ドラゴンボールZ IF未来から来た戦士 あーし、ブルマとヤムチャの娘なんだけど? 【本編完結済み】   作:ゆーこー

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 今回は界王星での修行+次回に続くところまでのお話です。


第2話 界王様の課題 ワシを駄洒落で笑わせてみろ!

「テディとやら、稽古を着けて欲しければワシを面白い駄洒落で三回笑わせてみよ!」

 

界王様から出されたお題、それは駄洒落で三回笑わせることだった。本人曰く駄洒落にはうるさいらしいから気合いをいれた駄洒落を用意しないといけないのだが....それが問題なのだ。

 

 

「駄洒落って、あの親父ギャグってやつだよね? えっと、同じ音が文のなかで意図的に二回くらい出てくるラップてきな」

 

「そうそうそれじゃそれじゃ。時間はいくらでも待ってやる。三つ考えたら来るがよい」

 

 困った。あーしは物心着いた頃には駄洒落なんか言い合える空気の世界にいなかったから、生まれてこの方駄洒落なんて考えたこともない。思考回路に駄洒落が無いのだ。

 

「う~ん、う~ん...鼻くその秘密を、そっとはなくそうとか?」

 

いや~、口にしてみるとめちゃくちゃ無理矢理だわぁ。駄洒落の採点基準がどんなもんかわからないけど、さすがにゴリ押し過ぎる気がする。ひとまずこの星を一回りしてみて何かインスピレーションを頂こう。

 

 赤い色のオープンカー...車かぁ。車が車で待とうとか? これも安直過ぎるかなぁ。試験課題にするくらいだからもっと手の込んだものじゃないとダメかもしれない。

 

 

「ウホホホホホ! ウホホホホ!」

 

 何でか知らないけど猿がいる。猿...

 

「猿に勝るコンサル」

 

うん、コンパクトでトリプル! これはいけるっしょ! まずは一つ目、スマホにメモしとこっと。

 

「サンキューお猿さーん」

 

「ウホホ?」

 

さてあとここにあるのは...林檎の木? アップル、ツリー、ウッド。

 

「あの木を見て、ウッドりする!」

 

っし! 英語の洒落とかスゴくない!? これもいけるっしょ! なんか勢いに乗って来た気がする!

 

あとこの辺にあるのは界王様の家か。扉がないなんて不用心な家だなぁと思ったけど、この場所には界王様しかいないから別にいいのか。 

 

「ドアがないトア驚きだ、今度あれを建て替えるなら鍵付きのドアなどあいかがですか?」

 

う~ん...少し強引な気がする。保留にしとこう。

あとは何があるかな~これは水を汲む奴かな? たしか井戸とかじゃなかったっけ?

 

「毎度井戸から水を移動させるのは辛いど~。これだ!!!」

 

あーしは自信満々で界王様の元に戻った。

 

「どうやら出来上がったようじゃな...どれ、聞かせてみんしゃい」

 

「まずは一つ目...猿に勝るコンサル!」

 

「な、な、な、なんと!」

 

界王様は十歩ほど驚いた顔で後ろに後退したあと、笑い転げた。あーしは畳み掛けるように駄洒落を続ける。

 

「ふたつめ! 木を見てウッドりする!」

 

「いーーひひひひ! さいこーさいこー! 英語の洒落とはいひひ!」

 

「最後! 毎度井戸から水を移動させるのは辛いど~!」

 

「あーーはっはっ! 腹がよじれるぅ! 四つがけとは! お主、さては天才じゃな? いひひひひ!傑作! ご、合格じゃ! 少し笑い疲れたから休ませて欲しいがちゃんと稽古はつけてやる」

 

「やったーー!」

 

あーしは渾身の駄洒落で人を笑わせる喜びと達成感を覚えた。

 

「さて、お主ほどの強さなら考えてる間にここの重力にも馴れた頃だろう。 第一の試練はあのバブルス君を捕まえることじゃ。まあ、簡単じゃろう?」

 

「もち、任せて!」

 

あーしは先程駄洒落のインスピレーションをもらった猿ことバブルス君を一瞬で捕まえた。

 

 

「ふむ、グレゴリー君は...やるまでもないのう。よし、それじゃあ先ずは気の使い方を改めて教えてやろうかのう」

 

界王様の教えはとても洗練されていて、あーしの気の扱い方が更に磨かれた。ちなみに、あーしは狼牙風風拳を見せたら界王様に

 

「足元が、少あしだけお留守じゃのう。ぷくくくく、ひぃー。ワシの駄洒落サイコー!」

 

と言われた。てか、駄洒落ってそんなハードル低かったの!?

御指摘の通り足元がお留守なのはパパもあーしも克服できてない弱点なのだけど何かいい方法が無いものか界王様に聞いてみた。

 

「ふむ...その技は手の速さに意識を向けすぎておる、だからこそ出せるスピードなのだろうがのう...お主、気の使い方はかなり上手いようだし脚に何か仕込むのはどうじゃろうか?」

 

「なるほど! てことは...」

 

あーしは気を特殊な形状に変形させて脚を覆わせる。この気の膜は何かが接触したらその一点に気が集まってガードしてくれる仕組みってわけ。いや~流石にこの発想はなかった。これなら繰気弾のときにも応用が効く。

 

「ほぉ、あのアドバイスだけでそれを思い付くとは駄洒落といいかなりの切れ者じゃのう...」

 

「マジ? いや~自信着いちゃうな~!」

 

あーしは上機嫌で界王様の指南を受け、一ヶ月たった頃遂に界王拳の練習が始まった。

 

「この技を会得できたのは今のところ孫悟空ただひとり...それにかな~り時間がかかるぞ? 本当にいいのだな?」

 

「もち! そのためにあーしはここに来たんだから」

 

「よろしい、では理論を説明していくぞ」

 

あーしはその理論を頭に叩き込み、理論通りに気を動かそうと眼を瞑る。

 

「イメージじゃ! 自分なりのイメージを持つんだぞ!」

 

「イメージ...自分の持ってる気、それ以上の出力を出すわけだから...ホース? 先端をびゅーって手で押さえる的な? よぉし...!」

 

あーしの気の流れが変わる。穏やかな気の流れから激流のように...そこから更に、恐らく界王拳の領域になる無理矢理出力を捻り出すように、気の根元を締め付けながら捻り出す!!

 

「むむ! おぉ!」

 

「てやぁぁぁ!」

 

「な、なんと! で、出来ておる!」

 

「あ、あれ?」

 

気のコントロールが急に出来なくなって気が爆発した。

 

「ごはぁ!?」

 

あーしは吹っ飛ばされて地面に叩き付けられる。

 

「ふむ、いきなりそこまでやれるとは... あとは慣れじゃな。感覚は間違っておらんし、今のような気の使い方は慣れてないから気を抜いてバランスが崩れたのじゃろう」

 

「いてて、そっかぁ...てか、あれ? 身体が石みたいに動かないんだけど」

 

「それも界王拳の注意点じゃ、自分の身体に合わない倍率まで引き上げるとあっという間にガタガタになってしまう」

 

「身体で覚えたわ...」

 

その日から一ヶ月、失敗しては身体が動かなくなりを繰り返した。そして遂に、界王拳のコントロールを少しだけ出来るようになった。

 

 

 

「界王拳!!」

 

速い! めちゃくちゃ速い! 移動速度が目に見えて変わる! こんな小さな界王星だと無駄なくらい!

 

「ふむ、どうやら界王拳を習得できたようじゃな。そこまで出来ればあとは同じ要領で二倍、三倍とステップアップ出来るぞい」

 

 

あーしは界王様の下で三倍まで誤った方法で習得してないか確認して貰い、その心配がなくなったことでここでの修行を修了した。

 

「目的は果たせたようで何よりじゃ。最後にこれだけは念を押して伝えておくぞ? 界王拳はそな使い方を誤れば自分の身を滅ぼしかねん。悟空はよく無茶をしていたがあれはサイヤ人の身体だからどうにかなっていただけじゃ。地球人の身体ではそうはいかんから気を付けるんだぞ」

 

「もち、自分の身体で一ヶ月じっくりわからされたからね...」

 

「よし、では悟空を呼ぶかのう」

 

界王様は孫悟空さんを呼んでくれた、あーしは次に天津飯さんのところで修行してみたいと伝えて瞬間移動して貰った。

 

 

「俺のもとで少しの間修行させてくれ?」

 

「そう、パパから昔聞いたんだけど天津飯さんって見ただけでかめはめ波を真似できたり、技のバリエーションも豊富なんでしょ? その技術を少しでも覚えられたらなって」

 

「なるほど...孫、お前はもう自分の修行に戻ってくれ。俺はこいつと一度手合わせしてみて決める」

 

「わかった、じゃあな二人とも!」

 

 

 

 あーしは距離を取って戦いの準備をする。

 

「なるほど、前見たときより遥かに強くなっていやがる...始めから本気でいくぞ!」

 

 

天津飯さんは背中から腕を二本生やし、合計四本の腕であーしに格闘戦を挑んできた。

 

「ならあーしは...狼牙風風拳改!」

 

素早さと威力に秀でた狼牙風風拳は二倍の数ある腕と互角の殴り合いを始める。

 

「その技の弱点はよく知ってるぞ、脚だ!」

 

天津飯さんがあーしの足元を狙って蹴手繰りを仕掛ける。が、あーしの脚と接触した瞬間に気がヒットポイントに集約してガードに成功する。

 

「なに!?」

 

「隙あり!」

 

あーしは連続ラッシュを決めて天津飯さんを吹っ飛ばす。

 

「やるな...! ならばこれでどうだ? 気功砲!」

 

あの技は、とんでもない威力の技じゃん! しかも範囲も広いし避けられない!

 

「界王拳!!」

 

あーしは界王拳でスピードをあげて真横に回避運動を取って辛うじて気功砲の直撃を回避した。

ただ界王拳を使うと動きの繊細なコントロールが取れなくなり、大雑把な軌道でしか動けなくなる。

 

「速いが、そう大回りではな! 太陽拳!」

 

「わっ!? まっぶぅ!!!」

 

前が見えないがまず止まっては思う壺、動き回りながら相手の位置を気で探る。 はぁ!?なんか、気だけ探ると四つくらいに別れてるんですけど!?

 

「「「「気功砲!」」」」

 

「ぁぁぁ!!!?」

 

四方から気功砲を浴びせられた、咄嗟に界王拳を三倍に引き上げて受けるダメージを減らしたがとんでもない威力だった。

煙が晴れて、視界も回復して目視で確認すると天津飯さんが四人に別れていた。

 

「ど、どういうこと!?」

 

「四身の拳だ!」

 

再びひとりになった天津飯さんを見てあーしが戦いを続けようとすると...

 

 

「よし、もういいだろう」

 

「へ? じゃあ一緒に修行してくれるってこと!?」

 

「こちらからもお願いしたい。お前ほどの地球人は他には居ないからな」

 

 

こうして、あーしは界王星での修行を半年で終わらせて残りの二年半を様々な人との修行に当てるのだった。

 




今回、かなり駄洒落のクオリティを高めようと考えていました。それなりにクオリティの高い駄洒落になったのではないでしょうか?

テディについて③
テディという名前の由来について
ブルマの娘なのでやはり下着の名前です(笑)
テディベアではないですよ!
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