これ以上無い機会でしたわ。
身共は勘解由小路家の持つ全てを握って、妹は憧れと銃を握って、家の者の中には認めない人も出るでしょうけど、百鬼夜行の人達に認められて、・・・妹と身共、どちらも幸せになるために垂らされた蜘蛛の糸のようにも感じましたの、妹が目を輝かせて「先輩達」のことを話すたびに、二人の明るい未来を想い妹の居場所である百花繚乱に感謝をしましたわ。
ですけど、蜘蛛の糸というものは、自分勝手な者を天国には行かせないものですわ・・・天から垂らされた蜘蛛の糸は、身共と妹を地獄へ戻そうとプツリと切れてしまいました・・・・・・戻されてたまるものか
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(いつものようにシャーレの仕事を片付けていると・・・)
ピンポーン
”入って大丈夫だよ”
「失礼しますわ」
百鬼夜行の生徒と思われる生徒が入ってきた。豪華な着物を着ている、おそらくお嬢様だろう。
”いらっしゃい、あなたは誰かな?”
「身共は勘解由小路シキミ、百鬼夜行連合学院の二年生で妹が一人いますの、今日はその妹について相談しに来ましたわ。」
”よろしくね、シキミ”
「よろしくお願いしますわ」
”それで、妹さんのことを相談しにきたんだよね”
”妹さんに何かあったの?”
「いえ、妹になにかあった訳ではありませんの。先生は百花繚乱紛争調停委員会についてご存知ですの?」
”確か、現在はほとんど活動していないんだよね?”
”それくらいしか知らないかな。”
「そう、それですわ。百花繚乱は現在ほとんど活動していない、その上、最近解散令が出されましたの。」
”解散令?”
「身共もよく知らないので省きますわ。大切なのは百花繚乱が妹の居場所になっていることと、その居場所が無くなりそうになっていることですわ。」
”もし、百花繚乱が解散したら妹さんは、”
「ひどく傷つきますわ。それから先ずっと、素敵な笑顔を見せなくなるかもしれませんの。」
”それは大変だ、妹さんの笑顔のために”
”私にできることはあるかな?”
「はい、今日はいけませんけど、近い内に身共の家に来てくださいまし。妹に紹介しますわ、シャーレの先生がいてくだされば、打つ手もあるはずですわ。」
”シキミの家はどこにあるの?”
「・・・身共、完全に失念していましたの、百鬼夜行では誰でも知っているから住所を確かめるのを忘れていましたわ。でも、「勘解由小路家・本邸」で調べればすぐに出てきますの。あと、身共の連絡先を教えますわ、家に来る前に連絡していただけると助かりますわ。」
”分かったよ、妹さんの笑顔のために、頑張るね”
「重ね重ね、よろしくお願いしますわ。それでは、失礼しましたわ。」
(シキミと妹さんに会いに行くために、早く片付けないといけない。)
(書類と向き合い、仕事を再開した。)
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「まずは、上々ですわね。」
自室で、一人呟く。先生の協力を得れた以上、シャーレの権力で百花繚乱は存続するだろう。
「とりあえずは、先生が来るまで待つことにしますわ。」
養子故に跡取りになるのは絶望的だったが、ユカリが居ないなら話は別だ。ユカリが居なければ私は勘解由小路家の跡取りであり、将来は勘解由小路家の持つ富も名声も力も自分のものとすることができる。
「いつ頃、来られるのでしょう。」
ユカリが勘解由小路家からいなくなり、百鬼夜行燈籠祭で私が巫女をやれば、私を勘解由小路家の跡取りとするしかないだろう。
「ユカリのものにはさせません、勘解由小路家は身共のものですわ!」
ジョジョの一部(ファントムブラッド)の話を聞いてふと思いついた物語です。