。ここである程度の動力を奪えば、あとはラムジェットエンジンだけ…残りを破壊して船外に出ましょう》
〔要撃艦が次々落とされています!被害甚大!〕
〔敵はAC単機!識別は…アンフォラM2!ということは独立傭兵オルクスか!〕
〔弾幕を張れ!近寄らせるな!〕
『おーあいむすけぇありぃー!そーあいむすけぇありぃー!』
オープン回線からノリノリな歌声が聞こえてくる。歌声と共に突撃してくるACというのは敵からすれば狂気を感じる恐ろしい光景だろう…多分回線切り忘れたまま気持ちよく歌ってるだけだけど。あちらは心配無さそうだ。
《ジェネレータ、3基破壊。あとひとつ…!》
ラスティに露払いを任せてジェネレータを破壊。複雑な構造に迷いながらも次を目指す。
…やっと見つけた。レーザーダガーで最後のひとつを斬りつける。
「スキルミオンジェネレータ、全基破壊…!レイヴン、脱出を!動力ブロックが爆発します!」
周囲で火花が弾け赤色灯が回り出し、アラートが鳴り響く。
『後輩、そちらに凄まじい推力で向かっている機体が見えた。あの形は封鎖機構の…』
「アーキバス・バルテウス…改修が終わっていたのか!?」
《レイヴン、まずは船外に避難を!》
アーキバス・バルテウス…V.IVだったラスティは何か知っているらしい。補給を済ませて隔壁にアクセスする。
「独立傭兵レイヴン、駄犬というのは訂正しましょう」
「ッ…!?」
通路の前にパルスアーマーを纏った機体が降り立つ。確かに見覚えのある形状…そして忘れるはずの無い憎たらしい声だ。
《!?この機体は…》
敵機…アーキバス・バルテウスは凄まじい推力で私の目の前から消えると、旋回して正面へ降り立った。
「貴様は…駆除すべき害獣だ!」
無人機を有人機に改造とはアーキバスも思い切ったことをするものだが…そのおかげで再びスネイルを殺すチャンスが訪れた。戦闘開始だ。
《機体情報を解析、AAP07Aアーキバス・バルテウス…搭乗者…V.II スネイルです!》
「スネイルは…伊達にヴェスパー上位じゃない。油断するなよ…!」
ラスティと共にアサルトブーストでスネイルへ接近。ショットガンでパルスアーマーを削り取る。地を這うように散布された大量のパルス弾を跳躍して躱し、上から再びショットガンを撃ち込んだ。
「…このガラクタを落とすのはいいでしょう。苦心して吸い上げたコーラルです。こんなもので焼かれては困る。地を這う猿どもを煽動したのも…まあいいでしょう」
…スネイルはわたしの全てが気に入らないと思っていたが…いったい何をそんなに怒っているのだろうか?
「だが、貴様はこの私を…企業を殺そうとした。害獣め…駆除以外の選択肢はない…!」
ウォルターを殺しておいて自分が殺されようとしていることが許せないなんて随分とおめでたい頭だ。やっぱりこいつはここで確実に…!
パルスアーマーが消失しACS負荷限界に陥った敵機をレーザーダガーとレーザースライサーが切り刻む。
〔馬鹿な…アーキバス要撃艦隊が…!〕
『後輩、こちらは片付いた。今すぐそっちに…っ!?』
〔見つけたぞオルクス。少し雰囲気が変わったな?やっぱりお前は俺の同類だ…!〕
『ッ…!こっちにお前と遊んでいる余裕は…!』
「フロイト…!?何を遊んでいるのです!貴方には地上の猿共を…」
〔そうだったな、スネイル。了解した〕
「は─────?」
スネイルからフロイトへの通信が打ち切られ、スネイルが絶句する。視点が違うが、前回も見た展開だ。
《敵機、エネルギー出力をさらに引き上げています!》
アサルトアーマーの予兆を見てバルテウスの付近から離脱。
「…裏切り者の第4隊長」
スネイルが口を開くと同時に、ラスティに向けて極太のプラズマビームが放たれた。
「頭の悪い上層部」
今度はわたしに向けてプラズマレーザーが振り下ろされる。
「火種を撒き散らすルビコンの害獣…」
2つに別れたプラズマレーザーを振り回して一回転。
「そして何より
再びラスティに向けてレーザーが振り上げられた。
「どいつもこいつも…この私を苛立たせる…!死んで平伏しろ!私こそが企業だ!」
最後にこれまでとは比べものにならないほど太いプラズマレーザーが、わたしに向けて振り下ろされる。クイックブーストで対処出来る次元ではない。ターゲットアシストを解除し横方向へアサルトブーストすることでなんとか凌ぎ切った。しかし、炸裂した余波で戦闘領域全体にプラズマが滞留している。
「無事か!?戦友!」
「なん…とか!」
圧倒的な高出力の代償かパルスアーマーを展開せずに戦闘を再開したバルテウス。あんなものを何度も使われてはひとたまりもないが、あの様子ならばもはやまともな戦闘は出来ないだろう。放たれるプラズマライフルの弾道は先程までのようにその場へ残らず、すぐに消えてしまっている。
とはいえ推力に任せて距離を取り、近づいてきた所をパルスで迎撃。という戦法を取られては、わたし1人では詰めきれずに滞留するプラズマでジリ貧だろう。
しかし今回は2対1。今にも憤死しそうなほど息の荒いスネイルを挟撃してしまえば片方には対処しきれない。ジリ貧なのはあちらの方だ。
「機体の限界が近い…早急に畳みかけるぞ、戦友!」
「りょうかい!」
ラスティがレーザースライサーを回転させてプラズマを振り払っていく。機体への負荷を省みずにラスティが切り拓いた道を追ってバルテウスに肉薄する。
回転の勢いで踏み込み、ラスティがレーザースライサーで一閃。たった一撃で姿勢を崩すほど限界を迎えていたバルテウスへ、レーザーダガーを突き立てた。
「そんな…私は…企業だぞ…!?最後の…プランを…!」
「く゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ぁ──────!?」
悲鳴と共に、バルテウスは爆発。そのままアーレア海へと沈んでいった。流石に死んだだろう。
《V.II…スネイルの撃破を確認しました》
「終わったな…だが、私の機体は限界だ。君は…オルクスの援護に向かってくれ。託したぞ、戦友」
「ありがとう、せんゆう」
『そっちは終わったようだな…後輩…!こっちはまだだが…俺だけでもなんとかなりそうだ。君は早くラムジェットエンジンを──────!?
「ぇ…?」
轟音とともに、オルクスからの通信が途絶えた。
ラスティ生存√だぞ?喜べよ
三周目オルクスとは関係ないかもしれないし結果は反映されないかもしれないアンケート
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マシンガンパルブレプラミサレザキャ中2
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W赤ネビュラWLRB重2
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WランセツWニドミサ軽逆
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重マシライフルグレ散布ミサ重逆
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W赤ネビュラW実弾オービット車椅子
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Wエツジンプラキャミサ中4