偶然と奇跡の終着点へ   作:烈風一一

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こんばんは、烈風一一で御座います。
長期間失踪してすみませんでした...!長らく論文等に追われていたほか、失恋がありまして。クリスマスの当日に失恋するとかなんなんですかね。
今回はクリスマス第一回です!今年中には完結させますが、年末は規制などで不定期になるかもしれません。
時系列的には調印式とアリウス分校殴り込みの間です。指輪を買う前あたりですね。
では、どうぞ。


Happy Xmas(前編).

クリスマス。神の子が生まれた日とされているが、実際はミトラ教の冬至の日が原型と言われている祭典の日。

その前日、クリスマス・イブ。多くの人が過ごし方を悩み、そして同時に多くの人々がパーティーを開く日。

そして-

「恋人同士が過ごす日...かあ。」

この少女もまた、クリスマス・イブの過ごし方を悩んでいた。

「ナギちゃんはクリスマスマーケットに出るみたいだし、セイアちゃんは古書館か何かに行くみたい。私はどっちもあんまり興味ないからなあ...」

一人の少年の顔が浮かぶ。彼なら...

「...無理無理無理、恥ずかしすぎるよ」

一瞬モモトークの画面を開くが、雪の中二人で歩く想像とともにすぐ消す。

「...でも、誘ったら来てくれるかな。ほかに当てもないし...でもやっぱり恥ずかしいよ~...」

「...目の前でこの光景を見ている私たちはどういう反応をすればいいのかい」

「笑えばいいと思いますよ」

「な、ナギちゃん!?セイアちゃんまで...」

「やあ、ミカ。迷える友人にアドバイスをしようと思ってきたのだが...予想以上だな、これは」

「誘いたいんですね、シンさんを」

ミカの顔が見る見るうちに赤くなっていく。

「図星かい」

「だってしょうがないじゃん...あんなかっこよくて可愛くて、ほって置けない子がいたら大事にしたくなるし、クリスマスだって一緒に過ごしたくなるし...」

「ぞっこんだな、全く。まあ安心したまえ、彼の今日と明日の予定は私が聞いておいた。」

「...セイアちゃん、嘘だよね?」

ミカの顔がみるみるうちに青くなる。

「狙っているわけがないだろう。せっかく君のために聞いてきてやったというのに」

「ミカさん、誘ってみてはどうでしょう。正実がパーティーを開くという噂もあります、先んじて手を打って置くべきです」

「で、でも...」

「ああもう、焦ったい!貸してください!」

ナギサはミカの携帯を奪ってメッセージを打ち始める。

「『やっほー、シン君☆今から暇かな?』で送信!」

そのままメッセージを送信する。

「...へ?」

目にも止まらぬ速さで送られたメッセージに困惑する。

「あ、既読つきましたよ。よかったですね、ミカさん。」

ピロン。モモトークの音がする。

「もちろんでうs、にゃんジニしゅうgおうでしょうか」

「見せたまえ、ナギサ...誤字だらけじゃないか、よっぽど焦っていたのだろうね」

「まあ、空いてるみたいですよ。よかったですね、ミカさん」

ナギサとセイアがミカの方を向くと、赤面して顔から煙を出しているミカがいた。

「あ、あわわ...」

 

クリスマス。

聖人の誕生日、とされている。僕みたいな人間には一生縁のない日。と思ったんだけど。

「...!??!」

ミカ様からモモトークが来た。急いで返さないと、内容は...

「今から暇かなって...!?」

今日は12/24。クリスマス。

「とっとりあえず返信を」

急いでタイプする。誤字だらけだがそんなことを気にする余裕はない。

「もちろんでうs、にゃんジニしゅうgおうでしょうか」

既読がつく。

「じゃあ15分後に校門前に集合ね☆よろしく!」

可愛らしいスタンプと同時に送られてくる。

「15分後...準備しないと」

鞄と武器を取って外に出る。

後私服...ボロボロになっちゃったしなあ。修理に出しはしたけど。

「....制服しかない」

連邦生徒会と正実の制服しかない。

「...仕方ない」

クローゼットから連邦生徒会のジャケットを取り出し、カッターシャツの上に連邦生徒会のジャケットを着る。

「これならまだましでしょ」

悪くはないけど...よくもない。ただ新鮮な感じはあるだろう。

「行くか」

その時、だれかからノックされる。

「はい、どうぞ」

カギはかけていない。特に必要性も感じない。

「失礼します」

「久しぶりだな」

入ってきたのは、ハスミ先輩とツルギ委員長だった。

「お久しぶりです、お二方。今日はどのようなご用事で?」

「クリスマスプレゼントを渡しに来ました」

「それと、元気にやっているかどうかもな...」

「おかげさまで元気です」

「それは何よりです。これをどうぞ」

ハスミとツルギは一つずつ箱を差し出す。一つは定規よりちょっと長いくらいの細長い箱、もう一つはケーキの箱。

「メリークリスマス、だ。開けてみろ」

「こちらは気が向いたら食べてみてください」

箱を開ける。ツルギの箱の中には愛銃「Starting over」が、ハスミの箱の中にはおいしそうなケーキが入っていた。

「前のお前の戦い方を見て、少し改良させてもらった。遠距離にも対応している...まあ、あまり威力は高くないだろうが」

「私のお気に入りのケーキです、良ければ食べてください」

「お二人とも、ありがとうございます。とっても助かります」

銃を装備して、ケーキを箱ごと冷蔵庫へ入れる。

「そうでした、それと。今夜正実でクリスマスパーティーをするのですがよければどうでしょ湯」

「残念ですが、ミカ様と先約がありまして...申し訳ございません」

「ー!?」

ツルギの顔が真っ赤になる。

「そうですか、そういうことなら。楽しんでくださいね、メリークリスマス」

「メリー...クリスマス」

そう言って二人は去っていった。

「...って、後五分しかない!?急がないと!」

銃を持って部屋から走っていく。

目指すのは校門の前、ミカ様との待ち合わせの場所だ。




ご閲読ありがとうございました!
無事に二人はクリスマスを過ごせるのでしょうか...!?
次回はちゃんとデートします!!!!!!
次回の投稿は年内(一週間以内)です!!!!頑張ります!!!!!
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