感想とここすきもにこにこしながら眺めて執筆意欲を高めてます…!
4脚MTの配置はノリで決めました
壁越えの残骸と数が合わなかったらベイラムのMTだったか跡形もなく消し飛んだことにして下さい
ウォルターにエア、カーラとチャティ、ラスティとミシガン総長、そしてオルクス…利害の対立するみんなを全員助けたいだなんて都合が良過ぎる望みだと自分でも思う。それでも、これを成し遂げたい。
ウォルターから託された過去からの使命のことも、エアの望んだ未来を守ることも間違いではなかったと信じているけれど…これが、やっと見つけたわたしのやりたいことだから。
…きっとその為に、わたしはもう一度このルビコンに戻ってきた。次がある確証もない、3度目の機会。必ず…成し遂げる。
そう考えて、後悔のないようにやれることを手当たり次第実行してみようと思ったのは良いけれど…ヴォルタがこの時点で生き残った結果そのツケが私に回って来ることになるというのは考えが浅かった。
これまで「壁越え」は自分の力で果たさなければ意味が無いと言っていたウォルターも流石にこれは拙いと考えたのか、僚機申請を認めてくれたのは不幸中の幸いだ。それにしてもオルクスが追加で呼んだ僚機って誰だろう?流石にブランチの面々を呼ぶとは考えにくいから…温泉に誘う程度には仲が良いケイト・マークソン?
『やぁ後輩、お誘いありがとう。随分な大仕事を持ってきたな…』
噂をすればオルクスが到着、彼の後ろには見慣れない機体が立っている。軽逆関節の乗り手なんてV.VIIIペイターくらいしか思い浮かばないけれど…
『紹介するよ、彼女はエノメナ。俺の弟子…で良いのかな』
エノメナ…!?彼女は2脚以外のACは操縦できないと言っていた筈…そもそもこの時期はオルクスに拾われたばかりでACなんてまともに動かせる訳がない。
「一緒に仕事をするのは初めてですね、レイヴンさん。今回はよろしくお願いします」
「よ、よろしく…?」
前回初めて会ったときよりもこちらに好意的なことを除けばわたしの知っているエノメナだけれど、どこか雰囲気が違うような…なんというか余裕がすごい。
『正直に言うと彼女はこれが初出撃なんだが…かなりできる傭兵だと俺は睨んでいる。頼りにしてやってくれ』
この風格で初出撃は嘘でしょ…もしかしたら彼女も、前回の記憶を引き継いでいる?もし本当にそうなら、戦力とは別の意味でも頼らせて貰いたいけど…それを確かめるのは、この戦いを切り抜けてからだ。
〔僚機は揃ったようだな、ミッション開始だ。アーキバスMT部隊の露払いとしてガトリング砲台を破壊し、BAWS四脚MTを殲滅しろ〕
「りょうかい」『了解』「了解です!」
街区に突入するにあたって排除しなければならない四脚MTは4機…レッドガン部隊迎撃でも2機を逐次投入だったのにとんでもない数だ。ジャガーノートによる爆撃とあわせてここで襲撃者を擦り潰す意図があるのだろう。ガトリング砲台があるからこの区画を強行突破することも許されない。
『分担するより囲んで各個撃破していくべきかな、これは…』
正直4脚MTは2機同時でも厄介だからオルクスの案に乗るのが正解だろう。ここで一体一体に時間をかけるべきじゃない。
「企業ども…ACが束になって来ようとも、この「壁」は越えられんぞ…!「コーラルよ ルビコンと共にあれ」!」
普通のACなら数ですり潰せるかもしれないけれど、擬似強化人間のオルクスに人生少なくとも2度目のエノメナ、そして人生3度目のわたしは普通とは程遠い。スタンバトンによる連撃で動きを止めたMTにパルスとレーザーによって形成されたブレードが二方向から襲いかかる。
『息ぴったりだな…空気を読んで俺もコーラルオシレータ辺りを載せてくるべきだったか…』
四脚MTにレーザーライフルを連射しながらオルクスはわたし達へ賞賛を送る。確かにエノメナとは波長が合うけれど、ぴったりというより向こうがわたしに合わせてくれているような気がする。
それにしてもコーラルオシレーター?文脈からしてコーラルのブレード…前回ウォルターが使わされていたような武装だろうか?
余所事を考えていたところに背後からブレードで飛びかかってきた四脚MTをアサルトアーマーで迎撃。パルスブレードでコアを貫いた。
〔この辺りはその四脚MTで最後だ、街区に突入しろ〕
「私が先行して砲台を片付けます。四脚MTはお兄さん達に任せても良いですか?」
『それは助かるが…任せて良いか、後輩?』
「うん。よろしく、エノメナ」
軽逆関節機体ならば戦闘を避けながら一直線に狙撃砲台に向かうことも容易い。砲台がなくなれば街区でも動きやすくなるだろう。わたしの返事を聞いたエノメナは
…あれ、どう考えても非強化人間にできる動きじゃないよね?
「敵襲!街区に侵入されているぞ!」
「味方と別れて単騎で突っ込んで来るとはな…囲め!火力を集中させろ!」
『俺たちも任された仕事を果たそう』
「そうだね」
エノメナが蹴り潰して使い物にならなくなったガトリング砲台の脇を通り抜けて街区に突入。
『これだけ入り組んでいると、さっきと同じく囲んで叩くのは厳しいか…今度は手分けしていこう』
「うん、きをつけて」
わたしはヴォルタが撃破された方へ、オルクスは壁上にジャガーノートが配備されている方へ二手に別れて突入。スキャンと建物を利用して配備されている四脚MTに奇襲をかける。
「砲台が半分撃破されたぞ!防衛どうなっている!?」
「懐に潜り込まれました!砲台では対処出来ません!」
「クソ…ACは出せないのか!?」
4脚MTに改造品ではない普通のスタンニードルランチャーを撃ち込みながら解放戦線の通信に耳を傾ければ、エノメナも順調に砲台を片付けていることが分かる。いずれわたしも狙撃を警戒して物陰に隠れることなく立ち回れるようになるだろう。それにしてもAC…今日はリトル・ツィイーが非番ではないのだろうか?
「「灰かぶりて 我らあり」!死ね!独立傭兵!」
「クソ傭兵が!ブッ殺してやる!」
四脚MT2機追加。彼らの立場を考えれば妥当な怒りではあるが、随分と過激なパイロットがいるようだ。
9連バズーカによる黒煙の向こうからブレードを振り上げて突撃してきたMTをアサルトアーマーで迎撃。ブレードによる2連斬りで建物に弾き飛ばされた敵機をスタンニードルランチャーで仕留める。
「狙撃砲台、全て破壊されました…!」
「四脚MT部隊、被害甚大…増援を…!」
「街区防衛部隊に報告!裏手にもACが…!」
「チッ…企業の狗共がゾロゾロと…!」
ラスティ達も順調なようだ。わたしも自分の仕事を片付けるとしよう。敵機の周囲を旋回して狙いを振り回しながらショットガンを浴びせてACS負荷限界に追い込み、パルスブレードを振り下ろしてトドメを刺す。
〔街区4脚MT、残り一機だ。既に独立傭兵エノメナが交戦している〕
「りょうかい、ぞうえんにむかう」
中央の大通りに出れば、既にエノメナと四脚MTの戦闘が終局に向かおうとしているのが見える。四脚MTを足場にして跳び上がった彼女は壁を蹴って更に跳躍。機体の向きを傾けながらレーザーブレードとコア背部を展開しアサルトブーストを発動した。
『真下へのアサルトブースト…!?姿勢制御システムはどうなってるんだ…?』
ちょうどオルクスも大通りに出てきたところらしい。明らかに普通のACでは出来ない動作に困惑しているようだ。
急降下の勢いを乗せたまま振るわれたブレードはMTを両断、爆発した残骸の上で器用に衝撃を殺してエノメナが着地する。
「流石にACS切りの機動は厳しかったなぁ…ちょっと酔っちゃいました」
『あの動きをちょっと酔った程度で済ませられるなら大したもんだよ…』
「これはしばらく封印ですね…今は使い熟せません」
『そうしてくれ…戦闘中に転倒されても困る』
ACS切り…姿勢制御を完全にマニュアルで済ませたということだろうか?攻撃の威力を底上げしたり柔軟な機動が出来るのは良いけれど、その間常にACS負荷限界同然の状態になることを考えるとリスクが高過ぎる気が…
〔BAWS四脚MTの排除を確認、街区における脅威は大きく減少した。次は隔壁内部にアクセスしろ。「壁」内部に侵入する〕
〔聞こえるか、こちらV.IVラスティ。速いな…どうやら話に聞くよりできるらしい〕
…?621が隔壁にアクセスしている時点でラスティから通信が入る。原作に比べても少し早いよな?
〔独立傭兵オルクス、司令部のスネイルから情報が入った。敵の増援が迫ってきている…悪いがそちらの対処を君に任せたい〕
『構わないが…』
〔感謝する〕
621を捨て駒にするには邪魔ってことか?それだとエノメナを壁上に向かわせるのも変だし…
「随分と唐突ですね…」
『あぁ…きな臭い話だが、回された仕事に応じない訳にはいかないか。2人とも、気をつけてくれ』
「オルクスもきをつけて」
2人と別れて街区の裏側へ移動し、MTを殲滅…といっても、アーカイブを通して彼らの事情を知っている以上なんとなくやりづらいのでトドメはスタンバトンにしておく。
この後は恐らくジャガーノートを相手取ること…に…!?
敵性反応を感知してその場を飛び退く。つい先程まで俺がいた地点へ、チェーンソーの回転刃が振り下ろされた。
「ッ…外した!」
青と水色に彩られたBAWS製AC一式を駆る搭乗者の声には聞き覚えがある。
『ソフィー…なのか…!?』
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