偶然と奇跡の終着点へ   作:烈風一一

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こんにちは、烈風一一でございます。まず最初にお詫びを。
火曜日に投稿するなどと宣っておきながら水曜日の遅くの投稿となってしまい誠に申し訳ありません。全て己の怠慢が招いたことです。次回から2度とこのようなことが起きないよう努めて参ります。
今回はメインストーリーに沿っていきます。次回までメインストーリーと同じ感じで、次の次から展開が変わる感じです!それでは、どうぞ!



合宿!

「...皆さん、私が言いたいことは分かりますか?」

ヒフミは第一次試験の紙をもってそう言う。手は若干震え、心なしか顔が青くなっているような気がする。

「まずはアズサちゃん!32点です...残念ながら合格まではかなり点数が足りません」

「紙一重でない...だと...?」

「倍は点数が必要ですね...」

アズサは落ち込む。それと同時に何かに恐れているかのようなそぶりを見せる。

「続いてコハルちゃん...16点です...エリートなのでは...?」

「う、うるさいわね!これは何かの間違いのはず...!」

コハルは顔を真っ赤にして反論する。

「最後にハナコさん...2点ってなんですか!???!?!?なんで進級できてるんですか!?1年生レベルですよ!?」

「あらあら、これはどういうことでしょう?点数が低かったらお仕置きでもされてしまうのでしょうか...?」

「お、お仕置き!?エッチなのはダメ!!1死刑!」

補習授業部の部員たちは今日も元気いっぱいの様子。私はそれをみて微笑みながら近づく。

「みんな、こんにちは。今日も勉強頑張ってるみたいだね、お疲れ様」

「あ、先生!お疲れ様です。」

「結果はどうだったかな...?」

「えっと、私が64点、アズサちゃんが32点、コハルちゃんが16点、ハナコさんが2点ですね...」

私は内心頭を抱える。これだと全員退学になる羽目になるだろう。

こうなる原因はなんだったかな。確か...

「ひとまず皆さん、範囲はすでに公開されています!一緒に勉強して合格を掴み取りましょう!」

ヒフミがそう言って皆は勉強を開始したはず。特にハナコの教え方がうまく、向上心の強いアズサによく勉強を教えていたはず。

「...そういえばコハルちゃん。そこは今回の試験の範囲ではありませんよ?」

「ち、違うわよ!試験範囲が終わったから先の範囲まで勉強してるだけ!」

コハルはそう言いながらもちゃんと範囲のところを勉強してた。

「ここは...ちょっと難しいですね。辞書を取ってきますね」

「いやわかる...ここは、『gaudium et spes』、喜びと希望と訳せるんじゃないか」

「ええ、これは第二回公会議の...いえ、アズサちゃんは古代語が読めるんですか?」

「昔習った」

アズサは何故か古代語...おそらくラテン語だが、を読めた。

順調のはずだった。ヒフミは元々勉強ができたし、何の不自由もないはずだった。

それが、今目の前にある点数の現実味をさらに薄めさせた。

「...とりあえず、皆んな。ティーパーティーから勉強合宿をするように言われてるから、準備して明日の8時に集合してもらってもいいかな?」

「不良生徒が4人と大人が一人、合宿ですか...何を思い知らされるんでしょうね?」

「だーかーら!すぐにそう言う方向にもってかない!逮捕!投獄!無期懲役!」

「罪軽くなってない...?」

「あはは...皆個性が強いですね...」

私はかろうじて意識を手放さずにそう言い終えられた。

 

「...確かに、"準備"とだけ言っておいた私も悪いけどさ」

私の目の前には、モモフレンズグッズを大量に持ち込もうとするヒフミ。

爆発物やトラップ類を詰めるだけ詰めたアズサ。

水着や言葉にするのも恥ずかしいくらい布面積が薄い服、しまいにはカーマスートラを持っているハナコ。

そして、こっそり持ってきている...つもりなのだろうが。堂々と「そう言う」本を持ってきているコハル。

「なんで皆こんなのを持ってきてるの!?」

「ペロロ様は生活必需品です!」

「自衛のためだ」

「これは着替えですよ?なんなら今ここで...」

「エッチなのはダメ!死刑!」

各々反論を繰り出す。最終的に私が取ったのは。

「...まあ、いっか?」

生徒の意思を尊重すると言う名の選択肢だった。

「ひとまず中に入りましょうか、部屋割り等も確認しないと!」

ヒフミのその声で全員が中に入る。

 

「うん、ベッドもちゃんと広さが確保されてます。ベッドもあるし、しばらく裸になって床で寝ることを覚悟していましたが...そうなる必要はなさそうですね♡」

「なんで裸で寝ることになるのよ!そう言うのはダメ、死刑よ!」

ヒフミが少しせき込む。

「あはは...とりあえず、長い間使われていなかったようですし、掃除をしませんか?」

「そうだね、かなり埃っぽいし...掃除してしまおう!

そうして先生は雑巾やモップ、箒や塵取りを持ってくる。

「埃だらけの環境だと集中力も続かないし、きれいにして明日からしっかり勉強を頑張ろう!いったん汚れてもいい服装に着替えてきてくれるかな?」

 

10分後。

「先生、お待たせしました!」

ジャージ姿...の4人と合流する。

「アズサちゃんは何で銃を...?」

「肌身離さず持っていなければ銃の意味がない。襲撃はいつどこで来るかわからないからな」

「それはそうですが...」

「って、なんであんたは水着なのよ!?」

指定水着姿のハナコに向ってコハルはそう言う。

「あら、汚れていい服装ということではなかったのですか?」

「アウトおおおおおおおおおおおおお!なんで掃除するのに水着なの!?馬鹿なの!?馬鹿なんでしょ、バーカ!」

「ですが、汚れも落ちやすく、動きやすく-」

「とにかくダメ!あんたはもう二度と水着の着用禁止よ!」

「あら、それはそれで...」

 

その後、ハナコはきちんとしたジャージ姿に着替えてきた。

「ひとまず、雑草を抜いていきましょう!」

「はーい♡」

「相手が隠れられそうな場所をつぶしていくというわけか、理にかなっているな」

「抜く...!?」

個性豊かな3人にヒフミは若干圧倒される。

「私も手伝うから頑張っていこう、熱中症には気を付けて、塩分や水分をしっかりとりながらね!」

「周辺が終わったら一人一部屋ずつしっかり掃除していきましょう...では、始めましょう!」

 

そうして、各々が部屋の掃除を済ませた。

「さて、掃除も終わりましたね!」

時刻はすでに12時を過ぎていた。

「あら、まだ最後にここが残っているではありませんか?

「残ってるって、どこを...?」

「プールですよ♪」

ハナコはプールを指さす。

「楽しいと思いませんか?ここを掃除し、水をため、みんなで泳ぎ回る...」

「え!?なに!?何か私にわからない高度な話してる!?」

「もともとはこの大きさだし、使われていたのだろう。人も賑わっていたはずだ」

「いいかもね、よし!ここも掃除しよう!」

「そうと決まれば皆さん、水着に着替えてください!ご飯も取っておきましょう!」

ハナコはいつもよりハイテンションな様子。

「問題ない、水着も持ってきている。行こう」

ハナコとアズサは水着に着替えに行く。

「あ、待ってください!私も!」

「ちょ、ちょっと!置いていかないでしょ!」

ヒフミとコハルも着替えに行く。

そうして先生一人だけが残された。

「...どうしよう、私水着なんて持ってないんだけどなあ」

 

「わーい!プールだー!」

先生ははしゃぐ。

「あはは...先生、水着持ってませんよね?」

「大人だってはしゃぎたい時があるんだよ!行こう!」

よく見ると先生の目には隈ができている。

「...」

ハナコは冷静にそれを観察した後、

「さて、お掃除を始めちゃいましょうか♪」

とホースを持ってくる。

「な、なんであんただけ指定の水着じゃないのよ!?もはや下着じゃない!?」

「コハルちゃん、それは下着と思えば下着になりますし、水着と思えば水着になるんですよ♡」

「もうなんなの!?わけわかんない!」

「ひとまず取り掛かろう。」

そうして過労気味の大人一人と子供四人がはしゃぎ出す。

「見てください!虹ですよ、虹!」

「ちょ、ハナコちゃん!冷たいですって!」

「ふふっ、湖から引っ張ってきているようなので口を開けて飲んでもいいのですよ?」

ハナコはヒフミに水をかける。狙いがよく、逃げ回るヒフミの努力も虚しくずぶ濡れに。

「こちらのブロックは完了した、そちらへ向かう」

アズサはデッキブラシをかけて走り回る。

「ここは汚れが...細かくやらないと!」

コハルは細かいところを念入りに掃除する。

そうして、プールがピカピカになったのはもうとっくに日が暮れた頃だった。




ご閲読いただきありがとうございました!
本編に沿っているとはいえ、内容やキャラは変わっているところがあります。もし「このキャラはこうじゃない!」などありましたら是非教えてください。修正します。
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