「ミカさん、何を!?彼はヘイローが無いのですよ!?」
「でも戦えなければ護衛として来てもらった意味ないじゃん、まあ私はそれでもいいんだけど。最初にそれ提案したのナギちゃんだよね?」
「それは、そうですが...ヘイローがないなんて思うわけ無いじゃないですか」
「ナギサ様、僕は大丈夫です。戦うためにここにいるのですから、ミカ様のおっしゃる通り戦えなければ意味がありません」
「正義実現委員会の演習場を使うといい。無理だけはしないように、それと死ぬと感じたらすぐにやめることだ」
「お心遣い感謝致します、セイア様。では、行って参ります」
「うんうん、行こっか☆」
ミカはシンを連れ演習場へ向かう。
「正実の方、ツルギ委員長かハスミ副委員長に演習場の使用許可をお願いします」
「はい、わかったっす。」
イチカは携帯を弄りどこかへ電話をかける。
「あー、ハスミ先輩っすか?ティーパーティーのミカ様と例の新入生が演習するらしく、演習場使用許可を...はい、ミカ様の気まぐれかと...はい。よろしくお願いするっす」
「許可は取れたようだね」
「ええ、先輩方も暇なので見に行く、とのことっす」
「そうかい、ありがとう。もう下がっても構わないよ」
「了解しました、失礼するっす」
「キヒヒ...刀使いか...」
「正実に入部希望とは本当なのですか?」
「ええ、と言うよりはセイア様に言われたのに愚直に従ったと言うような感じっすね。まあ何にしろ、これで正実に相応しいかわかるんじゃないっすか?人柄は正直かなり好みっすけど、戦力になるかどうかは別っすから」
正義実現委員会教室のベランダから演習場を覗く3人。
演習場の周りにだんだん人が集まってくる。
「男子生徒なんて幻想だと思ってたんだけどね...お菓子を食べお茶を飲む時間を過ごすだけのお嬢様と戦うのかい」
「決闘か何か?まあ、こう言うのも悪くないね」
「見つけました!!!勝負...あれれ、あっちも勝負ですかね?」
「う、うるさいですね...ひえあっ!?男子!??」
(あの生徒、ヘイローが無い...連邦生徒会の男子生徒ですか...なぜトリニティに?)
ある者は男子生徒の存在に驚き。
ある者は暇潰しがてらリーダーに従うことを選び。
ある者は決闘を挑もうとし。
ある者はカーテンを少し開け見ようとしたところで日光と男子生徒の存在に驚きダウン。
ある者は懐疑心を隠しながら見つめる。
「それじゃ、初めよっか!よろしくね☆」
「宜しくお願い致します」
「どうせなら本気で来てね、じゃ無いと面白く無いから!」
「承知しました、では」
カチン。鯉口を切り、右手で柄を握る。
「いざ...参ります!」
「あははっ!やっと感情が出てきた!これは面白くなりそうだね...!」
シンは遮蔽物に隠れながら走りミカに近づこうとする。ミカはそこを狙い演習弾でシンを狙い撃ちにする。
「隠れてばっかりじゃ面白く無いでしょ?もっとガンガン撃ってきなよ!」
「そうできればいいのですが、生憎と銃を所持していないもので!」
「わーお☆じゃあ刀だけ?ますます面白いね!」
ミカの32発の弾倉が空になり、リロードに入る。その隙を活かし、シンは一気に近づく。
「ミカ様、お覚悟を!」
刀を居合で抜き去り、ミカの体へ。
「あははっ!無理無理☆その程度じゃ私に傷はつけられないよ!」
Quis ut deusの銃身で刀を防ぐ。
「リロードの隙を狙ってきたのは良かったよ?でも、私だってそのくらい理解してるんだ☆」
刀を押し上げ、足を狙って蹴る。
バギッ! 骨が折れる鈍い音が響く。
「あっ...やっちゃった、大丈夫!?」
ミカは焦りを見せる。
「足が折れた程度問題ありません、続けましょう、ミカ様。」
刀を構え直す。足は歪んだ形で噛み合い、動いている。
「大丈夫じゃないよ!?とっとりあえず救護騎士団「ミカ様、戦闘中敵の怪我を心配などしていては首を取られます」...っ」
冷徹に立ち上がり尚も戦おうとする。
だがそこに3人の生徒の足音が。
「団長!救護対象を発見しました!」
「わかりました、救護致しましょう!『救護が必要な場所に救護を』!」
その声が聞こえた瞬間、野次馬の生徒たちが一斉に退く。
跳躍音。シンの後ろに向かって3人のうちの1人、高身長の生徒が跳ぶ。
「戦場に救護の手を!」
激しい衝撃、電撃。へこむ地面。土煙の中から現れるトリニティの校章の描いてある盾。
遅いくる盾にワンテンポ遅れて刀を打ちつける。
「救護騎士団...何の用?まあ、察してはいるんだけどさ。」
「むっ、抵抗しますか...では」
ショットガンを取り出す。
「ミネ団長!?その方にはヘイローがありません!通常弾は使ってはいけません!」
救護騎士団のうちの1人、ピンク色の髪の生徒が叫ぶ。
「ええ、わかっています...なので」
ドン!
頭へ向けゴム団を発砲する。
額に命中し、シンは気を失う。
「救護完了です、セリナ!ハナエ!この方を騎士団本部へ」
「「わかりました!」」
救護騎士団の2人はシンの体を持ち上げ運ぶ。
「...シン君を助けてくれたのはありがたいけどさ。なんで私たちの勝負の邪魔をしたのかな?」
「ミカ様、無礼をお許しください。ですが、我々のモットーは『救護が必要な場所へ救護を』です。彼は明らかに救護が必要です、それにですが足の骨を折ったのは貴方ですよね」
「...そうだよ」
「あのまま戦闘していればさらに救護せねばならない箇所が増加していました、故にああしたまでです。まずは戦闘を止めることからでした」
「そう...まあいいや。起きたら教えて」
「承知しました」
「はあ。白けちゃった。」
ミカは演習場を後にした。
後日、聖園ミカと戦う謎の男子生徒としてSNSにシンの戦闘映像がアップ、トリニティ内に限らずキヴォトス中で話題になったのはまた別のお話。
この話を読んでいただき大変ありがとうございました。深夜テンションで全て書き上げてしまいました。深夜テンションって怖いね。
以下主人公、シン君の新規情報
・痛覚がほぼない
・戦闘の時に限り、目上の人に対しても感情を強く出す
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P.S:私は氣志團のことをよく知りません。深夜に書くのは良くないと思いました。昼間に書きます。
ヒロイン誰にする?
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イチカ
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ミカ
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カズサ