魔法少女にあこがれて~バルバン襲来   作:ロト2

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 前回の感想返しでロード団登場はしばらく掛かるかもと言ったな・・・あれはウソだ。・・・はいスイマセン、この間ギンガマンのDVDを買ってイリエス編を見ていて色々参考になった所があったり反省する所もあったりでプロットを練り直したら以外と早くロード団が参戦出来そうになりました。
 やっぱりギンガマンは面白い。


第11話 参上ロード団!

山中

 

 山の中で張った人避けの結界の中でマゼンタとサルファは互いに修行として模擬戦を行っていた。

 

「やあぁぁぁ!」

「オラァ!」

 

 サルファの連撃をマゼンタは槍で防ぎ反撃で槍を振るい、サルファはそれをバックステップで躱すが足下が崩れそのまま後ろに倒れ込んだ。

 

「うわ!?」

「「サルファ!」」

 

 マゼンタと見学していたアズールが慌てて駆け寄る。

 

「大丈夫サルファ?」

「怪我は無い?」

「大丈夫や、問題ない。しかしここら辺の地面、随分脆いな」

「う~ん多分だけど・・・」

 

 マゼンタは困った様に頬を掻いた。

 

「この山って前にゲルトゲルトが爆発した時に近くにあった山だからその影響があるかも知れないかも」

「それに前にヴァーツが言ってたけど削れた山を修繕した時に周りの山の調査をしたそうなんだけど、この山幾つか空洞が有るみたい。それがこの前の爆発で崩れかかっているかもしれないわね」

「マジかいな・・・もうこの山で修行すんのやめた方がいい気がしてきたわ」

「でもこの山以外にこれだけ広い場所がある山は近くに無いし、バルバンが町に出た際に直ぐに向える距離なのもこの山だけだし・・・」

「はぁ・・・しゃーないか」

 

 マゼンタの言葉にサルファは諦めた様に息を吐くと気を取り直す様に勢いよく立った。

 

「ま、万が一の際はウチら飛べるし、足場の悪い所で模擬戦すんのも修行になるか。アズール次はアンタと組手する番やな」

「えぇ、この前の模擬戦から私も成長したから存分にやらせて貰うわよ」

「それじゃあ合図は私が出すね」

 

 そう言うとアズールとサルファが向かい合い、そしてマゼンタの合図で互いにぶつかり合っていった。

 

 

 

荒くれ無敵城

 

「はあぁぁー、いいわぁ・・・あの金貨の山、あの輝き、必ず手に入れてみせるわ」

 

宝物室の鍵穴からバルバ金貨の山を見つめながらうっとりとそう呟くイリエスの後ろから「ン”ン”」と咳払いが聞こえ慌てて後ろを振り返るとそこに呆れた様子のシェリンダとゼイハブが立っていた。

 

「お前、前もそれをしていたな、毎度毎度飽きないのか?」 

「うるさいわね、私の勝手でしょ」

「そんなに金貨が欲しけりゃさっさと魔力集めを終わらせて、魔獣を生み出す儀式をするんだな、イリエス」

「分かっています。次の者はもう選定済みです。おいで、ワンガワンガ」

 

 イリエスが呼ぶと部屋に槍を持った縦に長い楕円型のお面を着けた原住民の様な魔人が入ってきた。

 

「チャッチャックゥ~」

「そいつが次の魔力集め役か」

 

ゼイハブの言葉にイリエスは頷き説明をする。

 

「はい、ワンガワンガの憎しみの槍は憎しみの魂を刺して吸収して貯めて置く事で魔術を使う事が出来ます。その特性を活かしてこの槍により大量の魔力を集めさせます」

「なるほどな。だったら、くれぐれもその槍を壊させるんじゃねぇぞ」

「勿論です。ワンガワンガ!念のためにこの武器も持っておいき」

 

 そう言ってイリエスはワンガワンガに髑髏の柄が付いた蛮刀を渡し、ワンガワンガはそれを丁重に受け取った。

 

「アリガタキ、シアワセ」

 

 

 

こりすのマンション

 

 

「今から・・・ナハトベースにですか?」

 

 ヴェナリータの提案にこりすのクマのぬいぐるみを修繕していたうてなが怪訝な声を出した。その後ろではキウィがこりすに人形を貸してとせがんでいた。

 

「あぁ、突然だけど皆で来て貰えるかな」

「はぁ」

「君たちに紹介したい者達がいてね。それに最近うてな達がやたらバルバンに被害を受けているから、バルバンの対策も話し合おうと思うんだ」

「うっ」

  

 ヴェナリータの言葉にうてなが気まずい顔になる。

 

「それじゃあ出発しようか。3人とも変身してくれるかな」

「・・・(また何か碌でもない事かんがえてそうだ)こりすちゃん、キウィちゃんケンカはそれ位にして、今からナハトベースに行くよ」

 

 ヴェナリータの言葉に疑心を持ちながらも断れず、後ろで人形を取り合っているこりすとキウィを止めると変身をしてヴェナリータの開いたホールに入っていった。

 

 

 

山中

 

 

「(皆さん大変です!バルバンが街中に現れました!)」

 

 修行を続けていたマゼンタ達へ焦りを含んだ様子のヴァーツからテレパシーが入った。

 

「(えぇ!)」

「(何ですって!?被害はどうなってるのヴァーツ?)」

「(はい、既に何人かの人が槍で刺されて殺されています)」

 

ヴァーツの報告を聞きマゼンタとアズールは沈痛な表情を浮かべ、サルファは怒りを浮かべる。

 

「(アイツら、遂に直接的な手段で危害を加えてきたな・・・マゼンタ、アズール直ぐに向かうで!)」

「(了解よ!)」

「(分かったよ!)」

  

 サルファの言葉に頷きマゼンタが飛ぼうとした時

 

〈--------〉

 

「え?」

 

 突然誰かに呼ばれた様な声が聞こえてマゼンタが振り返るがそこには何も無かった。

 

「今のは?」

「マゼンタ、何しとるん?はよ急ぐで!」

「う、うん」

 

 マゼンタは首を傾げるもサルファの声を聞き疑問を一先ず後回しにして急いで飛び立った行った。 

 

 

 

街中

 

「チャッチャックゥー!」

「きゃあぁぁぁ!?」

  

 ワンガワンガは逃げ惑う女性の背中から槍を突き刺しそこから魂を槍に吸わせていき、吸われた女性はそのまま倒れ事切れる。

 

「モット、憎シミノ魂、アツメル!「待ちなさい!」ヌ?」

「トレスマジア見参!これ以上の悪事は許さないよ!」

 

 そう言いマゼンタ達は地面に降り立ちワンガワンガと相対する。周りにはワンガワンガに殺された一般市民達が倒れてた。

 

「ヒドい・・・」

「よくも罪の無い人達を!」

「お前、生かして帰さへんで!」

 

 怒りに燃えるトレスマジアに対しワンガワンガは怯えた様子も無く観察する様に3人を見つめ槍を構える。

 

「オ前ラノソノ強イ憎シミ、イイ、ソノ憎シミノ魂、モラウ!ヤートット!!」

 

 ワンガワンガはヤートット達を呼び出し、そのままマゼンタ達に攻撃を仕掛けた。

 

「はぁぁぁ!」

「ヤートット!」

 

 アズールはヤートットの一人と切り結び、しばらく斬り合いをしてやがて一瞬の隙を突きヤートットを切り捨て、その勢いのまま他のヤートットも切り捨てていく。

 

「ドラァ!」

「ヤトォー!?」

 

サルファはヤートットの首を掴み、そのまま地面に叩き付けそのまま引き摺る様に走り

抜けヤートットにダメージを与えていき最後は壁にぶつけて止めをさした。

 

「やあぁぁぁ!」

「チャッチャックゥー!」

 

マゼンタは槍をワンガワンガに振りかぶるがワンガワンガはそれを槍で防いで弾き逆にマゼンタを突き刺そうとするがマゼンタは素早く槍を引き戻しワンガワンガの槍と打ち合っていく。

 

「ソノ魂、ヨコセ!!」

「渡さないよぉ!」

 

 何度か武器を打ち合うが決定打にならず、互いに距離を開けマゼンタは槍の切っ先を向けワンガワンガは槍を回しながら出方を窺うが、そこへヤートット達を片付けたアズールとサルファが駆けつける。 

 

「無事マゼンタ!」

「大丈夫だよぉ!」

「後はお前だけや覚悟しろや!」

「ヌ、マダヤラレルワケ、イカナイ!」

 

 そう叫ぶとワンガワンガは飛び上がり建物の間を素早く移動して撤退していった。

 

 

「クソ逃げられた!」

「直ぐに探しましょう!」

「うん!」

 

 マゼンタ達はワンガワンガを探すべく逃げた方向へ飛んで探す中、マゼンタはふと気づいた。 

「(そう言えば、さっき山で聞こえた声よく聞こえなかったけど何だったんだろう?)」

「マゼンタどうしたの?」

「あ、いや最近エノルミータの姿が見えないなーって思って」

 

 アズールの言葉にマゼンタは慌てて別の事を言いアズールもサルファもそう言えばという顔をした。

 

「確かにヒエラヒエラの一件以来全く姿が見えないわね」

「大方また何かふざけた悪巧みでもしてるんちゃう、出来ればバルバン倒すまで出てこんでほしく無いけどな」

「うーんもしかしたら、エノルミータはエノルミータで何か大変な事が起こってるかも知れないね」

 

 

 

ナハトベース

 

 魔法少女狩りを終え機は熟したと判断したロードエノルメ達初期メンバー達は造反を宣言し、世界征服を断ったマジアベーゼ、レオパルト、ネロアリスを粛正せんとシスタギガントを差し向ける。シスタギガントの巨大化能力に苦しめられベーゼは咄嗟にレオパルトに大量の爆弾を召喚させ自らも巻き込んだ爆発で何とか脱出に成功した。 

 

『あぁ、逃げられちゃいましたぁ。申し訳ありません倒せませんでしたぁロード様ぁ』

 

「愚図め、後で仕置きだ・・・まぁいい奴らめの実力は分かった。あの程度捨て置いて構わん、さて」

 

 ロードエノルメはスマホを取り出してしばらくイジると目当ての情報を見つけた。

 

「今街でバルバンとトレスマジアが戦っているらしいな。丁度良い、奴らに我らの力を見せてやるか」

「あ、だったらロード様その任務ロコにお任せ下さい!」

「は、テメーじゃ無理だよロコ」

 

「ハァ!?何が無理だって言うのよルベル!」

「うるせぇな・・・ロード様、その任務アタシにやらせて下さいよ、威力偵察ならお手の物ですよ」

「いいだろう、やって見ろルベルブルーメ」

 

   

 ロコムジカが吠えるのを無視してルベルがそう進言するとロードは満足そうに頷くとルベルに出陣を命じた。

 

「ポッと出のバルバンと最後の魔法少女トレスマジアに我らロード団の力、奴らめにしかと見せつけよ」

「お任せを(ロード様ネーミングセンスは無いよな・・・)」

 

ルベルはロードの命を拝命しつつ内心で新しい組織の名前にゲンナリしていた。

 

 

 

ナハトベース 外

 

「ふ、ふふ・・・ハハハハハハ!」

 

 ナハトベースから脱出したベーゼは爆風からレオパルトを庇いボロボロになり倒れながらも狂った様に笑っていた。

 

「気に入らない、気に入らないぁ。ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ・・・決めたあの星は堕とす!」

 

そう言ってベーゼは腕を天に伸ばし、ロードエノルメ達を潰す事を決意した。その様子を見てレオパルトは嬉しそうな笑みを浮かべた。

 

 

「ベーゼちゃん・・・やっぱクソヤバ女だな・・・」

「え?」

 




ワンガワンガに渡された蛮刀のイメージは某宇宙刑事の怪人が宇宙刑事と斬り合いをする時に使っている物です。
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