魔法少女にあこがれて~バルバン襲来   作:ロト2

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又遅れてしまいました。

祝百話達成!!これからもバルバン襲来をよろしくお願いします。

そして遂にまほあこ最新話でマゼンタが正規の真化を会得しましたね!中々良い真化でしたがこの作品ではギンガブレイブのままで行こうと思います。


第100話 樹木3

「シスタァ!!」

「うるさいですねぇ」

 

 イミタシオの振りかぶった一撃をシスタギガント・アマウネトはカイトシールドで防ぎながら剣の刺突でイミタシオを貫こうとするがベルゼルガがイミタシオの前に出て血の盾を作りそれを防ぎ、さらにペスカが大槌の杖を振るって来たので後退してそれを躱した。

「シオちゃんはやらせない」

(面倒ですねぇ・・・イミタシオもそうですがベルゼルガの防御もパンタノペスカの援護も地味に鬱陶しいですし何よりも・・・)

 

チラリとシスタがカイトシールドに視線を向けると盾には傷と薄らと薬液の様な物が付着していた。

 

(このベルゼルガのデバフの薬、掠っただけでも状態異常にされるのが厄介ですねぇ。本当に厄介な能力を得た物ですね)

 

「よそ見をしている場合かシスタぁ!!」

 

 シスタがイミタシオの能力を分析しているとそれを隙だと見たイミタシオが大きく斬り掛かるがシスタはカイトシールドを巨大化してそれを防ぐ。

 

「盾をデカくした所で防げると思うな!」

 

 イミタシオはそのまま盾をたたき割るがシスタギガント・アマウネトの姿は何処にも居なかった

 

「何!?シスタは何処に?」

「シッ!」

 

 シスタは体を縮めて姿を眩ませ、イミタシオが見失って探している隙に砕けた盾の影からから剣先大きくして素早く伸ばしイミタシオの腹を突き刺した。

 

「ッァ・・・!!」

 

「シオちゃん!」「イミタシオ様!」

 

 それを見たベルゼルガとパンタノペスカが動揺し、それを見てシスタギガント・アマウネトは元の大きさに戻り剣を振りイミタシオをベルゼルガ達に放り投げた。

 

「シオちゃん!ペスカ、シオちゃんの治療を!!」

「わ、分かりましたわってベルゼルガ!?」

 

 ベルゼルガは傷ついたイミタシオをパンタノペスカに預けると大鎌を構えシスタに向かって行く。

 

「シオちゃんの仇ぃ!!」

「ベルゼルガ、あなたも酔狂ですねぇ。彼女はあなたに何をしたか」

「うるさい!お前には関係ない!血の大波波(プルート ヴェレ)」

 

 ベルゼルガは血の斬撃を放つがシスタギガント・アマウネトはこともなげに剣で切り払い斬撃は元の血に戻り辺りに散らばった。

 

「悲しいですねぇ、同じ真化でもここまで力の差があるんですねぇ」

「エヘ、そうだね。力の差があるね」

 

 ベルゼルガはシスタの言葉に笑いながら指をクンッと上げると地面にブチ撒かれた血液が針山の様にシスタギガント・アマウネトに襲いかかった。

 

「ッ」

 

 シスタは慌てて後ろに跳んで躱そうとするが避けきれず幾つかの棘が刺さってしまう。

 

「く・・・・!」

「惜しい、あと少しで串刺しだったのに。あたしより弱いのによく動けたね。エヘ」

「ベルゼルガ・・・・!!」

 

 

 

――――――――

 

 

「テメ~ベーゼちゃんの邪魔なんだよ~魚ーーー!」

〈魚じゃないわシャチよ!アズールの援護の邪魔をしないで〉

 

 別の所ではギンガルカがアズールの援護をしようとするのを妨害するレオパルト・セクメトとの戦いが続いていた。

 

「くらえゴールドクローー!!」

〈清流の波動ーーー!!〉

 

 

「雪花の息吹ーーー!!」

 

 真化アズールの攻撃をくらいマジアベーゼ・クヌムの作り出した泥や木の魔物はアズールを拘束出来ず凍らされ砕け散っていく。

 

「素晴らしい、素晴らしいですよアズール。又前よりも強くなりましたね私は嬉しくて涙が止まりませんよ・・・・!」

「褒めて貰って光栄ね、でもあなたとこれ以上戦いに時間を割くつもりはないわ」

「おや?つれないですね。マゼンタとサルファがバルバンを倒してくれるという信頼は無いんですか?」

「信頼はしているわ。その上で私は2人と一緒に戦いたいのよ」

「おやおや2人と一緒に戦い為にわたしとの戦いをさっさと終わらせると。中々に欲深く傲慢ですね・・・ですがそれも又良しです!頑張ってわたしを倒してみなさいマジアアズール!!」

「言われなくてもハァっ!!」

 

 何処か喜色を浮かべながら支配の杖を振り下ろすベーゼ・クヌムにアズールは星獣剣で受け止めるとそのまま切り払いそのままお互いに距離を取り仕切り直した時、再び地響きが響き始めた。

 

 

 

 

 ――――――――

 

 

ブォオオオオ!! 

 

「いかんモビーディグが!」

 

 マゼンタとサルファにトドメを刺そうと虚無八が短刀を向けた時モビーディグの鳴き声が聞こえ其方を向くととモビーディグはこの辺りの穢れを粗方吸収して満足したのか再び潜ろうとしていた。

 

「逃がさぬ!魔人殺法・眠り大筒」

 

 それを見た虚無八はマゼンタ達の始末を後回ししてモビーディグに眠り薬弾入りの蛸壺型の大筒をモビーディグに向ける。

 

「!マゼンタ」

「うん!花びらの角ー!!」

「雷の羽根ー!! 」

 

 マゼンタとサルファは虚無八の注意が逸れた事でお互いにアイコンタクトを取り2人同時に虚無八にアースを放ち攻撃した。

 

「うぉおお!?」

 

 モビーディグに注意が向いていた虚無八は攻撃を受け大筒を取り落としてしまい、その隙にモビーディグは地中へと逃げていってしまった。

 

「し、しまった逃したか・・・・!」

「やった・・・倒せなかったけど捕獲は阻止出来たよぉ・・・・」

 

 

 ―――――

 

 

「モビーディグは無事に逃げたようですねぇ。では今日はここまでですねぇ」

「待てシスタ!」

 

 モビーディグが逃げた事を確認するとシスタギガント・アマウネトはイミタシオの声に反応する事無く影のゲートを開いて撤退していった。

 

 

――――――――

 

 

「(魔獣が逃げていく・・・マゼンタとサルファは捕獲の阻止に成功したみたいですね)

「隙ありよ!」ッ!!」

 

「ベーゼちゃん!?」

 

 ベーゼもモビーディグが逃げていくのを横目で確認しているとそれを隙と見たアズールが切り込みベーゼは腕の一部を凍らされて後ろへ飛び、それを見たレオパルト・セクメトが戦闘を中断して駆け寄ってくる。

 

「べーぜちゃん大丈夫?」

「えぇ、ちょっと凍っただけです・・・戦闘はまだ続けられますが今日はこの位で勘弁してあげましょう!又会いましょうマジアアズール!!」

 

 ベーゼ・クヌムはそう強気な捨て台詞を言いながらレオパルト・セクメトと共に影のゲートで撤退していった。

 

〈アズール!!怪我は無い?〉

「大丈夫よギンガルカ。一先ずベーゼやシスタギガントは撤退していったみたいね。私達も急いでマゼンタ達に合流しましょう」

 

 

――――――――

 

 

「無駄な事を。此処を阻止しても又別の所の木々を宇宙カビで感染させて汚染するまでの事だ」

「!!ふざけんなよ・・・」

 

 虚無八の発言を聞きサルファは怒りの表情を浮かべ構えを取る。

 

「お前等の薄汚い欲望の為にこの星を育んで人を癒やしてくれる木々を好き勝手にさせるかい!!」

「サルファ・・・」

 

「笑止。自然など壊して奪う為にある物よ。貴様が幾ら吠えた所で宇宙海賊バルバンが全て奪うだけよ」

 

「それをやらせへんって言うてんねん!」

「その通りよサルファ!」

 

 そう叫ぶサルファに答える様にアズールが合流し隣に立つ。

 

「アズール!来てくれたな。マジックアースキャノンで決めるで!!」

「えぇ」「了解だよぉ」

 

 サルファの言葉でマゼンタとアズールはそれぞれの武器を合体させマジックアースキャノンを完成させると虚無八に向けて照準する。

 

「「「獣魔一体!マジックアースキャノン!!」」」

 

「マジカル」

 

「ダイナマイト!!」

 

 マジックアースキャノンから撃たれた三色の魔力弾は虚無八に向かって行くが虚無八は避ける素振りを見せず短刀を逆手に持ち替える。

 

「マジックアースキャノン返し!」

 

 そのまま虚無八は魔力弾を両断し、二つに切られた魔力弾は別方向に着弾していった。

 

「「「!!?」」」

「言った筈だ通じぬと。コレで仕舞いだ!魔人殺法・幻の舞」

 

 虚無八は再び霧を生み出し霧の中で七つに分身し斬り掛かってきた。

 

「なっ!?」

「くっ」

「ま、まだだよぉ!」

 

「血の串刺し公(プルート・ヴラド)」

 

 だが七つの虚無八はマゼンタ達の周りの地面から突如生えた赤い棘にによって本物も含めて貫かれ吹き飛ばしていった。

 

「グハァ!?」

 

「ベルゼルガ!」

〈シオちゃんズ!来てくれたのか〉

 

「お待たせしましたわ皆様。後はあの者だけですわね」

「さっさと片付ける」

「皆、もう一度マジックアースキャノンを撃つの」

「で、でもさっき通じなかったよぉ・・・」

「大丈夫、今度は私達が力を貸すの」

 

「くっ、シオちゃんズも来たか・・・だがどれだけ来ようと全て倒すのみ・・・ん?」

 

 吹き飛ばされた虚無八が視線を向けるとマゼンタ達が再びマジックアースキャノンを構えて撃とうとしている所だったが今度は後ろにシオちゃんズも付き魔力をマジックアースキャノンに流し込んでいた。

 

「今度は人数を増やして対抗か?下らぬ又斬り捨ててくれる」

 

「「「「「「獣魔一体マジックアースキャノン!!」」」」」」

 

 再び撃たれた魔力弾は6色になりさらに大きくなり虚無八に向かってきたが虚無八はそれを短刀で受け止める。

 

「ぬ、おおおぉお、マジックアースキャノン返うわぁああ!?」

 

 だが今度は切り裂けず直撃し爆散していった。

 

「やった・・・皆の力で勝ったんだよぉ!!」

〈やったなマゼンタ!皆!〉

 

 マゼンタ達が喜ぶ中、虚無八はボロボロになりながら立ち上がる。

 

「おのれぇ憎っき魔法少女!こうなれば、バルバエキ!スせめて最後のご奉公!!」

 

バルバンの魔人はバルバエキスを飲む事で巨大化する。だがそれは自らの命を縮める正に最後の手段なのだ!

 

『ヌゥオオオオ!!』

 

「巨大化したか。マゼンタ、アズール!今回はウチに行かせてくれんか?」

「大丈夫なのサルファ?あなたはタコが」

「だからこそや、アイツを倒さないとウチはタコを克服出来んねん」

「あ、だったらあたしも行く。アイツの所為でデート台無しにした落とし前つけてやりたい」

「分かった。頼むでベルゼルガ」

 

「「マジアエキス!!」」

 

魔法少女はマジアエキスの力で巨大化する事が出来る。だか巨大化出来る時間は僅か5分なのである!

 

 

『『はあぁぁぁ!はぁ!!』』

 

『うおぉおお!』

 

 巨大化した虚無八は短刀を構えて突進しサルファとベルゼルガに攻撃を仕掛けるがベルゼルガがそれを大鎌で受け止める。

 

『無駄、このまま決めるエヘ』

 

 そう言ってベルゼルガが自身の体から血の棘を生やして突き刺そうとする。

 

『魔人殺法・含み墨!』

 

 それに対し虚無八は口から墨を吹きベルゼルガの目潰しをする。

 

『べ、汚い・・・』

 

『ベルゼルガ!』

 

『魔人殺法・幻の舞い』

 

 ベルゼルガが怯んだ隙に虚無八は距離を取り再び7人に分身し今度こそ倒そうとする。

 

『舐めんな、その技の対処法はベルゼルガが示したくれてんねん!雷の陣ー!!』

 

 そう言いサルファは周りに電流をほとばしらせ広範囲に攻撃し分身ごと虚無八を焼き払った。

 

『うぉおお!?』

 

『トドメや、ベルゼルガ!』

 

『了解エヘ、鮮血の』

 

『雷の』

 

『斬撃!』『鷹ー!』

 

 2人同時に放った攻撃は合わさり赤い電撃のを纏った鷹になると虚無八に当たりそのまま虚無八を打ち上げると電撃を放出しながら虚無八の体内のバルバエキスも暴走させながら大爆発させ虚無八を粉砕した。

 

 

『うわあああ!?』

 

『しゃあ!』

 

『エヘ、勝利』

 

 

 荒くれ無敵城

 

 

「虚無八よ・・・勤めご苦労であった」

 

ブドーは墨で項目を一つ塗りつぶしながら倒された配下を悼む様に手を掲げた。

 

――――――――

 

 

夜 望工の樹周辺

 

 

「わー凄く綺麗」

 

 虚無八を倒した後木々を覆っていた宇宙カビは消え、はるかの浄化のアースの力もあり望工の樹を含めた周りの木々も元に戻り夜のイルミネーションが無事再開されはるかと薫子は他のメンバーと少し離れた所で見ていた。

 

「ありがとうね、薫子ちゃん。今回の事、前の事であたしを元気づける為に誘ってくれたんだよね?」

「え?あ、いや」

「隠さなくて良いよぉ。確かに最近のあたしは花央さんのことで大分ショックだったし・・・」

「はるか・・・その吹っ切る事は出来たか・・・?」

「ううん、多分これは吹っ切る事は出来るものじゃないと思うの。仮に吹っ切れたって思っても心の何処かでずっと引っ掛かる物だと思うから・・・だからこれはあたそがずっと背負って歩いて行くものだと思うの!ずっと背負っていって「いつかそんな事もあったんだ」って思える様にしていくよぉ」

「はるか・・・」

「でもこのイルミネーションツリーを見せてくれたのは本当に嬉しいよありがとう薫子ちゃん!」

「!!」

 

 はるかの笑顔を見て薫子は思わずドキリとしながら胸を押さえる。

 

(あぁ、そっか・・・この気持ちようやく分かったわ・・・・ウチはるかの事が本当に好きになってたんやな)

 

 薫子は自覚した気持ちに気恥ずかしい思いを抱きながらも楽しそうにするはるかに優しげな視線を向けた。

 

 

 

――――――

 

 

「ハ!何やらはるか様と薫子様の間に甘酸っぱい物を感じる気がしますわ!ちょっといやらしい雰囲気にして来ますわ!!」

「百花何言ってんの?」

「そうだとしても余計な事してやるなよ」

 

 




オマケ

はるか「薫子ちゃん!頼まれた通りタコ入りたこ焼き買ってきたよぉ!」

薫子「ありがとなはるか。タコを倒したウチにもう怖くは・・・・」

小夜「薫子?」

薫子「・・・・ゴハ」

はるか「薫子ちゃーん!?」

小夜「ダメみたいね」
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