そして最後にあの団がチラリと登場します。
校外 森上空
「居た、アソコ!」
アズールの魔力の反応を追い森の上空に到達すると森の中に祭壇があり、そこに祭壇からエネルギーを吸い上げているガーラガーラと周りを警戒しているヤートット達が居た。
「アイツらか小夜を苦しめた原因は、このまま一気に降下して先制攻撃を仕掛けるで」
そう行ってサルファは巨大なナックルを装備してガーラガーラ達に向かって強襲を仕掛けた。
「上空からマジアサルファとマジアマゼンタが突っ込んで来るっス!」
「来たか、ハァ!」
上空を監視していたヤートットの報告を聞きガーラガーラは腕を伸ばしてサルファとマゼンタの首を掴み電流を流し迎撃した。
「「うあぁぁぁ!?」」
2人は電流を受けそのまま地面に倒れ伏した。
「ハハハ、愚か者め」
「あなた達は・・・」
「ん?」
「あなた達は、何でこんな事をするの・・・嘘の占いで皆を騙して皆を苦しめる儀式をして何が目的なんですか?」
「簡単な事よ、全てはマザーイリエスの為よ、マザーの為に大量の魔力がいるから集めている事だ。それに嘘の占いとは聞き捨てならん、私の占いは可能性を見通すのだ」
「可能性・・・?」
「そうだ、私の占いはあらゆる可能性を見る事が出来る、その中で相手に最も都合の良い可能性を教えてやったに過ぎない、最も私の占いは儀式の生贄になって死ぬ可能性も見えていたがな」
「なっ!?」
「ふざ・・・けんな」
ガーラガーラの言葉を聞きマゼンタは驚愕し、サルファは怒りを浮かべて立ち上がった。
「アンタらみたいな悪党のふざけた占いと儀式なんかで無関係な人間を殺させるか、行くでマゼンタ!」
「うん!!」
そう叫ぶとサルファとマゼンタはガーラガーラ達に向かって突撃する。
「馬鹿の一つ覚えか、ヤートット!!」
「「「ヤートット!!」」」
ガーラガーラそれに対しヤートット達に迎撃を命じた。
「やあぁぁぁ!」
「ヤトッ!?」
マゼンタはヤートットの1人に槍を突き刺すとそのまま振り回し、周りのヤートットを巻き込んでなぎ払っていき、最後は突き刺したヤートットを放り投げる。
「オラァ!」
「ヤトットー!?」
サルファは巨大なナックルでヤートットに殴りかかりヤートットはそれをカトラスで防御しようとしたが、カトラスを砕かれそのまま吹っ飛ばされた。その勢いのままサルファは残りのヤートット達を倒していく。
「隙ありだ!」
その攻撃の隙を突きガーラガーラは再び腕を伸ばし2人の首を掴み振り回した。
「きゃあ!」
「クソッ又!」
マゼンタはその勢いで槍を手放してしまい、サルファは何とか腕の拘束から逃れようとするが中々拘束が外れない。そうしている間にも木にぶつけられダメージを負っていく。
「トドメだ!」
そう言ってガーラガーラは腕を高く伸ばしてマゼンタ達を地面に叩き付けようとする。
「そうは・・・させない・・・よぉ・・・」
マゼンタは息も絶え絶えになりながらも新たな槍を生成してそれを短く持ちガーラガーラの腕に突き刺した。
「ギャア!?」
その痛みでガーラガーラは2人を掴んでいた手を離し2人は何とか着地をし、そのままガーラガーラに向かい走って行く。
「これで!」
「終わりや!」
そう言いマゼンタとサルファはガーラガーラに連続攻撃を叩き込んだ。
「グオォォォ!?」
ガーラガーラはその攻撃で祭壇まで吹き飛ばされ儀式に使っていた杖も真っ二つに壊された。
保健室
「痛みが無くなった・・・(マゼンタ、サルファやったのね)」
「アレ、何か楽になった?」
「うぅ・・・一体何が・・・?」
保健室で横になっていた小夜達は体を蝕んでいた苦しみが無くなり次々と起き上がっていた。
郊外 森
「貴様等ぁ・・・よくも私の儀式を・・・・!」
ガーラガーラは怒りに燃え、曲刀を持ちマゼンタ達に斬りかかろうと突進する。
「サルファ!」
「了解や、ウチの力をマゼンタに!」
「サルファの力を私の槍に!マジカルユナイトストライク2!!」
マゼンタが放ったマジカルユナイトストライク2をたたき落とそうとガーラガーラは、曲刀を振るったが逆に曲刀が弾かれ威力が落ちる事無くガーラガーラに突き刺さり爆発した。
「グアァァ!?」
「正義は必ず勝つ!だよ!!」
ガーラガーラはボロボロになり這いずりつつも、バルバエキスを取り出した。
「おのれ・・・イリエス魔人族はしぶといのだ。バルバエキス!!」
バルバンの魔人はバルバエキスを飲む事で巨大化する。だがそれは自らの命を縮める正に最後の手段なのだ!
『ウオォォォ!!』
「巨大化しおったな、マゼンタ!前にヴァーツはんに改良型のマジアエキス渡された時に言われた事は覚えてるな?」
「モチロンだよぉ!」
ーこのエキスは前回と違い任意で戻れる様にしました。それと巨大化する際は町の被害も考慮して出来れば1人か2人でのみでお願いします。ー
「今回は町から遠いから2人で行くで!」
「分かったよ!」
「「マジアエキス」」
魔法少女はマジアエキスの力で巨大化する事が出来る。だか巨大化出来る時間は僅か5分なのである!
『『はあぁぁぁ!!』』
マゼンタとサルファは巨大化するとガーラガーラに武器を構えて相対した。
『喰らえ!』
ガーラガーラは腕を伸ばし2人を締め上げようとするが2人はそれを躱していく。
『そう何度も喰らいかい』
『だったらこれならどうだ!』
今度は曲刀を持っている腕以外を伸ばしマゼンタとサルファの手足を拘束する。
『このっ!』
『い、痛いよぉ・・・』
『これで終わりだ』
2人を拘束したのを確認するとガーラガーラはとどめを刺そうと近づいていく。それを見てサルファは勝ち気な笑みを浮かべた
『やっと近づいてくれたな』
そう言うとサルファは装備した巨大ナックルを一度消し拘束を外すと、再び装備し目に見えぬ速度で自分の足やマゼンタを拘束していた腕を殴ってへし折っていった。
『ギャア!?う、腕が・・・・!』
『あんさんが装備している手を拘束してくれたお陰で抜け出せたわ。さて、これで終わりやな』
『このっ!』
そう言いサルファにガーラガーラは曲刀を振るうがそれを躱しサルファはガーラガーラの懐に近づき魔力をナックルに込める。
『剛昇拳!!』
『グアァァ!?』
サルファが技名を叫びガーラガーラに強力なアッパーカットを放ち空へと打ち上げた。ガーラガーラはそのまま空中に吹き飛び体内のバルバエキスのエネルギーが暴走し空に巨大な爆煙を上げて砕け散った。
『スゴイよ、サルファ!私なんか全然役に立たなかったよ・・・』
『そんな事無いって、マゼンタがアイツの腕刺してくれんかったらウチらがやられてたんやから十分助けられたわ』
落ち込むマゼンタをそう言って励ましながら2人は元の大きさに戻っていく。
「さて、急いで学校戻って小夜達の無事な姿確認せんとな」
「うん!うてなちゃん達も無事か確認しないとね」
そう言って2人は飛び去って行き、後には崩された祭壇と真っ二つなった杖だけが残された。そこへイリエスが現れ、杖の残骸に近づいていく。
「フフ、魔力が貯まっている宝石は無事のようね。トレスマジア、今は精々勝ち誇っている事ね」
ナハトベース
エノルミータの本拠地でヴェナリータと4人の人間が空中に浮かぶ映像を見ていた。
「レオパルト、マジアベーゼ、ネロアリス以上3名が我が組織の新しいメンバーさ、そしてこれが新たに現れた悪の組織、宇宙海賊バルバンだよ」
そう言うと映像がエノルミータとトレスマジアと戦うバルバンの映像に切り替わった。
「どいつもこいつも弱っちそうね~ロコ達が魔法少女狩りをしている間にあんな奴らに手子摺ってるの新人共は~」
そう言って、制帽を被り胸元がビキニになっているセーラー服を纏った少女ーロコムジカーは壊れたハート型の変身アイテムを放り捨てる。
「いやぁロコ、テメエより強いんじゃねえの?バルバンって奴ら」
「ハァ!?」
「ケンカはいけませんよぉ」
そのロコムジカに挑発する様に前と後ろだけを覆った様なフード付きの服を纏いと長手袋とブーツを着けた少女ールベルブルーメーが言い、ロコムジカがそれに反応するのを窘める様に深いスリットが入ったシスター服を纏った女性ーシスタギカントーが2人を宥める。
「フッ・・・くだらんな」
そんな様子を気にする素振りも見せずバルバンの戦闘映像を見ていた肩章が付いた和服を纏った女性ーロードエノルメーはそう呟いた。
「宇宙海賊バルバン?そんなポッとでの組織ごときが我らの世界征服を阻める物か。奴らも魔法少女同様に始末してくれるわ」
そうロードエノルメは傲岸不遜に言い放った。
オリジナル技
剛昇拳
サルファが編み出した対巨大化用の新技。魔力を多く込めた拳で相手を空中に吹っ飛ばし町に被害が出ないように相手を爆発させる。
魔力消費は普段のナックル装備も含めてかなり激しいがサルファは派手に相手をぶっ飛ばせるので割と気に入っている。