もしも或人に従姉妹がいたら…   作:冬川冬樹

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出会い

飛電是之助、私の従姉妹叔父が亡くなった。

それを知ったのは亡くなって少し経ってからだった。

何でって?

とあるブラック企業に勤めてて社会情報を何故かシャットアウトされてたからだよ。しかもそんな話も出なかったし。

今の時代にもブラックな所ってあるんだね。

そして予定が合ったので色々情報を仕入れつつ向かったのは…

 

 

 

 

飛電製作所

少し前、飛電インテリジェンスの飛電是之助社長が亡くなってから孫にあたる飛電或人君が社長となり人間とヒューマギアの未来を作ろうと奮闘していた。

しかし、ヒューマギアは暴走する個体も現れ、滅亡迅雷.netの存在、ZAIAの天津垓の提案したお仕事五番勝負、立て続けに起こる出来事に押しつぶされた…

 

或人君の掲げる未来、見たかったなぁ…

 

というわけで聞いた話によると飛電製作所はヒューマギアが必要だと思う人やヒューマギアが動かなくなった人のためにヒューマギアの復元などを行っているそう。

そしてそこの社長はもちろん、飛電或人君。

 

まぁ、彼に聞けば色々分かるだろうなぁ…

 

「ここかな…」

てなわけで着いた。

The製作所って所だね、ちっちゃな工場まである。

入るか。

「すみませ〜ん…」ギィィ

入ってみる、これ奥行って大丈夫なのか…

進んでみると、廊下が続く。しかし、その真ん中にドアがあり大きな部屋があるようだ。

窓を除くとそこには1人の青年と一体のヒューマギアが話しているようだ。

ドアを開ける。

「ようこそ、飛電製作所へ!」

「こんにちは〜…」

この人が飛電或人君かな…

『どのようなご要件でしょうか?』ピピ

あら可愛いヒューマギア、秘書感あるわ。

「えっと、私は飛電是之助さんの従姉妹叔父にあたる者でして」

或人「え、じぃちゃんの!?」

「はい、ですのではお墓の場所を知っていたら案内していただけないかと思いまして…」

或人「なるほど、俺に従姉妹居たんだな。」

イズ『…どうやら事実のようです。こちらの方は湊七海さん。少し前までブラック企業に勤めていたようですね。』

七海「そこまで情報を…」

或人「じゃあ善は急げって事で早速行きましょうか!」

七海「えっ」

 

 

ということでお墓に居ます。

七海「…(合掌し目を閉じる)」

 

「ありがとうございます、わざわざ着いてきてくれて。」

或人「いえ、じぃちゃんも喜んでると思います。」

七海「クソみたいなブラック企業のせいで外部からの情報遮断されてて全然知らなかったから行けて良かったです。」

或人「お、おぅ…、すごい大変そうですね…」

七海「まぁ、とは言っても無理矢理辞めてきたので今は無職ですけどね。」

或人「…じゃあうちの会社に入ります?」

七海「え?」

或人「ウチ、今人手があまりない状態で。七海さんの力を貸していただければ会社も今よりもレベルアップ出来ると思うんです。」

七海「それは〜、或人君1人で決めていいものなんですかね?」

或人「大丈夫!イズも認めてくれるだろうし!」

七海「私でいいんですかね…」

或人「もちろん!」

七海「…じゃあ、頑張ってみます。」

或人「よ〜っし!これからよろしく!」スッ

七海「はい!」ギュッ

こうして私は、飛電製作所の社員として転職した。

でも、波乱の幕開けでもあったのかもしれない。

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