前回はアンケートにご協力いただき、ありがとうございました!
アンケート結果は
見たい:8
どっちでも:5
主のペース優先で:15
カットオッケー:4
とのことでしたので、こちらのペースを優先しつつ、原作の展開もちゃんと描写できる範囲は描写しようと思います。
一応、ミカやリンデが名前以外全く出て来ない原作の部分は『幕間』として投稿するとだけ予告しておきます。お楽しみに。
さて、今回はちょっと時間を飛ばして、原作チュートリアル後のリンデ達の話になります。チュートリアルの話も明日上げる予定ですので、そちらをお待ち下さい。
また、後書きにて今回の夏イベの感想書いてるので、お暇な方はお時間があるときにでもお読みください。
それではどうぞ!
「そうですか。やはり、『連邦生徒会長』は・・・。」
「はい。噂が真実だった事には、残念ではありますが。」
「ま〜、しょうがないんじゃない? 『ヴァルキューレ』や『SRT』が動けてないっていう情報はあったんだしさ。」
ハスミを『連邦生徒会』へ特使として派遣した翌々日。
リンデ達は『ティーパーティー』のバルコニーにて、ハスミから先日の件についての報告を受けていた。
その中で、『連邦生徒会長』の失踪が確定したため、ナギサはショックのあまり少し放心状態となっていた。いつもであれば、ミカの物言いに目くじらを立てそうなものだが、今はその余裕も無いようだった。
「そうだね。しかし、まさかあの『連邦生徒会長』が、かい。」
「はい。『七神リン』生徒会長代行によると、行方不明、ということだそうで、『ヴァルキューレ』は今、そちらの捜索に回されているそうです。」
「治安ほっぽり出して行方不明の生徒会長を捜索って・・・。ねぇリンデちゃん、もしかして『連邦生徒会』ってバカなの?」
自分達の貴重な治安維持組織たる『ヴァルキューレ』を、用途外の目的かつ本来の職務を放棄させてまで『連邦生徒会長』の捜索に充てている事に、ミカがポロッと暴言を吐きつつリンデに尋ねた。普段であればここで、ナギサが何かしら苦言を呈するはずなのだが、あいにくナギサはショックからまだ立ち直れておらず、リンデは少し困った顔をしながら答えた。
「・・・物言いはともかく、愚策中の愚策ですね。いくら生徒会長が重要な役職で、その人にしか務まらないとしても、治安維持を放置していい理由にはなりませんからね。」
「あぁ。仮にそれで懸命な努力の末に見つけたとして、足元たる『連邦生徒会』がボロボロでは意味がない。明らかな愚策だね。」
(まぁ、そこまで計算してる可能性もあるが。)
「だよね~。ハスミちゃん達は治安維持頑張ってるのに、これじゃ報われないよ。」
「聖園首長・・・。」
リンデや続くセイアの言葉に、少し不満げな表情でそう口にするミカ。リンデもミカの言い分や気持ちは理解できるため、口調こそ『首長補佐』としてのものだが、案じるような視線を向けていた。
そんな二人にハスミは、態度は変えず、されど気持ちは友人へ接するような声音でミカ達に礼を言った。
「ミカ様。そう言っていただけるだけでも、私達が日々活動している意義を実感できます。ありがとうございます。」
「う、ううん! そんな、お礼を言われるような事じゃないよ。ハスミちゃん達が頑張ってるのは本当なんだからさ。」
ハスミにお礼を言われた事に少し戸惑うミカ。ミカの中では、自分は思った事を口にしただけだと思っているため、お礼を言われるような事ではないと判断していたのだが、そんなミカの心情を慮ってか、リンデがハスミのお礼についてフォローを入れた。
「聖園首長。羽川副委員長は、そのお気持ちだけで十分だと言ってるのだと思いますよ。自分達の活動がきちんと正しく評価されているというというのは、活動を継続していく中で重要な要素でもありますから。勿論、彼女達『正義実現委員会』がそれを目的に活動している訳では無い事は、重々承知していますが。」
「そうなの?」
「え? えぇまあ、そうですね。」
ミカが聞き返すと、ハスミは一瞬困惑しつつもちゃんと返事を返すと同時に、リンデに向けて目線で会話を始めた。
(リンデ、どういうつもりですか? そこは『言わぬが華』というものでしょう。)
(ミカにはこちらの方が分かりやすいと思いましたので。)
(・・・明日、覚悟しておいてくださいね。ミカ様の前で恥かかせてあげますよ。)
(上等ですとも。返り討ちにして差し上げます。)
「そっか。なら、まあいっか。ってどうしたの二人とも?」
「いえ、何でもありません。」
「はい。何でもありませんとも。」
ハスミの言葉にミカが納得している間に、目線での会話を速攻で終わらせて何でもないように装うリンデとハスミ。明らかに何かあったという事だけは分かるのだが、この場で聞いてもはぐらかされそうな気がしたミカは、「ふ~ん。」とだけ呟いて、後でリンデに聞くことにした。
なおこの翌日、予定していたツルギも含めた個人鍛錬(ミカの見学付き)の手合わせにおいて、三人による苛烈な戦闘が行われることになるのだが、それはまた別の話である。
さらに余談だが、この時セイアは二人の目線で交わされた会話の内容を何となく察しており、やれやれと呆れ顔で首を振っていた。
「羽川副委員長。報告は以上ですか?」
「はい。その他の詳細については、先ほど提出しました報告書を見て頂ければ。」
「分かりました。桐藤首長。・・・桐藤首長?」
ハスミからの報告事項を確認したリンデは、ナギサの方へと視線を向けて後を任せようとした。が、『連邦生徒会長』の件が発覚してからずっと放心状態のままのようで、リンデが再度呼びかけても反応しなかった。
「ナギちゃん? ねぇナギちゃんってば!」
「・・・ナギサ。」
「―――えっ? あっ・・・。も、申し訳ありません。少し、呆けていました。ハスミさん、報告ありがとうございます。下がっていただいて結構です。」
ミカが呼びかけ、セイアが服の裾を引っ張ってようやく放心状態から戻ってきたナギサ。すぐさま周りを見渡し、自分がまたも周りが見えていない状態であった事に気づいて謝罪しつつ、報告を終えたハスミを下がらせる事にした。
「分かりました。・・・ご無理は、為さらないでくださいね。ミカ様達が悲しみますから。」
「忠言、痛み入ります。」
「いえ、出過ぎた真似をしました。それでは、失礼します。」
最後に、ミカ達の友人としての言葉を残すと、ハスミはバルコニーを後にするのだった。
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「ナギちゃん、大丈夫?」
「大丈夫、と言えたら良かったのですが・・・。頭の方は追いついても、心がそこに上手くついてきてくれません。申し訳ないです。」
「無理もあるまい。せっかくここまで進めてきた『エデン条約』が、発起人の失踪で事実上の続行不可な状態だ。精力的に取り組んできていたナギサにとっては、かけられていた梯子を外されたに等しい行為だからね。」
ハスミが報告を終えて去った後、ミカとセイアがナギサの事を気遣っていました。ナギサも何とか気丈に振る舞おうとしていますが、そこにいつもの冷静で優雅なナギサの印象はなく、うちに秘めてるであろう弱気な部分が少しだけ顔を出していました。
ですが、セイアの言う通り無理もないです。ナギサにとって、『エデン条約』は外部から提案されたものの、自ら進んで積極的に取り組んできていたものです。それが発起人たる『連邦生徒会長』の失踪により、締結相手である『ゲヘナ学園』との間を仲裁してくれる存在が消失してしまい、これ以上条約の締結を押し進めることが難しい状態となってしまいました。
一応、原作では『連邦生徒会長』失踪後もナギサは締結に向けて動いていましたし、後に現れる『彼女達』の横槍がなければ締結出来るところまではいってましたから、続行自体は不可能ではないと思います。ですが、今のナギサの心情を慮ると、そう気軽に諦めるなと言い出せる空気でもないですね。それに加えて、これから先の事を考えれば、あの件も無視はしてはいけません。
「『エデン条約』の件については、当然後で考えないといけません。ですがもう一つ、私達が気にしないといけないことがあります。」
「『連邦捜査部
「はい。」
そう。とうとうこの『キヴォトス』にも『先生』が、『あまねく希望の始発点』にして、ミカの将来の『王子様』が来ました。そしてそれと同時に、『先生』の活動拠点として『連邦捜査部S.C.H.A.L.E.』が発足し、早速活動が開始されたというのが、今朝ハスミが来る前に『連邦生徒会』の名で発表されました。
これでようやく、『原作』のチュートリアルが終わり、ここから先はあの『
あとはミカに待ち受ける『魔女』の運命を覆し、裏に潜む『彼女達』の首魁を打倒して、『最終章』さえ切り抜ければ、私の望みは大方成就されると言っても過言ではありません。まあ、ミカの運命を覆すには、その前に待ち受けるセイアやナギサの事もどうにかしなければいけませんから、一筋縄ではいかないと理解はしています。ですが、例えその果てにこの身が朽ちるとしても、私は必ずその運命を覆し、打倒してみせましょう。私の生命とこの力は、その為にあるのですから・・・!
「『先生』か〜。どんな人なんだろうね、リンデちゃん? って、リンデちゃん?」
「ん? どうかしましたか、聖園首長?」
「いや、『どうしたの?』はこっちのセリフだよ。大丈夫? そんなに手を握りしめて。何かあった?」
「えっ?」
ミカに指摘されて、自分が無意識の内に右手を強く握りしめていたのに、初めて気づきました。膝の上に手をおいていたため、セイアやナギサからは見えない位置だったのは不幸中の幸いでしたが、今のミカの声で二人ともこちらへ注意を向けてしまいました。
・・・いけませんね。いよいよ『原作』が始まるのだと思って、気が急いてしまっているのかもしれません。今一度、心を落ち着けなければ。
私は軽く深呼吸をすると、ミカやナギサ達に大丈夫だと分かってもらえるよう、いつも通り笑顔で伝えました。
「すみません。柄にもなく、『先生』という方のことを考えて、少し緊張してしまったようです。ご心配をおかけしました、聖園首長。もう大丈夫です。」
「そう? ならいいけどさ。」
「リンデさん、何か気になることでもあるのですか?」
「いえ、そういう訳ではないのです。本当に何でもないですから、桐藤首長もお気になさらないでください。」
「・・・分かりました。そう言うのでしたら、深くは聞きません。ですが、ミカさんにあまり心配をかけないでくださいね。」
「寛大な処遇に、感謝します。」
ナギサまで食いついてきてしまいましたが、何とか切り抜ける事が出来ました。流石に『先生』の事を知っているなんて言えるわけありませんからね。それに、セイアのように『未来を知っている』なんて言うのは以ての外ですから。私が転生した存在である事も、この世界の辿るべき『原作』の未来の事も、余程のことが起きない限り、墓場まで持っていくつもりです。自分から明かすようなことは、たぶん一生ないでしょう。
「さて、では気を取り直して会議を再開します。よろしいですね?」
「はい。」
「オッケー☆」
「あぁ。」
その後は、ナギサの鶴の一声で会議が再開しました。
といっても、情報自体が少ないので事実確認と、しばらくは静観するということぐらいしか決まりませんでしたが。ナギサもショックから完全に立ち直れていなかったので、少し疲れているようにも見えましたし、結局その日は早めにお開きにして、また後日日取りを決めて話し合うことになりました。
なので、後の時間が空いた私とミカは、そのまま『パテル』の執務室へ戻ることにしました。ちょうどカナギから、決済が必要なものについての書類を運んだとの連絡が入っていましたから、早めに終わらせてミカとゆっくり出来るようにしたかった、というのもあったので。ミカは少しげんなりしていましたが、終わったあと好きなだけ甘えていいと伝えたら、渋々ですが了承してくれました。
「・・・・・・。」
―――しかし、そんな私達を。
―――いえ、正確には私の事を。
―――セイアがじっと見つめていたなど。
―――この時の私は、知る由もありませんでした。
セイア、リンデのらしくない態度から何かに気づいた様子。
ミカナギは付き合いが長い故に、スルーしてしまったこの事態。果たして今後どうなるやら。
さて、ここからは前書きで書いてた通り、今回の夏イベ等の感想書いていきます。
まず結論から。―――最高過ぎか!?
いや、ホントに終始エモエモのエモで悶えまくってました。
自分探しの旅を続けるサオリがようやく答えらしいものを見つけられて良かったし、隠れてサオリの写真を撮ったりする仮面つけてない素顔のアツコがめちゃんこ可愛かったし、終始テンションの乱高下が激しいけどやる時はやるヒヨリにニコニコしっぱなしだったし、何だかんだいいつつイベントを楽しんだり3人のやりたい事に付き合うミサキに終始ニヤニヤしてたりと、かなり楽しんでました。
正直今回の夏イベ、ボーナスにミカとかもいたから、この小説の設定で絡めたいなとか思いましたが、今のままだと絶対無理だよねと断念。たぶんサオリと顔合わせるだけで、ミカが血みどろの戦い始めかねないし。『アリウススクワッド』、好きなんですけどね。
そしてDJサオリに心を打ち抜かれてガチャ引くか絶賛迷い中です。3.5周年ガチャ天井しちゃったので、若干余裕がなぁ。
あっ、ちなみに臨戦ホシノとシロコ・テラーは当然両方ゲットしました。臨戦ホシノは2抜き、シロコ・テラーは天井呼び出しです。
あと、唯一欠けてたモエが来たので、通常衣装で『Rabbit小隊』揃いました。未実装組除いて、これでメンバー揃ってるのが『ティーパーティー』『補習授業部』『Rabbit小隊』『便利屋68(ここだけ変則的)』の3つになりました。『便利屋68』だけ変則的なのは、アルちゃんだけドレス衣装だからです。個人的に『風紀委員会』と『便利屋68』のメンバーも好きなので、あとイオリと通常衣装でアコとアルちゃん引けば揃うんですけどね。
ちなみにうちの『アリウススクワッド』はサオリとアツコしかいません。始めた時からお世話になってますが、未だにヒヨリもミサキも来ません。何故?
とまぁ、そんな感じでした。途中からガチャの話しかしなくてイマイチ伝わってないかもしれませんが、本当に良かったです!
いつか4人、いやアズサも加えた5人で、穏やかに海でも眺めながら過ごしてほしいなと思う今日この頃でした。
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ありがとうございます!
ここから先、勢いで少しゴリ押す事もあると思いますが、どうかこれからも応援・お付き合いのほど、よろしくお願いします!
感想・評価、ここすき、誤字・脱字報告はいつでもお待ちしてます。いつも通り、感想は返せる分は返信しますので、よろしくお願いします。
それではまた次回!