偶然と奇跡の終着点へ   作:烈風一一

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こんにちは、烈風一一で御座います。
今回はひたすらに戦います。つたない文章力かと思いますのでお詫びとしてシン君がたくさん傷つきます。
では、どうぞ!


息も止まった、心臓も止まった、そして、全ておしまいにできたら。

信じられない。目の前で起こった光景が。

弾丸はなんとか心臓をそれたものの、先生は銃弾の痛みに慣れていないし、耐えられる体ではない。

「先生!」

息はしている。良かった。とりあえずセナを呼ばないと。念のために救急医学部を来させていたはず。

その時、車の音が遠くから聞こえてくる。

「...あなたたちが実行犯ね?」

許さない、許せない。

こいつらが、先生たちを...!

「...消し去ってあげるわ」

「...お前も対象だったな、空崎ヒナ。いいだろう、かかって来い」

MGとARが同時に放たれる。継戦能力に優れるヒナ、ゲリラ戦に優れるサオリ。

両者の戦力的にはヒナが圧倒的上、のはずだったが。

「はあ、はあ...まだ!」

疲労の蓄積したヒナは戦闘力の低下が著しかった。

「どうした、空崎ヒナ!お前の戦闘力はそんなものか!」

「うる、さい...!」」

当たればいい。吹き飛ばしてやる。

「随分と杜撰だな...」

対するサオリは正確にアサルトライフルを命中させる、

「...サオリ姉さん!」

ヒヨリは"アイデンティティ"を撃つ。しかし外れる。

「...捉えたぞ、錠前サオリ!」

腕をつかまれる感覚。

「撃て!」

完全に油断していた。奴のタフさを。奴は我々の拷問にも長い間耐え、マダムの精神攻撃でやっと折れたほどだった。

しかし...脊髄が損傷し、相当数の弾丸を打ち込んだはず。何かがおかしい。

「死にぞこなったか、上原シン。そのようなことをしても、無駄...!?」

おかしい。投げられない。

なんという力だ。あり得ない。

「早く!」

「わかった、わ...!」

紫色に光る弾丸が飛んでくる。

「うっ...」

数発当たった。

刹那。頭上に太陽がもう一つできる。

空崎ヒナが回避のため射撃をやめる。ヒヨリの弾丸が上原シンの左腕に再度命中。離れる。

「リーダー、無事!?」

ミサキが来てくれた。ひとまずこれで安心だろう。あとは。

「...これより、殲滅戦を始める」

アリウススクワッド、その大半の戦力が一堂に会する。

一方の先生側の戦力は死にぞこない一人、満身創痍の風紀委員長。

「まだ来ないの、セナ...!」

ドリフト音がする。救急医学部のバンのドアが開く。

「先生!こっち!」

先生の手を引く。なんとカバンに入れる。

「セナ!あと一人、トリニティ生が!」

「すぐ離脱しないとこの車が危ないです!いったん離脱します...!」

バンはUターンして去っていく。

「見捨てられたか、上原シン...好都合だ。マダムの命で、お前は神の養子のやり方で処刑することとなっているからな」

「...その目。マリオネットの目のようだな。意思のない操り人形。」

ガガガガガ!けたたましい銃声がする。

「...てっきり姿を隠すものだと思っていたけど」

「えへへ、お久しぶりですね...」

「随分と手荒なご歓迎だな...なあ、アズサ」

「どうしてだ、どうしてこんなことを...!」

「世界はお前を受け入れなかっただろう。トリニティにも、シャーレにもお前の居場所はない。私たちみたいな人殺しを受け入れる者はいないんだよ」

「サオリいいいいいいいいいいいいいいい!」

「向かってくるか...そこの襤褸雑巾のようになりたいか。かかってこい、お前の戦術のすべては私が教えたものだからな」

 

「...ここは?」

未知の空間で目を覚ます。もしかして、ここが天国?

「初めまして、かな...?ここは、私の。そして、君の夢の中でもあるんだよ、先生。私の名前は百合園セイア。」

「セイア...」

「おっと、初めましてではなかったかな?ならすまない、今の私の時間は少しねじれいているんだ。まあそんなことは重要ではない。私と君がこうして顔を合わせられたことだ。さあ、お話を紐解いていこうか...もはやオリジンから大幅に逸脱した、偶然と奇跡でできているこの物語を。」

「オリジンからの逸脱、偶然と奇跡...それは、どういうことかな?」

「まあまあ落ち着き給え。先生、君はキヴォトスの外部から来た人間であり大人。契約や約束の重要性については良く知っているだろう?」

「ああ、よく知ってるよ...契約は人の命を奪うことすらあるからね」

ホシノ、黒服。

「すでにそこに行きつくとは、さすが先生だよ。前置きは必要なかったようだ。早速本題に入ろう。」

「この事件も結局は契約が元なのさ。エデン条約それ自体も学校間での契約であるからね。ただ、これの場合は場所が重要なのさ。古聖堂、資格を有する者たち、こういった要素がこの条約を"第一回公会議"の再現へと昇華、あるいは堕落させたのだよ。」

「それで、その結果生まれたのがあの亡霊なのかな...?条約の本質が変わったことにより、あのようなゆがんだ形になったわけだ」

なんとなく理解できてきた。この状況を。

「さすがだね、アリウスたちは亡霊の軍隊を手に入れたのさ...それも不滅の、ね。」

「...シンに関しては、はっきり言って分からない。彼は予知夢と全く違う行動をする。いわば、逸脱者であるわけだ。今、彼はどうなっているんだい?」

「シンは...アリウスと戦って、脊椎を撃たれて。蜂の巣のようにされてて...!」

記憶が鮮明になっていく。

「ああ、そろそろ目覚める時間のようだね...行くといいよ。どうやら、ここからは私の知らない世界のようだからね。あの、偶然と奇跡の終着点へ...それに至らないよう。頼むよ。」

 

「あああああああああああああ!」

ロケットランチャーから放たれたクラスター爆弾が命中。

「ああ、い、痛そうですね...」

「相変わらず未熟...上原シンにいたっては痛みで立てないな」

目の前にあるのは惨状。爆破と銃撃で満身創痍のアズサ。クラスターの不発弾が刺さって左腕は使えなくなり、四肢の麻痺のため得意とする迅速な行動もできない。

「無策に突っ込んでくるとは、私の教えた戦法を忘れたか?おまえの」得意先方はゲリラだ。それをせず、突撃するなら負けるに決まっているだろう。」

「何を、する気だ...!」

「復讐を果たすのみ」

「その恨み、私たちのものではないだろう!」

「ミサキ、残り時間は」

「後五分で各学園からの増援が来る」

「十分だな...上原シンを起こせ」

シンを羽交い絞めにして蹴る。

「アズサ、上原シン。お前らが来てくれたのは思わぬ幸運だった。本来はここに来るのはミカで、上原シンは見つけ出して処刑する予定だったが...あのバカはもう使えない。お前らは同時に処刑できる。素晴らしいとは思わないか」

空気が変わる。

「...よ」

「気を付けて、リーダー。こいつ、何か...」

「取り消せよ...ミカ様を、侮辱するな!」

脊髄を狙った穴はすでになく、ミサキとヒヨリの手を振り払い二人を斬りつける。

「馬鹿な、どこにそんな力が...!」

「残りかすのような神秘、そのほぼすべてを回復に回したのさ,,,!」

サオリのほうへ向かう。

「愚か者が...!」

「今この命がなくなろうと、構わない!お前らを倒し、アリウスの剣を折れれば...!」

サオリの射撃と同時にヘイローが出現する。

「上原、シン!!!!!!!!!」

アリウススクワッドの全員がシンを狙う。しかし、火力の頼りの綱のヒヨリはアイデンティティの設置に手間取る。スティンガーは誤爆の可能性があるため打てない。

「我が命は...今、ここで捨てる!」

血が流れる左手をサオリの目の前で構える。

風で前が見えないだろう。今こそ。

「裂風・一一!」

腕を狙って刀で斬りつける。風から防護するために腕を出しているだろう。そこを狙えば相手は退却せざるを得ないはずだ。

「ぐっ...!」

当たった。確かに刃が食い込む感触。

「やれ、アツコ!」

骨に弾丸が貫通する感触。一つではない。大量に。

「アツコ...!」

仮面とフードをかぶった、四人目のアリウススクワッド。

秤アツコの姿が、そこにはあった。




ご閲読いただきありがとうございました!
アツコは万一のために後方に下げられていました。
あーあ、神秘を使い果たしちゃったね。
タイトル回収のようなことをしたのですが、本当のタイトル回収はまだしません。なんか入れたかったので入れました。
次回の投稿も未定です、旅行中なんです。平等院鳳凰堂とか古墳とか見てます。
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また、お気に入り登録、感想、評価などくださっている方、いつもありがとうございます!すべて見てます!
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次何書く?

  • ヤンデレになっちゃったミカ様(R-18)
  • ヤンデレミカ(健全)
  • 本編を書け
  • もしもシンが調印式で死んだら
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