今回は補習授業部の回です。浦和さんのキャラむずい...
では、どうぞ!
「...とは言ったものの、補習授業部か...」
先生は部屋から出た後天を仰ぐ。
「...まあ、無理もないか。二人死亡...いや、一人行方不明なんだから」
自らに言い聞かせるように修正する。そして歩みを進める。生徒を探すために。
「...やっぱり!」
「違うんです、先生!これにはやむをえない事情があって...」
「...ペロロ様関係でしょ?」
「どうして分かったんですか!?」
ヒフミは目を白黒させる。
「ヒフミがこうなるのは大体ぺロロ様関係かなって...」
「そ、その...ゲリラ公演を見るためにテストをサボってしまって...」
「...」
先生はヒフミを冷たい目で見る。
「そんな冷たい目で見ないでください!テストの日程は把握してたんです、何かの間違いというか、手違いというか...あうう、ごめんなさい...」
「いや、私に謝る必要はないよ...さっさと合格して、補習授業部が必要ないようにしよう1」
「はい!あ、それと...ナギサ様から、先生の補佐を頼まれていまして...部長に指名されてしまいました」
「部長だったんだ!?」
先生は驚愕する。
「あ、あくまでの臨時のですが...全員が落第を免れたら、補習授業部は無くなるはずです。なので...その時まで、よろしくお願いします!先生」
「うん、よろしくね、ヒフミ」
「こんな状況ではありますが...担当の方が先生でよかったです。他のメンバーとはまだ会われてないんですよね?」
「多分...かな?もしかしたら知り合いの可能性もあるから」
先生は少し首を傾げる。
「そうでした、先生はご交流の幅が広いですからね...ひとまず会いに行きましょうか!どうやって落第を免れるか議論しないと...」
ヒフミは歩き出す。先生はヒフミについていく。
そしてヒフミが歩を止めたのは、正義実現委員会の部室だった。
「あうう...あんまり来たくはなかったのですが...」
「覆面水着団のリーダーだからね」
「あうう...揶揄わないでください...」
ヒフミは顔を真っ赤にする。
「ごめんごめん。さて、行こっか」
先生はドアを開け部室に入る。
「こんにちは、どなたかいらっしゃいますか...?」
「...」
コハルがいる。人見知りしているようで、何も喋らない。
「...あうう、私、何かしてしまったんでしょうか?」
「ただ、ちょっとだけ人見知りなだけだと思うよ」
「だ、誰が人見知りよ!ただ知らない相手だから警戒してるだけよ!」
「...それが人見知りってやつじゃない?」
「うっ...そ、それで!正義実現委員会に何の用?」
コハルは話を逸らす。
「人を探しているんです」
「はあ!?正義実現委員会に人探しをさせようっての!?」
「い、いえ...そうでなく、ここに収監されている方がいらっしゃると聞き...」
ヒフミは困ったようにそう言う。
「こんにちは、私のことをお探しですか?」
トリニティ指定の水着を着ている女子生徒-浦和ハナコが出て来る。
「は、え、なんで!?どうやって牢から出たの!?ちゃんと鍵は閉めたはずなのに!」
「鍵、開いてましたよ?私のことをお探しの方がいらっしゃるようなので、来てみました...そちらは先生ですかね?」
「うん、シャーレの先生だよ。よろしくね...ひとまず服を着ようか?」
浦和 ハナコ
二年生。水着姿で学校を徘徊し、正義実現委員会に捕えられる。現在、正義実現委員会のもとで監禁中(の、はずだった)
「そうよ!その格好で出歩かないで!」
「下江さん、何か問題でも?」
「問題しかないわよ!なんで水着姿で学校を徘徊するの!?」
コハルは顔を真っ赤にしながらそう反論する。どうやらかような話には耐性がないようだ。
「ですが、学校の敷地内のプールではみなさん水着姿になられますよね。ここも学校の敷地内...あ、下江さんは水着を着ないタイプでしたか。なるほど、下江さんは裸で泳ぐのが好きなのですね。さすが正義実現委員会、こう言った分野まで網羅されているとは」
ハナコはコハルを揶揄う。
「バッカじゃないの!?着るに決まってるでしょ!そんなことするわけ...!」
「それにしても、裸こそ正義とは...随分と前衛的なのですね。試すのもまた一興...」
「と、とにかく!早く戻って!先輩たちが戻ってきてしまうから!」
「あら、でもこの方々は私に会いに-」
「うるさいうるさい!さっさと戻れ、この公共破廉恥罪!」
「あら、少し揶揄いすぎましたか...ごめんなさい、また後で会いましょうね」
「はあ、はあ...」
コハルは猫のような目で息を切らしている。
「え、えっと...この状況は、一体...ハナコさんはこの後どうなるのですか?」
「そんなの当然死刑に決まってるでしょ!エッチなのはダメ、死刑!」
「あはは...そ、そうですかね...?」
「...ひとまず、他のメンバーに会いに行こうか」
黒い羽に人当たりのいい笑顔がトレードマークの生徒が入ってくる。
「ただいま戻ったっす!あ、先生。先程はありがとうございました!」
「おかえり、イチカ...うん、そうだよね。ちょっとその子と話したいけど、いいかな?」
「良いっすよ、気をつけてくださいね」
白洲 アズサ
校内での暴力行為の疑いで正義実現委員会から追われていたところ、教材用催涙弾の弾薬倉庫を占拠。ブービートラップやIEDなどを用いて激しく抵抗、先生の活躍もあり1時間程度で終結。
「初めまして、シャーレの先生です。今日から補習授業部と言う部活に入ってもらうことになってて、私がそこの顧問をやることになってるよ。よろしくね」
「...うん、よろしく。先生」
「は、はあ!?ダメに決まってるじゃない!こんな凶悪犯を野放しにするなんて!」
「コハル、先生はティーパーティーの指示を受けてるんすよ。上層部にもしっかり考えがあるはずっすから。私たちはそれに従うだけっすよ」
イチカがコハルを宥める。
「え、ええ..まあ、先輩がそう言うなら...それに、こっちは凶悪犯といないで済む!恥ずかしい、補習授業部なんか!いいんじゃないかしら、悪党と変態の組み合わせに『馬鹿』の烙印まで!」
「コハル...」
「あう、そのことなのですが...補習授業部は四人です。そして、最後の一人は-」
「-下江コハルさん、あなたです」
「...え、私っ!?」
下江 コハル
既に3回連続の赤点を叩き出すという前代未聞の事態を起こしており、留年目前。唯一本当に成績が悪くて入部させられた。わざわざナギサから「成績が向上するまで、正義実現委員会へ復帰できないものとする」と注意書きを書かれているほど。
「では、この四人が補習授業部のメンバーということですか?」
「シューッ、シューッ」
「...」
「は、はい...なんとか集まりましたね、補習授業部...」
「皆んな、成績向上と全員退部を目指して頑張ろう!」
先生と対照的に、他の四人はあまりピンときていない、あるいはこの世の終わりのような顔をしている。
「頑張るか...私が頑張れば、この教室で1ヶ月は立て籠もれる」
「人気のない教室で女子生徒と大人が頑張る...ふふ、始まってしまいそうですね」
「死にたい...本当に死にたい...」
「えっと...先生、よろしくお願いします...」
「うん、よろしくね」
「ありがとうございます、私もできるだけ頑張ってみますね」
ヒフミは気を取り直す。
その後、簡単な自己紹介をしよう!ということになったのだが。
「阿慈谷ヒフミです、部長ということになっています!よろしくお願いしますね」
までは、良かった。普通の自己紹介だった。
「下江コハルよ!こんなところ、さっさと抜けてやるんだから!」
「白洲アズサだ...訓練や戦闘には慣れている。足を引っ張るつもりはない、よろしく。」
「あはは、よろしくお願いします...」
だんだんおかしくなっていき。
「浦和ハナコです。███████が███████で、███████を頑張ろうと思います!」
「アウトおおおおおお!」
最後には、とても公衆の面前で発するべきでないような言葉を中心とした自己紹介まで。
「あはは...ひとまず、みなさん。私たちが目指すのは、全員が一緒に学力試験で合格することです!3回のうち一度でも全員同時合格すれば即解散ですので、みなさん頑張っていきましょう!
ご閲読いただきありがとうございました!
やや駄文になってしまい申し訳ありません。補習授業部は今はバラバラですが、いずれ団結するでしょう...多分。
次回は火曜に投稿する予定です!よろしくお願いします。
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