ドラゴンボールZ IF未来から来た戦士 あーし、ブルマとヤムチャの娘なんだけど? 【本編完結済み】 作:ゆーこー
「その力、もらったぁ!」
パパに向かって手の平を向けて顔を掴み掛かろうとするおじいさんの人造人間。パパはギリギリのところでそれを避けて二撃目を手で受け止めて力比べになり気を解放する。
「な、なんだ!? ち、力が!」
人造人間はニヤリと笑う。次の瞬間悟空さんが瞬間移動で現れて人造人間を蹴り飛ばした。
「大丈夫かヤムチャ!」
「あ、あぁ。気を付けろ、こいつ手のひらから気を奪い取るようだぞ!」
あーしらも気の変動を察知して急行する。
「は? 誰こいつら...」
あーしは全く見覚えの無い二人に思わず声を出してそう言ってしまい、とりあえず写真を撮っておく。
「な、こいつらがテディの言ってた人造人間じゃないのか?」
「こいつじゃない! お前ら何号だし!」
「な、何故かはわからんが私達が来ることだけは知っていたようだな。良いだろう、教えてやる。我々は人造人間19号と20号。ドクター・ゲロ様によって作られた人造人間だ」
「なっ!? てことはあーしの知ってる奴より更に後期型? やばいかも...」
「とりあえずここじゃ周りに被害が出る。場所を移そう、いいな?」
「うむ、よかろう」
悟空さんが話を持ちかけるとあっさりと了承した。あーしらは誰もいない荒野に移動して戦いの準備をした。
「どうやら一対一で戦ってくれるらしいな。なら、おらからやらせて貰うぞ」
「あぁ、任せたぞ悟空」
相手は白いデブの19号。人造人間がどんな計算をしてたか知らないけど超サイヤ人になった悟空さんを見て驚いた様子で、実際戦ってみると悟空さんが圧倒していた。
正体不明の人造人間ではあったけど、どうやらこのまま決着がつきそうだった。
「かぁぁめぇぇはぁぁめぇぇ...波ぁぁぁ!」
悟空さんがかめはめ波を放ってトドメと思った、しかし19号が両手を向けるとそのエネルギーを全て吸収してしまった。
「やつら、あの手で触れたものなら肉体でも気功波でも吸収できるのか!?」
最初に被害を受けたパパが真っ先にその事に気付く。
「それだけじゃない、今ので孫のやつ大きく体力を失ってやがる...不味いぞ」
ピッコロさんの指摘通り悟空さんはここから防戦一方になってしまった。
「おかしい...いくらなんでもやられ過ぎだ。孫のやつ、何かが変だ」
「ねぇ...まさかと思うけど、あーしの上げた薬まだ飲んでなかったり...?」
あーしは悟飯さんに聞いてみた。
「は、はい。症状が出なかったので...薬も家に置いたままです...」
そうか、超サイヤ人になってメカフリーザと戦わなかったのもあってタイミングがずれたのかも!それならばもう救援に行くしかない。
「ピッコロさんは20号が邪魔をしないか牽制してください! あーしが19号をぶっ飛ばした隙に悟飯さんが悟空さんを救出して! そのまま家まで送り届けて、チチさんと悟飯さんも薬を飲んで!」
「わかりました!」
「よし、任せろ」
「じゃあいくよ、界王拳3倍!!」
19号が悟空さんの首を掴んでエネルギーを奪おうとしたところを体当たりして吹っ飛ばす。
後ろからピッタリ並んできていた悟飯さんが一瞬で悟空さんを回収してそのまま自宅に直行した。
「何があったのかは私の知るところではないが、孫悟空抜きでどう戦うつもりだ?」
20号は立ちはだかるピッコロに尋ねる。
「もちろん、この俺が相手をする」
「ほぉ、ピッコロがこの私を倒せると」
さて、あーしの方はあーしの方で一発噛ました19号が復帰してきてわりとピンチ。悟空さんのエネルギー吸収前ならまだしも今のあいつを越えることはあーしには出来ない。ピッコロさんが20号を倒すまでの時間稼ぎが出来れば御の字なつもりで作戦を練ろうとしていたとき、バカデカイ気がひとつ急速に接近していることを察知した。
「どうした女、来ないならばこちらから行くぞ?」
「へぇ...あんた身体からも気功波からも気を奪えるならこれはどうかしら...?」
「なんだ?」
19号はあーしの前降りに何か大技が来るだろうと両手を前に構える。
「機械もカメラで見てるならワンチャン効くっしょ! 太陽拳!」
「し、視界異常発生!」
あーしはそのまま離れて迫り来る大きな気の持ち主にバトンを渡す。
「──視界回復。き、貴様は...!」
「ほぅ、どうやら俺のことも知ってるようだな」
「あとはお願いね、ベジータさん!」
「勘違いするな女。カカロットを殺すのはこの俺だ、こんなガラクタどもに殺されては敵わん。それだけだ」
どうやら悟空さんのピンチに駆けつけてくれたらしい。
「ベジータさん! そいつは両手から気を奪えるから気を付けて!」
「ほぉ、それならひとつ試してみるか?」
ベジータさんは当たり前のように超サイヤ人になり、両手を前に構えて気を高める。
「喰らえ! ファイナルフラッシュ!」
「ひぃ!?」
19号はエネルギーを吸収しきれずに瞬く間に粉々になってしまった。
「所詮こんなものか...」
す、凄い。一撃で、一撃で倒した。かなり息が上がってるから相当な大技なんだろうけどそれでもお釣りが来るくらいの大戦果じゃん。
「なんと、19号が!」
「余所見をしている場合では無いぞ!」
ピッコロさんが20号の左腕を切断し、蹴り飛ばした。
しかし、最後の一撃が良くなかった。飛ばされた20号は不利を覚って逃亡を図ったのだ。
「逃げたか...厄介だな」
「貴様ら、奴の逃げ込む場所はわからんのか」
「わかったら苦労しないんだけどねぇ、とりあえずベジータさん仙豆食べる?」
「あの豆か。よこせ」
あーしはクリリンさんから仙豆を貰ってベジータさんに渡す。丁度そのころあーしらの戦いを見に来たのかママの飛行機が飛んできて、戦っていないのを確認して着陸した。
「あら、もう倒しちゃったの? 見たかったんだけどなぁ」
あーしは飛行機から出てきたママに答える。
「一人はベジータさんが倒して、もうひとりは逃げちゃった。ちなみに写真スマホで撮っといたんだけどこんなやつらよ」
「あれ、これドクター・ゲロ本人じゃない?」
「え!? ママ知ってるの?」
「昔ね、本の特集で顔が乗ってたから。たしか近くに研究施設があるんだとか」
「なに!? だとしたらやつはそこに逃げたに違いない、細かい座標はわかるか!」
話を聞いていたピッコロさんが割って入る。ママがその場所を説明するとベジータさんが一人でそこに行ってしまった。
「ベジータめ、やつに任せると何をするかわからん。必ず俺達で先に見つけるぞ」
ピッコロさんがあーしらを取りまとめて追跡を開始する。また発見したら気を解放する手筈だ。今回は悟空さんが居ないから即座に助けられない点は注意しないとね。
岩場がずっと続く地形を空から偵察しながら目標地点に向かって移動していく。しかし何処にも20号の姿は見られず研究施設のある地区まで到達してしまった。
全員集合して話し合うが目撃情報は無い。ベジータも見つけられなかったらしく近くをウロチョロしている。
「あっ、あれ!」
あーしが指差した場所にたまたま20号がやたら頑丈そうな扉の中に消えていくところを発見。あーしらは急いで駆け込むが扉は閉ざされた。
「どけ、俺が破壊する!」
ピッコロさんのエネルギー波でその扉を破壊。中では既に17、18号が起動しており、さらに見慣れない人造人間が入っている入れ物まで確認した。
「あいつらよ! あーしの未来で暴れてたのは!」
「17号! やつらを皆殺しにするんだ!」
「ふん、まあそう焦るな。まずは...お前だ!」
17号は20号を破壊した。先程までの敵とはレベルが違うと悟ったピッコロがもう一台を起動させまいと気功波を放つが、土煙が晴れたときには大柄な人造人間、16号が起動していた。
「やっと、骨のある奴のお出ましか」
ベジータさんが待っていたと言わんばかりに嬉しそうに降りてきた。
「ベジータさん、まさか奴らが起動するのを待っていたわけ?」
「当たり前だ、さっきのガラクタでは手応えがなかったのでな」
「あ、あいつらは別次元の強さなんだよ! いくらベジータさんが超サイヤ人になれても一人に勝てるかすら」
「俺はサイヤ人の王子だ! 下級戦士のカカロットよりも同じ超サイヤ人になったなら強いのは俺のはずだ」
「微妙に答えになってないし! もう、とりあえずやるっきゃない。 みんな、構えて!」
あーしは覚悟を決めて三人の人造人間に立ち向かう。そう、前衛よりの後方支援として!
ベジータはカカロットの弱った気が離れていくのを察知して、不振に思いつつ戦闘のあった場所に駆けつけました。
本人も驚くくらいアドリブで連携の取れたテディの太陽拳でのバトンタッチにより光に包まれたあとに突如として現れた戦士のようになったのであった。
テディについて⑤
実は繰気弾の倍増タイプである双繰気弾よりさらにテクニカルな技を開発中。